ある日、何の前触れもなくAndroidがつかなくなり、「どうしよう!故障してしまったのだろうか?」と慌てたことはありませんか?
Androidoの電源が入らなくなる理由は様々ですが、主な原因は次の7つです。
Androidがつかない主な原因7つ |
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それぞれの原因にはぜひ試していただきたい解決策があるため、まずは「なぜ電源が入らないのか?」という理由を探ることから始めましょう。その上で、各トラブルに適した対処をしていくことが重要です。
そこで今回この記事では、Androidの電源がつかない場合について、以下の通り詳しくご紹介していきます。
この記事をお読みいただければ、Androidの電源が突然オフになってしまった原因を知ることができ、回復に向けてどのような対処をすべきかがおわかりいただけます。
さらに、現在お使いのAndroidが今後も使い続けても大丈夫なのかどうか、その判断ポイントも提示しますので、ぜひ参考になさってみてください。
いざという時慌てなくてもいいよう、ぜひ最後までお読みくださいね!
目次
1.Androidの電源または画面つかない7つの原因
冒頭でも触れたように、Androidがつかなくなる原因としては、上記のような7つの原因が考えられます。
Androidがつかない主な原因7つ |
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こうした原因は、1つだけ起きている場合や、複数重なっている場合もあります。
いずれにしろ、Androidがつかなくなってしまった原因が一体何なのか、きちんと理由を突き止めなければ、その後の正しい対応が難しくなりますので、ここでしっかり見極めておきましょう。
それでは、1つずつ解説していきます。
1-1.バッテリーの充電が切れている
もっとも多い原因は、バッテリーの充電が切れているケースです。
Androidを起動するのに十分な電池が溜まっていないと、当然ながら電気はつきません。
「しっかり充電したはずなのに」と思っていても、よく見るとケーブルが外れていたり、きちんとコードが刺さっていなかったりしていませんか?
バッテリーがしっかり充電できなかった原因を、よく探してみましょう。
1-2.バッテリーが劣化している
次に多いのが、バッテリーが劣化していることです。
バッテリーが劣化していると、長時間充電してもすぐに電池がなくなってしまい、Androidの電源をONにすることができません。
バッテリーがきちんと充電できているか確認する場合は、以下2つをお試しください。
バッテリーランプが点灯しているか
お手持ちのAndroidにバッテリーランプがついている場合は、充電中にランプが点灯しているかどうかを確認してみましょう。
機器本体が温かくなるか
充電するとAndroid本体が熱を出し始めます。
充電しているにもかかわらず、本体が冷えたままだと充電できていない可能性があります。
1-3.システムが正常に作動していない
Androidのシステムやアプリが正常に作動していない場合も、電源がつかない原因になります。
システムやアプリが不具合を起こすことによって、画面が固まってしまったり、動作反応が遅くなることがありますが、Android自体の電源が入らなくなることもあります。
1-4.充電ケーブルの不良や断線
充電ケーブルの不良や断線によって、きちんと充電できていない場合があります。
断線は一見すればわかりますが、充電ケーブルの不良は見ただけでは状態を判別するのが難しいですよね。ただ、以下のような症状が出た場合は、今お使いの充電ケーブルが「通電不良」であることを認識した方がいいでしょう。
- 何度充電してもAndroidが動かない
- 別の充電ケーブルを試したら充電できた
1-5.SDカードやSIMカードの接触不良
SDカードやSIMカードの接触不良でも、Androidがつかない原因になります。
小さなSDカードやSIMカードは、自分できちんとセットしたと思っていても、わずかなズレがあったり、接触がうまくいってなかったりするものです。
そのため、今一度カード類がきちんと設置されているか、確認されることをおすすめします。
1-6.バッテリーパックの接触不良
バッテリーパックを装着する際、接触不良により画面の電源が入らないケースです。
ただし最近のAndroidは、どこにバッテリーパックが置かれているのか、一見してわからない複雑な構造になっているため、自分で脱着するケースは少ないでしょう。その分、使用者側のミスでバッテリーパックの接触不良を引き起こす可能性は少ないものの、なんらかの振動やはずみで、バッテリーパックにトラブルが生じているかもしれません。
他の原因を探しても見当たらなかった場合は、一度バッテリーパックを疑ってみることをおすすめします。
