「今日は好きな番組を観よう」と楽しみにしていたのに、ブルーレイレコーダーが故障していて、映像を再生することができなかった。
もしくは、ちゃんと録画予約をしていたのに何も録画されていなかったなど…。
ゆっくりとした時間を過ごすためのブルーレイレコーダーが故障していては困ることも多いですよね。
結論からお伝えすると、ブルーレイレコーダーが故障した場合は、修理ではなく新品への買い替えをおすすめしています。
なぜ、修理ではなく買い替えがおすすめなのか?
その理由をお伝えするために、本記事では下記について解説していきます。
ブルーレイレコーダーの故障に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
1.ブルーレイレコーダーの修理が必要になる4つのタイミング
最新モデルになるにつれて、どんどん便利になるブルーレイレコーダーですが、各メーカーが発表している寿命は5〜6年とそこまで長くありません。
「最近トラブルが多くなってきたけど、いつ修理に出せばいいかわからない」という人のために、修理が必要になる4つのタイミングを以下にまとめました。
対処方法もあわせて記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1-1.録画ができない
1つめは、録画ができないことです。
録画ができなくなる原因としては、主にHDD(ハードディスク)の故障が原因として挙げられます。
HDDはブルーレイディスクへの書き込みや読み込みをメインで使っている、もしくは強い衝撃を与えた場合、5〜6年の寿命よりも早く故障することがあります。
約3年で故障することもめずらしくないため、ブルーレイレコーダーの故障としてよく挙げられるケースの1つになります。
以下の点をチェックし、それでも改善しない場合はHDDが故障している可能性が高いため、修理に出すタイミングであると言えるでしょう。
チェック項目
- 必要な録画容量を確保できているか
- 同時録画の上限は超えていないか
- 録画モードは正しく設定できているか
- 録画先は正しいか
1-2.電源が入らない
2つめは、電源が入らないことです。
電源が入らなくなる原因としては、主にフロント基板や電源基板の故障など、基板に関する故障が原因として挙げられます。
基板とは電子機器の部品のことで、基板が故障すると、電気系統にトラブルが起きるため、電源が入らないなどの原因につながります。
以下の点をチェックし、それでも改善しない場合は基板が故障している可能性が高いため、修理を検討しましょう。
チェック項目
- 本体やコンセントに、電源ケーブルがしっかり接続されているか
- 電源ケーブルを接続しているコンセントに不具合はないか(他の機器への接続は問題ないか)
- 電源コードを抜き、数分後に再接続してもダメか
1-3.ダビングができない
3つめは、ダビングができないことです。
ダビングができなくなる原因としては、ブルーレイレコーダーの故障ではなく、主にブルーレイディスクや設定が原因となるケースが多いです。
まずは故障をうたがう前に、以下の点を一度チェックしてみましょう。
チェック項目
- ディスクの容量は十分にあるか
- ブルーレイレコーダー本体のソフトウェアは最新か
- ブルーレイレコーダーに対応しているブルーレイディスクを使っているか
- ブルーレイディスクに傷や汚れはないか(傷がある場合は、柔らかい布で拭き取る)
ダビングできない場合は「このディスクは操作できません」というエラーメッセージが表示されると思います。
その場合は、上記のどれかに該当していることが多いため、1つずつ対処法を試していくことをおすすめします。
それでも改善しない場合は、ブルーレイディスクを読み込むためのブルーレイドライブが故障している可能性が高いため、修理に出すことを検討しましょう。
1-4.ディスクの開閉ができない
4つめは、ディスクの開閉ができないことです。
ブルーレイレコーダーに限らずですが、CDやDVDプレイヤーなどのディスクトレイは、トラブルを起こしがちな部分です。
理由としては、トレイの開閉とディスクの回転によって開閉部分の部品が摩耗していくため、不具合が起きてしまうというわけですね。
ディスクの開閉ができない場合は、メーカー別に用意された再起動の手順を試してみましょう。
説明書に記載されている方法を試す、もしくは、お使いのメーカーでディスク開閉方法を調べると出てきますので、試してみてください。
