炊飯器の故障が疑われる5つの症状!修理費用、買い替えの裏ワザを紹介

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下取りガイド 川辺 あさひ
炊飯器
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「炊飯器を使おうとしたら、電源が入らなくなっていた」
「ご飯はうまく炊けないし、さらに変な音もするようになった」など急にやってくるのが炊飯器の故障。

炊飯器は毎日のように使うものだからこそ、故障すると困ってしまいますよね。

結論からお伝えすると、炊飯器が故障していることを確認したら、修理ではなく新品に買い替えることをおすすめしています。

なぜ、修理ではなく買い替えがおすすめなのか?

さらに炊飯器が故障している症状などを紹介するために、この記事では下記について解説していきます。

炊飯器が故障したら、修理して同じ製品を長く使っていく…というのもありですが、故障した場合は下取りなどを利用して、買い替えるのも1つの方法です。

故障した時は、どのような方法が一番お得に買い替えられるかなどについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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炊飯器が故障?まずは使用期間をチェック

まず「炊飯器の故障かな?」と思ったら、炊飯器の使用期間をチェックしてみましょう。

なぜなら、使用期間によって故障に対する対応が変わるからですね。

購入から1年未満の場合は、メーカーの保証期間に含まれていることが多く、無料で修理できるケースが多いです。

購入から3年以上経っている場合は、有料での修理。もしくは、新品への買い替えか処分という対応になってきます。

炊飯器の寿命は3〜5年と言われていることもあり、3年以上使っている場合の故障は、炊飯器を買い換えるタイミングでもあります。

このように使用期間から、どの対応が正しいかを選択することができるので、まずは使用期間をチェックするようにしましょう。

炊飯器が故障している時の5つの症状とは?

故障している時の5つの症状

それでは、次に故障した時に起こる症状について解説していきます。

これから5つの症状を紹介していくので、何か故障を疑うような症状が起きている人は、ぜひ参考にしてみてください。

1.電源が入らなくなった

1つめは、電源が入らなくなったことです。

特に炊飯器の配線を変更していないのに、電源が入らなくなる場合は故障を疑ったほうがいいですね。

電源が入らなくなる主な理由としては「コンセントが断線しているか」「差し込みプラグ部分に何らかの不具合が生じているか」になります。

  • しっかりコンセント、差し込みプラグに刺さっているか
  • コンセントを挿す場所は問題ないか(電源タップが故障している可能性があるため)

これらを確認しても直らない場合は、寿命をむかえて故障している可能性が高くなります。

2.分量は合ってるのに、ご飯がうまく炊けない

2つめは、ご飯がうまく炊けなくなってきたことです。

いつものように分量を守って炊いているのに、以下の状態でご飯が炊き上がる場合は故障を疑いましょう。

  • ご飯の芯が固いまま
  • 日によって、ご飯の固さに差が出る
  • 炊飯のお水が温かくなる程度で、そもそも炊けない

炊飯器は温度センサーによって、ご飯の炊き上がりを調整しています。

この温度調整が故障している炊飯器ではうまく機能しなくなっていくため、仕上がりに差が生まれてくるというわけです。

このような状態になったら素人では直せないので、修理か買い替えを検討するタイミングになります。

3.掃除しているのに異臭がする

3つめは、掃除しているのに異臭がすることです。

炊飯器は内フタやパッキンなどを掃除していないと、異臭がすることがあります理由は、ご飯を炊いた時に内フタなどにご飯の成分が付着していくからです。

ご飯を常温で何日も放置していると、カビが生えて食べられなくなってしまいますよね。

これと同じ原理で、ご飯の成分が付着した内フタを放置すると、同じようにカビが繁殖し、知らず知らずのうちに臭いの発生源となってしまっているというわけです。

ただし、これは掃除することで防ぐことができます。こまめに掃除しているのに異臭がするという場合は、炊飯器に何らかの故障が起きていると考えてください。

4.炊飯器から異音がするようになった

4つめは、炊飯器から異音がするようになることです。

炊飯器から元々聞こえてくる音もありますが、何かが故障している場合は異音が聞こえてくるようになります。

特に圧力式の炊飯器に多い症状になりますね。圧力式の炊飯器のパッキンが劣化してくると、圧力をかけてる最中にパッキンから蒸気がもれて「ピィ〜」という音が聞こえてきます。

