衣類乾燥機が置けないときは?置き場所の解決方法と注意点を徹底解説!

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下取りガイド 若狭
部屋干しの洗濯もの
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「衣類乾燥機があったら便利だけど、洗濯機の上が狭くて置けない」

「スペース的に衣類乾燥機が置けないけど、何か方法はないのかな」

衣類乾燥機を置きたいけど、洗濯機を置いているスペースや高さの問題で「置けない」と諦めていませんか?

衣類乾燥機は自立スタンドを使って洗濯機の上に設置することが多いのですが、実は洗濯機の上以外にも設置する方法はあります

また、「直付けスタンド」や「取付金具」という器具を使用すれば、洗濯機の上に設置可能なケースもあります。

〇衣類乾燥機を設置する方法

設置方法

メリット

デメリット

洗濯機の横に設置

洗濯作業動線◎

設置スペースが必要

リビングに設置

設置可能スペースが多い

見た目がよくない

ベランダに設置

外に排水可能

雨風日光を遮断する必要

直付けスタンドを利用

洗濯機の上に設置可能

衣類乾燥機と洗濯機のメーカーをそろえる必要

取付金具で壁に直接取付

洗濯機の上や横に設置可能

壁に取付工事が必要

専用の棚を作って設置

希望のサイズや形が実現

時間と手間、お金がかかる

上記いずれの方法でも設置できない場合の対処法として「4.マンションや賃貸住宅におすすめ|衣類乾燥機を使わずに洗濯物を乾燥させる3つの方法」も紹介しているので、参考にしてください。

いずれの場合も設置するにはさまざまな条件があります。

よく確認しないで衣類乾燥機を購入した場合、設置も使用できず、返品もできない状況におちいる可能性があります。

そこでこの記事では、

  • 洗濯機の上以外における衣類乾燥機のタイプ
  • 洗濯機の上以外におすすめな設置場所
  • 自立スタンドを使わずに衣類乾燥機を設置する方法

をご紹介します。また、どうしても衣類乾燥機が設置できない場合、

  • 衣類乾燥機を使わず洗濯物を乾燥させる方法

も解説しています。

この記事を読めば、衣類乾燥機置き場所設置例の解説によって「衣類乾燥機が置けない」「洗濯物が乾かない」という悩みが解決できます。雨の日の洗濯も楽になるので、ぜひ最後までお読みください。

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1.衣類乾燥機を置けない場合は「電気式」を購入すべき!

1.衣類乾燥機を置けない場合は「電気式」を購入すべき!│衣類乾燥機 置けない

衣類乾燥機は大きく分けて電気式とガス式の2種類があります。

衣類乾燥機を置くスペースがない場合は電気式を購入するのがおすすめです。設置工事が不要であるため、洗濯機上部以外の場所に設置できる可能性が高いからです。

一方で、ガス式はパワフルな温風で人気がありますが、設置条件が難しくなります。

この章では、電気式衣類乾燥機とガス式衣類乾燥機の設置条件の違いなどを詳しく解説します。

1-1.電気式衣類乾燥機の設置条件

〇電気式衣類乾燥機の設置条件

設置条件

設置可能な場所

壁から5㎝以上離して設置

排気のための十分なスペースがある

排水できる環境

排水を流す/溜める場所がある

床から10㎝以上離して設置

排水をするため床に直置きしない

電気式衣類乾燥機は、十分なスペースと「排水」の問題を解決すれば、洗濯機の上以外にも設置可能です。

電気式衣類乾燥機の1番の問題は、作動中にホースから排水が流れることです。

洗濯機の上に設置した場合は、洗濯機の中にホールを繋げて洗濯機から排水できるようになっています。ただし他の場所に設置する場合は、排水の問題をクリアする必要があります。

排水の問題をクリアするには

  • 排水ホースの下にバケツを置き、衣類乾燥機を使用するたびにバケツの水を捨てる方法
  • 衣類乾燥機を家の外に設置して外に排水する方法

    洗濯機の上以外に設置できる場所については、2.衣類乾燥機を置けないときにおすすめの3つの対処法で解説していますのでご覧ください。

    1-2.ガス式の衣類乾燥機の設置条件

    〇ガス式衣類乾燥機の設置条件

    条件

    設置可能な場所

    ガスを利用している

    (都市ガス/プロパンガス)