試してみてもディスクの開閉ができないようであれば、故障している可能性が高くなります。
2.人気メーカー別の修理費用
修理が必要なタイミングを紹介したところで、人気メーカーでもある4社(シャープ、ソニー、パナソニック、東芝)の修理費用を掲載していきます。
ブルーレイレコーダーの保証期間は1年間とされており、保証期間内であれば、お買い上げの販売店などに持ち込むことで無料で修理してくれます。
保証期間外の場合は、これから紹介するメーカー別の修理費用が該当してくるため、参考にしてみてください。
※すべて、持ち込み修理の価格を掲載しています。
2-1.シャープ(SHARP)
シャープは2016年4月1日より、ブルーレイレコーダーの修理金額を定額に改訂しています。
下記については、シャープに直接修理を依頼した際の修理金額を掲載いたしました。
販売店などに持ち込む場合は、多少の価格変動もあるかもしれませんので、1つの参考にしてみてください。
部品交換を行う修理 | 22,330〜41,250円(税込) |
---|---|
部品交換を行わない修理 | 3,850円(税込) |
付属品のみ交換 | 3,850円(税込)+付属品代 |
※2023/9/29時点の調査結果です
出典:SHARP: BD/DVDレコーダー・プレーヤー 修理概算料金
2-2.ソニー(SONY)
ソニーは製品によって修理代金が違うため、以下のケースの修理費用を掲載いたします。
- 2016年に販売された「BDZ-ZT2000」の製品型名
- 症状は「ディスクの再生/録画ができない場合」
- 購入先は「その他のお店」を選択
- 「メーカー保証期間外」を選択
- 「引取り修理サービス」を選択
製品型名 | BDZ-ZT2000 |
---|---|
症状 | ディスクの再生/録画ができない |
修理料金(目安) | 34,430円(税込) |
※2023/9/29時点の調査結果です
筆者がソニーの公式サイトから、複数の製品型名を入れたところ「31,900円」の修理費用となった製品もありました。
そのため、シャープと同価格帯(2〜4万円)の修理費用になると考えておくのがいいでしょう。
2-3.パナソニック(Panasonic)
パナソニックも、ソニーと同様に製品によって修理費用が違います。
こちらも参考用として、以下のケースの修理費用を掲載いたします。
- 2016年に販売された「DMR-BRS520」の製品型名
- 再生できないトラブル「BD/DVD/CD」を選択
製品型名 |
DMR-BRS520 |
---|---|
症状 | ディスクの再生/録画ができない |
修理料金(目安) | 27,000〜30,000円(税込) |
※2023/9/29時点の調査結果です
出典:Panasonic /ブルーレイ/DVDレコーダー 修理診断
パナソニックも複数の製品型名を入れて検索したところ、2〜3万円の修理費用となりました。
2-4.東芝(TOSHIBA)
東芝に関しては公式サイトを通して調べることができなかったため、正式な金額は分かりませんでした。
インターネット上の口コミなどを調べたところ、2~3万円前後で修理に出したユーザーが多いようです。
他のメーカーと修理費用を大きく変えることもないと予想できるため、修理費用は2〜3万円だと考えておくのがいいでしょう。
参考イメージとはなりますが、他のメーカーと同様に修理料金表を掲載いたします。
製品型名 | DBR-T1009 |
---|---|
症状 | ディスクの再生/録画ができない |
修理料金(目安) | 20,000円~30,000円前後 |
※2023/9/29時点の調査結果です
3.ブルーレイレコーダーの修理はどこに持っていけばいいのか
修理に出すタイミングや修理費用を説明したので、次は修理するときはどこに持っていけばいいのかについて説明します。
結論としては、お買い上げの販売店に持っていくことをおすすめします。
出張修理という選択肢もあるのですが、出張費として3000〜5000円を別で請求されるため、修理費用を安くおさえたい場合はやめておいたほうがいいでしょう。
もし、引越しなどの理由で販売店に持っていけない場合は、メーカー直営のサービスステーションに持っていく方法もあります。
おすすめは販売店に持ち込むことですが、状況によってベストな選択肢は違うと思うので、ご自身に合う修理方法をこの中から選んでみてください。
4.ブルーレイレコーダーを修理に出すとデータも消える?
