「クロスバイクにかごをつけたらダサい?」
「そもそもクロスバイクって、かごを後付けできるの?」
クロスバイク+かごは、おすすめの組み合わせです。いくつか気をつけたい点を考慮すれば、クロスバイクのスタイリッシュな外観を維持しながら、快適に街乗りすることもできます。
この記事では、クロスバイクのかごの選び方や注意点、おすすめのモデルを紹介します。クロスバイクにかごを取り付けて、より便利に街乗りを楽しみたい方、必見です。
目次
クロスバイクにかごを取り付けるメリット
クロスバイクはスポーツ用の自転車のため、かごなしで販売されていることが多い傾向があります。しかし必要に応じて、かごを後付けすることは可能です。
クロスバイクにかごを取り付けることで期待できるメリットとデメリットには、次のようなものがあります。
メリット |
デメリット |
---|---|
・安心してカバンなどを運べる ・法令を遵守しながら乗車できる ・リュックなどで背中が蒸れるのを防げる ・カジュアルダウンできる |
・大量の荷物は入らない ・クロスバイクのモデルにあったかごを選ばないと取り付けできない ・スポーティーさは軽減する |
メリットは利便性の劇的な向上
クロスバイクにかごを取り付ければ、荷物をかごに入れて走行できます。
街乗り用にクロスバイクを利用する場合、スポーティーすぎる外観が、景色と釣り合わないことも少なくありません。かごを取り付ければ程よくカジュアルダウンできるので、スポーツバイクならではのスタイリッシュさを維持しながらも、タウンユースに最適な絶妙なバランスを手にいれられます。
自転車のデザインにもこだわりたい方はぜひ、クロスバイクにかごを取り付けることもご検討ください。
デメリットはクロスバイクらしさが軽減すること
クロスバイクにかごを取り付ければ、荷物を積んでも、法令を遵守しながら安全かつ快適に走行できるメリットがあります。
その反面、クロスバイクらしいスポーティーでスタイリッシュな外観が損なわれます。クロスバイクらしいデザインがお好みの方にとっては、利便性をとるか、ファッション性をとるか、の二択になる可能性は否めません。
また後付け用のかごは多数販売されていますが、クロスバイクのモデルによって対応するかごの種類が異なります。適合しないかごを選ぶと、金具のサイズなどが合わないため、取り付けできません。また、一般的にクロスバイク用のかごは、ママチャリのカゴに比べて、縦に短く浅いデザインに作られています。鞄などの荷物のサイズや形状によっては、かごに入らないこともあるでしょう。
主にどういった荷物を入れたいか、イメージを膨らませながら、クロスバイクのモデルに適合するかごを選ぶことが大切です。
おしゃれなかごを選ぶ4つのポイント
クロスバイク特有のデザイン性を失わず、利便性の高いかごを選ぶ際のポイントが、次の4つです。
かごの素材
クロスバイクの後付けのかごの素材は、主に次の4つです。
- ステンレス
- アルミ
- プラスチック
- 布製
かごの素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ステンレス | サビに強い 丈夫 きれいな状態を維持しやすい |
重い 価格が高い |
アルミ | 軽い | サビに弱い |
プラスチック製 | 安価 軽い |
耐久性が低い |
布製 | 安価 軽い |
耐久性が低い 雨に弱い |
ステンレス素材のかごは、丈夫でサビにくい特徴があります。長くきれいな状態を維持したい方におすすめなのは、ステンレス素材のかごです。
アルミ製のかごは、ステンレス製に比べて軽量で、ソフトな印象のデザインが多い傾向があります。耐久性よりカジュアルな外観を求める場合は、アルミ製のかごがおすすめです。耐久性は度外視しても、リーズナブルにかごを取り付けたい場合は、プラスチック製や布製のかごという選択肢もあります。
求める耐久性や、予算と相談しながら、最適なかごを選んでください。
かごの色やサイズ
クロスバイクのかごは、一般的なママチャリのかごに比べて縦に短い傾向があります。
クロスバイクのかごのサイズ(mm) |
ママチャリのかごのサイズ(mm) |
|
---|---|---|
*1 | *2 | |
縦 | 230 | 300 |
横 | 300~400 | 300~400 |
高さ | 〜200 | 210~240 |
クロスバイクのかごに背の高い荷物を入れると、走行中に落下する可能性があるため、ご注意ください。また大きな荷物を載せたい場合は、クロスバイクの後方にリアキャリアを取り付けることを検討するのもよいでしょう。
なおリアキャリアとは後方に取り付ける荷台のことです。後方に取り付けるので、荷物の重さでハンドルを取られる心配がありません。
かごのサイズ、形、色を選べば、クロスバイクをオリジナル仕様にカスタマイズできます。自分だけのクロスバイクの可能性が無限に広がり、クロスバイクの楽しさが倍増すること、間違いなしです。
