洗濯機が回らなくなった!原因と自分でできる対処の仕方を解説

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下取りガイド 川辺 あさひ
洗濯機
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「昨日まで使えていた洗濯機が急に回らなくなった」
「明日着ていきたい服があるのに、使えないままだと困ってしまう…」
このように、いきなり洗濯機が回らなくなったら日常で困ることが多くなってしまいますよね。

とくにご家族がいる場合はすぐにでも洗濯したい服も多いと思うので、生活に支障が出てしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、洗濯機回らない原因や自分でできる対処法、自分で対処できないケースについて解説していきます。

洗濯機が急に回らなくなった場合は、自分で対処できるケースがほとんどになります。そのため、今お使いの洗濯機の原因をパターンごとに当てはめ、それぞれの対処法を試してみてください。

なお、以前からエラーが頻発しているなどの状況があれば、専門業者への修理もしくは買い替えが必要になることを覚えておきましょう。

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洗濯機が急に回らなくなった!原因とは?

洗濯機が急に回らなくなった!原因とは?│洗濯機 回らない

それでは、洗濯機が急に回らなくなった原因から解説していきます。

まずは原因を先に紹介していくので、「家の洗濯機の原因はこれかな…?」と目星をつけるためにご覧ください。

洗濯機が回らなくなった原因に目星がつけられたら、次の項目で紹介している対処法に当てはめて試してみてください。

水道の蛇口が閉まっている

1つめの原因は、水道の蛇口が閉まっていることです。

基本的なミスですが、意外とよくある原因です。

洗濯をするたびに水道の蛇口を開閉される家庭も多いと思われますが、使用時はしっかり開けていますか?

うっかり蛇口を閉めたまま洗濯しているケースもあるので、一度確認しておきましょう。

洗濯物を詰め込みすぎ

2つめの原因は、洗濯物を詰め込みすぎていることです。

洗濯に慣れている方の場合はあまり起こらないミスなのですが、1人暮らしを始めたばかりの頃に発生しやすい原因です。

洗濯機にはそれぞれ容量が決められています。そのため、規定容量以上の洗濯をおこなおうとするとエラーが出て回らなくなってしまうことがあります。

洗濯物の量が多すぎた、または泥や雨で濡れて重くなっていた場合、詰め込みすぎが原因かもしれません。思い当たる点があれば確認してみましょう。

異物が入ってしまった

3つめの原因は、異物が入ってしまっていることです。

こちらは小銭やヘアピンなどが、洗濯機の底の「パルセーター」と呼ばれる回転部に引っかかって回らなくなることが原因で起こります。(下記画像の赤枠部分)

洗濯機のパルセーター部│洗濯機 回らない

このパルセーターによって洗濯槽は回転をしているため、パルセーター部に異常が出ていたら回らなくなるというわけですね。

普段はあまり入りこむことはありませんが、異物の大きさなどによっては入り込んでしまうことがあります。一度、赤枠部分を手動で回してみて「カラカラ」という音がするのであれば、こちらの原因を疑いましょう。

排水口にごみが詰まっている

4つめの原因は、排水口にごみが詰まっていることです。

何度も洗濯していると、服の繊維やごみが排水口に詰まってしまっているケースがあります。

こちらは購入から日が経っていない場合には起こりにくいのですが…。購入から数年間、一度も掃除していないのであれば、排水口にごみが詰まっていることが考えられます。

「そういえば一度も掃除したことがないな」と思い当たることがあれば、排水口をチェックしてみましょう。

洗濯機が不安定な設置になっている

5つめの原因は「洗濯機が不安定な位置になっている」ことです。

ここ最近、洗濯機のスキマにあるものを拾うために持ち上げたり、移動させた覚えはありませんか?