    ・ガスを使うので、オール電化の家には設置できない

    戸建である

    ・壁にガス栓、排気穴の取り付けが必要

    ・賃貸やマンションでは不可能な場合が多い

    壁に穴を開けても良い

    ・廃棄を逃すための排気口が必要

    ・ガス栓がない場合はガス栓の増設が必要

    ガス式の衣類乾燥機はパワフルな温風で一気に乾燥させるため、ヘビーユーザーには人気の機種ですが、設置するにはいろいろな条件が必要となります。

    たとえば、ガス栓増設のための工事や、乾燥機からの排気を家の外に出すための排気口も必要となるため、賃貸住宅やマンションでは設置することはほぼできません。

    また、戸建でも同様の工事が必要なために設置条件は厳しいといえるでしょう。

    ただし、十分なスペースがある場合は屋外に設置することも可能です。

    その場合も色々な条件がありますので、ガス式衣類乾燥機の主要メーカーであるリンナイのホームページ「我が家に乾太くんは置けるのか・置けないのか」で診断をしてみることをおすすめします。

    このように、ガス式の衣類乾燥機には設置できる条件が厳しいため、電気式衣類乾燥機を選択することで設置できる可能性が高くなります。

    では、どのような場所なら設置することができるのでしょうか?

    洗濯機の上以外に設置できる場合におすすめの場所を解説します。

    2.衣類乾燥機を洗濯機の上に置けないときにおすすめの設置場所3つ

    2.衣類乾燥機を洗濯機の上に置けない時におすすめの設置場所3つ│衣類乾燥機 置けない

    〇洗濯機の上以外で衣類乾燥機を設置する場合におすすめの場所

    洗濯機の上以外で衣類乾燥機を設置する場合におすすめの場所

    1. 洗濯機の横……洗濯機の横に十分なスペースがある場合におすすめ
    2. リビング……リビングに設置できるスペースがある場合におすすめ
    3. ベランダ……室内に設置スペースがないが、ベランダには置ける場合におすすめ

    上の章で説明したとおり、電気式の衣類乾燥機は排水の問題をクリアすることで、洗濯機の上以外にも設置することができます。

    乾燥機台│衣類乾燥機 置けない

    出典:簡易ユニット台 N-30U|パナソニック(Panasonic)

    電気式の衣類乾燥機は排水する必要があるため、このような簡易ユニット台を使用します。

    この台の下にバケツなどを置いて排水を溜めます。

    この章では洗濯機を設置するおすすめの設置場所を3つ紹介しますが、これらは家の中でも排水の処理が比較的容易な場所です。

    それぞれのおすすめのポイントやメリット・デメリットを詳しく説明していきましょう。

    2-1.洗濯機の横に設置する場合のメリット・デメリット

    排水方法
    • 洗濯機の設置パンの排水口に直接排水
    • 下にバケツを置いて排水を溜める
    メリット
    • 洗濯後すぐに乾燥機を使える
    デメリット
    • 設置スペースが必要

    洗濯場に十分なスペースがある場合、洗濯機の横に設置するのが一番便利でしょう。

    洗濯機の横に設置した場合、洗濯が終わったらすぐに乾燥機を使えます。作業動線から見ても理想的な置き場所です。

    排水は洗濯機の設置パンに、そのまま流すことも可能です。

    一方、デメリットは設置するための十分なスペースが必要なことです。

    設置台や設置スタンドが必要ですし、排気の関係で壁から5㎝以上設置する必要もあることから、広い洗濯場や洗面場でないと設置することができません。

    また、排水が洗濯機の設置パンの排水口にそのまま流れると、湿気がこもりやすくなるため、換気扇を回すなどの対策が必要です。

    2-2.リビングに設置する場合のメリット・デメリット

    排水方法
    • 下にバケツを置いて排水を溜める
    • 使用ごとに排水を捨てる
    メリット
    • スペースを確保しやすい
    • 衣類乾燥機の様子や乾燥終了がすぐにわかる
    デメリット
    • 設置するスペースが必要
    • 排水できる環境が必要(バケツなどを利用)
    • 作動時には室温が上昇
    • 湿気が発生する
    • 景観が悪くなる

