電動自転車にメンテナンスは必要?5つの点検項目や費用を解説

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下取りガイド 川辺 あさひ
夕暮れの中の電動自転車
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買い物や通勤・通学、そして子どもの送迎など、多くの場面で活躍している電動自転車。
今では多くの人が保有している電動自転車ですが、定期的にメンテナンスをおこなっていますか?

まず、結論からお伝えすると電動自転車にメンテナンスは必要です。

その結論をお伝えしていくにあたって「電動自転車のメンテナンス項目や費用」「メンテナンスはどこに依頼するべきか」について、解説していきます。

  • 電動自転車のメンテナンス項目がわからなかった
  • 費用がわからないため、ついメンテナンスを先延ばしにしていた
  • そもそも、どこにメンテナンスを依頼すればいいかわからない

などの考えを持っている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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電動自転車にメンテナンスは必要?

木板の上のペンチ

冒頭でも書きましたが、電動自転車にメンテナンスは必要です。

電動自転車のメンテナンスとなるとバッテリーやモーター機器など見る部分が増えるため、メンテナンスが面倒。
そのように思われるかもしれませんが、実は意外と簡単です。

メンテナンスは、基本的に自転車屋さんに持っていくだけで解決します。

  • メンテナンスだけであれば数千円でおさまるため、気軽なメンテナンスが可能。
  • 定期的なメンテナンスをサボると、各パーツを丸ごと変えることになる。「1〜2万円の修理費用がかかった」というケースも。

よけいな出費を防ぐためにも、メンテナンスは3〜6ヶ月を目安におこなうようにしましょう。

自転車屋さんに持っていくべき理由

メンテナンスを検討している場合、自転車屋さんには持っていかず、自分でおこなおうと考える人も多いのではないでしょうか。
確かにセルフメンテナンスは、自転車屋さんに持っていく手間や工賃を省けるため、選択肢として魅力的です。

ただ、素人知識でメンテナンスをおこなった場合、

  • 本来メンテナンスが必要な箇所が見抜けない
  • 整備内容に不備が発生する

そのような場合があります。
不備がある状態で走行し、事故を起こしてからでは遅いですよね。
メンテナンスに対する知識や経験、道具がある場合は問題ありませんが、そうではない場合は自転車屋さんに持っていくようにしましょう。

電動自転車の5つのメンテナンス項目と費用

チェックすべき項目リストとペン

それでは、次に5つのメンテナンス項目と費用について紹介します。

1.タイヤ

1つめの項目は、タイヤです。

タイヤのメンテナンスは、下記を確認するようにしましょう。

  • タイヤの空気圧は減っていないか
  • タイヤの溝はすり減っていないか
  • タイヤの横側にヒビは入っていないか
  • タイヤのスポーク(車輪に使われる細長い棒状のパーツ)は折れていないか

タイヤは走行中の事故に大きく関わってくるパーツなので、こまめにメンテナンスをおこなうことが理想です。

特にタイヤのスポークが折れたことで、メンテナンスに行かない方も多いのが現状です。
そのままにせず、自転車屋さんにすぐに持ち込むことをおすすめします。
スポークは1本折れるだけで、他の箇所にかかる負担が大きくなり、連鎖的に折れてしまうパーツです。
折れた本数が増えることで修理不可能になり、タイヤを丸ごと交換しなければいけないという事態にもつながるため、注意が必要です。

タイヤのメンテナンス費用の相場は、下記になります。

パンク修理 1,100円〜
水調べ 815円〜
虫ゴム交換 1個 220円〜
前タイヤ・チューブ交換(車輪脱着) 4,230円〜
後タイヤ・チューブ交換(車輪脱着) 4,800円〜

参考元:CYCLE SHOP OGIYAMA 

またタイヤの交換について、詳しくは下記の記事でもご紹介していますのでチェックしてみてください。

電動自転車のタイヤ交換はどうやるの?タイミングや費用を解説

2.ブレーキ

2つめは、ブレーキです。

ブレーキは「ブレーキの効きが悪くなった」と感じた時点で、必ずメンテナンスをおこなうことがおすすめです。
ブレーキはブレーキシューというゴムがタイヤに触れることで、ブレーキがかかる仕組みになっています。
つまり、長く使えば使うほどブレーキシューが摩耗するため、ブレーキのメンテナンス時はブレーキシューの交換が必要になることがほとんどです。

また、ブレーキシューの寿命は約半年〜1年と言われているため、交換時期がきている場合は、すぐにメンテナンスをおこなうようにしましょう。

ブレーキのメンテナンス費用は、下記になります。

前後ブレーキ調整 800円〜
前ブレーキワイヤー交換 1,800円〜
後ブレーキワイヤー交換 2,100円〜
前ブレーキシュー交換 800円〜
Vブレーキシュー交換 1,600円〜
ディスクパッド交換 1,600円〜
キャリパーブレーキ交換 3,200円〜
Vブレーキ交換 3,200円〜
ディスクキャリパー交換 3,200円〜
後ブレーキ交換
※ドラム/ローラー/サーボ
4,800円〜

参考元:CYCLE SHOP OGIYAMA 

またブレーキについて詳しくは下記の記事でもご紹介していますのでチェックしてみてくださいね。

電動自転車のブレーキ交換はどうやるの?自分で直す方法や依頼時の費用

3.チェーン・ギア

3つめは、チェーン・ギアです。

自転車のチェーンやギアは走行を重ねるごとに、ホコリや砂などで汚れが溜まっていきます。
汚れたままにしておくとチェーンのサビにつながったり、変速しにくくなるなど走り心地に影響が出てきます。
自分でメンテナンスする場合は、1ヶ月を目安にチェーンクリーナーや注油をおこなうようにしましょう。

