「IHクッキングヒーターを処分する必要があるけれど、一体どうすればいいのだろう?」
「IHクッキングヒーターってごみとして出せるもの?」
IHクッキングヒーターを処分したいけれど、処分方法がわからずに困っている人もいるのではないでしょうか。
最も手軽にIHクッキングヒーターを処分できて、おすすめなのは、自治体のごみ回収サービスを利用する方法です。
不燃ごみか粗大ごみとして自治体指定の回収日に無料、もしくは低料金で回収してもらえます。
ごみの分類方法や回収方法は自治体によって異なるので、自分の居住区域の自治体の指定するやり方に従いましょう。
IHクッキングヒーターの処分方法には自治体の回収サービスを利用する方法以外にも、不用品回収業者・リサイクルショップ・下取りの利用といった方法があり、場合によっては他の手段を選択するのがよいこともあります。
たとえば、引っ越し予定で早急にIHクッキングヒーターを処分しなければならない場合は、指定の回収日にしか処分できない自治体サービスよりも、自分の都合のよいときに処分できる不用品回収業者を利用する方がよいでしょう。
また、IHクッキングヒーターがほとんど未使用の状態で、処分してしまうのはもったいない、というような場合にはリサイクルショップや下取りを利用すればお得に処分できるかもしれません。
IHクッキングヒーターの各処分方法には、それぞれ異なるメリットやデメリットがあり、自分の状況やIHクッキングヒーターの状態に応じて選び分けるのが賢い選択といえるのです。
そこで、この記事では
- IHクッキングヒーターの処分方法
- 各処分方法のメリットやデメリット
- どの処分方法を採用するのがおすすめか紹介
- それぞれの処分を実践するための手順
を詳しく紹介します。
この記事を読むことで、IHクッキングヒーターを処分するにはどのような方法があるのかを知ることができ、自分が取るべき処分方法はどの方法かがわかります。
さらに各処分方法を実践する際の手順についても紹介しているので、スムーズに行動に移すことができるでしょう。
自分にとってベストな処分方法を見極め、早速IHクッキングヒーターを処分しましょう。
目次
1. IHクッキングヒーターの処分方法一覧
IHクッキングヒーターの処分方法は全部で4つの方法があります。
具体的には以下の方法で処分できます。
ここで気になるのは、一体どの方法を選択するのがベストなのか?ということでしょう。
基本的に利用しやすいのは自治体のゴミ回収サービスを利用する方法です。費用もほとんどかかりませんし、回収日に集積所に持って行くだけで簡単に処分できます。
しかし、場合によっては他の処分方法を取った方がよいこともあるかもしれません。他の方法にもメリットがあり、その方法を採用するのがベストなこともあるからです。
下の表では各処分方法の特徴を簡単にまとめました。
方法 |
費用 |
処分日 |
利用可能な場合 |
手間 |
引き渡し方法 |
自治体 |
無料~数百円程度 |
自治体指定の回収日 |
どんな場合もOK |
✕ |
持ち込み |
不用品回収業者 |
1~3万円 |
いつでも |
どんな場合もOK |
〇 |
自宅で回収 |
リサイクルショップ |
– |
いつでも |
限定される |
△ |
持ち込み、または発送 |
下取り |
– |
いつでも |
限定される |
〇 |
自宅で回収 |
以下では、各方法のメリット・デメリットを一つずつ紹介していきます。
自分の場合、どの方法を選択するのがベストなのか検討してみましょう。
2. 【処分方法①】自治体のごみ回収サービスを利用する
まずは、最も利用しやすい自治体のごみ回収サービスを利用する方法からみてみましょう。
IHクッキングヒーターは不燃ごみか粗大ごみとして自治体で処分してもらうことができます。
該当するごみの収集日に合わせて集積所に持って行くだけで回収してもらえ、費用もほとんどかけることなく処分できるので、IHクッキングヒーターを処分したい場合に一番最初に検討してみるとよい方法といえるでしょう。
ただし、後で紹介するデメリットがよほど負担に感じる場合はその他の方法を検討するのがおすすめです。
自治体のごみ回収サービスを利用する場合のメリットとデメリットをまとめると以下のようになります
