洗濯機の買い替えサインや寿命は?買い替えるべきかフローチャートで分かる

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下取りガイド Admin
買い替えか修理か悩む女性
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洗濯機の不調が続くと、洗濯機の買い替えを考え始める方が多いと思います。

しかし、「本当に買い替えなきゃダメなのかな?」「まだこの洗濯機使えないかな?」と思う方もいるのではないでしょうか。

実は、洗濯機の不調はその内容によって、「買い替え(または修理)すべき不具合」「故障・寿命ではないため買い替えなくてOKなトラブル」の2つに分けられます。

つまり、洗濯機の調子が悪いからといって焦って洗濯機を買い替えてしまうと損してしまう可能性があるのです。

洗濯機 買い替えが必要な異音、必要ない異音

そこで今回は、洗濯機の寿命の目安や、買い替えなければならない不調・買い替えなくて良い不調を解説していきます。

記事を最後まで読んでいただければ、「あなたの洗濯機は買い替えるべきなのか(修理すべきなのか)、それともまだ使っていて良いのか」を判断できることでしょう。

また、4章では誰でも簡単に「買い替えすべきか」判断できるフローチャートを用意したので、ぜひご利用ください。

洗濯機に不具合が発生した場合

洗濯機の処分時にはリサイクル料金もかかりますし、洗濯機はできれば長く使いたいものですよね。

ぜひ最後までお読みいただき、洗濯機を買い替えるか、買い替えるのをやめてまだ使い続けるか判断してみてください。

目次

1. 洗濯機の寿命(買い替え時期)は6~10年が目安

 

洗濯機を買い替えるかどうかを判断する材料として、「洗濯機の寿命は通常どのくらいなのか」について解説していきます。

ズバリ言うと、洗濯機の寿命は6~10年が目安となります。その根拠として、以下の5つのポイントを確認していきましょう。

洗濯機の寿命のポイント

1-1. メーカーの部品保有期間は6~7年

メーカー修理が可能となる補修用性能部品の保有期間は、洗濯機の製造が打ち切りになってから6年または7年となっています。

メーカー

補修用性能部品の保有期間

日立

製造打ち切り後、6年間

東芝

製造打ち切り後、6年間

AQUA(アクア)

製造打ち切り後、6年間

シャープ

製造打ち切り後、7年間

パナソニック

製造打ち切り後、7年間

補修用性能部品の保有期間とは、「洗濯機が製造終了してから、何年間のあいだ、修理に必要な部品を保有しておくか」ということです。

保有期間が6年の場合、その機種が製造されなくなって6年間は部品があるため修理できますが、それ以降は修理できない可能性があります。

これらのことから、洗濯機の寿命を考える時に、この6年・7年という数がひとつの目安となります。

1-2. 設計上の標準使用期間は7年が多い

「設計上の標準使用期間」とは、標準的に使用した場合に、経年劣化により安全上支障なく使用できる期間のことをいいます。

長期使用製品安全表示制度という法律に基づいて、縦型の洗濯機にはこの期間の表示が義務付けられています。

縦型洗濯機の設計上の標準使用期間は、大手メーカー共通で、7年が一般的です。

ドラム式洗濯機の場合は、長期使用製品安全表示制度の対象外なので、特に期間は定められていません。

「設計上の標準使用期間」を過ぎて使用すると、経年劣化による事故の可能性が高くなります。つまり、洗濯機を使い始めて7年を超えたら「そろそろ寿命」と考えておいた方が良いでしょう。

1-3. 国税庁が定める耐用年数は6年

耐用年数とは、ある資産を使用できる期間のことで、減価償却の計算などに用いるものです。

国税庁が定める洗濯機の耐用年数は6年です。このことからも、洗濯機の寿命は6年程度と判断することができるでしょう。

1-4. 3000回使用が寿命と言われている

一般的に、洗濯機は約3,000回使用すると何かしらの故障が出てくると言われています。

もし洗濯機を毎日1回ずつ回した場合、約8年で3,000回に達します。(365回×8年=2,920回)

この8年という数字も、洗濯機を買い替える上でのひとつの目安となるでしょう。また、洗濯機の使用頻度が1日1回よりも多い場合は、8年よりも寿命が短くなると考えられます。

