
「現状の家電製品が故障したわけではないが作動が不安定になってきた」
「家電の買い替えを検討しているが、どの時期に買い替えたらいいかわからない」
このように悩む人も多いのではないでしょうか。
まず結論からいうと、家電の買い替えでおすすめのタイミングは「モデルチェンジ時期」です。
本記事では特に
- 家電のモデルチェンジ時期とは
- 家電のモデルチェンジ時期を選ぶメリット
について詳しくご紹介していきます。
目次
そもそも「モデルチェンジ」って何のこと?
モデルチェンジとは、「商品の性能や商品の外観を見直し、新しく変更すること」をいいます。
主に車の業界でよく使われますが、携帯電話や、今回取り上げる家電製品の分野でも非常によく使われる言葉です。
詳しくは後述しますが、モデルチェンジをした後の製品はその前の製品の上位互換であることが非常に多いといえます。
たとえば次のように数多くのメリットを備えていることがあります。
- ランニングコストが安い
- 機能が増えた
- 稼働可能時間が長くなった
- デザインが良くなった
- 容量が大きくなった
ただ、「モデルチェンジをすれば、必ず製品がよくなる」というわけではありません。
たとえば「デザイン」に関しては、どのような家電製品であっても「前のデザインの方が良かった」という意見は出てくることでしょう。
なぜならデザインへの評価は個々人の好みによるところが大きいからです。
(なお余談ではありますが、モデルチェンジが何度か行われると、何世代も前のものは市場からなくなってしまいます。そのため、「以前のデザインが好き」などの場合は、早めに買ったほうがよいでしょう)
また、モデルチェンジ直後の製品はクチコミが出にくく、判断が難しいこともあります。
さらに、モデルチェンジ後の商品は値段が高くなる傾向にあります。
モデルチェンジ後の製品メリット |
モデルチェンジ後の製品のデメリット |
・ランニングコストが安い |
・デザインの良し悪は、結局個人の好みによる |
モデルチェンジ時期を狙うことのメリット
さてこの「モデルチェンジ時期」は、家電製品を買い替えるベストタイミングのうちのひとつだといわれています。
もちろん「今使っている家電製品が完全に壊れており、今すぐにでも買い替えないと日常生活に支障をきたす」ということであれば、モデルチェンジを待たずに買い替えをしなければなりません。
しかし、そうではない場合はモデルチェンジ時期を待ってからの買い替えでもよいでしょう。
なぜなら、モデルチェンジ時期に買い替えは、
- 新製品にこだわらない人(モデルチェンジ後に、旧世代となったものを買う)
- 新製品にこだわる人(モデルチェンジ後の、最新モデルを購入する)
のいずれの考え方であっても、非常にメリットの大きいものだからです。
これについて詳しく解説していきましょう。
【新製品にこだわらない】ほとんど性能の変わらない1世代前のものを安く買える
まずは、「新製品にこだわらない人にとって、なぜモデルチェンジ時期の買い替えが得になるか」を解説していきます。
モデルチェンジをした場合、「モデルチェンジ後の製品」に多くの耳目が集まります。
メーカー側はこのモデルチェンジ後の製品を売りたくて多くの広告を打ちますし、モデルチェンジ前の製品を売り切りたいと考えます。
そのため、モデルチェンジ前の商品が大きく値下がりする傾向にあるのです。
上では「モデルチェンジとは、商品の性能や商品の外観を見直し、新しく変更すること」としました。
また、モデルチェンジのメリットとして、「基本的には上位互換となる」としました。
ただ、モデルチェンジをしたもののすべてが、「モデルチェンジ前の製品と比べて、段違いに性能が良い」と言い切れるわけではありません。
たしかにモデルチェンジ後の製品の方が性能はいいものの、1世代前のものとそこまで大きくは性能が変わらないということもよくあります。
スペックを比較して、
- この程度の小さな性能の違いならば、モデルチェンジ前のものでも良さそう
- 新商品の電子レンジはパンも焼けると書いてあるけど、そもそもパンは焼かないから
などのようにおもえるのであれば、モデルチェンジ前の商品を選ぶとよいでしょう。
モデルチェンジのタイミングを選べば、このような「十分な機能がある1世代前の商品」が非常に安く手に入るのでおすすめです。
【新製品にこだわる】一番良い性能のものを使えるうえに、ランニングコストも安い
モデルチェンジ時期の買い替えは、「1世代前のものでも構わない」という人にもメリットはありますが、「新しいものを使いたい」という人にももちろんメリットがあります。
家電製品は、モデルチェンジをするごとに次のような進化を遂げていきます。
- 便利な機能が増える
- ランニングコストが安くなる
たとえばダイキンの住宅エアコンに関する発表では、「2009年と2019年度を比べると、1kwhあたりの冷却能力1.04倍に、消費電力は0.9倍になっています(ただし2015年~2019年は横這い)
また、もう少し長いスパンで見ていくと、さらに驚くべきことがわかります。
同じダイキンの発表したところによれば、1991年の段階では年間に3384kwhも電力を消費していたエアコンが、2011年の段階ではわずか1252kwHしか消費しなくなっているのです。
つまり、20年間の間にエアコンが進化し、実に60パーセント以上もの省エネができるようになっていっているのです。
現在はたしかに省エネ能力は横ばい傾向にはあるものの、基本的には「モデルチェンジ後の製品は、モデルチェンジをする前よりも能力が高く、電気量も抑えられること」がここからもわかります。