両方を知り、この方法を選択するのがベストかどうか確認してみましょう。
2-1. 自治体のごみ回収サービスを利用するメリット
自治体のごみ回収サービスに出すメリットは次のとおりです。
2-1-1. メリット①処分費用が安い
IHクッキングヒーターを自治体に回収してもらうメリットは、とにかく費用が安いことです。
IHクッキングヒーターは基本的に不燃ごみか粗大ごみとして回収してもらえますが、不燃ごみに分類される場合は無料で回収してもらえます。
一方、粗大ごみで回収してもらえる場合は費用がかかることもありますが、それでも数百円程度と少額です。
粗大ごみの回収費用は自治体によって異なるため、市町村のホームページなどで一度確認してみましょう。
2-2. 自治体のごみ回収サービスを利用するデメリット3つ
自治体のごみ回収サービスのデメリットは次の3つです。
2-2-1. デメリット①ごみ分類を調べにくい
ごみの分別方法は自治体によって異なります。
大体の場合、不燃ごみか粗大ごみのどちらかですが、IHクッキングヒーターがどちらに該当するかは自治体によって異なるため自分で調べなければなりません。
ごみの分別方法は各自治体のホームページに掲載されていることがほとんどですが、IHクッキングヒーターが分類例に挙がっていないことも多く、調べにくいでしょう。
場合によっては役所に電話などで問い合わせなければならないこともあるかもしれません。
2-2-2. デメリット②すぐに処分できないことがある
自治体のごみ回収サービスでは、回収日が決まっています。
特にIHクッキングヒーターが該当する燃えないごみや粗大ごみは回収頻度が低く、月に1回程度しか回収していない自治体がほとんどでしょう。
タイミングが悪ければ1ヶ月近く処分できないこともあるかもしれません。
2-2-3. デメリット③ビルトイン型だと重くて大変
自治体の回収サービスを利用する場合、収集場所までは自分で持っていく必要があります。
カセットコンロのような形状の卓上型やそのまま置くだけで使える据え置き型なら簡単に取り外して持っていけますが、システムキッチンに組みこまれたビルトイン型の場合は大変です。
ビルトイン型の取り外し作業自体はIHクッキングヒーターを固定しているネジを数か所緩めてから、コンセントを抜いて取り出すだけと簡単です。
しかし、20kg近く重量のあるビルトイン型のIHクッキングヒーターを持ち上げて、さらに搬出するのは大変でしょう。
特に女性や高齢者が一人で運ぶのは難しいこともあるはずです。
2-3. 自治体のごみ回収サービスを利用するのがおすすめな人
自治体のごみ回収サービスを利用するのがおすすめな人は、次のような人です。
「IHクッキングヒーターの処分費用はできるだけ安く抑えたい!」という人や、「引っ越しの予定もないし、処分がいつになってもかまわない」という人は、自治体の回収サービスを利用するのがベストでしょう。
また、処分したいIHクッキングヒーターが卓上型や据え置き型で持ち運ぶのに苦労しない場合や、重量のあるビルトイン型だけれど、人手も足りていたり台車があったりなど集積所に難なく持っていける場合もこの方法がベストといえます。
逆に他の方法を検討するのがおすすめなのは、今すぐIHクッキングヒーターを処分したい人、処分したいIHクッキングヒーターがビルトインタイプで、とても一人で取り外しや持ち運びができないという人です。
そのような人は、不用品回収業者に回収してもらうか、購入店で下取りしてもらう方法がよいでしょう。
「【処分方法②】不用品回収業者に依頼する」や「【処分方法④】下取りに出す」をご参照ください。
2-4. 自治体のごみ回収サービスを利用する手順
自治体のごみ回収サービスを利用する場合、不燃ごみとして出せるなら、いつもどおり集積所に持って行くだけでOKです。
しかし、粗大ごみとして出さなくてはならない場合は、自治体の指定する方法に則ってごみとして出さなくてはいけません。
自分の住んでいる自治体の処分方法を調べ、それに従うようにしましょう。
ここでは、粗大ごみとしてIHクッキングヒーターを処分する場合に、多くの自治体で取られている手順を紹介します。
2-4-1. 手順①自治体に回収を申し込む