1-5. 実際は10年で買い替えている人が多い

内閣府が行った消費動向調査の結果によると、2020年4月から2021年3月の間に洗濯機の買い替えをした世帯の平均使用年数は10.2年でした。

また、買い替えの理由は「故障」が75.4%となっています。

参考:消費動向調査 令和3(2021)年3月実施分|内閣府

この結果を踏まえると、実際には設計上の標準使用期間などを超えて使用するケースが多く、故障をきっかけに約10年で買い替えている方が多いことが分かります。

※  引越しのついでに買い替えをお考えの方は「引っ越し時に洗濯機を買い替えるべき5つのケース!判断基準を解説」こちらの記事も合わせてお読み下さい

2. 洗濯機の修理・買い替えをすべき5つの不具合

洗濯物を取り出す女性

ここからは、洗濯機の修理または買い替えをした方が良い5つの不具合について解説します。

ここで挙げているような不調が現れているならば、修理または買い替えをおすすめします。

修理・買い替えすべき不具合

なお、保証期間内であれば無償で修理ができますが、メーカー保証の1年を過ぎると修理代金は高額になる可能性があります。

また、使っている洗濯機の製造打ち切り後6年または7年で補修用性能部品(修理用の部品)の保有期間が終わるため、修理できないケースもあります。

また、使用開始から6年(または3000回以上使用)を超えるとそろそろ寿命が近いので、修理をしてもまた別の不具合が現れる可能性が高くなります。

上記の5つの不具合に該当する故障が見つかり、かつ、使用開始から6年(または3000回以上使用)が経過している場合は、洗濯機の買い替えを検討するのがおすすめです。

※同じ異音がする場合でも、「ガタガタ音」「カラカラ音」「キーキー音」「ブーン音」の場合は洗濯機の故障や寿命ではない可能性が高いです。

後述の「3. 買い替えなくてOKな洗濯機のトラブル3つ」を参考にしてください。

2-1. 洗濯機から不自然な音がする

洗濯機から、通常の洗濯では起こらないような不自然な音がする場合、寿命のサインの可能性があります。

①「キュルキュル」音/摩擦音

洗濯槽の中から「キュルキュル」という音や摩擦音がする場合、洗濯槽内部にあるベルトが緩んだり劣化したりしている可能性が考えられます。

ベルトは洗濯槽を回すための大事な部品であり、異音を放置すると他の部分も壊れてしまうことがあるので、早めに修理または買い替えを検討すべきです。

②一定間隔の「ガリガリ」音

洗濯機を運転させた時に一定間隔で金属を削るような異音がする場合、モーター自体に異常が発生している可能性があります。

モーターの劣化が原因の場合は個人での修理はできませんので、早めに修理または買い替えを検討すべきです。

2-2. 洗濯機から焦げ臭いにおいがする

洗濯機から焦げ臭いにおいがする場合は、そのまま使用を続けると危険なので使用を中止しましょう。

洗濯機内部の部品の間に異物が挟まり、摩擦でにおいが発生している可能性があります。異物とは、衣類の金具や装飾、ポケットの中身などです。

異物を自分で取り除くことができればにおいは無くなります。異物を取り除けない場合は、修理や出張などを依頼しましょう。

また、ベルトが劣化している場合も摩耗により焦げ臭いにおいが発生します。ベルトの交換を依頼するか、洗濯機の買い替えを検討しましょう。

2-3. 電源コードの発熱・変色・不具合

電源コード(または電源プラグ)が熱くなっている場合や変色している場合、電源コードに負荷がかかって消耗していることが考えられます。

また、電源コードを触った時などに電源が切れたり入ったりする場合は、断線している可能性があります。

そのまま使用を続けると火災などの原因になりかねないので、いったん使用を中止し、修理や点検を依頼してください。修理や点検が難しい場合は、洗濯機の買い替えを検討すべきです。

2-4. 運転不良がある(電源が入らないなど)

電源が入らない場合や操作ボタンを押しても反応しない場合は、洗濯機内部にある制御基板の劣化が考えられます。電源プラグをいったん抜いてコンセントに差し込み直してみて、改善しないようなら寿命の可能性があります。

洗濯が途中で止まってしまう場合も、頻発する場合は寿命が疑われます。特に、洗濯機を使い始めて6~7年が経過している場合は、残念ながら寿命と判断して良いでしょう。

2-5. 洗浄・脱水・乾燥の効果が弱くなった

「洗濯しても汚れが落ちにくくなった」「脱水がうまくできなくなった」「乾きが悪くなった」という場合、寿命により洗濯機の機能が劣化している可能性があります。

運転中に水流の音が聞こえない場合は、パルセーター(洗濯槽の底にある回転翼のこと)が回転していない故障が考えられます。この場合は十分な洗浄効果が得られない状態となります。

ただし、洗浄・脱水・乾燥の効果が弱くなった原因が、フィルターや排水溝のつまりのせいであるケースもあります。

これらを掃除しても改善しない場合は寿命を疑ってみましょう。

寿命による機能低下は修理対応が難しい場合が多いため、修理ではなく洗濯機の買い替えを検討した方が良いかもしれません。

3. 買い替えなくてOKな洗濯機のトラブル3つ

乾燥機の前に立つ女性

ここからは、洗濯機を買い替えなくて大丈夫な(=洗濯機の寿命ではない)洗濯機のトラブルについて解説します。一見「これって買い替えが必要?」と思われる症状でも、買い替えが必要ないケースもあります。ぜひ確認してみてください。

