「修理屋に頼むのはお金がかかるし、自分で直したい」
「自転車修理におすすめのお店はある?」
自転車乗りにとって、タイヤのパンクは避けては通れないトラブルです。
しかしいざ直面すると、修理はどうしたらいいのか、店舗に依頼した場合どのくらいの代金がかかるのかなど、分からないことだらけという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな方に向けて自転車がパンクした際の修理方法や対処法を紹介します。
自分で修理する方法やおすすめの自転車修理店も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
自転車のタイヤがパンクしたかも?原因をチェックしよう
なんだか自転車の乗り心地がおかしいと思ったら、タイヤがパンクして空気が抜けていた…なんて経験ありませんか?
自転車がパンクする原因は、タイヤに穴が開いているからと思われがちですが、実はそれ以外にもパンクしてしまう原因があります。
よくあるケースとして、次の3つが挙げられます。
- ナットなど留め具の不具合によるもの
- タイヤが寿命を迎えた
- 虫ゴムの寿命
ナットなど留め具の不具合によるもの
1つ目は、ナットなど留め具の不具合によってタイヤがパンクするケースです。
タイヤの空気を入れる部分(バルブ)には、ナットなどの留め具が付いています。
その留め具が緩んでいたり劣化したりしていると、タイヤ自体の空気が抜ける原因となり、パンクに繋がってしまいます。
タイヤ自体に穴は開いていないけど、空気が抜けている気がすると感じたら、ナットなどの留め具が緩んでいないか確認しましょう。
タイヤが寿命を迎えた
タイヤの寿命が残り少ないと、パンクを生じやすくなります。
タイヤの寿命は表面の溝で確認できます。
溝がしっかり残っていれば問題ありませんが、表面から溝が消えていたり、側面にひび割れが見られたりしたらタイヤの寿命が残り少ない証拠です。
この場合には、パンクだけでなく、スリップやブレーキ不能などが生じる可能性もあるため、タイヤの寿命が残り少ないと感じたら、早急に交換するようにしてください。
なお、タイヤの交換目安は3年程度、走行距離に換算すると3,000km程度といわれています。
もちろん、普段からたくさんの距離を走行している場合は3年とはいわず、定期的にタイヤの溝を確認して必要があれば交換しましょう。
虫ゴムの寿命
虫ゴムの劣化も、自転車がパンクする原因の一つになります。
虫ゴムとは、タイヤチューブの空気漏れを防ぐ役割を果たすもので、空気を入れる部分(バルブ)の中にある部品です。
これが劣化していると、タイヤの空気漏れが起こり、パンクの原因となってしまいます。
一般的に虫ゴムの寿命は1年程度といわれていますが、夏など気温が高くなる季節は高温によってゴムが溶けてしまうため、通常よりも早く劣化が進む場合があります。
自転車のパンクは自分で直せるもの?安く修理する場合
自転車のパンク修理をお店に依頼するとそれなりにお金がかかるため、自分で直せるものなら直したいと思う方も多いのではないでしょうか。
特に、普段から自転車を自分で整備していたり、整備が得意だったりする場合は、なおさら自分で修理したほうが安く済むと思っている方が多いでしょう。
実は、道具さえあれば自分で修理することも可能です。
以下で自転車のパンク修理について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
パンクの修理におすすめな道具・キット
自転車のパンクを修理するときにあると好ましい道具は、次の8つです。
- ゴムのり
- 修理パッチ
- タイヤレバー
- やすり
- 虫ゴム
- マーカー
- 水を張ったバケツ
- 作業用手袋
ホームセンターなどで別々で購入するのもいいですが、キットだとより手軽に揃えることができます。
中でも、Fohilのパンク修理キットは小さく収納できるため持ち運びにも最適です。
普通の自転車だけでなく、シティサイクルやロードバイク、クロスバイクなど、さまざまな車種に利用できる、おすすめの修理キットです。
安く修理を済ませるなら100均で道具をそろえられる
費用を安く済ませたい方は、100均で修理道具を揃えるのがおすすめです。
全国に店舗があるので手軽に揃えられるし、何よりコストを安く抑えられます。
しかし、その一方でクオリティに欠ける部分があります。
道具の使いやすさも用品店のものと比べると劣ってしまうため、道具の扱いに慣れていない方には少し難しいかもしれません。
クオリティや使いやすさを重要視しないのであれば、100均で道具を揃えるのもおすすめです。
パンク修理の手順
次に、パンク修理の手順を紹介していきます。主な工程は以下の5つです。
- タイヤとチューブを取り外す
- パンクしている箇所を探す
- 穴や傷を補修する
- タイヤとチューブを付け直す
- 空気の漏れがないか最終確認する
(1)タイヤとチューブを取り外す
バルブのキャップとナットを外してリムナットを緩めたあと、タイヤレバーを使用して、タイヤとチューブを取り外していきます。
(2)パンクしている箇所を探す
水を張ったバケツにチューブを沈めて、空気が泡となって出てくる箇所を探します。