まずは自治体に粗大ごみの回収を申し込むところから始めます。
連絡方法は自治体によって異なり、受付可能な方法も電話やメール、LINEやチャット、FAX、はがきなど多岐にわたります。
市町村のホームページに記載の連絡方法の中から、自分が最も利用しやすい方法で連絡するとよいでしょう。
2-4-2. 手数料を納付
粗大ごみの回収に手数料が必要な自治体の場合、指定の方法で納付する必要があります。
自治体指定の金融機関で振り込む方法の他、コンビニで支払えることもありますので、利用しやすい方法で納付しましょう。
2-4-3. 収集シールなどをIHクッキングヒーターに貼る
手数料を納付すると、収集シールや手数料権などを交付してくれる自治体もあります。
その場合は、自治体の指示に従って交付されたシールなどをIHクッキングヒーターに貼り付けておきましょう。
2-4-4. 回収日に集積所に出す
粗大ごみの回収日が来れば、指定の集積所まで搬出すれば完了です。
3. 【処分方法②】不用品回収業者に依頼する
IHクッキングヒーターを今すぐ処分する必要があったり、ビルトイン型で重いために自分で搬出するのが大変な場合は、不用品回収業者の利用を検討するのがおすすめです。
不用品回収業者を利用すれば、都合のよい日時に自宅まで回収しにきてもらえます。
ただし、費用は数万円と高くつく上、中には違法に営業しているところもあるので、業者選びは慎重にした方がよいでしょう。
不用品回収業者を利用するメリット・デメリットは以下のとおりです。
3-1. 不用品回収業者に依頼するメリット4つ
不用品回収業者に依頼してIHクッキングヒータを処分するメリットには、以下の4つがあります。
3-1-1. メリット①自宅まで回収に来てもらえる
不用品回収業者に依頼すれば、自宅まで回収に来てもらえるので自分でごみを搬出する必要がありません。
重量が大きく、搬出に骨の折れるビルトインタイプのIHクッキングヒーターを処分したい場合は特に助かるでしょう。
3-1-2. メリット②自分の都合のよい時に処分できる
自分の都合に合わせて回収に来てもらえるのも不用品回収業者を利用する大きなメリットです。
特に既に新しいIHクッキングヒーターを買ってしまって、古いものを今すぐ処分したいという場合や引っ越しが控えていてできるだけ早く処分してしまいたいという場合に助かるでしょう。
見積もりや問い合わせを24時間365日受け付けている業者なら、平日の昼間に申し込みをする暇がない人でも利用しやすく便利です。
3-1-3. メリット③他の不用品も一緒に処分できる
不用品回収業者はIHクッキングヒーター以外の家具や家電製品の処分も引き受けてくれます。
どうせ来てもらうなら、ずっと使っていなかったものや処分に困っていたものも回収してもらえば、家の中をすっきり片付けられてよいでしょう。
ただし、回収してもらうものが増えるほど料金は上乗せされていきます。
不用品回収業者の料金体系は、基本料金に品目ごとの料金を上乗せしていくところがほとんどです。
IHクッキングヒーターを回収してもらう場合、その相場は1~3万円くらいですが、他にも不用品を回収してもらうなら、1品目につき5,000~10,000円ずつ追加されることになります。
見積もりを取らずに回収を依頼して、回収料金が高額になっては大変です。
回収を依頼する前に、IHクッキングヒーター以外に何を回収してもらうのかを決めておき、必ず併せて見積もりを取るようにしましょう。
3-1-4. メリット④買取してくれることもある
不用品回収業者の多くは買取も行っています。
IHクッキングヒーターがまだ使用可能で汚れもないきれいな状態なら買い取ってもらえることもあるでしょう。
その場合の買取金額は、500~2,000円くらいが相場です。
それほど高額で買い取ってもらえることはありませんが、回収費用から値引きされるので少々お得に感じるでしょう。
また、IHクッキングヒーター自体に値段が付かなくても、回収予定の他のものに値段が付く場合は、回収費用から買取費用分を引いてもらえます。
その結果、思ったよりも回収費用を安く抑えられたり、もしかすると相殺できたりすることもあるかもしれません。
3-2. 不用品回収業者に依頼するデメリット2つ
不用品回収業者に依頼するデメリットとしては以下の2つが挙げられます。
