「パソコンが古くなってきたから、新しいパソコンに買い替えたい」
「新しいパソコンの購入資金にしたいから、できるだけ高く下取りや買取をしてくれるお店が知りたい」
など、パソコンの買い替えにはお金がかかるので、少しでも今のパソコンが高く売れてくれたら嬉しいですよね。
結論からお伝えすると、パソコンを下取りに出すなら「ノジマ」が最も高く買い取ってくれることがわかりました。
本記事では、壊れているパソコンの回収費用なども含めて、大手家電量販店6社の下取り価格を調査いたしました。
パソコンの下取りについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
パソコンの下取りとは
パソコンの下取りとは、「新しいパソコンを購入するときメーカーや販売業者に古いパソコンを買い取ってもらい、その金額を購入代金の一部に充てること」です。
例えば、15万円の新しいパソコンを購入するために古いパソコンを下取りに出すとします。
古いパソコンの下取り価格が3万円であったとき、当初の購入金額から下取り価格を値引きした額の12万円で新しいパソコンを購入することができるということです。
店舗や時期によっては下取りに特化したキャンペーンが開催されていることもあります。この時期は、通常よりも高い下取り価格であり、いつもよりお得に新品を手に入れることができる場合があります。
関連記事:下取りとは?買取との違いを徹底解説!
パソコンの下取りは買い取りよりお得?
結論として、パソコンを手放すときは「下取り」を利用したほうがお得である場合が多いです。
買取サービスを利用するときは同時に複数の買取業者から相場や買取条件などを比較する、いわゆる「相見積もり」をおこないます。多くの場合、買取専門店のサイトでパソコンに型番やモデル名を入力すれば簡単に買取価格を確認することができます。
しかしながら、実際は相見積もりをおこなうために複数のサイトをそれぞれ確認することは時間も手間も掛かります。
また、買取サイトに記載されているものは「上限価格」であることが多く、実際の参考価格はわかりません。実際に買取査定をしたところ「傷や汚れが付着している」「付属品が不足している」といったマイナス要素を指摘されて買取価格が下がることも多くあります。
また、当初は高い買取価格を提示していたにも関わらず、査定時に「市場価格が下がってしまった」という理由で買取価格を下げられてしまう場合もあります。
一方、下取りの場合は相場とは関係なくお店で定められた下取りの基準により価格を決定しており、時期や流行に左右されにくいため、古い製品でもお得に売れることも多いです。
このような実態があるため、下取り価格より買取価格が低くなるのが一般的です。手当たり次第に買取価格を調べるよりも下取りを利用したほうが、比較的時間をかけずに手間なく好条件で手放すことができます。
【パソコン】大手6社の下取り(買取)相場やサービスの有無
まずは、パソコンの下取りはどこに依頼すればいいのかを解説していきます。
筆者がそれぞれの家電量販店を調査したところ、下記の結論になりました。
- LINEやWEBから気軽に査定したいなら「ノジマ」
- 一番高い査定額がついたのは「ノジマ」
- 動作に不安、もしくは外観に傷が多いパソコンなら「ノジマorヤマダデンキ」
それでは上記の家電量販店を選んだ理由がわかるように、それぞれの店の下取り価格や特徴を次でまとめていきます。
こちらも合わせて、参考にしてみてください。
パソコンの下取り価格をもとに家電量販店を比較
それでは、パソコンの下取りをおこなってくれる家電量販店の下取り価格を比較していきます。
今回比較するのは、下記の家電量販店になります。
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- ヤマダデンキ
- ノジマ
- ケーズデンキ
- エディオン
これから比較していくのですが、先に下取り価格などを表にまとめてみました。
比較に使用した機種と、それぞれの表は以下になります。(機種:Surface Laptop 5 RBG-00020/13.5型/Windows11/第12世代 intel Core i7 1255U(Alder Lake)10コア/2022モデル])
