【2024年10月】iPhoneの下取りはどこに依頼したらいい?5社を比較してみた

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下取りガイド 望月
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「iPhoneが古くなってきたから、そろそろ買い替えたい」

「まだ使える状態だから、下取りに出したいのだけど…。最も高値をつけてくれるのはどこだろう」

など、iPhoneは高値で下取りしてくれるケースが多いため、少しでも高く下取りをしてくれるお店に依頼したいですよね。

結論からお伝えするとiPhone下取りに出すなら「ドコモ」が最も高く買い取ってくれることがわかりました。

ただし、下取り強化キャンペーンをおこなっているキャリアや他のメーカーから乗り換えの場合は下取り価格が上がるなど、条件によってはドコモを上回るものもあります。

本記事ではキャンペーン内容も含めて、大手5社の下取り価格を解説しています。

このほかにも「下取り前に準備すべきこと」などについても解説していますので、iPhoneの下取りについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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iPhoneの下取りの仕組みとメリット

iPhoneの下取りとは、古いiPhoneと新しいiPhoneを下取り価格で交換するサービスのことを言います。古いiPhoneを携帯ショップや家電量販店などの販売業者に持ち込んで製品の価値を査定後、査定額を新しいiPhoneの購入代金から差し引くことで、よりお得に購入できます。例えば、iPhone 11からiPhone 15への買い替えの際に、iPhone 11を下取り対応している家電量販店などに下取りに出します。

下取り価格は機種や使用年数、状態によってそれぞれです。下取り査定のポイントは、機器の動作確認や美観のチェックなどです。 下取りサービスによって、古いiPhoneを手間なく処分し、新しいiPhoneを安く手に入れることができます

下取りは、製品の処分や買い替えをスムーズにおこなうだけでなく、新しい製品の購入を促進するための販売戦略としても利用されます。

関連記事:下取りとは?買取との違いを徹底解説! 

iPhoneの下取りについてメーカー・キャリアの下取り価格や条件を比較

それでは、まずはiPhoneの下取りをおこなってくれるメーカー・キャリアの下取り価格を比較していきます。

今回比較するのは、下記の5社になります。

  • Apple
  • ドコモ(docomo)
  • ソフトバンク(SoftBank)
  • au
  • 楽天モバイル

これから比較していくのですが、先に大手5社の下取り価格や下取りキャンペーンの有無、
還元方法についてまとめてみました。

メーカー・キャリア名 下取り価格(最大) 還元方法
Apple 71,000円 Apple Gift Card
ドコモ 92,000円 dポイント
または
新規購入の値引き
ソフトバンク 81,000円分のポイント
または
79,200円分の機種代金の値引き
Pay Payポイント
または
新規購入の値引き
au 79,750円 Pontaポイント
楽天モバイル 79,500円 楽天キャッシュ

※2024年10月調べ

※iPhone13 Pro Max(1TB)で比較

下取り価格を比較したところ、下取り価格が高いのは「ドコモ」、次いで「楽天モバイル」「au」「Apple」「ソフトバンク」の順になりました。

ただし、ドコモで下取りキャンペーンをおこなっている場合は、Appleの下取り価格を超えるケースがあります。

このあたりの特徴を含めて、これから解説していきます。

Apple

Appleは、5社の中では下取り価格が最も低いです。

メーカー・キャリア名 下取り価格(最大) 還元方法
Apple 71,000円 Apple Gift Card

Appleで下取りに出すと、「Apple Gift Card」に下取り価格分がチャージされるようになっています。

Apple Gift CardはAppleストア、もしくはオンラインストアで使えるため、iPhoneに買い替えるのであれば最もお得な選択肢になりますね。

ドコモ

ドコモは、5社の中では下取り価格が最も高いです。

メーカー・キャリア名 下取り価格(最大) 還元方法
ドコモ 92,000円 dポイント
または
新規購入の値引き

ドコモの下取りを利用する際は、下記の条件を満たす必要があります。とくに、下取りに出す機種がドコモで購入しているか否かで条件が変わるため注意しましょう。

  • 「dポイントクラブ」または「ドコモビジネスメンバーズ」に加入している
  • 下取りに出す機種が故障などをしていない
  • 【ドコモで購入した機種の場合】下取りに出す機種が購入において不備・不正・代金未払いがない
  • 【ドコモ以外で購入した機種の場合】下取りに出す機種が正規店で購入されている+新規契約(MNP含む)と同時にドコモのiPhone・iPad・Apple Watch・AndroidTM機種・スマートウォッチを購入の上で下取りの申込すること

