「自転車を新しく買い替えるから、今ある自転車を処分したい」
「ただ、処分するための方法や費用がわからない」など、自転車を処分する機会は少ないため、迷ってしまうことも多いですよね。
まず結論からお伝えすると、自転車は最寄りの自転車店に持っていくことが最も手軽に処分できる方法になります。
ただ、近くに自転車店がないなどの状況もあると思うので…
そのほかの処分方法を紹介するために、以下について解説していきます。
- 自転車を処分する前にやるべきこと
- 自転車の処分方法3選!処分費用もあわせて解説
- 使える自転車は「買取」や「譲渡」「フリマアプリで販売」する
- 自転車の下取りは依頼できる?おすすめツールも紹介
自転車の処分は面倒に思えるかもしれませんが、手順さえ知っていれば簡単にできます。
処分をあと回しにすることでトラブルに発展することもあるため、本記事を参考にして、確実に処分できるようにしましょう。
目次
自転車を処分する前にやるべきこと
これから自転車の処分方法を紹介していく前に、まずは処分前にやるべきことについて解説します。
自転車を処分する前には、必ず防犯登録を抹消してから処分するようにしましょう。
なぜなら、何かのトラブルで第3者に渡ったときにトラブルに発展する可能性があるからですね。
たとえば、これから紹介する処分方法の1つに「各自治体のルールに沿って回収してもらう」があります。
自治体のルールに沿って処分する場合は、大体は粗大ゴミとして処分することになるため、玄関やマンションの1Fなどに置いて回収を待つことになります。
この回収を待っているときに、処分予定の自転車が盗難に遭ったらどうなるのか?
どうせ処分予定のものなので、盗難されるだけであればいいのですが…
窃盗などの犯罪に使うための盗難であれば、後日に所有者であるあなたが疑われることになります。それは困ってしまいますよね。
万が一の可能性にはなりますが、処分したあとのリスクを避けるためにも、必ず以下の手順で防犯登録を抹消しておきましょう。
●防犯登録の抹消方法
- 登録した都道府県の「警察署」か「最寄りの自転車店」を探す
- 「防犯登録をした自転車本体」「防犯登録カード」「身分証明書」を持って、上記2つのどちらかに向かう
- 防犯登録を抹消したい旨を伝えて、手続きをおこなう。手数料はどちらも無料。
自転車の処分方法3選!処分費用もあわせて解説
次に、自転車の処分方法を3つ解説していきます。
それぞれにかかる処分費用もあわせて解説していくので、参考にしてみてください。
1.自転車店で処分を依頼する
1つめは、「自転車店で処分を依頼する」です。
基本的に自転車に関する手続きは、自転車店に持っていくことで解決することがほとんどです。
最寄りに自転車店があり、すぐに持っていける環境があれば、自転車店に持っていくのが楽ですね。
また、前の項目でも紹介しましたが、自転車店では「防犯登録の抹消」も同時におこなうことができます。
これらの便利さから、筆者は自転車店に持っていくことをおすすめしています。
そして自転車店の処分費用ですが、1,100円以内におさまるケースが多いようです。
参考用として、自転車販売店の大手でもある「サイクルベースあさひ」「サイクルスポット」「イオンバイク」の3社の処分費用を調査しました。
以下に記載しますので、参考にしてみてください。
自転車販売店 | 処分費用 | 備考 |
サイクルベースあさひ | 550円、もしくは1,100円 |
・自転車購入時の処分は550円 |
サイクルスポット | 550円、もしくは1,100円 | ・自転車購入時の処分は550円。2台目以降は1,100円。 ・処分のみは1,100円 |
イオンバイク | 無料 | ・自転車購入時は無料 ・ただし、処分のみは依頼できないため注意 |
自転車を購入するなら、イオンバイク。処分のみを依頼する場合はサイクルベースあさひか、サイクルスポットに依頼するのが良さそうですね。
出典:修理・取り付け工賃一覧 | 自転車専門店 サイクルスポット/ル・サイク
出典:不要自転車の無料受取サービス|イオンバイクモール
特殊なのはサイクルベースあさひです。処分だけもできますが、買取対象(スポーツサイクル、電動アシスト自転車、キッズサイクル)の自転車の場合は買取査定をしてもらえます。もし買取対象に当てはまるならサイクルベースあさひに相談してみるのもいいですね。
出典:自転車買取&リユース販売サービス|サイクルベースあさひ
出典:自転車修理工賃 | サイクルベースあさひ
これら3社以外にも自転車店であれば、処分を引き受けてくれるお店も多いので、最寄りの自転車店に確認してみましょう。
2.各自治体のルールに沿って回収してもらう
2つめは、「各自治体のルールに沿って回収してもらう」です。
自治体に回収してもらう場合は、粗大ゴミとして処分してもらう形になります。
自治体のルールによって違うため、一概には言えないのですが、以下の手順で処分を依頼するケースが多いですね。
- 事前申し込みを必要とするため、「電話」か「インターネット予約」で回収日時を決める
- コンビニやスーパーなどで、「粗大ゴミ処理券(シール)」を指定の金額分購入する
- 処分する自転車を回収日時までに金額分の処理券を貼り、所定の場所に置いて回収してもらう
また、自治体に処分してもらう場合の費用を主要都市ごとに調べてみました。
自治体名 | 処分費用(回収費用) |
東京都渋谷区 | 800円 |
大阪府大阪市 | 400円 |
愛知県名古屋市 | 500円 |
福岡県福岡市 | 300円 |
主要都市の処分費用ですが、300〜800円で引き取ってもらえるようです。
自転車店に比べると、回収日時の予約など手間は多くなりますが、少しでも費用を抑えたいという人には良さそうですね。
