「毎日の車移動や、満員電車による通勤がストレスになっている」
「朝から自分のペースで、気分良く通勤したい」など、これらの悩みを解決するために、よく購入される通勤用の電動自転車。
毎日の仕事だけでも大変なのに、通勤でも体力を使っていては体が持ちませんよね。
まず結論からお伝えすると、通勤で電動自転車を使うことは、多くの人が満足している移動手段であると言えます。
通勤で電動自転車を使うことで、どのようなメリットがあるのか。
そして電動自転車を購入する場合は、何に注目して購入すればいいのか。
これらの理由を説明するために、本記事では下記について説明していきます。
- 距離別に解説!自転車通勤にかかる時間は?
- 通勤用の電動自転車はどう選ぶ?ミスしないためのポイント
- 電動自転車で通勤する3つのメリット
- 電動自転車で通勤する3つのデメリット
- 通勤におすすめの電動自転車TOP10
- 通勤用の電動自転車を安く済ませたい人へ
毎日の通勤を少しでも快適にしたい、通勤に使う時間がもったいないと感じている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
距離別に解説!自転車通勤にかかる時間は?
まずは、通勤用の電動自転車を決める前に「自転車での通勤時間」と「会社までの距離」を知っておきましょう。
理由は、電動自転車は搭載されているバッテリーサイズによって、電動アシストの走行補助距離が異なるためです。
たとえば、自転車での通勤時間が片道10kmかかるとします。
あなたは通勤用のために走行補助距離が約20kmしかない、小さいバッテリーサイズの電動自転車を購入したとしましょう。
その場合は、会社からの往復だけでバッテリー充電を使い切ってしまいますよね。
電動自転車のバッテリーは劣化していくものなので、1年後には会社との往復すらできなくなっていた…ということが現実的に起きてしまいます。
このような事態を防ぐためにも、まずは「自転車での通勤時間」と「会社までの距離」を把握し、適切なバッテリーサイズの電動自転車を選ぶことが大事になります。
「通勤時間」と「会社までの距離」を調べる方法
会社までの距離などを調べる上で「まだ自転車にも乗ってないのだから、正しい通勤時間や距離なんて分からない」という人も多いでしょう。
そこで筆者がおすすめしたいのは、Googleマップを使って調べる方法です。
まずは、スマホなどでGoogleマップを開き「自宅→会社までの距離」を検索しましょう。
検索すると、それぞれの移動手段のアイコンがマップ上に表示されるので、自転車アイコンを選択してください。
すると、下記の画像の箇所におおよその通勤時間と距離が表示されます。
ここで検索して出てきた数値を覚えておくと、ここからの内容も頭に入ってきやすく、最適な電動自転車を選びやすくなります。ぜひ、覚えておいてください。
自転車通勤にかかる時間は?
次は、自転車通勤にかかる時間を距離別に紹介していきます。
電動自転車を使った場合、どれだけの距離をどれだけの時間で移動することができるのか?