参考:下取りプログラム|NTT docomo

ソフトバンク

ソフトバンクは、5社の中では還元方法によって順位が異なります。ポイントで受け取る場合は2番目に高く、機種代金の値引きとして充当する場合は4番目に高い価格となっています。

メーカー・キャリア名 下取り価格(最大) 還元方法
ソフトバンク 81,000円分のポイント
または
79,200円分の機種代金の値引き
Pay Payポイント
または
新規購入の値引き

ただし、ソフトバンクは査定額が近いauと比較したときに「iPhone11より前に販売されたシリーズの下取り価格は高い」という特徴があります。

5,000〜10,000円ほど高くなっているシリーズも多いため、ソフトバンクとauで悩んでいるのであれば、ソフトバンクを選んでもいいかもしれませんね。

2024年10月現在、『対象機種の下取りで最大120,000円相当のPayPayポイントがもらえる』キャンペーンを実施中です。対象商品は、iPhone、Google Pixel、スマートフォンの一部となっています。(終了日未定)

参考:下取りプログラム│SoftBank

au

auは、5社の中では下取り価格が3番目に高い(ソフトバンクで機種代金の値引きと比較した場合は全体で2番目に高い)です。

メーカー・キャリア名 下取り価格(最大) 還元方法
au 79,750円 Pontaポイント

auの下取りを利用する際の条件は以下のとおりです。

  • 下取り対象機種からの機種変更でiPhone、auスマートフォン、auケータイもしくはauタブレットをご購入
  • 今使っている下取り対象機種が故障、水濡れなく正常に動作すること
  • 3ヶ月以上ご利用の機種が対象

さらに、KDDIに登録されている最新購入機種のみが対象のため、条件は限定的です。

携帯キャリアは契約するプランによって変わりますが…。下取り価格だけを見るのであれば、他社に下取りを依頼したほうがお得であるといえるでしょう。

2024年10月現在、『iPhone下取り増額キャンペーン』を実施しており、機種変更の場合はPontaポイントで還元、他社から乗りかえの場合は機種代金から還元をしてもらえます。条件は、①機種変更の場合、下取りに出すiPhoneが対象機種であること」「②他社から乗り換えの場合、乗りかえと同時に購入または乗りかえの際に機種を購入せずその後初めての機種変更と同時に機種を購入」「③キャンペーン対象機種が破損・故障・水濡れなどがなく正常に動作すること」のうち、①②または①③を満たすことです。(2024年11月下旬終了予定)

参考:iPhone下取り増額キャンペーン│au

楽天モバイル

楽天モバイルは、5社の中では下取り価格が4番目に高い(ソフトバンクで機種代金の値引きと比較した場合は全体で3番目に高い)です。

メーカー・キャリア名 下取り価格(最大) 還元方法
楽天モバイル 79,500円 楽天キャッシュ

ほかの携帯キャリアと比較すると、モデルによっては20,000円以上の金額差が生まれているものもあります。

楽天モバイルは契約プランも安く、また電子マネーの楽天ペイに入金できるため、下取り価格の使い道としては一番幅広くなっています。

携帯キャリアの中で迷ったら、楽天モバイルに依頼することをおすすめしています。

2024年10月現在、『電話番号シェアサービス ポイント還元』キャンペーンを実施中です。1つの電話番号を、iPhoneとApple Watchで共有して利用できる「電話番号シェアサービス」を申し込むと3ヵ月分(1,650円)のポイントを還元してもらえます。(終了日未定)

参考:電話番号シェアサービス│Rakuten Mobile

店頭、オンラインショップの下取りの違い

iPhoneの下取りは店頭かオンラインショップでおこなえるのですが、どちらを選んでも金額に差はありません

基本的な違いは、下取りに出す手順のみとなっています。

そのため、店頭のメリットとしては、下取り条件を店員さんに聞きながら確認できるため、確実な下取りがおこなえるということ。

オンラインのメリットとしては、自分で下取り条件さえ満たしてしまえば、店頭に出向くことなく下取りを終えられるという点になります。

それぞれのデメリットは、店頭では出向く手間が発生する。オンラインでは下取り条件を満たしていなかった場合、再対応する必要が生まれるということですね。

どちらにもメリット・デメリットはあるため、自分が使いやすい方法を選んでみてください。

▼iPhoneの下取りを店頭でおこなう

メリット…プロの店員さんと確実に下取りを進められる

デメリット…店に出向く手間がある

▼iPhoneの下取りをオンラインでおこなう

メリット…わざわざ店に出向かなくていい

デメリット…下取り条件を満たしていないと再度対応が必要

iPhoneの下取りを決めたら準備すること

次に、iPhoneの下取り前に準備すべきことについて解説していきます。

  • iPhoneを探すの機能をオフにする
  • iCloudのサインアウトを忘れない
  • バックアップを忘れないこと
  • iPhoneを初期化する
  • SIMカードは外しておく