チェーン・ギアのメンテナンス費用は、下記になります。

チェーン調整 800円〜
チェーン交換 2,400円〜
チェーンカバー交換

3,200円〜

・ハーフカバー 1,600円〜
・フルカバー 3,200円〜

テンショナー交換 2,400円〜
テンションカバー交換 800円〜
ペダル交換 800円〜
油脂類塗布 800円〜

参考元:CYCLE SHOP OGIYAMA 

チェーンの交換について詳しくは下記の記事でもご紹介していますのでチェックしてみてくださいね。

電動自転車のチェーン交換はどうやるの?自分で交換する方法や依頼費用

4.ネジの緩み

4つめは、ネジの緩みです。

メンテナンスが必要になるタイミングは少ないのですが、チャイルドシートやスタンド部分のネジに緩みがないかを確認するようにしましょう。

特にチャイルドシートのネジが緩んでいることで、走行中にお子さんがチャイルドシートごと転倒してしまうという事故にもつながりかねません。
費用もネジを締めるだけなので、おそらく無料で対応してくれるお店がほとんどだと思います。

気軽にメンテナンスをお願いできる部分でもあるので、少しでも気になった場合は自転車屋さんに相談することをおすすめします。

5.バッテリー

5つめは、バッテリーです。

電動自転車の心臓部とも言えるパーツですが、バッテリーも少しずつ劣化していきます。
バッテリーの寿命は走行距離にもよりますが3〜4年と言われています。
走行途中に充電が無くなってしまったり、購入時よりも充電の頻度が増えてきたと感じるタイミングで、バッテリー交換を検討するのがいいでしょう。

バッテリー交換の費用は型式にもよりますが、3〜4万円になります。

 

電動自転車のメンテナンス(修理)はどこに頼めばよいか

自転車のタイヤをチェックする

ここまでにメンテナンスするべき項目について、紹介してきました。
次は、電動自転車のメンテナンス(修理)はどこに頼めばよいかを紹介します。

タイヤ・チェーンなどの部品の場合

タイヤ・チェーンなどの部品の場合は次の方法がおすすめです。

  • 通販で取り寄せる
  • 自転車屋さんに修理を依頼する

通販で取り寄せた場合は、ベルの取り付けなど簡単な取付であれば、自転車屋さんに持っていかなくてもかまいません。
ですが、タイヤやチェーン周辺の取付をおこなう場合は専門的な作業が発生するため、自転車屋さんへの持ち込みが推奨されます。
取付費用も500円〜2,000円でおこなってくれるお店が多いため、「パーツ代+工賃」で交換することが可能になります。

また、自転車屋さんに修理を依頼する場合は、購入店舗への持ち込みがベストです。
購入店舗であれば保証がついていることも多いため、無料で修理をおこなってくれるお店も多いからです。

ちなみに自転車屋さんで必要なパーツを購入した場合は、工賃は原則無料で取り付けてくれるため、「パーツ代のみ」で対応してくれます。
取り付けるパーツにこだわりがなければ、自転車屋さんにはじめから持っていくほうが安く手間もかかりませんね。

バッテリーの場合

バッテリー交換の場合は、自転車屋さんからメーカーに修理依頼を出さなければいけません。
そのため、購入者が自転車屋さんに修理に持っていくという点は変わらないのですが、取り寄せるまでに時間がかかることは覚えておきましょう。

また通販で購入した場合は、販売店が対応してくれないケースもあります。
その場合は購入したメーカーに問い合わせることで、近くの取扱い店舗を探してくれるのでぜひ活用してみてください。

バッテリーの寿命について詳しくは下記の記事でもご紹介していますのでチェックしてみてくださいね。

電動自転車のバッテリー寿命はいつ?寿命の原因や症状、交換費用など

電動自転車は壊れる前に計画的に買い替えをする

シンプルな背景と電動自転車

電動自転車はバッテリー交換時などのタイミングで、買い替えを検討するのもおすすめです。
理由としては、バッテリー交換が必要になってきているということは、他のパーツも劣化してきている可能性があるからです。
他のパーツも同様に修理に出した場合、「結局、新品を購入できるだけの費用がかかってしまった」ということにもなりかねません。
実際によくあるケースですので、判断に迷った場合は自転車屋さんなどでトータルの修理費用を聞いてみるのがいいですね。

さらに電動自転車は下取りに出すこともできるため、想定していたよりも数万円安く買えることがあります。
まだ使用できる状態であれば、下取りに出すことを検討してみてください。

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まとめ

今回は、電動自転車のメンテナンス方法について紹介させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。

  • 電動自転車は定期的なメンテナンスが必要(目安は3〜6ヶ月)
  • 違和感を感じたら、自転車屋さんに対応してもらうのが確実
  • メンテナンス費用は最大で5000円ほど
  • バッテリー修理は取り寄せになるので、少し時間がかかる
  • バッテリー交換時のタイミングで買い替えを検討するのもあり

ここまで解説させていただいたように、電動自転車と普通の自転車もメンテナンス方法自体に変わりはありません。
タイヤの空気入れなどの基本的なメンテナンスは習慣的におこない、違和感を感じたらすぐに自転車屋さんに持っていくようにする。
あとは、3〜6ヶ月の定期的なメンテナンスも欠かさないようにする。
これだけで電動自転車のメンテナンスはバッチリです。

電動自転車を安全に乗り続けるためにも、本記事で紹介したポイントをおさえて、快適な自転車ライフを送れるようにしていきましょう。

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