すでにGoogleマップで明確になっているかもしれませんが、以下の表にまとめたので、1つの目安として参考にしてみてください。
走行距離 | 所要時間 |
5km | 15〜20分 |
10km | 30〜40分 |
15km | 45〜60分 |
距離別にかかる時間としては、「5kmで15分の移動時間」がかかります。
ただし、同じ5kmでも走る道の条件によって移動時間は異なります。
- 平坦な道での走行なのか
- 信号や障害物の多い、街乗りでの走行なのか
- 坂道でバッテリーを消費しやすい道の走行なのか
他にも体力などの条件もあるため、あくまで目安として覚えておきましょう。
電動自転車で通勤する3つのメリット
次は、電動自転車で通勤する3つのメリットについて紹介します。
1.朝の渋滞や満員電車から解放される
1つめは、朝の渋滞や満員電車から解放されることです。
通勤用で電動自転車の購入を考えている人は、このメリットを求めてる人が一番多いのではないでしょうか。
まったく進まない朝の渋滞や、真夏の満員電車など…
移動手段に対するストレスを抱えている社会人は、かなり多いと言ってもいいでしょう。
通勤に電動自転車を使うことで人混みからも解放されますし、朝から自分のペースで気持ちよく移動することもできます。
さらに事故にも巻き込まれないため、スケジュール通りに通勤できることも大きなメリットになりますね。
2.毎日の運動不足を解消できる
2つめは、毎日の運動不足を解消できることです。
社会全体の働き方として、今はデスクワークの職業が年々増えてきています。
さらにスマホなどのコミュニケーションツールも発達したため、普段運動する機会や外出する機会は、以前より減っているのではないでしょうか。
運動不足を解消しようと、徒歩や普通の自転車通勤に切り替えても、なかなか大変で続けられない人も多いですよね。
電動自転車は電動アシスト機能のおかげで、軽い力で快適に移動することができます。
軽い力であってもペダルを漕ぐ動きはしているので、常に軽い有酸素運動をしているような効果が期待できます。
運動不足に悩んでいる人には、嬉しいメリットであると言えます。
3.時間やお金が節約しやすい
3つめは、時間やお金が節約しやすいことです。
1つめのメリットでも解説しましたが、電動自転車を通勤で使うことで「朝の渋滞」や「満員電車」を避けることができます。
片道10km以内であれば、30〜40分以内で移動することができるため、車や電車を使うよりも時間を節約することができるでしょう。
また、会社から交通費が支給されているケースもあるので、一概には言えませんが…
車やバス、電車通勤でかかる費用よりも、電動自転車のトータル費用のほうが安く済むことがあります。
毎日の時間やお金が節約できることは、大きなメリットであると言えますね。
電動自転車で通勤する3つのデメリット
次は、電動自転車で通勤する3つのデメリットについて紹介します。
1.10万円前後の初期投資がかかる
1つめは、10万円前後の初期投資がかかることです。
電動自転車は普通の自転車よりもバッテリーやモーター、電動アシストに耐えられるパーツなどが必要になるため、どうしても高価になりがちです。
コスパを一番に求めるのであれば、6万円から購入できる格安モデルも存在します。
ただ、価格に比例してバッテリー容量も少なくなり、走行可能距離が30km未満のモデルも珍しくありません。
片道2〜3kmの通勤は問題ありませんが、片道10km〜の通勤が必要になる場合は、10万円前後のモデルを購入したほうが使いやすくなります。
どちらにせよ、購入時は安くない金額がかかることを覚えておいてください。
2.充電が切れた時の移動が大変
2つめは、充電が切れた時の移動が大変なことです。
充電を欠かさなければ問題ありませんが、「帰り道の途中で充電が切れてしまった」という事態になった場合、移動がとても大変になります。
電動自転車が楽に移動できるのは、あくまで電動アシスト機能を使えているからです。
電動アシスト機能が使えなければ、20kg〜30kgの自転車(※)を漕ぐことになるため、移動が大変になってしまうというわけですね。
※同じタイプの自転車と比較した場合、電動自転車の方が5〜10kg重くなります。
充電を欠かさずすることに自信がない場合は、バッテリー容量が大きめのモデルを購入することをおすすめしています。
3.オフィス街などの場合、駐輪時に盗まれやすい