    洗濯機の上に衣類乾燥機を置けない場合、リビングに設置する人も多いようです。

    簡易ユニット台などを使って衣類乾燥機を設置し、下にはバケツなどを置いて排水を溜めます。乾燥が終了するたびに排水を捨てれば、リビングでも設置が可能です。

    リビングは家の中でも比較的広く、衣類乾燥機の設置スペースを確保しやすいです。人の出入りも多いため、乾燥の終了がすぐにわかることがメリットです。

    一方で、リビングが狭くなる上、景観も悪くなるデメリットがあります。衣類乾燥機だけならまだいいのですが、下に排水ホースを垂らしてバケツを置くので見た目にはよくありません。

    また、乾燥機が作動している場合、排気で室温が上昇することや排水からの湿気も発生します。換気しながら作動したり、乾燥が終了したらすぐにバケツの水を捨てるなどをして対処することが必要でしょう。

    とはいえ、衣類乾燥機がない家では、雨の日が続くとリビングが大量の洗濯物の干し場となることも多く、それが解決できるだけでも、リビングにおくメリットがあるかもしれません。

    2-3.ベランダに設置する場合のメリット・デメリット

    排水方法
    • ベランダの排水口へ流す
    メリット
    • 外に排水を流すことができる
    • 家の中にスペースがなくても設置可能
    デメリット
    • 雨風を防ぐ囲いなどが必要
    • 直射日光を浴びると劣化しやすい
    • 洗濯のたびにベランダへ出る

    家の中にどうしてもスペースがない場合、ベランダに設置する方法があります。

    ベランダに設置した場合の最大のメリットは、やはり家の中にスペースがなくても設置できる点でしょう。ベランダにある程度の広さがあれば、ほとんどの家庭で衣類乾燥機を設置することができます。

    排水も、そのまま排水口へ流すことができます。

    一方で、ベランダに設置した場合、まずは雨風や直射日光を防ぐ対策が必要となります。

    操作パネルや内部の機器に雨が入り込んだ場合、故障の原因となります。また、直射日光が常に当たると色落ちなどの劣化や、ひどい場合には亀裂が入る場合もあります。

    これらを防ぐため、キャンプなどで使用するような防水布や日除けシートなどを使って、うまく雨風や直射日光をさけるように配置しましょう。排気をさまたげないため、箱に入れるのは控えたほうがよいでしょう。

    洗濯のたびにベランダに出る手間はありますが、家の中のスペースにお困りの方にはおすすめの方法です。

    3.電気式衣類乾燥機を自立スタンドを使わないで設置する3つの方法

    3.電気式衣類乾燥機を自立スタンドを使わないで設置する3つの方法│衣類乾燥機 置けない

    この章では、自立スタンド(簡易ユニット台)を使わずに設置する方法を3つご紹介します。

    衣類乾燥機を設置する場合、自立スタンドを使用する方法と、自立スタンドを使用しない方法の2つがあります。

    自立スタンドは、洗濯機の上に簡単に設置できるためよく利用されます。一方で、スタンドの柱がコンセント口や水道の邪魔になったり、スタンドの足をおくスペースがないというケースも多いです。「自立スタンドなしでどのように設置したらいいの?」とお悩みの人は、ぜひ以下の方法をチェックしてください。