かごの取り付け方法
クロスバイクに後付けでかごを取り付ける方法には、次の2つがあります。
- フロントキャリアタイプ
- 専用アタッチメントタイプ
それぞれの特徴をまとめたものが、下の表です。
かごの取り付けタイプ | 取り付け方 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
フロントキャリアタイプ | 「フロントキャリア」と呼ばれる部品をクロスバイクに装着してから、かごを取り付ける | 安定感がある 耐久性がある 重い荷物も載せられる |
取り付けに手間がかかる |
専用アタッチメントタイプ | アタッチメント(付属部品)をハンドルに装着して、かごを取りつける | 簡単に取り付けられる | 安定感が弱い 固定力が弱い 重い荷物は載せられない |
フロントキャリアタイプは、装着に手間はかかるものの、強固にかごを取り付けられるのが魅力です。かごの機能をフル活用したい場合は、フロントキャリアタイプのかごを選ぶとよいでしょう。
一方の専用アタッチメントタイプは、手軽に装着できますが、耐久性や安定性といった面で不安があります。カジュアルダウンしたい場合のように、ファッションの一環としてかごを取り付けるなら、専用アタッチメントタイプがおすすめです。ただ重い荷物は入れられない点にご注意ください。
なおフロントキャリアタイプのかごを自分で取り付けるのに不安がある場合は、自転車の販売修理をおこなうショップに持ち込むのもよいでしょう。手数料はかかるものの、スピーディーにかごを取り付けできます。
かご付きクロスバイクを選ぶ
街乗り用のクロスバイクであれば、かごがついた状態で販売されているクロスバイクを選ぶのも、良い方法です。
後付けのかごを選べば、自分の気に入ったデザインや形状を選ぶべます。ただし取り付ける手間がかかるほか、適合するサイズを選ぶ手間もかかるでしょう。
かご付きで販売されているクロスバイクを選べば、クロスバイクのデザインに適したかごがすでに装着されているので、すぐに街乗りを楽しむことが可能です。
ただクロスバイクの多くは、かごなしの状態で販売されています。かご付きクロスバイクに限定すると、選べるモデルがかなり制限されるのは弱点です。
ファッション性にはこだわりがなく、すぐにかご付きクロスバイクに乗りたい方は、デフォルトでかごが取り付けられているクロスバイクを選ぶこともご検討ください。
後付けかご選ぶ際の注意点
クロスバイクの後付けのかごを選ぶ際は、次の2つの点にご注意ください。
耐荷重は要確認!
クロスバイクのかごの耐久性は、かごの素材と取り付け方のタイプによって異なります。
もっとも耐久性が高く重い荷物を載せられるのは、ステンレス製でフロントキャリアタイプのカゴです。アルミ製、プラスチック製、布製の順で、同じフロントキャリアタイプでも対荷重は低くなります。
アタッチメントタイプは、フロントキャリアタイプよりも対荷重が低く、重い荷物は入れられません。アタッチメントタイプでプラスチック製のかごの場合、耐久性がかなり低いため、荷物を入れるためのかごというよりは、ファッションの一環で取り付けているかごといったスタンスと認識するのがよいでしょう。
ハンドルやブレーキに干渉しないサイズを
クロスバイクのかごを選ぶ際は、ハンドルやブレーキに干渉しないサイズを選んでください。
クロスバイクの場合、ママチャリに比べて車高が低く、ハンドルからタイヤまでの距離が近くデザインされています。高さのあるかごを選んだ場合、金具の位置が合わず取り付けできなかったり、ハンドルやブレーキに干渉して安全な走行ができない可能性はゼロではありません。
クロスバイクを選ぶ際は、あらかじめクロスバイク本体のサイズを計測して、最適なサイズを選んでください。
用途に合わせて、後付けかごのおすすめ5選
バリエーション豊富に展開されるクロスバイクの後付け用かごの中から、おすすめのモデルを5つ、ピックアップして紹介します。
RITEWAY|アーバンフロントバスケット
(画像出典:RITEWAY)
クロスバイクのかごに安定性を求める方に、おすすめなモデルです。ナチュラルでクラシカルなデザインは、クロスバイクとベストマッチします。
参考価格(税込) |
18,700円 |
素材 |
アルミ合金 |
カラー |
シルバー・マットブラック |
サイズ(縦×横×高さ)(単位:mm) |
外寸:300×380×100 内寸:278×359×89 |
本体重量 |
1100g(バスケット単体) |
耐荷重 |
4kg |
BRIDGESTONE|小型平バスケットBK-VVF
(画像出典:BRIDGESTONE)
コンパクトでシンプルなデザインと、クラシカルな雰囲気が魅力の、平型タイプのかごです。スチール製で、耐久性も期待できます。
参考価格(税込) |