1-7.適切な気温で使用しているか
Androidは適切な温度の中で使用しないと、電源が落ちたり不具合を起こしたりします。
それは、中で使用されているリチウムイオン電池が温度に敏感だからです。
そのため、0〜約35℃の間で使用する分には問題ありませんが、それ以上寒かったり暑かったりすると、動作が不安定になり、電源が入らないことがあります。
2.Androidがつかない時に自分でできる12の対策方法
さまざまな原因で電源が付かなくなってしまったAndroidでも、きちんと対処することで正常に電気が入ることがあります。
ここでは、原因別にそれぞれの対策方法をご紹介していきましょう。
2-1.バッテリーの充電が切れている場合
解決方法 |
1時間以上充電する |
Android本体を1時間以上充電してみましょう。
単純にバッテリーの充電が切れている場合のみが原因ならば、この充電だけで電源が入る可能性があります。
たっぷり充電したあと電源ボタンを入れる際は、焦らずゆっくり押しましょう。
最後に電池がまったくない状態で電源が落ちた場合、通常の状態に戻るまでに少し長めの時間がかかることがあります。
そのため、「反応が遅いなんて故障したんじゃないだろうか?」と心配して、何度もボタンを押すことのないようにしましょう。
2-2.バッテリーが劣化している場合
解決方法 |
バッテリー交換か機種変更を検討する |
バッテリーの劣化で電源が入らない場合は、バッテリー交換もしくは機種自体を変更する必要があります。
とはいえ、単なるバッテリー切れなのか、それともバッテリー劣化などの深刻な状態なのかを判断するのは難しいかもしれません。
そんなときは、以下の条件と照らし合わせてどちらのケースがあてはまるのか、考えてみることもできます。
【バッテリー劣化が疑われる条件】
- 購入して2年前後経っているか
- 今回のように電源がつかなくなる前から「充電してもすぐに電池が切れる」などの症状があったか
こうした状況を参考にして、万が一バッテリー自体の劣化が問題になっているようであれば、バッテリー交換もしくは機種変更を速やかに行いましょう。
2-3.システムが正常に作動していない場合
解決方法 |
強制的に再起動を行う |
セーフモードでトラブル箇所を探す |
システムが正常に作動していない場合の解決案は、2つあります。
1つずつ解説していきましょう。
強制的に再起動を行う
本体を強制的に再起動しましょう。
システムに不具合が起こっていた場合でも、再起動によって正常に戻る場合があります。
Androidで再起動をする場合は、電源ボタンの長押しをします。
すると、以下のような表示が出ます。
- 「電源OFF」
- 「再起動」
- 「緊急省電力モード」
このなかの「再起動」を押せば再起動ができます。
機種やOSによっては、操作の仕方が異なる場合がありますので、万が一上記のやり方で再起動ができない場合は、再起動の方法を各自で調べておく必要があるでしょう。
セーフモードでトラブル箇所を探す
セーフモードでトラブルを起こしている箇所を探すこともできます。
セーフモードとは、Androidを購入した初期の状態に一時的に戻すことを指します。
そのため、購入当初から組み込まれていた標準アプリのみ残っている状態になるので、この状態で不具合が生じなければ、あとから追加したアプリに問題があることがわかります。
ただ、あとから追加したどのアプリに不具合の原因があるのかを特定する必要があるため、根本的な解決には至らないのですが、とりあえずAndroidが不調の際、ざっくり原因を突き止める点では役に立つと言えるでしょう。
【セーフモードを実施するには】 ①電源ボタンを長押しする ②「電源を切る」ボタンを長押しする ③すると「セーフモード」実行のボタンが出てくるのでタップ ④「セーフモード」開始 |
2-4.充電ケーブルの不良や断線の場合
解決方法 |
充電ケーブル・充電アダプターを替えてみる |
充電ケーブルの不良や断線の場合は、別の充電ケーブル・充電アダプターなどに替えて充電してみることをおすすめします。
別の物に替えることで、充電がうまくいった場合は、これまで使用していた充電ケーブルや充電アダプターに問題があることになるので、速やかに処分しましょう。
2-5.SDカードやSIMカードの接触不良の場合
解決方法 |
カード類を外してはめ直す |
SDカードやSIMカードが接触不良を起こして、トラブルの原因になっていることもあります。
このような場合は、カード類をすべて抜いて、またゆっくり差し込んでみるといいでしょう。
ここでポイントなのが、取り出したカード類はそのまますぐにはめ直すのではなく、2、3分待ってから差し込むことです。
これで問題が解決すれば、カード類が原因だったことになり、今後の取り扱いに気を付ければ今のAndroidを使い続けられるでしょう。。
