ノートパソコンの液晶修理の方法|基礎知識と費用・期間を徹底解説

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下取りガイド 望月
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「ノートパソコンの液晶が壊れたので修理したい」

「ノートパソコンの液晶修理をどこに依頼すればいいのかわからない」

など、ノートパソコンの液晶修理に関して、不安に思っている人もいるのではないでしょうか。

たしかに、ノートパソコンの故障はよくあることではないので、詳しく知らないという人も珍しくありません。

ノートパソコンの液晶は、主にメーカーとパソコン修理業者で修理が可能です。メーカーと修理業者には、それぞれ以下のような違いがあります。

メーカー

パソコン修理業者

修理費用

45,000〜70,000円

15,000〜25,000円

修理期間

7~10日

1~3日

パソコンに詳しい人のなかには、自力で液晶を修理する人もいます。しかし、修理に不慣れな人が無理に修理すると症状が悪化することがあるため、自分で修理はせずプロに依頼しましょう。

ノートパソコンの液晶修理は、知識がない状態で依頼をすると、金銭的・時間的に損するケースもあります。ノートパソコンの液晶修理で後悔しないためには、修理を依頼する前に、基礎知識を身につけましょう。

この記事を読めば、安心してノートパソコンの修理が依頼でき、すぐに今までのようにノートパソコンを使えるようになりますよ。

さらに記事の後半では、すこしでも早く仕事をしたい人のために、修理中にパソコン作業をする方法を紹介しています。

液晶修理を依頼をする前にはぜひチェックしてくださいね。

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1.  ノートパソコンの液晶修理の基礎知識

まずはじめに、ノートパソコンの液晶修理に関する基礎知識について解説します。

冒頭でも述べましたが、ノートパソコンの液晶修理で後悔しないためには、液晶修理に関する基礎知識を身につけることが大切です。

基礎知識の内容は以下の通りです。

ノートパソコンの液晶修理に関する基礎知識

  • 液晶修理の費用目安
  • 修理期間の目安
  • 液晶修理の基本的な流れ
  • 自己流で液晶修理するリスク
  • 修理する前にバックアップをとる重要性

それでは、それぞれの基礎知識について細かく解説していきます。

1-1. 液晶の修理はメーカーやパソコン修理業者で対応可能

ノートパソコンの液晶の故障は、メーカーやパソコン修理業者で修理が可能です。

「メーカーで修理をしたほうがいいのではないか?」と思う人もいるでしょうが、基本的には、修理業者で修理するのがおすすめです。

修理業者に依頼すると

  • 比較的安く修理ができる
  • 修理期間が短い
  • 土日・祝日も修理を受け付けている

などのメリットがあります。

店舗数も多く、たとえば大手パソコン修理業者のひとつである「ドクター・ホームネット」では、全国に69店舗もあります。

そのため、ノートパソコンの液晶修理は、いつでも修理の依頼ができるパソコン修理業者に任せるのがおすすめです。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについては「2. 【違いを比較】ノートパソコンの壊れた液晶を修理する2つの方法」で細かく解説します。