    方法

    メリット

    デメリット

    おすすめする人

    ①直付ユニット

    を使う

    コンパクトに設置可能

    洗濯機とメーカーが違うと使用できない

    ・洗濯機と衣類乾燥機のメーカーが同じ人

    ②取付金具

    を使う

    ・洗濯機の真上ではなく、

    ずらした位置に設置可能

    ・比較的自由に設置可能

    ・壁に取り付け工事が必要

    ・壁の補強が必要

    ・一度付けると位置をかえれない

    ・マンションや賃貸住宅では不可能

    ・自立スタンドが設置できない人

    ・壁に穴が開いてもいい人

    ③専用棚を作る

    ・サイズや形を自由に設定できる

    ・自作は手間と時間がかかる

    ・大工さんに依頼すると高額になる

    ・自立スタンドが設置できないひと

    ・見目よく設置したい人

    自立スタンドが使えない場合、たとえばスタンドの柱がコンセントや水道の蛇口を塞いでしまうケースや、スタンドの足場が洗濯パンなどが邪魔で置けないというケースが多いです。

    しかし、専用の取付金具や自作の棚を設置することで、コンセントや足場を気にせず衣類乾燥機を置けるようになります。

    では、それぞれ詳しく説明していきましょう。

    3-1.洗濯機と同じメーカーなら「直付ユニット」で設置できるケースがある

    直付け方式 ぴったりスタンド DES-P32 HITACHI

    出典:よくある質問「洗濯機の上に衣類乾燥機を設置したいです。」DES-P32| 日立(HITACHI)

    〇直付ユニットの取り付け条件

    取り付け条件

    理由

    洗濯機と衣類乾燥機が同じメーカーである

    取付のためのネジ穴などが、メーカーによって異なるため

    洗濯機のタイプや機種によっては

    取り付けできないものもある

    同じメーカーでも、洗濯機のタイプによっては取り付けられない

    「せまいから」と諦めていたスペースでも、「直付ユニット」を使って設置できる可能性があります。

    下の図のように洗濯機と衣類乾燥機を直接つなぐので足場も必要なく、見た目にもスッキリとコンパクトに設置することができます。

    ただし、洗濯機と乾燥機のメーカーが異なると、直付けユニットが取り付けられない可能性が高いです。

    使用している洗濯機に取付ユニット台が適合するかどうか、確認してから衣類乾燥機の購入を検討してください。各メーカーの衣類乾燥機の「衣類乾燥機」の紹介ページで、「洗濯機との組み合わせ」「ユニット台適合表」などで調べることができます。

    【参考】自立スタンドは十分な高さやスペースが必要

    後から衣類乾燥機を設置する場合、自立スタンド(取り付けスタンド・ユニット台)を使って設置するケースが多いのですが、スタンドを設置するには十分な高さが必要で、壁の出っ張りやコンセント・水道などの配置なども影響してきます。

    スタンド方式 のびのびスタンド DES-N76 HITACHI

    出典:よくある質問「洗濯機の上に衣類乾燥機を設置したいです。」DES-N76| 日立(HITACHI)

    たとえば、スタンドの支柱などが水道やコンセント口に当たってしまったり、足場を置くスペースがないなど、設置条件が合わない場合が多いようです。

    この点、直付ユニットなら非常にコンパクトなので、設置できる可能性が大きくなります。

    3-2.取付金具を利用して壁に直接取り付ける方法

    乾燥機設置 図解

    出典:日立衣類乾燥機用壁掛け金具DEW-6形取付用説明書│日立(HITACHI)

    〇取付金具

    取付可能な条件など

    理由

    壁に取付のための穴を開けたり、

    補強木材などを取り付ける必要がある

    壁に直接取付けるため

    取付のための工事が必要

    壁に取付可能かの判断や取付作業をするため

    洗濯機の上のスペースに壁の出っ張りや水道の蛇口などがあって、自立スタンドや取付ユニットを設置できない場合、壁の補強さえしておけば「取付金具」を使って直接壁に設置することが可能です。

    洗濯機の上にある水道やコンセントを避けて少し横にずらしたり、好みの高さに設置することも可能です(排水を洗濯機の中に通すか、バケツなどで受けるのかは考える必要があります)。