家電量販店 |
下取り上限額 |
パソコン回収費用 |
還元方法 |
ノジマ |
95,850円 |
0円 |
振込 |
ヨドバシカメラ |
95,000円 |
0円 |
現金 |
ビックカメラ |
95,000円 |
-1,958円 |
現金 or ビック買取マネー |
エディオン | 95,000円 | 0円(液晶モニターは有料) | 銀行振込 |
ヤマダデンキ | 55,000円 | 0円 | 現金 |
ケーズデンキ | – | 0円(液晶モニターは有料) | – |
※2024年6月時点の価格です。
家電量販店の下取り金額を調査したところ、下取り価格が一番高いのはノジマ、続いてヨドバシカメラ・ビックカメラ・エディオンが同率2位、ヤマダデンキが5位という順になりました。
あとで解説していますが、ノジマは「下取りチェッカー」にてパソコンの下取りを開始しました。
また、ケーズデンキは下取りや買取をおこなっていないため、回収サービスのみとなっていました。
それでは、これらの特徴を含めて解説していきます。
ノジマ
ノジマは2023年8月1日から下取りチェッカーにて、新たな下取り品目として「パソコン」の下取りを開始しました。
対象となるのはノートパソコン、デスクトップパソコン、Apple製品です。
スペック選択による査定と型番入力から下取り価格を調べられます。
ノジマは、今回比較した家電量販店の中で1番目に高い下取り価格となっていました。
家電量販店 |
下取り上限額 |
パソコン回収費用 |
還元方法 |
ノジマ |
95,850円 |
0円 |
振込 |
「パソコンを買い替える」という方は、「下取りチェッカー」でパソコンのスペック入力または型番入力で査定金額を調べましょう。
現在下取りチェッカーにはLINE版とWEB版があり、LINE版ではしっかり査定したい方におすすめで、WEB版のほうでは30秒で査定が完了しますので、気軽に査定したい方におすすめです。
また、Windows8,10,11を搭載したパソコンならば2000円以上で下取りをおこなっているので、古いパソコンを持っている方も要チェックです。
▼パソコンの査定はこちらから▼
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラは、今回比較した家電量販店の中で2番目に高い下取り価格となっていました。
家電量販店 |
下取り上限額 |
パソコン回収費用 |
還元方法 |
ヨドバシカメラ |
95,000円 |
0円 |
現金 |
ヨドバシカメラは全国的に展開しているグループで、店頭買取と発送買取に対応しています。
店頭買取だけではなく、発送買取まで対応しているのは嬉しいポイントです。
さらにヨドバシカメラには「どんなパソコンでも10円以上で買取してもらえる」というメリットがあります。
査定額をつけてもらえるのか、回収費用がかかってしまうのか。
これらの判断に迷っているのであれば、ヨドバシカメラに依頼することで安心感のある下取りをおこなえますね。
ビックカメラ
ビックカメラも、今回比較した家電量販店の中でヨドバシカメラと同じく2番目に高い下取り価格となっていました。
家電量販店 |
下取り上限額 |
パソコン回収費用 |
還元方法 |
ビックカメラ |
95,000円 |
1,958円 |
現金 or ビック買取マネー |
ビックカメラは下取り上限額も高いのですが、「ビック買取マネー」という専用の電子マネーを選ぶと、買取価格に5%上乗せした金額をもらえます。
ただし、デメリットもあり、パソコンは必ず有料での回収になるという点です。
美品なら問題ありませんが、少しでも不安があるのであれば、ノジマに依頼するのがよいでしょう。
なお、2024年6月現在は『ビック・コジマアプリ ソフマップ会員様限定 新品パソコン購入特典 パソコン引き取りサービス』をおこなっています。ビックカメラグループで新品パソコンを購入した際、不要になったノートパソコンをサービスサポートカウンターにてビック買取マネー100ポイントで引取してもらえる内容となっています。