2-6.バッテリーパックの接触不良の場合
解決方法 |
バッテリーパックを外してはめ直す |
バッテリーパックの接触不良も原因の1つです。
今やAndroidのバッテリーは、内蔵型のものが増えているため、自力で取り外せるものが少ないこともありますが、機種によってバッテリーパックの着脱が自由にできるのであれば、接触不良を直すためにも一度外し、しばらくしてから戻してみましょう。
2-7.適切な気温でない場合
解決方法 |
暑すぎたり寒すぎない環境かどうかを確認する |
Androidを適切な気温で使用しないと、電源がつかない場合があります。
前述したように、Androidの適正な温度は0〜35℃の間になります。
極端に寒い場所や暑い場所にいる場合は、少しでも適切温度に近づけるような場所を探して、起動できるかどうかを試してみましょう。
2-8.その他試したい解決法
解決方法 |
・パソコンを使って再起動させる |
・タッチパネルの故障か確認する |
|
・リセット(初期化)する |
|
・修理を依頼する |
その他にも、いくつか試したい方法があります。
パソコンを使って再起動させる
Androidとパソコンをつなぐ方法で、Androidを再起動させます。
手順は以下の通りです。
【パソコンを使ってAndroidを起動させるには】 ①パソコンの電源がオンになっていることを確認する ②Androidの付属ケーブルで、Androidとパソコンを接続する(パソコンのUSBポートに付属ケーブルを差し込む) ③10~15分ほど待つ ④付属ケーブルをAndroidから外す ⑤10秒以内にAndroidとパソコンを再度接続する ⑥1分以内に次のいずれかの状態になるかを確認する ・電池アイコンが表示されたら! 充電が行われている状態です。 ・赤のライトが点灯したら! 電池が完全に放電されている状態です。 ・赤のライトが点滅したら! 充電が足りなくて電気が入らない状態です。 ⑦Androidを30分以上充電する ⑧Androidの電源ボタンを長押しし、再起動させる |
参考:Androidヘルプ
タッチパネルの故障か確認する
電源がつかない原因が、タッチパネル部分の故障である場合があります。
この場合は、Android本体にはトラブルがないので、タッチパネル部分のみ修理に出せば済みます。
タッチパネル部分が故障しているかどうかを確認するには、以下の手順を踏んでみましょう。
【タッチパネル部分の故障かどうかを確認するには】 ①電源ボタンを長押ししてAndroidを起動させる ②他の電話からトラブルを起こしているAndroidに電話をかける ③着信音が鳴ったり、バイブレーションで反応したならば本体機器には問題なし |
※これでタッチパネル部分の故障が確定したら、すみやかに修理依頼をしましょう。
リセット(初期化)する
工場出荷状態にまで戻す「リセット(初期化)」をすることで、システムの不具合が元に戻り、電源がつく可能性があります。
リセットの方法は、端末やバージョンによっても異なりますので注意が必要です。
ほとんどのリセット方法は、インターネットで検索すればヒットしますので、こうした方法を活用しながらお手持ちのAndroidがリセットできるよう試してみましょう。
ただし、この操作を行うことで端末の中身が「初期化」するので、これまで使用していたのとまったく同じ状態に戻すことは不可能だということを、あらかじめ知っておきましょう。
そのためこのリセットを選ぶ際は、すべての方法を試してみてそれでも解決しないという場合に向けて、最終手段としてとっておくことをおすすめします。
修理を依頼する
あらゆる手を尽くしても解決できないようなら、プロの業者に修理を依頼しましょう。
3.Androidがつかなくても慌てないために普段からやっておきたいこと2つ
Andoroidの電源が急に入らなくなると、とても慌ててしまいますよね。
メールやインターネット、電話や予定表などが一切見れなくなることで、プライベートだけでなく、ビジネスにも影響が出てしまう方もいらっしゃることでしょう。
いざという時に慌てないためにも、普段から気を付けてほしい2つの対策をご紹介します。
3-1.定期的にデータのバックアップを行う
定期的にデータのバックアップを行いましょう。
こまめにバックアップを行っておけば、いざAndroidがつかなくなった時でも、重要なデータを失うことがないからです。
Androidのバックアップ方法としては、主に5種類があります。
【Androidの主なデータバックアップ方法】 ①「Gooleドライブ」などGoogleクラウドを使用する ②Androidメーカーが独自で提供しているクラウドを使用する ③通信会社が提供しているクラウドを使用する ④SDカードなど記録媒体を使用する ⑤「JSバックアップ」などバックアップアプリを使用する |
以下簡単に見ていきましょう。