3-2-1. デメリット①費用がかかる
不用品回収業者にIHクッキングヒーターの処分を依頼する場合、費用がかかります。具体的な費用は業者や品目によって異なりますが、1~3万円くらいが相場でしょう。
不当に高い金額を支払わないようにするためにも、最初は一つの業者に絞らず、いくつかの業者に相見積もりを取って検討するのがおすすめです。
また、ビルトイン型の場合、取り外しを行ってもらえることもありますが、その場合、さらに費用がかかります。
3-2-2. デメリット②中には違法業者もいる
不用品回収業者の中には違法で営業している業者もいます。
不用品回収業を営むには、管轄の市区町村から一般廃棄物処理業の許可や委託を受けて営業しなければなりません。
しかし、中には無許可で営業している業者もあり、不法投機や不適正処理などの違法行為を行い問題になっています。
処理料金として高額な代金を請求されることもあるので注意しましょう。
このような業者に依頼してしまわないようにするためにも、業者のホームページや口コミなどをよく確認して、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
具体的には以下のような業者は避けた方がよいでしょう。
- 一般廃棄物処理業の許可、及び古物商許可を取得している旨の記載がない
- 「何でも無料で回収する」といった宣伝文句がある
- 見積もりや料金設定があいまい
まず、不用品回収を行うには、一般廃棄物処理業の許可と古物商許可が必要になります。
ホームページやチラシを見て、これらの許可を取得しているかどうかを確認するようにしましょう。
中には「産業廃棄物処理業の許可」と「古物商許可」を所持している旨を記載している業者もいます。
しかし、「産業」廃棄物処理業の許可では家庭から出る不用品の回収はできません。違法業者である可能性が高いので、このような業者は避けるのが賢明です。
IHクッキングヒーターを回収してもらうなら、必ず「一般廃棄物処理業の許可」と「古物商許可」の両方を取得している業者に依頼するようにしましょう。
また、「何でも無料で回収する」といった宣伝文句のある業者も要注意です。
不用品回収業者はIHクッキングヒーターに限らず、色々なものの回収に応じているものであり、冷蔵庫やテレビ、エアコンといった家電リサイクル法で定められている家電を回収することもあるはずです。
そしてそのような家電をごみとして回収してもらう場合、リサイクル料金がかかります。
「何でも無料」となると損をすることもあるはずで、商売としては成り立たないはずなのです。
このような業者に依頼すると、回収は無料でしてもらえても処分料金として別に料金を請求されることもあります。
甘い宣伝文句にはだまされないようにしましょう。
さらに、見積もりや料金設定があいまいな業者にも注意が必要です。
見積もりを取ってみて、何にどれ位の費用がかかるのかがあいまいな業者や、「基本料金は無料だが、回収するものや量によって追加料金は変わる」などといって、明確な料金体系を提示しないような業者には気を付けましょう。
中にはトラックに不用品を積み込む直前や積み込んだ後に、急に料金を提示する業者もいます。
依頼前には、必ず見積もりを取得し、料金が追加されることはないかどうかをしっかり確認の上依頼することが大切です。
3-3. 不用品回収業者に依頼するのがおすすめな人
不用品回収業者に依頼してIHクッキングヒーターを処分するのがおすすめなのは次のような人です。
IHクッキングヒーターの処分に不用品回収業者を利用するのがおすすめなのは、数万円くらいの費用がかかってもいいから、とにかく早く楽に処分したいという人です。
搬出が大変なビルトイン型のクッキングヒーターを処分したい場合は、特に便利に感じる人もいるでしょう。
また、自分の都合に合わせて回収に来てもらえるので、今すぐ処分する必要のある人にとってもベストな方法といえます。
他に、自宅に処分したい不用品が大量にある人にもおすすめです。
特に買取をしてもらえるものが多くあれば、回収費用を安く抑えられたり相殺できたりする可能性もあります。
3-4. 不用品回収業者を利用する手順
不用品回収業者を利用する際は、以下のような流れで処分します。
