エアコンの電気代はどれくらい?計算方法や節約方法を紹介

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エアコンのつけっぱなしで大丈夫?電気代の節約方法とお得に使うコツ!

「エアコンは、つけっぱなしにした方が電気代はお得」という説は、本当でしょうか。

厳しい日本の夏を乗り越えるために欠かせないエアコンですが、気になるのは電気代です。

電気代の高騰の影響もあり、例年以上に、エアコンの電気代にシビアにならざるを得ません。

そこでこの記事では、電気代を節約しながら、お得にエアコンを使うコツをご紹介しますエアコンをお持ちのすべての方に、知っていただきたい情報です。

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エアコンの仕組みは?どのように快適にしている? 

エアコンをつけると何故部屋の中を温めたり、涼しくしたりできるのでしょうか。

電気代を節約するためにもまずはエアコンの仕組みを知っておきましょう。

エアコンの冷房の仕組み

冷房をつけると室内の熱い空気が室内のエアコン本体に取り込まれます。

そして、本体の中にある熱交換器が冷媒という熱を運ぶ物質に連携し、熱い空気を外に設置している室外機へ運搬します。

室内の空気の熱だけを外に放出するために、室外機から熱い風が排出される仕組みです。

室外機によって放出された熱い空気は再び冷媒にのって室内のエアコン本体に運搬され、熱交換器で冷たい空気へ変換されます。

冷たい空気が排出されることで、部屋の中が冷えていきます。

エアコンの暖房の仕組み

暖房は冷房とは逆の動きをします。室外の熱を室内に取り込むことで室温をあげる働きです。

まず、エアコン本体の熱交換器の働きで、冷たい空気は冷媒によって外の室外機へ運搬されます。

暖房を入れているときは、室外機から熱風は排出されません。

次に、室外機の熱交換器で外気の熱を集めて、圧縮機を使って高温にします。高温になった空気は冷媒によって室内機へ循環され、暖かい風となって室内を温める仕組みです。

エアコンの電気代はどのように計算する? 

エアコンにかかる電気代は具体的にどのような計算方法で算出されるのでしょうか。計算の基本となる指標も含めて、詳しく紹介します。

エアコンの電気代は期間消費電力が指標となる 

エアコンの消費電力は最小と最大の値の差が大きいため、定格消費電力から計算した場合、消費電力の実態とかけ離れた数値が算出されてしまいます。

エアコンは24時間つけっぱなしにしていても使用電力は24時間均等ではなく、状況次第で上下している、というわけです。

エアコンの電気代を算出するときは、期間消費電力量を使います。

期間消費電力量とは、東京の外気温度をモデルとした一定条件のもと、エアコンが1年間に消費する電力の目安量を示した数値です。

東北や九州、沖縄などの地域を除けば通常の定格消費電力よりも実際に使用する電力に近い数値といわれています。

期間消費電力は、それぞれのエアコンメーカーがカタログなどで後悔していますので、気になる人は確認してみてください。

エアコンはつけっぱなしのほうが節電になる?

エアコンの電気代の節約を考えるなら、1日のうちでもつけっぱなしにした方がよいときと、つけっぱなしにしない方がよいとき、2つのケースがあります。

短時間の外出時であれば、エアコンをつけっぱなしにした方が電気代がお得です。しかし就寝時であれば、つけっぱなしにせず、こまめに消した方がよいでしょう。

その理由を、詳しくご説明します。

30分程度の外出ならつけっぱなしがお得

エアコンの主要メーカーであるダイキンがおこなった実験から、日中、9時から18時の時間帯は、30分程度の外出の際は、エアコンを切った方が電気代は安くなることがわかっています。

これはエアコンの消費電力が、動作状況や外気・室内の温度など、さまざまな条件の影響を受けて増加することによるものです。

エアコンの消費電力量は、常時一定ではありません。運転中よりも、電源を入れて駆動させたタイミングは電気の消費量が増えます。

特に外気の温度とエアコンの設定温度の差が大きいタイミングで運転開始したときは大量の電力を消費するため、電気代が高くなります。

(画像引用元:ダイキン

夏の日中は外気の温度が高いため、設定温度との差が必然的に大きくなります。日中に何度もエアコンのスイッチのオン・オフを繰り返した場合、エアコンをつけっぱなしにしたときよりも大量の電力を消費する可能性があるため、注意が必要です。

夜はこまめに消すほうがお得

日中はつけっぱなしにした方が、電気代の節約効果が期待できるエアコンですが、夜はこまめに消すほうがお得になることが、先のダイキンの実験からわかっています。

夜間は日中に比べて外気温が下がるため、室温との差が小さくなります。運転開始の際の消費電力量が日中より少なくなり、運転し続ける際に必要な電力量を下回ったことが理由です。

日中の時間帯(9:00~18:00)にエアコンをつけっぱなしにしたとき(赤線)とこまめに切ったとき(青線)の消費電力推移

夜の時間帯(18:00~23:00)にエアコンをつけっぱなしにしたとき(赤線)とこまめに切ったとき(青線)の消費電力推移

(画像引用元:ダイキン

エアコンの消費電力量を抑えて電気代を節約するためには、つけっぱなしにするときと、こまめな電源のオン・オフを切り替えるとき、この2つを適宜組み合わせることが大切です。

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンの電気代を節約するために欠かせない、5つの方法をご紹介します。

  1. 断熱効果の高いものを使う
  2. ドアは開けっ放しにしない
  3. サーキュレーターなどで空気を循環させる
  4. エアコンの設定は自動運転にする
  5. エアコンのお手入れはこまめに!