①「Gooleドライブ」などGoogleクラウドを使用する
多くのAndroidユーザーが使用しているのが、「Googleドライブ」です。
Googleアカウントを持っている方なら誰でも、簡単に利用することができます。
初期容量は15GB もあるので、以下のような多くのデータをバックアップすることができます。
- 電話帳の連絡先
- SMSメッセージ
- アプリ
- 通話履歴
- デバイスの設定(壁紙たWi-Fiパスワードなど)
ただし、以下のデータは「Google フォト」に保存されます。
・写真、動画
②Androidメーカーが独自で提供しているクラウドを使用する
「Galaxyクラウド」などAndroidメーカー
カーが独自で提供しているクラウドを使用することもできます。
お手持ちのAndroidメーカーによって異なりますので、詳しくはメーカーにご確認ください。
③通信会社が提供しているクラウドを使用する
各通信会社でも、それぞれクラウドサービスを提供しています。
簡単に下記にまとめましたので、ご確認くださいね。
バックアップできるデータ内容や容量などは、各社によって異なります。
また、制限容量を超えた場合は有料になる場合もありますので、詳しくは各社のホームページをご確認ください。
NTTドコモ |
ドコモクラウド、ドコモデータコピー |
au |
データお預かり |
Softbank |
あんしんバックアップ |
④SDカードなど記録媒体を使用する
SDカードなどの記録媒体を使って、Androidに保存されているデータを吸い出し、保存することもできます。ただしこちらは、他のバックアップ方法と異なりすべて手動で行うため、こまめにバックアップする習慣がない方にとっては、やや手間に感じるかもしれません。
⑤バックアップアプリを使用する
バックアップアプリをインストールする方法もあります。
有名なのは「JSバックアップ」というアプリです。
こちらをインストールすることで、無料で手軽にデータのバックアップができるので便利です。
3-2.アプリやOSのアップデートを怠らない
AndroidのアプリやOSのアップデートを怠らないようにしましょう。
アップデートを怠って長らく古いバージョンのまま使用していると、Androidに負荷がかかり、不調を引き起こす原因になり得ます。
そのためには、定期的に機能改善を行っているアプリやOSのアップデートを、こまめに必ず実施しておきましょう。
4.今使用しているAndroidが使い続けられるかどうか判断する5つのポイント
今回ご紹介した対処方法で、無事Androidの電源がついたとしても、Android自体が寿命に近づいているのであれば、また同じような症状を引き起こすかもしれません。
今お使いのAndroidに、以下のような症状が1つでも出てきた場合は、長年使用したことによるバッテリーの劣化や本体機能の低下が考えられるため、機種変更を検討した方がいいかもしれません。
Androidが寿命かも?主な症状5つ |
☑充電してもバッテリーがすぐに切れる ☑アプリやゲームの起動に時間がかかる ☑バッテリーがすぐに熱くなる ☑急に画面がシャットダウンする ☑勝手に再起動を始める |
以上の症状が出た時は、Androidが急に動かなくなる危険性があるので、早めに修理に出すか新しい機器の購入を考えるようにしましょう。
Androidの寿命については、別記事「Androidの寿命は2年?寿命はバッテリーと本体で違う」でより詳しく解説しています。ぜひ合わせてお読みくださいね! |
5.まとめ
今回は、Androidがつかない場合の原因と対策についてご紹介してきました。
Androidに急に電源が入らなくなる主な原因は、下記の通りです。
Androidがつかない主な原因7つ |
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またこうした症状に対し、以下のような解決策があることもお伝えしました。
Androidのトラブルに対する対応法 |
①1時間以上充電する ②バッテリー交換か機種変更を検討する ③強制的に再起動を行う ④セーフモードでトラブル箇所を探す ⑤充電ケーブル・充電アダプタを替えてみる ⑥カード類を外してはめ直す ⑦バッテリー充電池パックを外してはめ直す ⑧適温で使用しているかどうか確認する ⑨パソコンを使って強制終了を行う ⑩タッチパネルの故障か確認する ⑪リセット(初期化)する ⑫修理を依頼する |
ただし、電源が入らない状況が何度も続くようであれば、それは買い替え時のサインかもしれません。
「二度と電源が入らなくなった!」なんて慌てないためにも、今から機種変更の可能性も視野に入れながら、快適なAndroid生活を楽しんでくださいね!
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