こちらの準備を終えないと個人情報が残ったままになり、「下取りに出せなかった」
ということにもなりかねません。

順番に紹介していくので、下取り前の準備は欠かさないようにしましょう。

「iPhoneを探す」の機能をオフにする

1つめは、「iPhoneを探す」の機能をオフにすることです。

こちらの機能は文字どおり、iPhoneの紛失・盗難などが起きたときに他のデバイスからiPhoneを探せる機能になります。

この機能がオフになっていないと、下取りに出したときに第三者では初期化できないなどの問題につながってきます。

具体的には、iPhoneの紛失時や盗難時において第三者に使われないように保護する「アクティベーションロック」と呼ばれるものがあり、「iPhoneを探す」の機能をオンにすると自動で有効になります。このアクティベーションロックが有効である状態で初期化をしてしまうと、iPhoneが使用できなくなってしまう可能性があります。

「設定>ユーザー名>デバイス名>iPhoneを探す」

で確認できるため、必ず下取り前にオフにするようにしましょう。

参考記事:「探す」でデバイスとアイテムをオフにする|Apple

iCloudのサインアウトを忘れない

2つめは、iCloudのサインアウトを忘れないことです。

iCloudからサインアウトしていないと、第三者の手に渡ったときにデータを復元できる可能性があります。

写真などの個人情報が閲覧できるようになってしまうため、こちらも必ずサインアウトしておきましょう。

「設定>ユーザー名>サインアウト」

の順番で、サインアウトがおこなえるようになっています。

参考記事:iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV、Mac で iCloud からサインアウトする|Apple

