「エアコンの除湿機能が効かなくなったけど原因は何?」
「エアコンをストレスなく使い続けるためには日頃から何をしたらいいの?」
エアコンといえば暑い夏や寒い冬を快適に過ごすために活躍するイメージが強いですが、梅雨の時期や雨の日に除湿機能を使って部屋を乾燥させる機能もあります。
そんな除湿機能ですが、何かが原因で効かなくなってしまうと部屋の湿度が高くなってしまい、衣服などにカビが生えてしまう原因になってしまいますよね。
一体何が原因でエアコンの除湿機能が効かなくなってしまうのでしょうか、またどうしたら解決できるでしょうか。
結論から言うと、エアコンの除湿が効かなくなった際の原因や解決法は以下の通りです。
【エアコンの除湿機能が効かない!その原因をチェック】
①設定温度が高い
②窓が空いていたり換気扇が回っている
③フィルターが汚れている
④室外機周辺に障害物がある
⑤エアコンが故障している
【エアコンの除湿が効かないときの対処の仕方】
- 設定温度を下げてみる
- 窓を閉めて換気扇を止める
- フィルターを掃除する
- 室外機の周辺スペースを確保する
- エアコンを修理する
【エアコンの除湿機能の仕組みについて】
- エアコンの除湿はどんな仕組み?
- エアコンの冷房機能とは何が違うの?
【エアコンをストレスなく使うために普段からできること】
- 適切な温度に設定する
- フィルターを定期的に掃除する
- 室外機周辺を綺麗にする
そこで本記事では、エアコンの除湿機能がうまく機能しない場合の原因や対処法、日頃からストレスなくエアコンを使用するための対策について解説します。
エアコンの除湿が効かなくなって困っている、という方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
エアコンの除湿機能が効かない!その原因をチェック
エアコンの除湿機能が突然効かなくなってしまった場合の原因としては、以下の5つの原因が考えられます。
①設定温度が高い
②窓が空いていたり換気扇が回っている
③フィルターが汚れている
④室外機周辺に障害物がある
⑤エアコンが故障している
それぞれ解説します。
設定温度が高い
エアコンの除湿機能は基本的に、室内の空気に含まれる水分を取り除く形で湿度を下げます。
そのため、エアコンの設定温度や部屋の温度が外の気温より高かったりした場合には、水分をうまく取り除くことができず除湿機能がうまく働かなくなってしまうのです。
設定温度が高い場合は下げてみましょう。
窓が空いていたり換気扇が回っている
- 室内の窓が空いている
- 換気扇を回している
その場合、外の空気が入り込んでしまうため、いくら部屋の中の空気を除湿したとしても、湿気の混じった空気がどんどん部屋の中に入り込んでしまうのです。
除湿をする場合は部屋の窓を閉めて、換気扇を閉じた状態で行いましょう。
フィルターが汚れている
エアコン内部のフィルターに埃やゴミが溜まっている場合、除湿機能が作動していても効果が弱まってしまう可能性があります。
フィルターが汚れてしまうと、空気の通りが悪くなってしまうため室内を十分に冷やすことができず、結果的に除湿効果が下がってしまうのです。
室外機周辺に障害物がある
エアコンは除湿機能に関わらず、冷暖房を行う際は室外機を通して室内の空気を排出しています。
そのため、室外機周辺に草木や障害となるものが置かれている場合、エアコンの機能が低下し除湿機能も低下してしまうのです。
エアコンが故障している
上記4つの原因全てが当てはまっていないにも関わらず、除湿機能が全く効かないという場合はエアコンの内部が故障している可能性があります。
この場合は自分で修理することは難しいので、修理を依頼するもしくは買い替えを検討しましょう。
エアコンの除湿が効かないときの対処の仕方
エアコンの除湿機能がうまく作動しない場合は原因によって対処法が異なります。
以下の5つの対処法を試してみましょう。
- 設定温度を下げてみる
- 窓を閉めて換気扇を止める
- フィルターを掃除する
- 室外機の周辺スペースを確保する
- エアコンを修理する
それぞれ解説します。
設定温度を下げてみる
室内の温度が高いと湿度の高い空気を冷やすことができないので、まずはリモコンの設定温度から室内の温度を下げてみましょう。
外の気温よりは低い温度に設定することで、除湿機能が復活することが多いです。
窓を閉めて換気扇を止める
- 窓が空いている
- 換気扇が回っている
このような場合は、外気が室内に入り込みうまく空気に含まれた湿気を取り除くことができません。
空いている窓を閉める、回っている換気扇を止めるといった対応をし室内に外気が入り込まないようにしましょう。
窓に隙間が空いていても、除湿効率が下がってしまうので隙間は塞ぐようにしましょう。
フィルターを掃除する
エアコン内部のフィルターが汚れてしまうと、除湿機能をはじめとして冷暖房機能の効率が下がってしまいます。
フィルターを一度取り外し汚れていないか確認した上で掃除をしましょう。
フィルターを掃除する際は雑巾などで埃や汚れを拭き取り、その後1時間以上十分に乾燥させましょう。
フィルターが生乾きのままエアコンに取り付けてしまうと、カビが生えてしまったり異臭の原因になったりしてしまいます。
室外機の周辺スペースを確保する
室外機の周囲に空気の掃き出しを妨げるような障害物がないか、草木が生い茂っていないかを確認してください。
もし設置されている場合は50cm以上は最低でも離すようにしましょう。
また、草木が生い茂っていて室外機に密着している場合は、草木を刈り取って空気の吐き出しの邪魔にならないように気をつけましょう。
エアコンを修理する
上記4つの手段を試してみてもエアコンの除湿機能が復活しない場合は、故障している可能性が高いです。
エアコンの購入店舗に問い合わせたりメーカーに問い合わせる、もしくはエアコン修理業者に連絡し症状を確認してもらいましょう。
費用は発生してしまいますが、最も確実にエアコンの除湿機能を復活させてくれるでしょう。
エアコンの除湿機能の仕組みについて
そもそもエアコンの除湿機能は、どういった仕組みで湿度を下げているのでしょうか。
仕組みと冷房機能との違いをご紹介します。
エアコンの除湿はどんな仕組み?