穴が開いている箇所は1つとは限らないため、チューブを1周させて全体をくまなくチェックしましょう。
(3)穴や傷を補修する
チューブの修正箇所をやすりで削り、ゴムのりを塗布します。
10分ほど放置してゴムのりが乾燥したら、修理パッチを貼ります。
(4)タイヤとチューブを付け直す
チューブの空気を抜き、タイヤとチューブを付け直します。
このときにチューブが噛み込んでしまうと、また穴が開いてしまうおそれがあるため、嚙み込まないように注意しながら付けていきましょう。
(5)空気の漏れがないか最終確認する
タイヤの装着が完了したらチューブに空気を入れます。
全体がしっかりと膨らんでいて、空気の漏れがないか確認できたら修理完了です。
やっぱり安心!近くの自転車屋さんで修理を依頼する場合
上記の手順を見て、自分で修理することが難しそう…と思った方は、近くの自転車屋さんで修理することをおすすめします。
ここからは、自転車の修理にかかる代金の相場や時間、おすすめの自転車屋さんを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
パンク修理にかかる代金の相場
自転車のパンク修理にかかる代金は、修理が必要な項目によってそれぞれ相場が異なります。
一般的に、基本工賃は1,000円~2,000円程度が相場とされています。
修理箇所が1つであれば基本工賃に含まれる場合がほとんどですが、修理箇所が1つ以上の場合になると、数が増えるごとに100円~300円程度の追加料金が加算されます。
一方、虫ゴムなど部品取り替えの場合は相場が安く、100円程度で新しいものに交換してくれます。
なお、自転車のどこに穴が開いているか分からない場合には、水調べをおこなうことがあります。
水調べとは、チューブを水に沈めて穴が開いている箇所を調べることで、一般的な相場は500円~1,000円程度になります。
パンク修理 基本工賃…1,000円~2,000円
虫ゴム 部品交換…100円
水調べ…500円~1,000円
自転車屋さんによるパンク修理にかかる時間
自転車のパンク修理にかかる時間は、20分~30分程度です。
混雑状況によって修理にかかる時間が変動するため注意が必要です。
店舗によっては、自転車を朝預けて夕方引き渡しするサービスをおこなっているところもあります。
自転車のタイヤをより長持ちさせるには
自転車のタイヤは、使用状況によっても寿命が変わります。
通常よりもタイヤを長持ちさせるには、どのように使用したらいいのでしょうか。
自転車のタイヤをより長持ちさせる方法は、以下の3つです。
- 自転車に優しい道を走る
- 空気圧は適度に保つ
- なるべく屋外の保管を避ける
自転車に優しい道を走ろう
タイヤを長持ちさせる1つ目の方法は、自転車に優しい道を走ることです。
舗装されてないでこぼこな道と、きれいに整えられた道では、どちらがタイヤに優しいかは一目瞭然です。なるべくきれいに整えられた道を走ることで、タイヤへの負担を少なくすることができます。
また、段差を通過するときは、ゆっくり走行するようにしましょう。
勢いよく段差を通過すると、車体にかかるダメージが大きくなります。ダメージが徐々に蓄積すると、タイヤのみならず自転車本体も故障してしまう原因になります。
空気圧は適度に保つこと
タイヤの空気圧を適度に保つことも重要です。
自転車のタイヤの空気は、入れすぎても入れなさすぎてもパンクの原因になります。
そのため、タイヤを長持ちさせるためには、空気圧を適正値に保つことが重要になってきます。
空気圧の適正値は、タイヤの側面に記載されています。
記載されている数値をもとに、1~2週間に1度は空気を入れるように心掛けてください。
なるべく屋外の保管を避ける
タイヤは紫外線の影響によっても劣化が進むため、なるべく屋外での保管を避けてください。
自宅に自転車を持ち込めない場合は、タイヤだけ外して屋内に保管したり、市販の紫外線や雨避けの自転車カバーを利用したりするのがおすすめです。
まとめ
今回は、自転車がパンクした際の対処法について紹介しました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- 自転車がパンクする原因は、留め具の緩み、タイヤの寿命、虫ゴムの劣化の3種類
- パンク修理は自分で直した方が費用を安く抑えることができる
- 自分で直す場合はパンク修理キットや100均で道具を揃えるのがおすすめ
- 修理店に依頼する場合、代金の相場は項目によって異なる
- タイヤを長持ちさせるには、優しい道を走る、空気圧を適度に保つ、屋内で保管することが大切
自転車のパンク修理は自分でおこなうことも可能ですが、中には繊細な手順もあるため、不安な方は自転車修理店に依頼することをおすすめします。
もし自転車の買い替えを考えている場合は、下取りチェッカーの利用をおすすめします。
下取りチェッカーとは、LINEとWEBで無料下取りが査定できるサービスのことです。
下取り額に納得できたら、提携店で下取り証明書を提示するだけで申し込みが完了するため、手間もかからず、スムーズかつスピーディーな手続きが可能です。
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