こうなった場合は異音が聞こえてくるだけではなく、正常に圧力をかけられていない状態なので、修理か買い替えを検討しましょう。

また、異音が気になっている場合は、以下を参考にしてください。

「カチャ」
「カチ」圧力をかけて炊飯するために出る音です。

音の種類 説明
「ジー」 IH方式特有の通電中に起こる音で、磁気が内釜を通るときに起きる振動による音です。(通電中に出る音なので、保温中もときどき「ジー」音がします。)
「ブーン」 内部の熱を外へ逃がすためのファンが回る音です。(ファンがある機種とない機種があります。)
「シュー」
「プシュー」
蒸気口から蒸気が出る音です。
圧力方式の機種は炊飯コースにより一気に圧力を抜くため、いきなり大きな音がすることがあります。
「カチカチ」
「カチン」
火力調整や熱伸縮による音です。
「ジュッジュッ」「パチ」 内釜が熱せられ、内釜の外面に付いている水滴がはじける音です。
内釜は外面の水滴をふき取ってから、本体にセットしてください。
「カラカラ」 ふた内部に入っている部品が動く音です。

引用元:音が気になる(炊飯中・保温中・使用中)|東芝ライフスタイル株式会社

5.エラー表示が発生している

5つめは、エラー表示が発生していることです。

たとえば、象印の炊飯器に何らかのエラーが起きている時はH〇〇」「E〇〇」というエラーコードが液晶に表示されます。

象印の場合は「H〇〇」は、自分たちで対応できるエラー。

一方で「E〇〇」と表示されている場合は、点検・修理が必要とされているエラーが発生しています。

この表示はメーカーによっても違い、東芝の場合は「C〇〇」「F〇〇」と表示されます。

前者は自分たちで対応できるエラーで、後者は点検・修理が必要されているエラーというように、メーカーごとに表記が違うのは覚えておいてください。

どのメーカーの製品でも説明書を見ることで、どんなエラーが起きているかを知ることができます。

表示された内容に従い、正しい対応をするようにしましょう。

炊飯器の故障を確認。次にやるべきことは?

炊飯器が故障したときに次にやるべきこと

ここまでに紹介した症状に1つでも当てはまっていれば、炊飯器が故障している可能性は高いです。

故障を確認したら、次は「炊飯器を購入した販売店かカスタマーサポートに連絡」するようにしましょう。

上記の場所に連絡することで、以下の内容を知ることができるからです。

 

  • 自力で直せるものなのか、修理するべきなのか
  • 修理する場合は、いくらかかるのか
  • 保証期間内なのか、期間外なのか、など…

まずは販売店から連絡することがおすすめです。

理由は、メーカーが付けていない独自の保証サービスを受けられる可能性があるからです。

さらに事前に購入日や型番を調べておくことで、保証が受けられるかどうかを正確に知ることができます。

どちらにしても必要な情報になってくるので、必ず調べてから連絡するようにしましょう。

炊飯器を修理する場合の注意点!修理期間は限られている?

炊飯器を修理する場合の注意点!修理期間は限られている

炊飯器の修理期間は、製造を終了してから6年間に限られていることを覚えておきましょう。

この6年間が過ぎた場合、有料でも修理を受け付けてくれない可能性が上がるため、注意してください。

なぜなら、炊飯器の家電メーカーには「補修用性能部品の保有期間」という規則が設定されているからです。

この規則は、家電メーカーが販売した製品が故障したときに、修理に必要な部品を保有している期間のことなのですが…

保有期間が過ぎた場合、メーカーも必要な部品を保有しておく義務がなくなるため、修理できる期間が限られてくるというわけですね。

(仮に、現在使っている炊飯器が2014年に製造終了している場合は、修理できない可能性もあるということです)

このあたりも販売店かカスタマーサポートから教えてもらえるので、気になる人は聞いておくようにしましょう。

炊飯器の修理か買い替え、お得なのはどっち?