    スタンドなどがないので、見た目にもスッキリとしています。洗濯機の上以外にも、さまざまな場所へ設置できることもメリットです。

    一方で、壁に穴が開くことや、一度設置すると位置をずらせないことがデメリットです。

    取り付けに工事が必要なため、賃貸やマンションでの設置はできません。

    また、古くなった衣類乾燥機を買い替えるときも、同じメーカーの機種を選ばなければならなかったり、再度取付工事が必要になる可能性があります。

    取り付け金具を利用できる機種は限られているので、衣類乾燥機のメーカーのホームページで、確認してみることをおすすめします。

    3-3.専用の棚を設置する方法

    3-3.専用の棚を設置する方法│衣類乾燥機 置けない

    出典:乾太くんをご検討の方へ|リンナイ(Rinnai)

    衣類乾燥機専用の棚を設置する方法もあります。

    専用の棚といっても市販ではほとんどありません。専用の棚を設置している人の多くが、自作したり大工さんに作成してもらっています。

    作成することで、コンセントや水道の蛇口をうまく避けたり、排水の動線をキチンと作ることが可能になります。以下の設置条件を満たせる場合は、専用棚を置くことを検討してみてください。

    〇専用棚設置条件

    取付可能な条件など

    理由

    壁に取付のための穴を開けたり、

    補強木材などを取付ける場合がある

    地震などの対策として十分な補強が必要

    取付けるスペースが必要

    衣類乾燥機を設置するためのスペース

    3-3-1.専用の棚を設置する場合のメリット

    何より、希望のサイズピッタリに作成することができます。

    材料も自分で選択できるので、雰囲気に合わせた材料で作ることもできます。

    自分で作成した場合は材料費だけで済んでしまいますし、大工さんに依頼した場合は既製品のような仕上がりになるでしょう。

    3-3-2.専用の棚を設置する場合のデメリット

    デメリットは、自作をすると大変だということです。

    【設計段階で配慮や計算が必要なこと】

    • 洗濯機の蓋を開けるスペースの確保
    • コンセントや水道の位置
    • 排水ホースを通す穴やスペースの確保
    • 衣類乾燥機の重量に十分耐えられるだけの強度

    など、設計段階で色々な配慮が必要になります。

    また、大工さんに依頼すると便利で綺麗に仕上がりますが、費用は数万円かかる場合もあります。

    以上、衣類乾燥機を設置する方法をご紹介してきましたが、スペースや賃貸などの関係上どうしても「置けない」という方もいるでしょう。

    しかし、梅雨の時期など家中洗濯物だらけになると、とにかく早く洗濯物を乾燥させたいですよね。

    そこで、次の章では衣類乾燥機を使わずに洗濯物を乾かす方法をご紹介します。

    賃貸やマンションでも比較的取り入れやすい方法です。

    4.マンションや賃貸住宅におすすめ|衣類乾燥機を使わずに洗濯物を乾燥させる3つの方法

    4.マンションや賃貸住宅におすすめ|衣類乾燥機を使わずに洗濯物を乾燥させる3つの方法│衣類乾燥機 置けない

    上でご紹介した方法でも衣類乾燥機は置けないことがわかった、でも洗濯物をとにかく早く乾かしたい!