事前に知っておくべきこととして、ブルーレイレコーダーを修理に出すと、保存データが消える可能性が高いことは知っておきましょう。
理由は修理に出すことで、HDDが工場出荷状態(つまり、初期化された状態)に戻ってしまうケースがほとんどだからです。
録画したテレビ番組は、どのメーカーでもデータ復旧は不可能なのですが、もしも消したくないホームビデオなどがある場合は、データの専門業者に復旧を依頼しましょう。
値段はデータの復旧難易度や、業者の委託金額によって違いますが、1〜20万円でデータ復旧を依頼することができます。
無料で見積もりを出してくれる業者もいるため、値段が気になる場合は一度相談してみてください。
5.ブルーレイレコーダーの修理は自力でおこなえるのか?
メーカー修理に関する情報は説明したため、ブルーレイレコーダーは自力で修理できるのかという内容も説明しておきます。
結論としては、自力で修理することは可能です。
ブルーレイレコーダーの故障は、HDDが問題で起きてるケースがほとんどです。
そのため、製品型名に合うHDDを通販で購入し、取り替えることができれば、故障のケースによっては修理することも可能です。
ただ、修理は可能なのですが、
- 保証期間内に分解すると、保証が無効になる
- 分解することで故障箇所を増やす可能性がある
これらのリスクがあるため、修理の専門知識がない場合は、無難に修理か新品の買い替えを検討することをおすすめします。
6.ブルーレイレコーダーの修理=買い替え時?
ブルーレイレコーダーは修理のタイミングで、買い替えを検討するのもおすすめです。
理由としては、ブルーレイレコーダーの修理費用は2〜3万円かかるため、最新機種を購入する代金とそこまで大きく変わらないこと。
そして、修理したとしてもデータが消えてしまうことがほとんどで、修理に出す意味があまりないためです。
電子機器は長年使っていれば、どこかに不具合が生じていきます。
最近機種の購入代金に近い修理費用を払って、今後も不具合と付き合っていくのはイヤですよね。
これらの理由から、よほどの理由がない限りは、修理が必要になった段階で最新機種の買い替えを検討することをおすすめしています。
さらにブルーレイレコーダーは下取りに出すこともできるため、想定していたよりも数万円安く買えることがあります。まだ使用できる状態であれば、下取りに出すことを検討してみてください。
ブルーレイレコーダーを買い替える前に下取りチェッカー
適正価格で下取りするなら「下取りチェッカー」がおすすめ
下取りチェッカーをおすすめする理由
❶市場価格に基づいた下取り金額で買い取ってもらえる
家電の買取は一律料金が基本ですが、「下取りチェッカー」は家電量販店のノジマと業務提携しているので、市場価格に基づいた適正な価格での下取りが可能です(ノジマの全店舗で下取りチェッカーをご利用いただけます!)。
❷依頼は24時間LINE・WEBで受付できる
LINE・WEBで査定から申し込みができるので、24時間いつでも下取り査定を利用することができます。
❸納品時に古い家電を引き取ってもらえる
下取りに出す古い空気清浄機は納品時に引き取ってもらえるので、査定から納品までをワンステップで完了することができます。
\WEB査定はこちらから/
▶下取りチェッカーはこちら
「下取りチェッカー」は、LINE・WEBで無料下取り査定ができるサービスです。
買い替えしたいブルーレイレコーダーはいくらで下取りをしてもらえるのか確認したうえで、買い替えるまでのスケジュールが立てられるようになります。
専用アプリのダウンロードは不要ですぐに査定依頼ができるため、ぜひ利用してみてください。
7.まとめ
今回は、ブルーレイレコーダーの修理について紹介させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- ブルーレイレコーダーの寿命は5〜6年
- 各メーカーの修理費用は約2〜3万円
- 「録画ができない」などの症状が出たら、修理を検討する
- 修理はお買い上げの販売店に持っていけばOK
- 修理に出すと、保存データは高確率で消える
- 自力で修理することも可能だが、リスクも高い
- 金額も変わらないため、修理よりも最新機器への買い替えがおすすめ
今はブルーレイレコーダーの最新機器でも、概ね4万円から購入できる時代です。
ほかの家電も昔に比べて安くなっているので、寿命がきたら買い替えるというのが、今のスタンダードになっているのかもしれませんね。
最新機器に切り替えることで、今よりも格段に便利な機能を使うこともできるため、この機会に買い替えを検討してみるのはいかがでしょうか。
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