3-4-1. いくつか業者をピックアップする
まずは利用したい業者をいくつかピックアップすることから始めましょう。
デメリットのところでも紹介したとおり、不用品回収業者の中には違法で営業している業者もあります。
知らずにそのような業者に依頼してしまわないよう、よく調べて慎重に選ぶことが大切です。
インターネットなどで口コミや評判をよく調べ、ここなら大丈夫そうだと思うところを選びましょう。
3-4-2. 相見積もりを取る
業者をいくつか選んだら、早速電話やメール、ネットから申し込み、それぞれに見積もりを依頼します。
不用品回収業者の作業費用は、業者によって開きがあります。
相場よりも高額な回収料金を支払って損をしないためにも、必ず複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
また、業者によっては見積もりに出張費用がかかるところもありますので、他に費用はかからないかきちんと確認の上、見積もり依頼をすることも大切です。
3-4-3. 依頼する業者を決める
相見積もりを取ったら、その結果を基にどの業者に依頼するかを決めます。
もちろんできるだけ金額を比較検討することも大切ですが、見積もりを依頼した際の対応や見積もりを取りに来てくれた人の雰囲気から判断することも大切です。
総合的に見て、信頼できそうな業者を選びましょう。
3-4-4. 打ち合わせた回収日に回収してもらう
業者に依頼したら、後は都合のよい日時に回収に来てもらうだけです。打ち合わせた日時に回収してもらいましょう。
また、ビルトイン型のIHクッキングヒーターは基本的に取り外して、すぐに回収してもらえるようにしておく必要があります。
IHクッキングヒーターの取り外しも依頼できる業者もありますが、取り外し費用が上乗せされる場合も多く注意が必要です。
4. 【処分方法③】リサイクルショップに買い取ってもらう
IHクッキングヒーターの処分は、自治体に回収してもらうか不用品回収業者に依頼するかのどちらかで処分するケースがほとんどですが、場合によってはリサイクルショップを利用できることもあります。
リサイクルショップで買取ってもらえれば、費用がかかるどころかお金をもらって処分できます。
その結果、買い替え費用が安くなり、大変お得な方法です。
しかし、新品に近い状態でないと買い取ってもらえないことが多く、利用できる場合が限られます。
リサイクルショップを利用する場合のメリットやデメリットも一つずつ見ていきましょう。
4-1. リサイクルショップを利用するメリット2つ
リサイクルショップを利用するメリットには以下の2つがあります。
4-1-1. メリット①高額で買い取ってもらえることがある
リサイクルショップを利用すれば、メーカーや機種によっては高額で買い取ってもらえることがあります。
新品に近い状態のものなら1万円以上で売れることも少なくなくありません。
さらに、パナソニック、日立、三菱など、人気メーカーのもので、発売から1~3年くらいしか経っていない新しい機種の場合は3~4万円で売れることもあるでしょう。
少しでも使用したものの場合は、汚れやにおいを除去し、できるだけきれいな状態にしておくことで高い値段で買い取ってもらいやすくなります。
4-1-2. メリット②出張買取を行っているところもある
リサイクルショップは持ち込みや配送で対応しているところも多くありますが、中には出張買取を行っているところもあります。
搬出が大変なビルトイン型のIHクッキングヒーターを処分したい場合や、忙しかったり子どもが小さかったりしてなかなか自分で持ち込めない場合は助かるでしょう。
4-2. リサイクルショップを利用するデメリット3つ
リサイクルショップを利用するデメリットは以下の3つです。
4-2-1. デメリット①買い取ってもらえる場合が限られる
リサイクルショップでIHクッキングヒーターを買い取ってもらえる場合は非常に限られます。
もう一度誰かに販売して使用してもらうものですから、問題なく使えなければなりませんし、できる限りきれいな状態のものでなければ売れません。
故障寸前の使い込んだものはまず売れず、新品同様にきれいなものしか買い取ってもらえないと考えた方がよいでしょう。