    そういう人のために、衣類乾燥機を使用せずに洗濯物を早く乾かす方法を3つ紹介します。

    マンションや賃貸でも取り入れやすい方法ですので、ぜひ参考にしてください。

    詳しく見ていきましょう。

    4-1.「衣類乾燥除湿機」なら電気代は半額以下

    洗衣類乾燥除湿機で洗濯物を乾燥させるのは、一番手軽ですぐにでも取り入れられる方法です。

    しかも、電気代が衣類乾燥機に比べて半額近くになります。

    たとえば、洗電気式衣類乾燥機の電気代は1時間35円程度ですが、コンプレッサー方式の衣類乾燥機除湿機なら、1時間5円程度で済みます。

    部屋干しにはなりますが、本体自体はコンパクトであり、本体も衣類乾燥機に比べて安価です。

    衣類乾燥除湿機には3つの種類があり、それぞれメリットやデメリットがあります。

    下の表をご覧ください。

    〇衣類乾燥除湿機の方式の違い

    除湿方式

    メリット

    デメリット

    電気代

    本体値段

    コンプレッサー

    方式

    ・夏場の洗濯物向き

    ・温度が高くなりにくい

    ・消費電力が少ない

    ・冬場は乾きにくく時間がかかる

    ・運転音が大きい

    使用機種によるが

    1時間約5円

    25,000円〜60,000円

    デシカント

    方式

    ・冬場の洗濯物向き

    ・軽量

    ・コンパクト

    ・運転音が静か

    ・カラッと乾燥

    ・消費電力が大きい

    ・部屋の温度が高くなる

    使用機種によるが

    1時間約17円

    20,000円〜45,000円

    ハイブリッド

    方式

    ・一年中使える

    ・本体のサイズが大きくなる

    ・価格が高くなる

    2つの方式を

    どの程度

    使用したかによる

    50,000円〜100,000円

    ※電気代は1​​kWhあたり27円として計算した場合

    出典:全国家庭電気製品公正取引協議会 電力料金の目安単価

    この表のように、除湿する方式によってさまざまな違いがあります。

    ひとつずつ詳しく解説していきましょう。

    4-1-1.コンプレッサー方式

    コンプレッサー式の衣類乾燥除湿機は、コンプレッサーを搭載しており、湿った空気を冷却することで除湿をおこないます。

    夏の洗濯物の乾燥ではとくに有効です。温度が高くなりすぎないため、湿気対策にもなります。また、他の除湿機と比べて電気代が安いことも大きなメリットです。

    一方で、温度が上がらないため、冬場の洗濯物が乾きにくく時間がかかります。また、コンプレッサーを使用しているため、他の方式よりも運転音が大きくなります。

    4-1-2.デシカント(ゼオライト)方式

    デシカント方式(ゼオライト方式ともいわれる)の衣類乾燥機はコンプレッサーを使用せず、ヒーターによって乾燥剤のフィルターに湿気を吸着させて除湿する方法です。

    ヒーターからの温風で、冬場の洗濯物でもカラッと乾燥でき、部屋も結露しにくいです。

    また、軽量でコンパクト、運転音が静かであることも大きなメリットです。

    一方、ヒーターを使っているので室温が上がりやすく、夏は使用しにくいという点がデメリットです。

    電気代もコンプレッサー式に比べて高くなります。

    4-1-3.おすすめはハイブリット式

    おすすめは両方の機能を持っている「ハイブリッド方式」です。

    上記のように、コンプレッサー式とデシカント式ではそれぞれにメリットデメリットがありますが、両方そろえるのは大変ですよね。

    ハイブリッド方式なら、梅雨時に強い威力を発揮するコンプレッサー方式と気温に左右されにくいデシカント方式を切り替えることができるので、季節に関係なく一年中洗濯物を乾燥させることができます。

    4-2.天井埋込み型 浴室暖房乾燥機を取り付ける

    浴室の天井換気扇に取り付けるだけで、浴室乾燥機が使える製品があります。

    天井換気扇

    出典:天井埋込み型浴室暖房乾燥機 BRS-C101HR-CX2│MAX

    浴室内に温風を循環させることで、約5〜6時間ほどで洗濯物を乾燥させることができます。

    取り付けに工事は必要ですが、壁に穴を開けたりすることがないので、マンションや賃貸でも比較的導入しやすい衣類乾燥機です。

    コンパクトサイズで工事費込み価格75,000円位で導入が可能、置き場所も必要ないので、スペース的に衣類乾燥機の設置を諦めていた人におすすめです。

    ただし、管理会社や大家さんの了解が必要となりますので、設置を検討する前に相談してください。

    4-3.コンパクトなドラム式洗濯乾燥機を購入する

    最近ではコンパクトなドラム式洗濯乾燥機が登場して、マンションなどでも設置しやすくなっています。

    少し前までドラム式洗濯乾燥機といえば置き場所を大きく取り、扉を開くスペースも必要なことからサイズ的に諦めた方も多いのではないでしょうか。

    しかし、洗濯機を置くための防水パンの最小サイズ「幅640㎝×奥行き640㎝」に対応した、マンションや狭い場所でも設置できるコンパクトサイズのドラム式洗濯乾燥機が続々と販売されています。