ただし繰り返しにはなりますが、自治体によって料金や手順は違うため、一度お住まいの自治体ではどのように処分すればよいかを調べておきましょう。
3.不用品の回収業者に依頼する
3つめは、「不用品の回収業者に依頼する」です。
不用品の回収業者に依頼する場合は、自転車単体での回収ではなく、他の不用品もあった場合に活用することをおすすめします。
なぜなら、回収業者の場合は「自転車だけの回収」をおこなっている業者が少なく、自転車だけになると割高になってしまうからですね。
回収業者ごとの費用を以下にまとめましたので、ご覧ください。
回収業者 | 回収費用 |
東京都不用品回収センター | 5,000円〜 |
パワーセラー | 6,000〜8,000円 |
トップクリーン | 7,980円 |
確かに回収業者の場合は、自転車店などに持ち込む手間が省けるので、便利な手段です。
便利ではあるのですが…。防犯登録の抹消は必要になるため、どちらにせよ自転車店などに持ち込む手間は無くならないのですよね。
それであれば、そのまま自転車店で処分を依頼したほうが楽ですし、処分費用も抑えることができます。
不用品の回収業者を使うのであれば、そのほかの不用品がある場合のみ依頼するのがよいでしょう。
使える自転車は買取や譲渡、フリマアプリの販売を検討する
次に、自転車を処分する以外の方法を解説していきます。
完全に乗れない状態の自転車であれば処分したほうがよいのですが、まだ乗れる場合は「買取」や「譲渡」「フリマアプリでの販売」も検討しましょう。
これらは、どのような手順でおこなうのかを順番に紹介していきます。
買取を依頼する場合
買取を依頼する場合は、リサイクルショップや自転車店に持ち込む手段があります。
自転車の買取事情について、実は自転車店だと買取をおこなっているお店は少ないのが現状です。
先程「自転車店で処分を依頼する」の章でも取り上げましたが、例えばサイクルベースあさひは一部のジャンル(スポーツサイクル、電動自転車、キッズサイクル)について自転車の買取をおこなっています。
しかしこのように自転車を買取をするというよりは、引き取り処分(0円~有料)という形をとるお店のほうが圧倒的に多い印象です。
それに比べてリサイクルショップだと幅広いジャンル(上記自転車ジャンルにプラスして子供乗せ自転車、ママチャリなど)で対応してもらえることがあります。
リサイクルショップに頼むメリットというと、例えば大量に片づけをしなければいけなくなったので、自転車のついでに家電や家具を買取してもらうということもできます。
一方自転車店に買取を頼むメリットは、買い替えを考えているときに一緒に新品商品も購入できるので、いちいち防犯登録の抹消・自転車の処分・購入であちこちお店に頼む必要がないということです。専門店ですので自転車の扱いについてもアドバイスをもらえるのも嬉しいですね。
友人などに譲渡する場合
友人などに譲渡する場合ですが、必ず「譲渡証明書」を用意したうえで譲渡しましょう。
譲渡証明書とは、以下のような書類です。
出典:自転車を譲られる方へ|一般社団法人 東京都自転車商防犯協力会
書類の様式については特に決まりはないようなので、どちらにお住まいでも上記の様式に記入すれば、譲渡証明書が完成します。
この譲渡証明書がなければ、譲り受けた友人が防犯登録の抹消や再登録ができないので、必ず用意しましょう。
フリマアプリで販売する場合
フリマアプリで販売する場合も、最近では人気の方法になります。
自転車販売店に買取を依頼するよりも、お店を挟まずに直接やりとりができるため、買取価格が高くなる傾向があります。
ただし、フリマアプリで販売する場合も「防犯登録の抹消」と「譲渡証明書」が必要になるため、準備しておきましょう。
準備していなかった場合は、売買後に不要なやりとりの発生。もしくは、盗難にあった際などにトラブルに発展する可能性があります。
お得に売れる方法ではありますが、配送も自分で依頼するなどの手間もかかってきます。
フリマアプリを活用する場合は、このあたりの手間も考えて売るようにするとよいでしょう。
自転車の下取りは依頼できる?おすすめツールも紹介
自転車を下取りに出す場合もあるのですが、自転車の下取りはあまり一般的ではありません。
大手の自転車販売店に持っていけば、購入時に買取もしてくれるので、実質下取りになるのかもしれませんが…
実際には、あまり一般的ではないことを覚えておきましょう。
ここでご紹介させていただくのが、「下取りチェッカー」という無料の下取り査定サービスです。
「下取りチェッカー」は、LINEとWEBで無料下取り査定ができるサービスです。
2022年10月3日より「電動自転車」の下取りチェッカー対応を開始!
下取り価格を事前に把握してから買い替えることができます。
下取り額に納得ができたら提携店で下取り証明書を提示するだけで申し込みが完了。
面倒な手間がかからず、スムーズに手続きができます。
\WEB査定はこちらから/
▶下取りチェッカーはこちら
まとめ
今回は自転車を処分する前にやるべきことや、3つの処分方法などについて解説させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- 自転車を処分する前には、防犯登録の抹消が必要
- 自転車の処分は、防犯登録の抹消も一緒にできる自転車店への持ち込みがおすすめ
- 処分費用は自転車店・自治体含め、「1,100円以内に収まる」ことが多い。
- 回収業者に頼むのは、基本的に割高。他の不用品がある場合は、お得。
- まだ乗れる自転車であれば、買取や譲渡もおすすめ
繰り返しになりますが、自転車の処分は自転車店に持ち込むことをおすすめしています。
プロの力を借りて、自転車を正しく処分するようにしましょう。
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