あわせて確認してみてください。

1-2. 液晶修理の費用の目安

まず気になるのは、液晶修理にかかる費用ですよね。

ノートパソコンの液晶修理費用は、依頼先によって金額に大きな違いがあります。

修理費用の目安は以下の通りです。

  • メーカー修理の場合‥‥45,000〜70,000円
  • 修理業者の場合‥‥15,000〜25,000円

【注意】

上記の費用目安は、実際の修理費用ではありません。

修理するノートパソコンのサイズや症状、状況によって修理費用は異なります。

上記のような違いが生まれる理由は「交換するパーツの種類」が異なるためです。

2. 【違いを比較】ノートパソコンの壊れた液晶を修理する2つの方法」でも説明しますが、メーカーと修理業者では、修理で使うパーツの種類が異なります。

メーカー修理で使う純正パーツは定価で請求されるため、修理費用が高額になりがちです。

逆に修理業者では、コストパフォーマンスが高い互換パーツや中古パーツを使用するため、安く修理ができます。

ノートパソコンの液晶修理費用は、依頼先によって大きく異なるため、注意しましょう。

1-3. 液晶修理にかかる期間

ノートパソコンを預けてから、何日程度で手元に戻ってくるのかも気になりますよね。

ノートパソコンの修理期間は、故障個所やパーツの在庫状況などによって変わります。

液晶修理にかかる期間の目安は以下の通りです。

  • メーカー修理の場合‥‥7~10日
  • 修理業者の場合‥‥1~3日

修理に必要なパーツの有無で、修理期間が変わります。

交換用パーツの在庫がない

パーツを取り寄せるため、修理期間が長くなる

交換用パーツの在庫ある

即日で修理できるケースもある

修理期間が不安なときは、メーカーや修理業者に依頼する前に

  • 交換用パーツの在庫状況
  • すぐに修理ができる状態か(スタッフの状況)
  • 修理期間が何日ほどになるか

などを確認しておきましょう。

1-4. 液晶修理の基本的な流れ

液晶修理のおおまかな流れは以下のとおりです。

液晶修理の流れ

  1. 申し込み
  2. ノートパソコンを預ける
  3. 見積もり
  4. 修理
  5. 支払い・ノートパソコンを受け取る

ここからは、液晶修理を依頼するときの基本的な流れをひとつひとつ解説します。

なお、申し込み前に以下の情報をそろえておくことで、スムーズに申し込みをすることができますよ。

【申し込み前に用意しておくといい情報】

申し込みをする前には、以下の情報を用意しておくとスムーズに修理に進めます。

  • ノートパソコンのメーカー
  • ノートパソコンの製品番号・型番
  • 大まかな故障内容

※今回解説した内容と、実際の修理の流れが異なるケースもあります。その場合は、依頼先の案内に従ってください。

1-4-1. 申し込み

まずは、修理の申込みをしましょう。

申込みの方法は依頼先によって異なり、主に以下の3通りです。

  • 電話
  • Webフォーム
  • FAX

申込みでは、主に以下の5点を確認します。

  • ノートパソコンを預ける日
  • ノートパソコンを預ける方法
  • 今後の流れ
  • 故障内容
  • ノートパソコンのメーカーや型番

ノートパソコンを預ける方法は主にこの3種類です。

  • 店舗へ持ち込み
  • 工場へ宅配
  • スタッフが訪問

修理業者の店舗にノートパソコンを持ち込む場合は、現地で申込み手続きをするため、事前連絡が不要のケースもあります。

1-4-2. ノートパソコンを預ける

申込みが終わったら、申込み時に決めた日程・方法で、修理するノートパソコンを依頼先に預けましょう。

ノートパソコンを預けるときには、以下の付属品・情報も一緒に預けます。

  • ACアダプタ
  • 購入時に付属していたCD・DVD-ROM(リカバリディスクなど)
  • ログイン用パスワード

【宅配修理を依頼するときは厳重に梱包しましょう】

宅配便で発送する場合は、配送途中でノートパソコンに衝撃が加わらないよう緩衝材をつかい、厳重に梱包しましょう。

専用資材を購入できるクロネコヤマトの「パソコン宅急便」などの便利な配送サービスを利用するのもおすすめです。

1-4-3. 見積もり

依頼先では、届いたノートパソコンの故障箇所や修理に必要なパーツなどを調べ、修理費用の見積もりを出します。

メールや郵送などで見積書が届くため、内容を確認しましょう。

見積書には、

  • 故障個所
  • 修理内容
  • 修理費用
  • 修理完了予定日

などが明記されています。

出された見積もりに了承する場合・了承しない場合の流れは以下の通りです。

見積もりに了承する場合

そのまま修理へ

見積もりに了承できない場合

修理はキャンセルされ、ノートパソコンは返却

検査料・診断料のみの請求となる

【メーカー無償修理の場合】

メーカーで無償修理を依頼した場合、見積書はありません。

1-4-4. 修理

見積もりに同意したら、依頼先で修理が開始されます。

修理内容は、依頼先のサービス内容や故障しているパーツによって変わりますが、主に以下のような作業が行われます。

  • 故障したパーツの交換
  • 動作確認
  • 内部のクリーニング

修理内容については、見積書に記載があるので確認してみましょう。

1-4-5. 支払い・ノートパソコンを受け取る

修理費用は、修理終了後に請求されます。

支払方法によって、支払いとノートパソコンを受け取るタイミングが異なります。

主な支払方法は、以下の5種類です。

  • 現金支払い
  • 店舗のレジなどで支払い
  • その場でノートパソコンを受け取り
  • 代金引換
  • 修理完了次第ノートパソコンが発送される
  • ノートパソコンと引き換えに配送業者に支払い
  • 配送業者からノートパソコンを受け取り
  • 銀行振込
  • クレジットカード決済
  • キャッシュレス決済
  • 請求書確認後、支払い
  • 支払いが確認され次第、ノートパソコンが発送される
  • 配送業者からノートパソコンを受け取り