炊飯器の修理か買い替え、お得なのはどっち?

どれだけ炊飯器を大切に使っていても、家電である以上はいつか故障します。

それでは炊飯器が故障した場合、「修理」か「買い替え」どちらがお得なのでしょうか。

先に結論をお伝えしておくと、炊飯器が故障した場合「買い替え」をおすすめしています。

なぜ、買い替えをおすすめしているのかをお伝えするために、実際に費用を比較しながら説明していきます。

修理にかかる費用

症状 修理料金の目安
電源が入らない 12,000〜33,000円
ご飯がにおう 4,000〜10,000円
ご飯がべちゃつく 5,500円程度
フタが開かない 5,500〜33,000円
リチウム電池切れ 5,500〜8,000円

引用:炊飯ジャー 修理料金目安表|ZOJIRUSHI

象印が出している炊飯器の修理費用は、おおよそ5,000〜30,000円となりました。

それでは、買い替えにかかる費用を紹介します。

買い替えにかかる費用

買い替えにかかる費用ですが、炊飯方式によって炊飯器の価格は変わってきます。

今の主流とされている3つの炊飯方式に分けて、おおよその価格を下記にまとめてみました。

炊飯方式 価格
マイコン炊飯 5,000〜10,000円
IH炊飯 10,000〜30,000円
圧力IH炊飯 30,000〜50,000円

高価なモデルの圧力IH炊飯を除けば、5,000〜30,000円の価格で新品の炊飯器を買い替えることが可能です。

もちろん、今使っている製品が高価なものであれば、修理したほうが安いケースはありますが…

修理費用とあまり変わらないのであれば、新品に買い替えたほうがお得ですよね。

さらに買い替え時には、下取りを使うことも可能です。

次で紹介している「下取りチェッカー」というツールを使えば査定額もわかるため、実際にかかる費用をすぐに知ることができます。

下取りは店頭に持っていくことで、売る手間を省いて購入できるため、手間もかからずに楽なこともメリットです。

故障の症状が出ていて、買い替えを検討している人はぜひ使ってみてください。

炊飯器は壊れる前に計画的に買い替えをする

計画的な買い替えがお得

炊飯器が壊れてから買い替えなどをしていたら、ご飯が炊けない期間ができてしまいます。

そうなると困る場面も出てくるため、故障の症状が出てきたら、計画的に買い換える準備をすることをおすすめしています。

まだ使用できる状態であれば、下取りで10,000円以上の価格が付くこともあります。普通なら30,000円する炊飯器が、10,000円割引で購入できたら嬉しいですね。

このようにお得に買い替えられるケースもあるため、壊れる前に一度下取りに出すことを検討してみてください。

「下取りチェッカー」は、LINEで無料下取り査定ができるサービスです。

買い替えしたい炊飯器はいくらで下取りをしてもらえるのか確認したうえで、炊飯器を買い替えするスケジュールが立てられるようになります。

専用アプリのダウンロードは不要ですぐに査定依頼ができるため、ぜひ利用してみてください。

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炊飯器の故障でよくある質問

炊飯器の故障でよくある質問

最後に炊飯器の故障で、よくある質問にお答えしていきます。

処分方法やメーカーごとの耐久性などに回答しているので、気になるものがあれば、ぜひ参考にしてください。

電源OFF時の液晶が映らなくなりました。これは故障ですか?