3つめは、オフィス街などの場合、駐輪時に盗まれやすいことです。
電動自転車に限らずですが自転車は高価なものも多く、さらに鍵の閉め忘れも起こるため、盗難が毎日のように起こっています。
オフィス内に置かせてもらえるのであれば、心配ありませんが…
もし、人目の付かない場所に駐輪場があるのであれば、盗難防止対策を考えてから購入するのがいいでしょう。
通勤用の電動自転車はどう選ぶ?ミスしないためのポイント
それでは通勤用のランキングを紹介する前に、通勤用の電動自転車を選ぶポイントを解説していきます。
電動自転車を選ぶ際にミスをしないためにも、ぜひこちらも参考にしてみてください。
会社までの距離からバッテリー容量を選ぶ
まずは、「会社までの距離からバッテリー容量を選ぶ」です。
前の項目で電動自転車の走行可能距離は、バッテリーサイズに関係することを解説しました。
実際にどれだけのバッテリー容量でどれだけ走れるかが分からなければ、購入の際に迷ってしまいますよね。
そこで、バッテリー容量別に走行可能距離を表にまとめてみました。
こちらも購入時の参考になると思うので、ぜひご覧ください。
バッテリー容量 | 走行可能距離 |
6Ah〜8Ah | 20km〜30km |
10Ah〜12Ah | 35km〜45km |
16Ah〜 | 60km〜 |
バッテリー容量の目安として、筆者は「往復の通勤距離×3倍以上」の走行可能距離を備えたバッテリーをおすすめしています。
1回の往復距離を走れるモデルであれば、通勤途中に充電が切れてしまう可能性があります。
1〜2回の往復距離を走れるモデルは、一度通勤するごとに充電が必要になってくるため、手間がかかる+バッテリーの寿命が短くなります。
2〜3回の往復距離を走れるモデルは、まだ許容範囲内ではありますが…
やはり余裕を持たせるという意味でも、通勤距離×3倍以上の走行可能距離を備えたバッテリーのモデルを購入することをおすすめします。
通勤以外の目的も考えておく
次は、「通勤以外の目的も考えておく」です。
通勤用の電動自転車を購入したからと言っても、通勤以外には使わないという人は少ないのではないでしょうか。
たとえば、通勤がメインだけど、休みの日はスーパーでの買い出しにも使いたい場合。
その場合は、カゴがあるタイプの電動自転車を選んだほうが便利ですよね。
このように自分が使う目的や、実際に乗ってから、どのような状況になるかを事前に考えておくことが大事になります。
通勤におすすめの電動自転車TOP10
それでは、通勤におすすめの電動自転車のランキングを紹介していきます。
今回のランキングは、各販売サイトのランキングやレビューなどを参考に作成いたしました。ぜひ、参考にしてみてください。
※通勤距離を考慮し、「走行可能距離30km〜」のモデルを厳選しています。
第1位:パナソニック SW BE-ELSW012
出典:SW|Panasonic
参考価格(税込) | 74,990円 |
メーカー | パナソニック |
本体重量 | 20.9kg |
最大走行距離(オートモード) | 36km |
変速シフト数 | 1段変速 |
タイヤサイズ | 20インチ |
バッテリー容量 | 充電時間 |
8Ah | 4.5時間 |
第2位:パナソニック ビビ・SX BE-ELSX633
参考価格(税込) | 82,100円 |
メーカー | パナソニック |
本体重量 | 26.2kg |
最大走行距離(オートモード) | 35km |
変速シフト数 | 3段変速 |
タイヤサイズ | 26インチ |
バッテリー容量 | 8Ah |
充電時間 | 4.5時間 |
第3位:ブリヂストン TB1e TB7B42
出典:TB1e | ブリヂストンサイクル株式会社|Amazon
参考価格(税込) | 130,990円 |
メーカー | ブリヂストン |
本体重量 | 22.4kg |
最大走行距離(オートモード) | 105km |
変速シフト数 | 7段変速 |
タイヤサイズ | 27インチ |
バッテリー容量 | 14.3Ah |
充電時間 | 4.1時間 |
第4位:ヤマハ PAS RIN PA26RN
参考価格(税込) | 109,799円 |
メーカー | ヤマハ |
本体重量 | 27.7kg |
最大走行距離(オートモード) | 66km |
変速シフト数 | 3段変速 |
タイヤサイズ | 26インチ |