※上記の支払方法は一例です。実際の支払い方法は依頼先によって異なりますので、注意してください。

以上で、ノートパソコンの修理は完了です。

1-5. 液晶修理の際は必ずバックアップをとる

メーカーや修理業者に修理を依頼する前には、必ずバックアップをとりましょう。

一般的に、液晶の修理ではノートパソコンのデータが消えることはありません。

しかし、修理がほかのパーツに及んだり、配送中に衝撃が加えられたりして、データが消失する可能性があります。

メーカーや修理業者はデータを保証してくれないため、大切なデータを守るためにも必ず修理の前にバックアップをとりましょう。

液晶の故障が重度の場合、データが消えるケースもあります

故障の程度によっては、内部の液が漏れ出して以下のような故障が起きることがあります。

  • マザーボードがショートし電源が入らなくなる
  • HDDが故障してノートパソコン内のデータが消える
  • ノートパソコンが発火する

多くの場合、マザーボードやHDDの故障の修理費用は、液晶修理よりも高額となります。ノートパソコンの液晶が故障したときは、早急にバックアップをとりましょう。

【液晶が割れて画面が見えないときの対策】

液晶が割れて画面が見えないときは、ノートパソコンをほかのモニターに接続しましょう。

パソコン用のモニターやテレビ(外部ディスプレイ)に接続することで、以下の画像のように元のノートパソコンと同じ画面を見ながらノートパソコンが操作できます。

外部ディスプレイに接続するために必要なものは、以下の通りです。

  • モニター(あるいはテレビ)
  • ケーブル(主にHDMIケーブル)

外部ディスプレイに接続する方法はこちらです。

  1. ノートパソコン側の端子とモニター側の端子をケーブルで接続する
  2. モニターの場合、自動的に画面が表示される
    テレビの場合、テレビ側の「入力切替」を切り替えると画面が表示される
    (入力切替でケーブルを接続した入力系統を選択する)

ノートパソコンは、ケーブルを使うことで外部ディスプレイに接続できます。液晶が故障して画面が見づらい場合は、外部ディスプレイに接続して操作しましょう。

1-6. 液晶修理は自分でも可能だがおすすめできない

ノートパソコンの液晶修理は、自分ですることもできます。

しかし、修理に慣れていない人が無理にノートパソコンの液晶修理をしようとすると、以下のようなリスクがあり、状況が悪化する可能性があります。自分での修理はやめましょう。

  • ノートパソコンを分解したが、元に戻せなくなる
  • 液晶以外の部分が故障する
  • 自分のノートパソコンに適していないパーツを購入してしまう
  • 購入したパーツが不良品だった
  • ほかの故障個所を見逃してしまう