洗濯機は傾いたまま洗濯すると、正常な回転ができずに故障してしまうことがあります。

故障しないためにも、メーカーが傾いたままでは洗濯ができないようにしている製品もあるのですよね。

自分には覚えがなくても、家族がふとしたときに移動させていることも考えられるため、一度確認してみてください。

洗濯機が回らないときの自分でできる対処方法

洗濯機が回らないときの自分でできる対処方法│洗濯機 回らない

それでは、次に洗濯機が回らないときの対処方法を解説していきます。

自分で手軽にできる対処方法に限定して紹介していくので、1つずつ順番に試してみてください。

水道の蛇口が開いているかチェック

まずは、水道の蛇口が開いているかチェックしてみましょう。

先ほど原因の項目でもお伝えしましたが、意外と多いのがこちらのミスになります。

すぐに確認できるものなので、洗濯する前にチェックしてみてください。

洗濯物を6~7割の容量で洗ってみる

次の対処方法は、洗濯物を6~7割の容量で洗ってみることです。

こちらも先ほど紹介しましたが、洗濯物を詰め込みすぎている場合は洗濯機がうまく回らないことがあり、加えて洗浄力も低下します。

この場合は洗濯物を規定容量の6~7割ほどに抑え、洗濯機が正常に運転するか確認しましょう。

改善できたのであれば、今後も6~7割の容量で洗うことを意識してみてください。

パルセーターに不備がないかをチェック

続いて、「パルセーター」に不備がないかをチェックしましょう。

パルセーター内部の状況は、下記画像の青枠部分のネジを外すことで確認できます。

パルセーター部のネジ│洗濯機 回らない

ネジを外してみて、異物が入っているようであれば取り除きましょう。

もし、異物が入っておらず、部品が明らかに劣化しているようであれば「新品に交換」もしくは「修理や買い替え」を検討しましょう。

定期的に排水口の掃除をおこなう

こちらは予防の意味が強くなりますが、定期的に排水溝の掃除をおこなうことが大事です。

洗濯機の構造上、排水溝はどうしてもごみが詰まりやすい場所にあります。

まったく衣類の繊維やごみを出さないようにするのは現実的に難しいため、気づいたときには排水口を掃除する習慣をもっておくとよいでしょう。

洗濯機の設置が安定しているかチェック

最後の対処方法は、洗濯機の設置が安定しているかのチェックになります。

こちらもすぐに確認できることですが、もし洗濯機が傾いているようであれば、正しい位置に戻しましょう。たとえば以下の点を確認し、正常な回転ができるようにチェックしてみてください。

  • 洗濯機の脚が一部折れていないか
  • 洗濯機の脚の部分に何かはさまっていないか
  • マンションであれば、洗濯機置き場の枠に乗り上げていないか

それでも洗濯機が回らないのは故障?修理の判断基準を紹介

それでも洗濯機が回らないのは故障?修理の判断基準を紹介│洗濯機 回らない

自分でできる対処方法を紹介したところで、次は修理に出す場合の判断基準を紹介していきます。

ここまでに紹介したのは、あくまで「対処方法」です。対処の範囲をこえて自力で修理をしようとした場合、直し方が甘くなりさらに悪化することも考えられます。すると、メーカー保証が効かなくなってしまう状況に陥ってしまうかもしれません。

根本的に故障している場合は、必ず専門業者の修理に出す必要があることは覚えておきましょう。

ここからは修理の判断基準について解説していきますが、たとえば「脱水ができる・できない」のように細かく修理パターンが分かれています。1つずつ確認して当てはまるものがあれば、無理せずに「修理」か「買い替え」を検討してみてください。

パルセーターなどの部品が劣化していないか

まずは、パルセーターなどの部品が劣化していないかを確認しましょう。

パルセーターの劣化とは、洗濯槽を回すための溝がツルツルになることで、パルセーターだけが空回りしてしまう症状を指します。

この状態になったら新品のパルセーターだけを購入して交換する手もありますが、他部品の劣化の可能性を踏まえて修理に出すことを検討することをおすすめしています。

異音はしていないか

次に、異音がしているかを確認しましょう。

洗濯機が回らなくなる前に「ガラガラ」「キュルキュル」などの異音は聞こえていなかったですか?

これらの異音が聞こえていたのであれば、洗濯槽を回転させるためのベルトや動作させるためのモーターなどの何かしらの部品が故障しているかもしれません。

異音の種類によって破損している部品が異なりますので、下記を参考に確認してみましょう。

  • 「ガラガラ」と、洗濯槽の中で物が転がっているような音
  • 「ガリガリ」と、金属が削れていくような音
  • 「キュルキュル」と、何かが擦れたような音
  • 「ブーン」と、必要以上に大きいモーター音

洗濯機を分解しないと原因がわからないのであれば、修理に出すタイミングになります。

次の項目で修理費用について解説しているので、これらの症状がある場合は費用を参考にして、修理に出すことを検討しましょう。

洗濯機の修理費用の相場

洗濯機の修理費用の相場│洗濯機 回らない

それでは、この項目では修理費用を紹介していきます。

家電の大手メーカーでもある「日立」のホームページに「ドラム式洗濯機と全自動洗濯機の修理費用」が掲載されていたので、引用させていただきました。症状別に分けているので、どちらか該当しているほうを参考にしてください。