バッテリー容量 | 15.4Ah |
充電時間 | 4時間 |
第5位:パナソニック ベロスター BE-ELVS773
参考価格(税込) | 92,990円 |
メーカー | パナソニック |
本体重量 | 22.4kg |
最大走行距離(オートモード) | 36km |
変速シフト数 | 7段変速 |
タイヤサイズ | 700×38C(タイヤ直径700mm×幅38mm) |
バッテリー容量 | 8Ah |
充電時間 | 4.5時間 |
第6位:パナソニック ティモ・S BE-ELST635
参考価格(税込) | 110,000円 |
メーカー | パナソニック |
本体重量 | 28.3kg |
最大走行距離(オートモード) | 70km |
変速シフト数 | 3段変速 |
タイヤサイズ | 26インチ |
バッテリー容量 | 16Ah |
充電時間 | 4.5時間 |
第7位:パナソニック EZ BE-ELZ034
参考価格(税込) | 112,860円 |
メーカー | パナソニック |
本体重量 | 22.5kg |
最大走行距離(オートモード) | 35km |
変速シフト数 | 3段変速 |
タイヤサイズ | 20インチ |
バッテリー容量 | 8Ah |
充電時間 | 3時間 |
第8位:パナソニック ジェッター BE-ELHC
参考価格(税込) | 140,300円 |
メーカー | パナソニック |
本体重量 | 21.1kg |
最大走行距離(オートモード) | 54km |
変速シフト数 | 8段変速 |
タイヤサイズ | 700×38C(タイヤ直径700mm×幅38mm) |
バッテリー容量 | 12Ah |
充電時間 | 4時間 |
第9位:ヤマハ PAS Brace PA26B
参考価格(税込) | 155,991円 |
メーカー | ヤマハ |
本体重量 | 23kg |
最大走行距離(オートモード) | 68km |
変速シフト数 | 8段変速 |
タイヤサイズ | 26インチ |
バッテリー容量 | 15.4Ah |
充電時間 | 4時間 |
第10位:パナソニック ハリヤ BE-ELH442
参考価格(税込) | 126,150円 |
メーカー | パナソニック |
本体重量 | 23.2kg |
最大走行距離(オートモード) | 54km |
変速シフト数 | 4段変速 |
タイヤサイズ | 26インチ |
バッテリー容量 | 12Ah |
充電時間 | 4時間 |
通勤用の電動自転車を安く済ませたい人へ
通勤用で電動自転車を購入する人の中には、できるだけ安く電動自転車を購入したい人もいますよね。
コストを抑えて購入したいという人は、下記の「コスパの良い電動自転車」に絞ったランキング記事をご覧ください。
コスパの良い電動自転車とは?10万円以下で買える電動自転車も紹介
安い電動自転車であれば、6万円から購入することができます。
コスパの良い電動自転車には、どのようなメリット・デメリットがあるかも紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
まとめ
今回は通勤用の電動自転車の選び方や、ランキングを紹介させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- 通勤用の電動自転車を選ぶ時は、まず「会社までの通勤時間・距離」を調べる
- 距離を調べる方法は、Googleマップを使うのがおすすめ
- 調べた距離を参考に、バッテリーサイズ(走行可能距離)を選ぶ
- 通勤以外の目的を含めて、使用するモデルを選ぶ
- 主なメリットは、「通勤時のストレスからの解放」「時間やお金を節約しやすいこと」
- 主なデメリットは、「10万円前後の初期投資」「充電や盗難などの心配が増える」
- 通勤用に安い電動自転車を購入したい場合は、6万円から購入可能。
本記事でも何度もお伝えしましたが、通勤に電動自転車を使うことを筆者はおすすめしています。
高価な買い物にはなりますが、長期的に乗ることで他の移動手段よりも安く済むうえに、毎日の通勤のストレスからも解放されます。
会社への通勤は習慣的に行うものだからこそ、少しでも自分への負担を減らせたら嬉しいですよね。ぜひ気になっている人は、購入を検討してみてください。
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