家電製品は長く使い続けることを前提とするものですから、「今あるものは10年前から使っているやつだ」などのような状況にある人も決して珍しくはありません。
このような場合は、モデルチェンジのときに新商品の導入に踏み切るとよいでしょう。
家電製品を安く手にいれる方法
さて、ここからはより深く踏み込んで、「それではどのようなやり方をすれば、家電製品をより安く手に入れることができるか」について考えていきます。
「家電の旬の時期」を知ればさらに安くなることも
家電製品は、「旬の時期」を知ることで、さらに安くなります。
ちなみに家電製品にはそれぞれ、「新商品の発表が行われやすい時期」があるとされており、次のように目安があります。
エアコン |
10月〜2月ごろ |
冷蔵庫 |
春先の3〜4月ごろ |
電子レンジ |
6月〜9月ごろ |
これに加えてもうひとつ意識していたいのが、「家電の旬の時期を知ること」です。
もっとも分かりやすいのがエアコンで、エアコンは夏の時期に需要がピークに達します。
このため、この時期はエアコンの価格が高くなりやすい傾向にあります。
また、多くの人の懐が潤うボーナス時期も、家電製品に高値がつけられる傾向にあります。このため、この時期は避けた方が無難です。
このことを踏まえれば、たとえばエアコンの場合は、
がもっとも購入しやすい時期だといえるでしょう。
比較検討・交渉次第でお得になることもある
家電製品を買うと決めたのなら、「比較と交渉」を行うとよいでしょう。
ここでのポイントは次のように挙げられます。
- ネット通販・近隣の家電量販店と比較
- 配送料などオプション料を含めての比較
現在はインターネット通販が一般化しています。
まったく同じ商品であっても、値段が数千円~1万円単位で違うことも珍しくありません。
近所の家電量販店などとも比較し、安いところを選ぶようにしましょう。
ただしその際は、「配送料は含まれているのか」「設置の際に取付工事が必要な場合、その料金は含まれているのか」なども見ておく必要があります。
また、現在では「地域最安値」「他店より1円でも高ければ、その値段よりも安くします」と謡っているお店もあります。
実際に他店のほうが安い金額で販売していたのなら、その証拠を持ってお店に訪れて交渉すれば、安くしてくれる可能性は高いといえるでしょう。
ただ値下げ交渉をやりすぎると、相手に良く思われなくなる可能性があります。
販売する側も人間ですから、良く思わない相手にはどうしても手厳しくなってしまうものです。
そのため、交渉する際はやりすぎに注意し、相手に敬意を払うことも忘れないでください。
家電をまとめ買いをするのもひとつの手
家電製品の買い替えは、まとめ買いがオトクな場合があります。
3月〜4月になると、「新生活応援フェア」などの名目で、家電量販店は家電のまとめ買いプランを押し出していきます。
たとえば、
などのようなプランです。
このプランで家電製品を揃えると、ひとつずつ買うよりも大幅に安上がりになります。
また時間の節約にもなるので、おすすめの方法のうちのひとつです。
ただこの方法の場合は、「自分で吟味して選ぶこと」はできません。
そのため、家電製品の機能にこだわりがない人向けのプランだといえるでしょう。
【番外編】もらう・中古品・再利用
「番外編」として、家電を「もらう・中古品・再利用」という方法も取り上げておきましょう。
- リサイクルショップを利用する(中古品を購入する)
- 地元の情報を活用して譲ってもらう
新生活を始める時期は、人が物を処分する時期でもあります。
そのため、周りの人から「もう自分は不要だからあげるよ」として物を譲り受けやすくなったり、リサイクルショップが潤ったりする時期でもあります。
また、地域情報の冊子などで調べると、「譲ります」などの情報が出ていることもあります。
これらを上手く利用すれば家電製品が安く手に入りますし、場合によっては無料で家電製品を得られるかもしれません。
なおここではわかりやすい例として「新生活」を取り上げましたが、それ以外の時期でも中古品や譲渡情報を調べるのは有効です。
ただしこの方法の場合は、基本的には「最新型」は手に入りません。
モデルチェンジ時期に今ある家電を下取りに出すとよりお得!
ここまで、「モデルチェンジとは」「モデルチェンジの時期に家電製品を買い替えるメリット」「さらに安く家電製品を手に入れるメリット」について解説してきました。
しかし最後に、「今持っている・今使っている製品をどのように処分したらいいか」についても考えていきたいものです。
現在は家電製品を処分するにも、お金がかかります。
しかし「売る」という方法を使えば、処分にお金がかからないばかりか、買い替えのときにかかるお金の補填にもあてることができます。そのため、まずは「売れるか、売れないか」を検討するとよいでしょう。
そんなときに便利なのが、「下取りチェッカー」です。
下取りチェッカーは「現在使っている品物の下取り価格はいくらか」をだれでも簡単に事前に査定できる無料ツールです。
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下取りチェッカーを使えば今使っている商品がいくらで売れるかがすぐにわかりますし、売れた金額を買い替えの予算に組み込みやすくなります。
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