たしかに、自分で修理をすると作業料などの費用を抑えられます。

しかし、リスクが大きい作業となるため、ノートパソコンの修理は自分で修理はせず、修理のプロに依頼しましょう。

2. 【違いを比較】ノートパソコンの壊れた液晶を修理する2つの方法

ノートパソコンの液晶修理について理解したところで、壊れた液晶を修理する方法について解説します。

ノートパソコンの液晶が故障したとき、既にお伝えしている通り、修理する方法は主に以下の2つです。

  • メーカーに依頼する
  • 修理業者に依頼する

メーカーと修理業者のどちらにも特長があります。

自分にあった修理先を選ぶことで、より安心して修理を依頼できるでしょう。

ここからは、メーカーと修理業者のそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

それぞれの特徴をしっかりと理解することで、より自分にあった修理先を選べるようになります。それでは、ひとつひとつ解説していきますね。

2-1. メーカーに依頼する

まずはメーカーに修理を依頼した場合のメリット・デメリットについて解説します。

メリット

デメリット

  • 安心感がある
  • 無償修理できるケースがある
  • 修理期間が長くなるケースがある
  • 修理費用が高くなるケースがある

2-1-1. メーカーに依頼する場合のメリット

メーカーに修理依頼をするメリットは、おおきく2つあります。

①安心感がある

メーカーでは、高品質が保証されたメーカー純正パーツを使用しています。さらに修理を担当するスタッフは、純正パーツの扱いに慣れたメーカースタッフです。

そのため修理後に不具合が発生する可能性が低く、修理後のノートパソコンを安心して使い続けられるでしょう。

②無償で修理できるケースがある

メーカー修理では、故障したノートパソコンが保証期間内の場合、無償で修理できる可能性があります。

無償修理の対象となるケースは保証書やメーカーのホームページなどで確認できます。

自分のノートパソコンが無償修理の対象となるのか確認してみましょう。

2-1-2. メーカーに依頼する場合のデメリット

メーカーに修理を依頼した場合、純正パーツを使用しているゆえのデメリットも2つ発生します。

①修理期間が長くなるケースがある

新品の純正パーツは、メーカーの工場にしか在庫がありません。

そのため、国内の修理工場にパーツの在庫がない場合は、海外から取り寄せる必要があります。取り寄せのために1ヶ月近くかかるケースなど、修理期間が長くなることがあります。

ノートパソコンを急いで修理したい場合は、メーカー修理は避けた方がいいでしょう。

②修理費用が高くなるケースがある

メーカーの純正パーツは、中古パーツや互換パーツに比べ、高価です。

以下は、Dynabookのノートパソコンの一例です。

純正パーツ

互換パーツ

中古パーツ

13,000円

6,800円

3,000~7,000円

このように使用するパーツの費用が違うため、メーカー修理では修理費用が高くなる傾向があります。

2-2. 修理業者に依頼する

メーカーのメリットとデメリットについて理解した次は、修理業者のメリットとデメリットを解説します。

メリット

デメリット

  • 修理期間が短いケースがある
  • 土日・祝日でも修理が依頼できる
  • 修理費用が安いケースがある
  • スタッフの技術レベルに差がある
  • 悪徳業者のケースがある

2-2-1. 修理業者に依頼する場合のメリット

ノートパソコンの液晶修理を修理業者に依頼するメリットは、主にこの3つです。

①修理期間が短いケースがある

修理業者では、店舗に持ち込みで修理を依頼した場合、その日のうちに修理が完了することも珍しくありません。

  • 故障したパーツ
  • 故障の程度
  • 交換用パーツの在庫状況

などの違いはありますが、液晶修理の場合およそ即日〜2日程度で修理ができます。

修理業者では、流通量が多い互換パーツや中古パーツを使います。そのため、交換用パーツの在庫がなくなってもすぐに取り寄せられ、短期間での修理が可能です。

②土日・祝日でも修理が依頼できる

修理業者は土日や祝日に営業している店舗も多く、いつでも修理依頼ができます。

以下の表は、土日や祝日に営業している大手修理業者の例です。参考にしてください。

パソコン工房・グッドウィル

パソコン工房・グッドウィルは、パソコンの販売・修理を手がける大手チェーン店です。

持ち込み修理に強く、当日持ち込みや他店で購入したパソコンにも対応しています。

パソコン修理24

パソコン修理24は「業界最安値&メーカー修理のほぼ半額」を目標としている修理業者です。

優先診断&特急作業等スピードコースもあり、急ぎの修理にも対応しています。

ドクター・ホームネット

ドクター・ホームネットは、訪問修理に定評があり、有料訪問サポートサービスのサポートシェアNo.1の実績があります。

全都道府県で修理対応をしており、土日祝日・大型連休の対応も可能です。

修理業者では、平日だけではなく土日・祝日も対応しているため、「とにかく早く修理してほしい」というときはおすすめです。

③修理費用が安いケースがある

修理業者では、純正パーツよりもコストパフォーマンスが高い互換パーツや中古パーツを使用しているため、低価格での修理が可能です。

その理由は、主に修理に使用しているパーツの違いです。

2-1. メーカーに依頼する」でも説明しましたがメーカーと修理業者では使用しているパーツの種類が異なり、それぞれ以下のような特徴があります。

修理に使用するパーツの違い 純正パーツ 互換パーツ・中古パーツ

ノートパソコンの修理では、使用するパーツの購入費用は修理費用(部品代)として請求されます。そのため価格が安いパーツを使っている修理業者では、メーカーよりも修理費用を安く抑えられます。