4-2-2. デメリット②持ち込みや配送をする手間がかかる
リサイクルショップの中には出張買取を行っておらず、買い取ってもらうためには自分で持ち込んだり配送したりしなければならないところも多くあります。
ビルトイン型の場合は取り外しも自分でしなければならず、さらに手間がかかります。
手間がかかる割に、大した金額で売れずにがっかりすることもあるでしょう。
4-2-3. デメリット③査定後に減額されることもある
リサイクルショップの買取方法には、出張買取、宅配買取、店舗へ持ち込んで買取の3種類の方法がありますが、どの場合でも基本的に事前査定が行われるものです。
事前査定とは、実際に現物を見て査定する前に、写真を送ったり商品の状態についてヒアリングすることで大体の買取金額を算出することをいいます。
しかし、事前査定をしてもらったにもかかわらず、実際に商品を査定してもらうと減額されてしまうこともあります。
期待していた金額を得られず、残念に思うこともあるかもしれません。
4-3. リサイクルショップに買い取ってもらうのがおすすめな人
リサイクルショップでIHクッキングヒーターを処分するのがおすすめな人は、次のような人です。
基本的に、新しくきれいな状態のものだと買い取ってもらえることが多いので、ほとんど未使用状態のIHクッキングヒーターを売りたいという人は、一度検討してみるのがおすすめです。
さらに人気メーカーのものや、付属品や買った時のパッケージが残っているとより高く売れるでしょう。
IHクッキングヒーターを購入したものの、ほとんど使っていないという人は一度事前査定に出してみるのがおすすめです。
4-4. リサイクルショップに買い取ってもらう手順
リサイクルショップに買い取ってもらう場合は、次のような流れで進めます。
4-4-1. 利用を申し込む
まずは利用したいリサイクルショップに電話やネット、メールで申し込みをします。
4-4-2. 事前査定をしてもらう
実際にショップに現物を見てもらうまえに事前査定をしてもらいます。
事前査定は、写真を送ったり、商品の状態や製造年などの情報を伝えて行ってもらうことが多いでしょう。
4-4-3. 実物を査定してもらう
事前査定で見積もってもらった金額に問題がなければ、買い取ってもらいたいIHクッキングヒーターの現物を査定してもらいます。
自分で店舗に持ち込んだり、宅配を利用したりすることが多いでしょう。店舗によっては出張買取を行っているところもあります。
4-4-4. 査定金額に同意すれば買取成立
実物の査定結果に問題がなく、買取に同意すれば買取が成立します。
5. 【処分方法④】下取りに出す
下取りとは、その販売店で新しい商品を購入する代わりに、これまで使用していた古い商品を買い取ってもらえるサービスのことです。
下取りの場合もリサイクルショップと同様、新品に近い状態でなければ難しく、利用できることは非常にまれです。
また、そもそもIHクッキングヒーターの下取りをやっている店自体少ないので、利用できる場合はリサイクルショップ以上に限られるでしょう。
しかし、利用できる場合が全くないわけでもありませんので、下取りに出す場合のメリット・デメリットも知っておきましょう。
5-1. 下取りに出すメリット3つ
下取りを利用するメリットは、次の3点です。
5-1-1. メリット①購入店で依頼できる
下取りは新しいものを購入するお店でしてもらうものなので、他で処分先を探す手間がかかりません。
同じお店で買い替えを完了させられるので、忙しい人や手間をかけたくない人にはとても助かる方法といえるでしょう。
5-1-2. メリット②新品購入と同時に回収してもらえる
下取りは新品の購入を条件に古いものを買い取ってもらえるサービスです。
購入時に古いIHクッキングヒーターを店舗に持ち込めばそのまま下取りしてもらえますし、後日宅配の場合は新品到着と同時に古いものを引き取ってもらえます。
そのため、既に新品を使っているのにまだ古いものを保管しておかなければならない、といった不便を感じずにすむでしょう。
5-1-3. メリット③お得に処分できる
下取りで付いた値段は新しい商品の購入代金から差し引かれます。
高い値段で買い取ってもらえることになった場合、大変お得に新しいIHクッキングヒーターを購入できることになるでしょう。