電源OFF時に液晶がつかないのは、故障ではなく電池切れの可能性が高いです。

炊飯器はコンセントを差していない時でも、液晶に時間などが表示されていますよね。

古い炊飯器を使っている場合は、この液晶が急に消えることがあります。液晶が消えることで故障と思う人も多いのですが、これは電池切れの症状であることを覚えておきましょう。

電池切れなので、電池を替えることで直るのですが…

炊飯器の基盤に溶接されるように電池が付いているため、ハンダゴテなどの道具がないと、自力ではむずかしい修理になります。

さらに一度分解した家電は、買取や下取り対象外となってしまうことが多いので、自力での電池交換の判断は慎重にすることをおすすめします。

炊飯器は不燃ゴミに出してもいいのですか?

住んでいる自治体にもよりますが、以下の条件をクリアしていたら不燃ゴミとして捨てることができます。

  • 自治体が不燃ゴミとしての回収を認めている
  • 縦・横・高さのどの長さも30cm以下

自治体のルールに関しては「(住んでいる地域名) 炊飯器ゴミ」と検索すれば、調べることができるので、確認しておきましょう。

またサイズについてですが、基本的には「3合炊き炊飯器の一部」が対象となります。

筆者が5合炊き・10合炊き炊飯器のサイズを含めて調べたところ、5合炊き以上のサイズになると、横か高さのどちらかが30cmを超えていました。

●3合炊き炊飯器(東芝 RC-5XN)のサイズ

3合炊き炊飯器(東芝 RC-5XN)

出典:RC-5XN|TOSHIBA

サイズ(幅×高さ×奥行き) 230×204×295mm

●5合炊き炊飯器(象印 炎舞炊き NW-PT10)のサイズ

5合炊き炊飯器(象印 炎舞炊き NW-PT10)

出典:炎舞炊き NW-PT10|ZOJIRUSHI

サイズ(幅×高さ×奥行き) 275×215×345mm

30cmを超える場合は粗大ゴミとしての処理、もしくは家電量販店やリサイクルショップでの処分になります。

炊飯器の修理期間も過ぎており、完全に壊れていて下取りにも出せない場合は、当てはまる方法で正しく処分しましょう。

メーカーごとに故障のしやすさは違いますか?

結論からお伝えすると「大手メーカーの炊飯器であれば、耐久性に大きな違いはない」ことが言えます。

たとえば、象印や東芝などの大手メーカーは、これまでに多くの炊飯器を開発しています。

これまでに開発してきた中で改善してきた結果だと思うのですが、「〇〇メーカーの炊飯器が壊れやすい」という情報はあまり聞きませんよね。

少し昔であれば、ジェネリック家電。いわゆる昔の技術を使って、格安に開発しているメーカーは壊れやすいという声もあったのですが、今は耐久性もかなり改善されているので、安心して購入しましょう。

ただし、インテリアメーカーなどの家電をメインに作っていないメーカーの炊飯器は注意が必要です。

大手メーカーに関する故障は調べても、あまり出てこなかったのですが、インテリアメーカーなどの炊飯器の故障報告はいくつか目にしました。

必ずしも壊れやすいというわけではないと思いますが、耐久性が劣る可能性があることは頭に入れて、購入を検討するといいかもしれませんね。

まとめ

今回は炊飯器が故障した時の症状や、修理の際にやるべきことなどを紹介させていただきました。

最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。

  • 炊飯器の故障を感じたら、まずは使用期間をチェックする
  • 故障した時の症状は、主に「電源が入らない」「ご飯がうまく炊けない」「異臭がすること」
  • 修理を考えている場合は、まず販売店かカスタマーサポートに連絡
  • 製造終了から6年間が過ぎてる場合は、買い替えを検討する
  • 基本的には修理よりも買い替えがおすすめ。理由は、費用面で差がないため
  • 炊飯器は不燃ゴミで出せるが、いくつかの条件をクリアする必要がある
  • 大手メーカーの炊飯器はどこも故障しにくいように作られている。炊飯器をメインで作ってないメーカーにだけは注意する

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