2-2-2. 修理業者に依頼する場合のデメリット

修理業者のデメリットは、2つあります。

①スタッフの技術レベルに差がある

修理業者では、メーカー修理とは異なり、国内外さまざまなメーカーのパソコンを扱います。そのため、技術者によっては得手不得手があったり、修理経験が少なかったりします。

技術力を証明するのは「パソコン整備士検定」

スタッフの技術力が気になる場合は、「パソコン整備士検定」という資格を取得している修理業者を選ぶといいでしょう。

「パソコン整備士検定」は、ハードウェア・OSの整備や情報倫理など、パソコンに関するさまざまな知識を学んだ人が取得できる資格です。この資格を取得したスタッフは、資格取得のための勉強と経験を積んだ信頼できるスタッフといえるでしょう。

技術レベルがバラバラな修理業者では、資格を取得した信頼できるスタッフに修理を依頼しましょう。

②悪徳業者のケースがある

修理業者のなかには、少数ながら悪徳業者が存在し、以下のような被害にあった人がいます。

  • 修理したパソコンが返却されない
  • 不適切なパーツを使って修理された
  • 事前相談もなく追加料金を請求された
  • 修理が未完了のまま返却された
  • 高額なキャンセル料を請求された
  • 余計な作業をして高額な作業料を請求された