5-2. 下取りに出すデメリット3つ
下取りに出すデメリットは3つあります。
5-2-1. デメリット①下取りをしてくれる店が限られる
IHクッキングヒーターはテレビや冷蔵庫などと比べると下取りをしてくれる販売店が限られるのが現状です。
大手家電量販店でも引き取りはやっていても、下取りは行っていないところが多いでしょう。
5-2-2. デメリット②下取りしてもらえる場合が限られる
リサイクルショップを利用する場合と同様に、下取りしてもらえる場合が限られます。
ほとんど未使用の状態であり、かつ比較的新しい機種でない限りなかなか値段は付かないでしょう。
5-2-3. デメリット③下取りできない場合は回収料金がかかる
下取りには応じてもらえなくても、IHクッキングヒーターの処分には応じてもらえます。
しかしその場合、リサイクル料金や運搬費用といった回収料金がかかることになるでしょう。
回収料金は店舗によって異なりますが、1000~3000円くらいが相場です。
5-3. 下取りに出すのがおすすめな人
次のような人は、下取りに出すのがおすすめです。
下取りは、利用できる場合であれば、非常に楽に、お得にIHクッキングヒーターを処分できる方法です。
しかし、残念ながら下取りを行っている販売店は少なく、下取りしてもらえる場合も限られるので利用できる機会があまりないのが実情でしょう。
しかし、幸運にも近所に下取りを行っている販売店があり、かつ処分したいIHクッキングヒーターがほとんど新品の状態であるなら下取りしてもらえる可能性が高くあります。
ぜひ積極的に利用を検討するとよいでしょう。
5-4. 下取りに出す手順
下取りに出す場合の手順は非常にシンプルです。新品を配達してもらう場合は次のような手順で進めます。
5-4-1. 販売店で申し込み
まずは新品を購入と同時に、同じ販売店で下取りを申し込みます。
卓上型や据え置き型の場合は、新品購入時に店舗に持ち込んでもよいでしょう。
5-4-2. 下取りをしてもらう
新品購入と同時に下取りをしてもらいます。
新品を配達してもらう場合は、配達日に下取りをしてもらえるでしょう。
下取りしてもらえなかった場合でも、古い商品の回収はしてもらえます。
ただし回収料金はかかりますので注意が必要です。
6. まとめ
IHクッキングヒーターの処分方法には主に4つあり、それぞれの特徴は以下のとおりです。
方法 |
費用 |
処分日 |
利用可能な場合 |
手間 |
引き渡し方法 |
自治体 |
無料~数百円程度 |
自治体指定の回収日 |
どんな場合もOK |
✕ |
持ち込み |
不用品回収業者 |
1~3万円 |
いつでも |
どんな場合もOK |
〇 |
自宅で回収 |
リサイクルショップ |
– |
いつでも |
限定される |
△ |
持ち込み、または発送 |
下取り |
– |
いつでも |
限定される |
〇 |
自宅で回収 |
最も手軽に利用できるのは自治体に回収してもらう方法です。
自分で搬出したり回収日まで待ったりする必要はありますが、費用も安く抑えられますし、特別な事情がない限り、この方法を選択するのがよいでしょう。
ただし、自治体によっては粗大ごみとして分類され、回収申し込みをするなど、多少の手間がかかることがあります。
中にはそのまま粗大ごみとして出すのではなく、分解して燃えないごみとして少しずつ出そうと考える人もいるようですが、IHクッキングヒーターを分解するのは危険です。
けがをしたり火災が起きたりすることがありますので、絶対にやめましょう。
一方、引っ越しの予定があって、今すぐ処分したい場合や、女性や高齢者が重量のあるビルトイン型のIHクッキングヒーターを一人で処分しなければならない場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
自分の都合に合わせて回収してもらえますし、自宅まで引き取りに来てもらえるので、搬出に苦労することもありません。
各処分方法のメリット、デメリットを参考に、自分にとってベストな方法を選択するようにしましょう。
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