●ドラム式洗濯機の修理費用

症状 修理料金目安 *2
電源が入らない 50,000~74,000円前後
電源が切れる 50,000~74,000円前後
すすぎ繰り返す 31,000~71,000円前後
水漏れ 30,000~36,000円前後
給水できない(水道水) 34,000~38,000円前後
給水できない(お湯取り) 34,000~39,000円前後
給水しっぱなし 34,000~38,000円前後
排水しない 30,000~33,000円前後
脱水しない 34,000~74,000円前後
運転音が大きい 46,000~71,000円前後
異常音がする 30,000~71,000円前後

●全自動洗濯機の修理費用

症状 修理料金目安 *2
電源が入らない 30,000~54,000円前後
電源が切れる 30,000~54,000円前後
すすぎ繰り返す 12,000~49,000円前後
水漏れ 12,000~15,000円前後
給水できない(水道水) 28,000~34,000円前後
給水できない(お湯取り) 29,000~32,000円前後
給水しっぱなし 28,000~34,000円前後
排水しない 12,000~28,000円前後
脱水しない 27,000~54,000円前後
運転音が大きい 34,000~49,000円前後
異常音がする 24,000~49,000円前後
乾燥しない(乾燥機付きの場合) 36,000~52,000円前後

*1、*2:技術料、部品代、出張料の合計(税込、2024年10月時点)

参考:修理料金の目安|日立(HITACHI)

日立メーカーの修理費用になりますが、故障のケースによって1万円程度のものから8万円弱ほど掛かる場合もあるようです。

ドラム式洗濯機は高額な製品が多いので、買い替えよりも修理に出したほうが安く抑えられるケースが多そうですね。このあたりの修理か買い替えの判断は、今お使いの洗濯機の定価と見比べながら判断するのがよいでしょう。

洗濯機の処分・買い替えを検討する

洗濯機の処分・買い替えを検討する│洗濯機 回らない

最後に、洗濯機の処分・買い替えについても解説しておきます。

「10年以上使用して不調となった洗濯機」は修理でなく処分がおすすめ

洗濯機の寿命はおよそ10年といわれています。

そのため、10年以上使ったうえで「洗濯機が回らないようになった」「最近になって調子が悪い」というのであれば、修理ではなく処分をおすすめしています。

なぜなら洗濯機がすでに寿命を迎えている可能性が高いので、修理に出してもすぐに使えなくなることが考えられるからです。

「5~7年以内に製造された洗濯機」を使っている場合は買い替えの検討を

一方で、買い替えは「5〜7年以内に製造された洗濯機」を使っている場合におすすめしています。

こちらの理由としては、家電量販店などで下取りに出すことで購入費用を安くできるからですね。

また、デジタル家電専門店ノジマと提携している「下取りチェッカー」というツールを使うことで、楽に下取りを完了し、買い替えることもできます。

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査定から買い替えまでの流れが簡単でわかりやすいので、とてもおすすめできるものになっています。

下取りに出したい製品が条件に当てはまる場合は、下取りチェッカーでぜひ一度価格をチェックしてみてください。

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まとめ

今回は洗濯機が回らない原因と対処方法、そして修理に出す際の判断基準などを紹介させていただきました。

最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。

  • 洗濯機が回らない原因は「水道の蛇口が閉まっている」「洗濯物の詰め込みすぎ」など、すぐに解決できるものも多い
  • 対処方法としては「排水口にごみが詰まっていないか」「異物がはさまっていないか」など、気軽に試せるものからやってみる
  • 異音がする場合、音の種類によって原因が異なる(擦れる音、モーター音など)
  • 回らない原因がわからなければ、必ず専門業者に修理を依頼する
  • 修理費用は10,000円程度のものから80,000円近くかかる場合もある
  • 修理が買い替え費用を上回りそうなら買い替えを検討する(下取りを使うのがおすすめ)

洗濯機が回らない原因は「自分で簡単に直せるもの」から「専門業者に依頼しないと修理できないもの」まで幅広く存在します。

少しでも「自力での修理は厳しいかな」と思ったら、まずは専門業者に相談してみてください。

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