事前に口コミをチェックしたり、依頼時には必ず見積書を発行してもらったりして、信頼できる修理業者をみつけましょう。

3. 【ケース別】ノートパソコンの液晶修理先を決めるポイント

修理先の特徴を理解したら、次はケース別に最適な修理先を決めるポイントを解説します。

最適な修理先を決めるためには、あなたが修理になにを求めるかを理解することが大切です。

安心 高品質な純正パーツで修理してほしい とにかく早く治したい 安く修理したい

ここからは、それぞれのケースについて理由を説明します。

3-1.高品質が保証されたパーツで修理してほしいならメーカーへ依頼

修理後のノートパソコンを安心して使い続けるために、高品質なパーツで修理してほしいというケースは、「メーカー修理」がおすすめです。

メーカー修理に使う純正パーツは、当然ですが同じメーカーのノートパソコンと相性がいいです。

  • 修理後の不具合
  • 再度故障するリスク
  • 修理途中のトラブル

などもほぼなく、安心して修理を任せられます。

トラブルの少ない高品質なパーツで修理してほしい場合は、メーカーへ修理依頼をしましょう。

3-2.とにかく早く修理したいなら修理業者へ依頼

修理のスピードを重視する場合は、修理業者がおすすめです。

メーカー修理の場合、無償・有償問わず1〜2週間程度の修理期間がかかります。

しかし、修理業者の持ち込み修理や出張修理を依頼すれば、最短で当日中に修理できるケースもあります。

とにかく早く修理してほしいという人は、修理業者へ依頼しましょう。

3-3.安く修理したいならまず保証書の有無を確認

修理費用を安く抑えたい場合は、メーカーの無償修理を依頼するか、修理業者がおすすめです。

以下の画像は、液晶修理にかかる費用の比較です。

液晶修理の費用比較

最も修理費用がかからないのは、メーカーの無償修理です。

自分のノートパソコンが無償修理の対象になるか確認するためには、まず保証書の有無を確認しましょう。

  • 保証書がある場合は、メーカーに問い合わせ
  • 保証書がない場合は、修理業者に問い合わせ

メーカーに問い合わせた結果、ノートパソコンが保証対象の場合は、無償で修理が可能です。

有償修理の場合、メーカーよりも修理業者に依頼した方が修理費用を抑えられます。

修理費用を抑えたい場合は、無償修理ができるかどうか確かめるために、まず保証書を確認しましょう。

4. ノートパソコンの液晶修理中に仕事をしたい場合の対処法

「パソコンが生活必需品」という人は珍しくありません。とくにノートパソコンを仕事で活用している人は、早く普段通りに使いたいですよね。

そこでここからは、ノートパソコンの修理中にパソコン作業をしたい場合の対処法を2つ紹介します。

  • 即日修理が可能な修理業者に依頼する
  • バックアップを使って、ほかのパソコンで作業する

「修理中とはいえ、ノートパソコンが手元にないのは困る」

「仕事の途中だったのに、ノートパソコンの液晶が壊れた」

という人は、ぜひチェックしてください。

4-1. 即日修理が可能な修理業者を探す

すこしでも早く「自分のノートパソコンを使いたい」という場合は、即日修理に対応している修理業者に問い合わせましょう。

即日修理を依頼する流れは以下の通りです。

  1. 電話で問い合わせをする
  2. 交換用パーツの在庫が店舗にあることを確認する
  3. 即日修理が可能か確認する
  4. 正式に申し込みをする

即日での修理を希望する場合は、必ず事前に連絡をし、即日修理が可能かどうか問い合わせましょう。

4-2. バックアップを使ってほかのパソコンで作業する

修理直前までのバックアップデータがあれば、バックアップデータを利用してほかのパソコンで作業の続きができます。

1-5. 液晶修理の際は必ずバックアップをとる」では、メーカーや修理業者に修理を依頼する前には、必ずバックアップをとるべきと紹介しました。

修理前のバックアップは、データを守るためでもありますが、修理期間中も作業を進めるためでもあります。

ほかに使用できるパソコンがある場合は、バックアップデータを利用してほかのパソコンで作業を進めましょう。

【注意】

バックアップデータは、必ず同じものを2つ以上用意しましょう。

バックアップデータが1つしかないと、作業中に、

  • 誤ってデータを消してしまう
  • 重要なデータに上書きしてしまう

などのリスクがあるためです。

代替機レンタルサービスを利用するのもおすすめです

液晶が故障したノートパソコン以外に作業できるパソコンを持っていない人は、「代替機のレンタルサービス」がある修理業者を選ぶのがおすすめです。

スマートフォンの修理とは違い、ノートパソコンの修理では、修理中の代替機レンタルはありません。

しかし、一部のメーカーや修理業者では、代替機としてノートパソコンのレンタルサービスを提供しています。

パソコンを複数台持っていない人は、代替機のレンタルサービスがある修理業者に依頼して、借りたノートパソコンで作業するのもおすすめです。

5. 修理金額や使用年数次第では買い替えも検討しよう

以下のようなケースでは、修理ではなくノートパソコンを買い替えることも検討しましょう。

  • 修理費用が6万円以上になる
  • ノートパソコンが購入から5年以上経過している

修理費用が高額になる場合は、修理費用で新品のノートパソコンの購入が可能です。また古いノートパソコンは、液晶以外のパーツも故障する可能性が上がっています。

そのため修理費用や使用年数によっては、修理よりも買い替えたほうが、今後より快適にノートパソコンを使えるケースがあるのです。

ここからは、修理金額や使用年数次第で修理ではなく買い替えを推奨する理由について、くわしく説明します。