断熱効果の高いものを使う

エアコンの消費電力量には、気温や日射が大きく影響します。

住宅自体の断熱効果が高い場合、エアコンの消費電力を抑える効果が期待できるため、これから住宅を建てる場合は、断熱性能を意識するとよいでしょう。

しかし現在お住まいの住宅でも、簡単な一工夫を加えることで、断熱性能を高めることができます。

例えば窓に断熱シートを貼ったり、断熱効果の高いカーテンを使うといった方法が有効です。

窓から入り込む日差しは、室内の温度に大きな影響を及ぼします。窓に断熱効果の高いシートやカーテンを導入して、エアコンの熱効率を下げないような対策で、電気代の節約につなげてください。

ドアは開けっ放しにしない

エアコンを使用する部屋のドアは、開けっぱなしにしないよう心がけてください。

ドアを開けっぱなしにすると、他の部屋の暑い空気が流れ込むほか、エアコンで冷えた空気が流れ出ます。エアコンの空調効果が十分に得られなくなるため、電気代が高くなることがあるので、注意が必要です。

開けたドアはすぐに閉める習慣を徹底することが、電気代の節約に欠かせません。

サーキュレーターなどで空気を循環させる

エアコンを使用するときは、サーキュレーターや扇風機を併用すると、電気代の節約につながります。

暖かい空気は室内の上部に、冷たい空気は下部に流れ込む性質があります。サーキュレーターなどで風を起こせば、室内の空気の温度を均一にし、冷房効率を高める効果が期待できます。

また夏は風が体に当たると、体感温度が下がって涼しく感じます。エアコンの設定温度を下げることができれば、さらなる節電につながるのでお得です。

なお環境省によると、冷房時の温度設定を1℃高くすると、およそ13%(約70W)の消費電力の削減が期待できます。

エアコンの設定は自動運転にする

エアコンは自動運転に設定すると、電気代を節約できます。

自動運転とは、室温や屋外の温度に合わせて自動的に設定した温度になるように、冷房や除湿などのモードの切り替えや風量の設定を、エアコンが自動で切り替える機能です。

エアコンを自動運転に設定すれば、効率よく室内を冷やすことができるため、無駄な電気代の削減につながります。

エアコンのお手入れはこまめに!

環境省によれば、エアコンのフィルターの清掃は2週間に一度を目安におこなうことが推奨されています。

フィルターが汚れていると、冷房効率はおよそ4%下がるといわれています。消費電力の増加につながるため、こまめな清掃は欠かせません。

エアコンの清掃方法は、各メーカーのホームページや動画、取扱説明書で確認できます。エアコンのお手入れをおこなう際は、必ず電源を切って、正しい手順で安全に実施してください。また自分でお手入れするのが難しい場合は、業者に依頼するのもよいでしょう。

10年以上経過しているエアコンは買い替えがおすすめ

エアコンの寿命は、およそ10年程度といわれています。

使用する環境や使用頻度といった条件によって、10年を過ぎても、問題なく機能するエアコンも多くあります。しかしエアコンはほぼ毎年モデルチェンジしています。古くなるほど省エネ性能が下がり、各種機能が見劣りするのは避けられません。

また製造販売から10年以上経過したエアコンの場合、部品が廃盤になることが少なくありません。万が一故障した場合に、部品がないため修理できない、といった事態に陥ることも考えられます。

ダイキンの調べでも、購入から7年から13年の間にエアコンを買い替える人が最も多いことがわかっています。

エアコンの買い替え時期 2019年ダイキン調べ (画像引用元:ダイキン

エアコンは新しい機種になるほど、省エネ性能が高まる傾向が顕著です。

買い替えとなると、初期費用はかかります。しかし長い目で見ると、最新のモデルに買い換えたほうが電気代の節約が可能です。

電気代の心配をせず快適に夏を過ごすなら、古いエアコンは新しい機種に買い替えることをご検討ください。

エアコンをお得に買い替えるなら下取りチェッカー

10年以上使用した古いエアコンから、省エネ性能の高い新しいエアコンに買い替えるなら、下取りを活用しない手はありません。

下取りのメリットは、次の2点です。

  1. 安く新品のエアコンを購入できる
  2. 古いエアコンを処分できる

古いエアコンを下取りに出せば、新しいエアコンの購入代金が割引されるため、お得に買い替えが可能です。

また古いエアコンの処分もできるので、別途業者に引取を依頼する手間がありません。

エアコンは特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)で定められた家電4品目の一つであり、廃棄処分に際しては費用も手間もかかります。

古いエアコンを手軽に処分しながら、新しいエアコンを安く買える、下取りを利用しないのはあまりにももったいないない。

そしてエアコンの下取りで活用したいのが「下取りチェッカー」です。

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まとめ

エアコンの電気代を節約しながらお得に使うなら、次の7つのポイントを心がけてください。

  1. 日中、30分程度の外出時はつけっぱなしにする
  2. 夜はこまめに消す
  3. 断熱する
  4. ドアは開けっ放しにしない
  5. サーキュレーターなどを併用する
  6. エアコンの設定は自動運転にする
  7. 2週間に一度はエアコンをお手入れする

また10年以上経過している古いエアコンなら、買い替えも検討するのがよいでしょう。省エネ性能がグンとアップします。

今年も猛暑が始まる前に、下取りチェッカーでお得にエアコンを買い替えして、電気代を気にせず快適な夏を過ごしませんか。

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