2,629円 |
素材 |
スチール |
カラー |
ブラック |
サイズ(縦×横×高さ)(単位:mm) |
最大:170×335×225 最小:140×315×180 |
本体重量 |
約800g |
耐荷重 |
3kg |
PALMY|前かご ATB-ALW アルミワイヤーバスケット
(画像出典:ワイズロード)
軽量なアルミ製のかごです。横長のデザインで、ファッション性もキープできます。シルバーとブラックの2色展開なので、クロスバイクの車体に合わせて選べるのも魅力です。
参考価格(税込) |
5,500円 |
素材 |
アルミ(取り付け金具はステンレス) |
カラー |
ブラック・シルバー |
サイズ(縦×横×高さ)(単位:mm) |
240×410×180 底面:350×180 |
本体重量 |
490g |
OGK技研|フロント用コンパクトバスケット FB-022
(画像出典:OGK技研)
ワンタッチで脱着できるステンレス製のかごです。使うときだけ簡単に装着できます。コンビニ弁当が収まるサイズで、ちょっとした買い物の際に便利です。
参考価格(税込) |
6,998円 |
素材 |
ステンレス |
カラー |
ブラック・ガンメタ・アルミシルバー |
サイズ(縦×横×高さ)(単位:mm) |
外寸:270×350×190 内寸:290×220 |
本体重量 |
660g |
内容量 |
約13L |
最大積載量 |
3kg |
LIXADA|自転車前かご脱着式バスケット
(画像出典:楽天市場)
着脱可能で、防水性能もある布製のかごです。カジュアルな外観ながら耐荷重は10kgと頑強なため、取り外してショッピングバッグとしても使用できます。
参考価格(税込) |
1,980円 |
素材 |
布製 |
カラー |
ブラック |
サイズ(縦×横×高さ)(単位:mm) |
280×330×240(再大寸) |
耐荷重 |
10kg |
買い物に活躍!かご付きクロスバイクのおすすめ5選
購入後すぐに買い物や通勤などのシーンで活用できる、かごがすでに装着された状態で販売されているクロスバイクのおすすめモデルを5つ、紹介します。
cyma|ヴォラーレ
(画像出典:cyma)
参考価格(税込) |
36,278円 |
カラー |
ホワイト・マットブラック |
適応身長 |
154cm~ |
サイズ |
700C |
ギア |
6段 |
重量 |
19.2kg |
BRDGE STONE|TB1
(画像出典:BRDGE STONE)
参考価格(税込) |
65,000円 |
カラー |
EXブラックなど 全7色 |
適応身長 |
420mm:144cm~ 480mm:155cm~ |
ギア |
7段 |
重量 |
420mm:15.1kg 480mm:15.3kg |
サカモトテクノ|CORTEZ
(画像出典:cyma)
参考価格(税込) |
40,128円 |
フレーム |
アルミ |
カラー |
ホワイト・ブラック |
適応身長 |
155cm~ |
サイズ |
700C |
ギア |
6段 |
重量 |
17.3kg |
NEST|UNIFY
(画像出典:NEST)
参考価格(税込) |
73,700円 |
カラー |
マットシルバー・マットブラック |
適応身長 |
420mm:155~170cm 480mm:170~185cm |
ギア |
7段 |
重量 |
14.1kg(480mm |
cyma|カゴ付きRIGHTPATH
(画像出典:cyma)
参考価格(税込) |
31,856円 |
カラー |
レッド・ホワイト |
適応身長 |
156cm~ |
サイズ |
700C |
ギア |
6段 |
重量 |
16.0kg |
クロスバイクのハンドルに荷物をかけるのは違反!
荷物が多いときに、クロスバイクのハンドルに荷物をぶら下げて走行する光景をよく見かけます。しかし意外に知られていませんが、これは法律に触れる行為です。
クロスバイクのハンドルに荷物をぶら下げて走行した場合、道路交通法第55条第1項の乗車又は積載の方法に違反したとみなされ、5万円以下の罰金が科せられることもあります。
クロスバイクにかごを取り付けていれば、買い物帰りの荷物をかごに入れられるので、法令違反を防ぐことができます。
まとめ
かご付きのロードバイクは、買い物や通勤通学といった街乗りのシーンで大活躍するのでおすすめです。
後付けでも装着できるかごですが、選ぶ際は次のポイントをチェックしてください。
デフォルトでかごがついているクロスバイクを選ぶという選択肢もあります。
クロスバイクにお気に入りのかごを取り付けて、安全で快適な街乗りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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