参考:パソコン引取サービス│くらし応援119 powered by ビックカメラグループ ソフマップ
エディオン
エディオンも、今回比較した家電量販店の中でヨドバシカメラやビックカメラと同じく2番目に高い下取り価格となっていました。
家電量販店 |
下取り上限額 |
パソコン回収費用 |
還元方法 |
エディオン |
95,000円 |
0円(液晶モニターは有料) |
– |
こちらもパソコン本体やノートパソコンの回収は0円でおこなってくれます。
自作パソコンについては、CPU、HDD、マザーボード、グラフィックボードのうち3点以上を含むものは回収してもらえます。
一方で、パソコン本体と同時の引取でも液晶モニターの回収は別品目扱いで有料となります。
具体的にはモニターサイズによって料金が変動し、23型以下のディスプレイモニターは小型家電扱いで550円の回収費用がかかります。一方で、24型以上のディスプレイモニターはサイズにより1,100円以上の回収費用がかかります。
ヤマダデンキ
ヤマダデンキは、今回比較した家電量販店の中で5番目に高い下取り価格となっていました。
家電量販店 |
下取り上限額 |
パソコン回収費用 |
還元方法 |
ヤマダデンキ |
55,000円 |
0円 |
現金 |
ヤマダデンキは、買取に関するお得なキャンペーンをおこなっています。
2024年6月現在「Windows8・10・11搭載のPCの場合は壊れていても1000円で買取(7・XP・Vista等からのアップグレードは除く)』キャンペーンをおこなっています。該当するパソコンが壊れているのであれば、ヤマダデンキの買取サービスを活用することをおすすめしています。
また対象製品以外でも、パソコンの無料回収をおこなっているので、処分が前提にある人はヤマダデンキに持ち込むのがいいですね。
また、『Windows10・11搭載のNEC・富士通・dynabookは上限買取価格5,000円以上で高価買取』キャンペーンもおこなっています。(2024年6月現在)
ケーズデンキ
ケーズデンキは下取りには対応しておらず、パソコン回収サービスのみとなっていました。
家電量販店 |
下取り上限額 |
パソコン回収費用 |
還元方法 |
ケーズデンキ |
回収のみ |
0円(液晶モニターは有料) |
– |
パソコン本体やノートパソコンの回収は0円でおこなってくれますが、液晶モニターの回収は有料です。なお、液晶モニターのサイズによる金額の変動については特に言及していません。
パソコンの下取り・買取・処分について
パソコンの下取り前にやるべきこと
次に、下取り前に準備することを紹介していきます。
これから紹介する準備が欠けていると、「店頭に再度行くことになる」「新しいパソコンにデータを移せなかった」などの手間につながります。
1つずつ確認していき、確実に下取りに出せるようにしましょう。
データのバックアップ
まずは、データのバックアップをすることです。
パソコンを下取りに出すには初期化しないといけないのですが、初期化の前に必ずバックアップはおこないましょう。
バックアップの手順はWindowsとMacで異なります。そのため、それぞれの方法を下記に掲載しましたので、参考にしてみてください。
Windows |
|
Mac |
データの初期化
次は、データの初期化をしていきましょう。
初期化をしていないと家電量販店で別料金にて対応してもらうか、もしくは下取りに出せないケースにつながります。
こちらも、それぞれの方法を下記に掲載しておきます。あわせて、参考にしてみてください。
パソコンの買取のポイント
次は、パソコンの下取りで査定されるポイントを紹介していきます。
これから紹介する査定ポイントを知ることで、「どれだけ下取り上限額に近い金額が出るか」を判断することができます。
パソコンの状態などに不安がある方は、参考にしてください。
傷・汚れ・割れなど本体の状態
まずは、傷・汚れ・割れなどの本体の状態についてです。
特にノートパソコンに多いのですが、持ち運びによる傷や汚れは付いていないでしょうか?
もしくは画面割れがなく、正常に液晶を見ることはできますか?