バックアップもお忘れなく

3つめは、バックアップを忘れないことです。

バックアップをしていなくても、買取先とはあまり関係がないので、下取り条件に含まれていないことが多いです。

つまり、バックアップをしないまま下取りに出し「買い替えたばかりのデバイスにデータを移せなかった…」というのはよくあるケースなので、必ず忘れないようにしましょう。

参考記事:iPhoneのバックアップを作成する|Apple

iPhoneを初期化する

4つめは、iPhoneを初期化することです。

初期化していないと下取り条件に適用されないため、下取りには必須の作業になってきます。

「設定>一般>転送またはiPhoneをリセット」

で初期化をおこなえます。

こちらの作業も忘れないようにしましょう。

参考記事:iPhone、iPad、iPod touch を初期化する (工場出荷時の設定に戻す) 方法|Apple

SIMカードは外しておく

5つめは、SIMカードは外しておくことです。

こちらは「同じキャリアを使い続ける予定」、そして「オンラインで下取りのために郵送する人」の条件になります。

他キャリアへ乗り換える場合はSIMカードは無効化されるので、問題ありません。

同じキャリアで使い続ける場合は、SIMカードを保管しておく必要があります。

それぞれの郵送手順に注意点として記載されているはずですが、こちらも忘れないようにしましょう。

参考記事:iPhoneのSIMカードを取り出す/入れ替える|Apple

iPhoneの下取りで査定されるポイント

それでは、iPhoneの下取りで査定されるポイントも紹介します。

  • 画面割れなどの状態
  • ネットワーク利用制限の確認
  • 水没マークの表示の有無

こちらでは「下取りできるiPhoneなのか」を見極めるためのポイントとして、知っておいてください。

画面割れなど本体の状態

まずは、画面割れなどの状態についてです。

よく画面が割れているiPhoneを見かけると思うのですが、そのようなiPhoneは大幅に下取り価格が下がります。

具体的には画面割れだけであれば、最大下取り額のおよそ3割まで減少します。ほかにも外壁損傷などもあれば1割に減少、もしくは無料回収を頼むことになります。

ネットワーク利用制限の確認

次に、ネットワーク利用制限の確認です。

ネットワーク利用制限とは、携帯キャリアで端末を分割購入した際に、料金を滞納することで端末が制限されて使えなくなる状態を指します。

この状態になった端末は、一般的に「赤ロム」と呼ばれ、通信ができないため、下取りにも出せなくなります。

事前に各キャリアの公式サイトで端末の状態を確認し、問題がないことを確認しておきましょう。

水没マークの表示の有無

最後に、水没マークの表示の有無になります。

iPhoneは防水仕様になっているモデルがほとんどなのですが、一定以上の水圧などがかかることで水没することがあります。

水没している場合はモデルにもよりますが、以下のようにSIMカードスロットに赤いマークが表示されます。

●『iPhone 12 Pro Max』の水没マーク

iPhone 12 Pro Maxの水没マーク

水没しているiPhoneは復旧が難しくなるため、下取り不可にしている会社も多いようです。

こちらも心当たりがあれば、事前に確認しておきましょう。

下取り以外でiPhoneを売る方法

最後は、下取り以外でiPhoneを売る方法を紹介します。

  • フリマアプリ・ネットオークションを利用する
  • 買取専門店で売る
  • リサイクルショップで売る

今は下取り以外にも売る方法は豊富に揃っているので、それぞれの方法を比較検討して売ることが大事です。

「店頭に出向く時間がなかなか取れない」「郵送キットもなんだか難しそう」という人もいると思うので、これから紹介する方法も参考にしてみてください。

フリマアプリ・ネットオークションを利用する

まずは、フリマアプリ・オークションサイトを利用する方法になります。

最近ではフリマアプリも増えてきていますが、代表的なのは「メルカリ」 「ヤフオク」などですね。

フリマアプリ・オークションサイトで売るメリットは、販売価格を自分で決められるので高値で売れる可能性があるという点です。

iPhoneは、データの消去などが自己責任になるというデメリットもありますが…。使い慣れている人であればおすすめの方法になります。

買取専門店で売る

次に、買取専門店で売る方法になります。

iPhoneは使っている人が多いため、専門の買取専門店もたくさん存在しています。

筆者が複数社を調べてみたところ、どのメーカーや携帯キャリアの下取り価格よりも高い買取価格が表示されていました。

オンライン買取ができる会社も多いため、とくにこだわりがないのであれば、買取専門店に依頼するのも良い選択肢になりますね。

ただし、買取専門になっているところも多いため、下取りは非対応となっていることは覚えておきましょう。

大手の買取専門店もあるため、ぜひ一度調べてみてください。

リサイクルショップで売る

最後は、リサイクルショップで売る方法です。

基本的にリサイクルショップで、iPhoneを高く売ることは難しいことを覚えておきましょう。

大手で買取に力を入れているお店であれば、高価買取も期待できるかもしれませんが…。

やはり買取専門店と比べると、iPhone以外にも多くの商品を扱っていることから、少し見劣りする買取金額になりやすいです。

ただ、他の家具や家電などもまとめて買い取ってもらえるので、大量に売りたいものがあればリサイクルショップを活用するのは良い選択肢になりますね。

関東エリア限定にはなりますが、「出張買取のアシスト」ではiPhoneの買取もおこなっています。該当する方は、ぜひ検討してみてください。

リサイクルショップ出張買取のアシスト

▶ 「出張買取のアシスト」の公式サイトはこちら。

まとめ

今回はiPhoneの下取り価格の比較や下取り前に準備すべきこと、査定ポイントなどについて解説させていただきました。

最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。

  • 5社の中でおすすめは「ドコモ」。下取り価格が最も高い点が魅力です。
  • ドコモ以外では、下取り価格が高いのは「au・Apple・ソフトバンクまたは楽天モバイル」の順番
  • 下取り前に準備すべきことは、個人情報の削除やバックアップ・SIMカードを外しておくこと
  • 下取りの際に「iPhoneを探す」機能は必ずオフにする(アクティベーションロックの無効)
  • 下取りの査定ポイントは本体の状態やネットワークの利用制限、水没マークが表示されているかどうか
  • iPhoneを少しでも高く売るためには、下取り前に本体をキレイにしておくことと早く売ること
  • 下取り以外には、フリマアプリ・買取専門店・リサイクルショップの選択肢がある

iPhoneは高く売れやすいため、下取りや買取先によっては1〜3万円以上変わることもめずらしくありません。

損する金額も大きくなるため、本記事で紹介してきたように複数の会社で比較検討してみて、最も高く買取ってくれる場所を見つけてみてください。

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