5-1. 修理費用が6万円以上になる場合は買い替え

修理費用が6万円以上になる場合、修理を依頼する金額で新品のノートパソコンの購入が可能です。

そのため長期的には修理して使い続けるよりも、今買い替えたほうがお得にノートパソコンを使い続けられる可能性があります。

ノートパソコンの液晶修理費用は、メーカー修理で5万円前後、修理業者で2万円前後です。

しかし、液晶の故障には液晶部分だけではなく、マザーボードやHDDにも不具合が発生するケースがあります。その場合、修理費用が5万円を超えるケースもあります。

以下はノートパソコンの液晶とほかのパーツが故障した場合の修理費用の目安です。

メーカー

修理業者

液晶とマザーボードの故障

90,000~100,000円

40,000~65,000円

液晶とHDDの故障

105,000円

45,000円

これに対して、新品のノートパソコンの本体価格は、6万〜12万円です。

修理費用によっては、新品のノートパソコンの本体価格を超えてしまうケースも珍しくありません。

修理費用が高額になるケースでは、ノートパソコンを買い替えることも検討してください。

5-2. ノートパソコンが購入から5年以上経過している場合は買い替え

ノートパソコンを購入してから5年以上経過している場合、今後も安心して使い続けるためには新しいノートパソコンを購入するのがおすすめです。

一般的にノートパソコンの寿命は5年といわれており、5年以上使っているノートパソコンは今まで問題がなくても、突然不具合が発生する可能性があります。

ノートパソコンの寿命とは、有寿命部品の交換時期のことです。

有寿命部品とは、

  • 液晶ディスプレイ
  • HDD
  • キーボード
  • 電源ユニット
  • 内蔵バッテリー

などのことです。

つまり、5年以上使っているノートパソコンは、いつHDDや電源ユニットが故障してもおかしくありません。今、液晶を修理しても、すぐにほかのパーツが故障する可能性があります。

そのため、5年以上使っているノートパソコンは、修理ではなく買い替えがおすすめです。

5-3. ノートパソコンを買い替えるときは下取りをしましょう

ノートパソコンは、下取りを利用することでお得に買い替えができます。

下取りとは、新しいノートパソコンを購入するときに、古いノートパソコンを買い取ってもらえる制度です。

古いノートパソコンを売ったお金は、新しいノートパソコンの値引きやお店のポイントとして還元されるため、お得にノートパソコンを買い替えられます。

ノートパソコンは、小型家電リサイクル法の対象となるため、ごみとして処分できません。

無料で処分するためには「PCリサイクルマーク」が必要で、このマークがない場合、4千円程度の費用がかかるケースもあります。

しかし、下取りを利用すれば処分費用がかかりません。

それだけではなく、買い取り対応となれば、新しいパソコンを割引価格で購入することもできます。

ノートパソコンを買い替えるときには、ぜひお得な下取りも検討してくださいね。

下取りができないノートパソコンの例

ノートパソコンの状態によっては、下取りできないケースがあります。

  • 外装の破損が激しいもの
  • HDDやマザーボードがないもの
  • 付属のACアダプタがないもの
  • 起動できないもの

上記のようなケースは、多くの店舗で下取りができません。

下取りができない場合は、ノートパソコンを処分するしかありません。

ノートパソコンは、メーカーの回収サービスや自治体の「使用済小型家電の回収BOX」を利用すれば無料で処分が可能です。

ノートパソコンの処分については、こちらの記事も参考にしてください。

ノートパソコンの処分方法は6つ!比較して最適な方法で処分しよう(後日投稿予定)

6. まとめ

ノートパソコンの液晶は、主にメーカーやパソコン修理業者で修理できます。

〇メーカーと修理業者の修理費用・期間は以下の通りです。

メーカー

パソコン修理業者

修理費用

45,000〜70,000円

15,000〜25,000円

修理期間

7~10日

1~3日

〇液晶修理を申し込む流れはこちらです。

  1. 申し込み
  2. バックアップをとる
  3. ノートパソコンを預ける
  4. 見積もり
  5. 修理
  6. 支払い・ノートパソコンを受け取る

なお、ノートパソコンの液晶は、自分で修理することもできます。

しかし、安易に自己流の修理をすると液晶以外の部分を壊したり、分解したパソコンを戻せなかったりするリスクがあるため、おすすめしません。

〇ノートパソコンの液晶修理の依頼先を決めるポイントはこの3つです。

ケース

ベストな依頼先

高品質が保証されたパーツで安全に修理してほしい

メーカー

とにかく早く修理してほしい

修理業者

安く修理してほしい

・保証対象ならメーカーへ問い合わせ

※無償修理できる可能性があります


・保証対象外なら修理業者に依頼する

〇ノートパソコンの液晶修理中にパソコン作業をしたい場合の対処法はこちらです。

  • 即日修理が可能な修理業者に依頼する
  • バックアップを使ってほかのパソコンで作業をする

ノートパソコンの液晶修理費用が6万円以上になる場合や、液晶が壊れたノートパソコンを5年以上使用している場合には、買い替えも検討しましょう。ノートパソコンを買い替えるときには、古いノートパソコンは下取りするのがおすすめです。

この記事では、ノートパソコンの液晶修理について解説しました。

あなたのノートパソコンがまた、安心して使えるようになる手助けになれば幸いです。

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