傷や汚れは事前にきれいにできますが、画面割れがある場合は、一気に査定額が下がってしまいます。
しっかり今の状態を見極めて、最大の下取り価格を提示してくれるお店に持っていくようにしましょう。
動作に問題がないかチェック
次は、動作に問題がないかをチェックしましょう。
- 電源は入るか
- 反応しないキーボードはないか
- 作業中にフリーズすることはないか
パソコンに限らずですが、どの店舗でも時間をかけて動作確認をしています。
電源が入らないなどの問題があるパソコンは、下取りに出せないこともあります。
その場合はヤマダデンキなど、安くても買い取ってくれる家電量販店に持っていくのがよいでしょう。
下取り以外でパソコンを売る方法
最後は、下取り以外でパソコンを売る方法を紹介します。
今は下取り以外にも売る方法はあるので、それぞれの方法を比較検討して売ることが大事になっています。
- フリマアプリ・ネットオークションを利用する
- 買い取り専門店で売る
- リサイクルショップで売る
「出張買取のアシスト」ではパソコンの買取もおこなっています。該当する方は、ぜひ検討してみてください。
自分にとって、一番使いやすそうな方法を選んでみてください。
パソコンを処分する際の注意点
下取りや買取をしてもらうのがおすすめですが、急ぎで対応したい場合などにパソコンを処分する方法としては以下の通りです。
- 小型家電リサイクル法に基づき回収してもらう
- 不用品の回収業者に依頼する
- 家電量販店に処分を依頼する
なお、不用品回収業者に依頼する場合、法律を守らずに不法投棄をする悪質な回収業者もおり、高額な費用請求などトラブルも発生しているため注意が必要です。
まとめ
今回はパソコンの下取り金額や、下取りの査定ポイントなどについて解説させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- 大手家電量販店の中で、最も下取り価格が高かったのは「ノジマ」
- ノジマなら「指定OSのパソコンならば古くても2000円以上で買取」というメリットがある
- 下取り前に準備すべきことは、データのバックアップと初期化
- 査定ポイントは、本体の傷や画面割れなどの状態。そして、動作に問題がないかが見られる
- パソコンを少しでも高く売るためには、下取り前に本体をきれいにしておくことと早く売ることが重要
パソコンは機種によって、下取り価格に差が出てくる製品です。
一般的に人気のある機種は高く売れやすいなどの傾向はありますが、お店や事前にポイントをおさえるだけで高く売ることができます。
ぜひ、本記事の内容を参考にして、高い下取り価格をつけてくれる買取先を探してみてください。
パソコンの下取りに関するよくある質問
パソコンの下取りの出し方は?
まずは、お手持ちのパソコンが下取りの対象となっている店舗を探しましょう。パソコンの下取りに対応しているのは、主に以下のとおりです。
- パソコンショップ
- 家電専門店
- 通販サイト
- メーカーのオンラインショップ
例えば、「自社製」や「自社取り扱い」のパソコン以外は下取り不可というように、店舗によっては下取りができないパソコンもあります。一方、同一のメーカーであるときは下取り価格がプラスになる場合もあります。
なお、パソコン自体は以下の条件を満たしていれば下取り可能であることが多いです。
- 電源が正常に作動して問題なく起動ができる
- 付属品の欠品がない
- Windowsパソコンの場合、OSがWindows8以上である
次に、下取りの方法と手順を確認しましょう。
主流なのは「宅配便で指定の場所に送付して査定をしてもらう」方法です。この場合、査定額に納得したときは下取りをしてもらい、査定額に納得がいかないときは返送をしてもらいます。
業者によって上記と手順が異なる場合もあるため、事前に調べておきましょう。
壊れたパソコンの下取りはできる?
壊れたパソコンでも買取してもらえる店は存在します。
なぜなら、パソコンに使われている故障していない部品のなかには、HDDやSSDなどのように取り出して再使用できるものが多く存在するためです。
また、パソコン内部の基盤やICチップなどには希少価値の高いレアメタルが使われているため、積極的に買取をおこなっている業者も存在します。
一方で、故障したパソコンは買取していない業者が大半です。事前に買取の可否を確かめておきましょう。
パソコンの下取りに出すときにおすすめのサービスは?
「下取りチェッカー」とは、家電業界では初となる市場価格に基づいた価格で下取りができるサービスであり、豊富な買取実績により適切な価格での買取をおこなっています。
24時間対応しており、スマホのLINEアプリから質問に回答するだけで下取り査定から手続きまで一括して依頼できるため、忙しい方でも合間の時間に利用できます。
さらに、下取りの際は買い替え時に申込みIDを店員にご提示していただくだけで完了します。
また、パソコンに多少の傷がついている場合や付属品の欠品がある場合も下取りしてもらえる可能性があります。ぜひとも活用してみてください。
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