    コンパクトサイズのドラム式洗濯乾燥機としては次のような製品があります。

    パナソニック Cuble NA-VG760L 2021年12月発売モデル

    パナソニック NA-VG760L│衣類乾燥機 置けない

    出典:ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG760L|パナソニック(Panasonic)

    パナソニックのNA-VG760Lは、幅639mm×高さ1050mm×奥行き600 mmとコンパクトながら洗濯容量が7Kg、乾燥容量が3.5Kgとなり、「マンションサイズ」として人気があります。 

    シャープ ES-S7F 2021年3月発売モデル

    ャープ ES-S7F│衣類乾燥機 置けない

    出典:ドラム式洗濯乾燥機 ES-S7F|シャープ(SHARP)

    設置できる機種が限られた排水パンにも対応しているシャープのES-S7Fは幅640(598)mm×高さ1039mm×奥行き600mmのコンパクトドラム式です。シャープ独自の技術であるプラズマクラスター除菌をしながら乾燥でき、脱臭効果もあります。

    いずれもマンションなどの小さな洗濯パンに対応しているので、洗濯機を買い替えるタイミングなどで、ドラム式洗濯乾燥機の購入を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

    5.古い衣類乾燥機を買い替える場合は「下取り」がお得!

    5.古い衣類乾燥機を買い換える場合は「下取り」がお得!│衣類乾燥機 置けない

    設置できない衣類乾燥機を持っていたり、使用していた衣類乾燥機を買い替える場合は、買取をしてもらうとお得です。

    衣類乾燥機をゴミとして処分するには2,580円のリサイクル料金がかかります。

    参考:再商品化等料金一覧│一般社団法人 家電製品協会

    大型ゴミとして処分するにも、自治体によっては処分代がかかったり、処分場まで持ち込む必要があります。

    しかし、買取をしてもらうと「まだ使える衣類乾燥機」ならリサイクル料金を支払わずに済むうえ、お得に処分することができます。

    たとえば、リサイクルショップ出張買取のアシストでは、衣類乾燥機の買取をおこなっております。

    • パナソニック衣類乾燥機 NH-D603-W 2021年製 参考買取金額 10,000円(※)
    • リンナイ LP 家庭用ガス衣類乾燥機 RDT-54S 2019年製 参考買取金額 18,000円(※)

    (※)参考買取価格はダメージや使用感が一般的な衣類乾燥機の出張買取を前提としております。

    など。

    リサイクルショップ出張買取のアシスト

    出張買取や店頭買取をはじめ宅配買取も対応しているためで、店舗が遠い人でも気軽に依頼することができます。電話はもちろん、WEBやLINEでも気軽に相談ができますので、まだ使える衣類乾燥機をお持ちの方はお得に買い替えができるでしょう。

    ▶買取サービスについて詳しく知りたい方はこちら

    6.まとめ

    いかがでしたでしょうか?

    「衣類乾燥機を置けない」と思っている人のほとんどが、自立スタンドを利用して洗濯機の上に設置することを想定していたのではないでしょうか?

    電気衣類乾燥機なら、自立スタンドを使用せず、洗濯機の上以外でも設置することが可能です。

    それでは、ここまで紹介した設置方法をまとめます。

    方法

    メリット

    デメリット

    洗濯機の横に設置

    洗濯作業動線が自然で便利

    設置するスペースが必要

    リビングに設置

    スペース的に
    設置できる場合が多い

    見た目がよくない

    ベランダに設置

    外に排水できる

    雨風日光を遮断する工夫が必要

    直付けスタンドを利用

    コンパクトに設置できる

    衣類乾燥機と洗濯機のメーカーが違うと利用できない

    取付金具で壁に直接取付

    洗濯機の上や横に

    コンパクトに設置できる

    壁に取付工事が必要

    専用の棚を作って設置

    希望のサイズや形が実現

    時間と手間、お金がかかる

    このほかにも、4.マンションや賃貸住宅におすすめ|衣類乾燥機を使わずに洗濯物を乾燥させる3つの方法があります。

    この記事で、洗濯物が乾かないというお悩みが解決しましたら幸いです。

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