エアコンの除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2つの手段があり、エアコンのモデルによって除湿の仕組みが異なります。
弱冷房除湿は、室内の温度を少しずつ下げていって空気中の湿気を取り除く形で、湿度を下げていきます。
室内の温度が下がってしまうため、肌寒く感じるケースもあるでしょう。
一方の再熱除湿の場合は、空気を冷やして湿気を取り除くまでは同じなのですが、温度の下がりすぎた空気を再度温めることで室内に空気を戻していく仕組みとなっています。
弱冷房除湿と比較して、室内の温度が下がりすぎないため室内の温度をそこまで下げたくない場合は再熱除湿機能がついているエアコンを選びましょう。
エアコンの冷房機能とは何が違うの?
除湿機能と冷房機能、どちらも結果的に室内の温度を下げることになるため、どう違うのか気になる人もいるのではないでしょうか。
冷房機能が室内の暖かい空気を室外に吐き出すことで部屋の温度を下げるという仕組みに対し、除湿機能は室内の空気中の水分を室外に吐き出す形で結果的に部屋の温度が下がっていきます。
室内の温度を下げることが目的なのか、湿度を下げるために結果的に室内の温度が下がってしまうのか、という違いと言えます。
厳密にはそこまで違った仕組みではないので安心しましょう。
エアコンをストレスなく使うために普段からできること
エアコンを長年使っていると、除湿機能が効かなくなったり冷房機能が弱まったりと、ストレスを感じることも多いでしょう。
そうならないためにも以下の3つの手段で普段からエアコンを快適に使っていきましょう。
- 適切な温度に設定する
- フィルターを定期的に掃除する
- 室外機周辺を綺麗にする
それぞれ解説します。
適切な温度に設定する
エアコンを使用する際は、冷房にしろ除湿や暖房にしろ、極端な温度設定にはしないようにしましょう。
急激に温度を下げたり上げたりすると、一時的にエアコンに負担をかけてしまう形となり、エアコンの故障につながってしまいます。
また、除湿機能も効きにくくなってしまうため適切な温度で使用するようにしてください。
フィルターを定期的に掃除する
エアコン内部のフィルターは定期的に雑巾などで拭き掃除をしましょう。
フィルターが汚れてしまうと、
- フィルターを介して汚れた空気を室内に送り出すことになる
- 冷暖房機能が低下する
- 除湿機能が低下する
など起こり、1つもいいことがありません。
最低でも1ヶ月に1回はフィルターの掃除をしてください。
室外機周辺を綺麗にする
エアコンの室内機だけではなく室外機も大切です。
空気の吐き出し口周辺にものを置かないようにしましょう。
また、庭に室外機を設置している場合は室外機に汚れが付着してしまい、空気の掃き出しが弱まってしまう可能性もあります。
室外機も定期的に雑巾などで綺麗に拭き掃除をしましょう。
自分で解決できないときは業者に依頼も方法の一つ
エアコンの内部が故障してしまった場合は自分で修理することが難しいため、メーカーに修理を依頼しましょう。
修理費用は症状によって異なりますが、ダイキンに修理を依頼した場合の故障内容と費用の相場の目安は以下の通りです。
エアコンが運転しない |
22,000~32,000円程度(税込) |
冷えない・暖まらない |
22,000~32,000円程度(税込) |
リモコンの操作でエアコンが反応しない |
22,000~28,000円程度(税込) |
エアコンから水が漏れている |
31,000~43,000円程度(税込) |
修理項目によって費用は異なりますが、およそ2万円〜4万円程度と考えておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
エアコンの除湿機能が効かない場合の原因や対処法や、予防方法について理解できたのではないでしょうか。
最後にこの記事の内容をまとめてみます。
●エアコンの除湿機能が効かない!その原因をチェック
①設定温度が高い
②窓が空いていたり換気扇が回っている
③フィルターが汚れている
④室外機周辺に障害物がある
⑤エアコンが故障している
●エアコンの除湿が効かないときの対処の仕方
- 設定温度を下げてみる
- 窓を閉めて換気扇を止める
- フィルターを掃除する
- 室外機の周辺スペースを確保する
- エアコンを修理する
●エアコンをストレスなく使うために普段からできること
- 適切な温度に設定する
- フィルターを定期的に掃除する
- 室外機周辺を綺麗にする
●エアコンの修理費用の目安
エアコンが運転しない |
22,000~32,000円程度(税込) |
冷えない・暖まらない |
22,000~32,000円程度(税込) |
リモコンの操作でエアコンが反応しない |
22,000~28,000円程度(税込) |
エアコンから水が漏れている |
31,000~43,000円程度(税込) |
この記事を参考にエアコンをストレスなく長く使用できることを願っています。
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