3-1. ガタガタ・カラカラ・キーキー・ブーンという異音

洗濯機から異音がすると「洗濯機の故障かな?」と思ってしまいますが、以下のような異音の場合は故障ではない可能性があります。

①「ガタガタ」音

洗濯機から「ガタガタ」と揺れるような音がする場合、洗濯機が水平に設置されていない可能性があります。傾いている場合は、洗濯機の「脚ねじ」を調節するか防振ゴムを設置して、水平を保てるようにしましょう。

洗濯機の傾きを調整すれば「ガタガタ」音は無くなるので、洗濯機を買い替える必要はありません。

また、毛布など水分を吸い込む素材の洗濯物を洗った場合、洗濯物がかたよっている場合など、一時的に「ガタガタ」音が強くなる場合もあります。

②「カラカラ」音

洗濯物の量が多すぎる場合に、洗濯機から小石が転がるような「カラカラ」音が聞こえてくることがあります。

洗濯物の量を減らしてやり直してみましょう。それで音がなくなるようなら、洗濯機の故障ではありません。

※なお、洗濯物の詰め込みすぎは故障の原因になり、洗濯機の寿命を縮める原因にもなります。洗濯機ごとに決められた洗濯容量を守って洗濯するようにしましょう。

また、排水口から「カラカラ」音がする場合、洗濯槽内部や排水口に小石や小銭など硬い異物が引っかかっている可能性があります。

洗濯槽内部や排水口の清掃をして、「カラカラ」音がしなくなるか確認してみてください。

③「キーキー」音

きしむような「キーキー」音がする場合、小石などの異物が洗濯槽に入り込んでいる可能性があります。

洗濯槽の中を見て、異物がある場合は取り除きましょう。異音が収まれば、洗濯機の故障ではありません。

ただし、異物を取り除いても異音が続く場合は、「軸受け」という部分の故障が考えられます。この場合は修理や買い替えを検討する必要があります。

④「ブーン」音

洗濯機から「ブーン」というモーターのような音がする場合、排水ホースの詰まりが原因と考えられます。

こまめに掃除していないと、水を吸い上げる時に強い吸引力がかかり、「ブーン」という音がするのです。

この場合は、排水ホースの掃除をすることで異音が収まります。洗濯機に負荷をかけないためにも、定期的に掃除するようにしましょう。

3-2. 水漏れ

洗濯機本体以外から水漏れする場合は、洗濯機の故障ではないので、水漏れの原因を特定して対処すればまた通常通り使用できます

水漏れしやすい箇所は、蛇口や給水ホース、ニップル(蛇口とホースをつなぐ部品)です。つなぎ目が緩くなっていないか確認しましょう。

また、排水溝の詰まりや洗剤ケース、ゴミ取りフィルターが原因で水漏れする場合もあるので、各所の掃除を行いましょう。

3-3. 水が貯まるのが遅い

突然給水スピードが遅くなって水が貯まるのに時間がかかるようになると、故障を疑ってしまいがちです。

しかしこれは、給水弁のフィルターの汚れが原因で、掃除すれば戻る可能性があります。

歯ブラシやピンセットなどを使って、給水弁のフィルターを掃除してみましょう。

4. 洗濯機を買い替えるかフローチャートで確認しよう

洗濯機のふち

ここまでの内容を踏まえて、「洗濯機を買い替えるべきか」について解説します。

まず、買い替えを検討し始めた不具合の内容が、2章で解説した「洗濯機の修理・買い替えをすべき5つの不具合」なのか、3章で解説した「買い替えなくてOKな洗濯機のトラブル」なのか確認してください。

洗濯機 買い替えが必要な異音、必要ない異音

4-1. 修理・買い替えすべき5つの不具合が発生している場合

2章で解説した5つの不具合が現れている場合は、洗濯機の故障の可能性が高いといえるため、修理または買い替えの対応が必要となります。

洗濯機に不具合が発生した場合

1年のメーカー保証や販売店の延長保証など、無償保証の期限内であれば、修理がおすすめです。

しかし、無償保証の期限が終わっている場合は、修理費用が高額になる可能性があります。そのため、修理費用の概算を確認してから、修理すべきか買い替えるべきか決めると良いでしょう。

例えばパナソニックの場合、公式サイトの「修理診断ナビ」から洗濯機の型番と症状を選ぶだけで、概算の修理費用を提示してくれます。

こうしたメーカーのサービスがある場合はぜひ利用しましょう。

洗濯機の使用開始から6年以上経過している場合や3000回以上使用しているケースでは、寿命が間近に迫っています。

修理に出して不具合が直っても、また別の部分が壊れる可能性があります。そのため、洗濯機の買い替えがおすすめです。

4-2. 買い替えなくてOKな洗濯機のトラブルが発生している場合

洗濯機にトラブルが発生した場合

3章で解説したトラブルが起こる場合、洗濯機の寿命ではなく、原因を取り除けばまた使えるようになるケースが多く考えられます。

そのため、各トラブルで解説した対処方法を実行し、トラブルが解決するか確認してみてください。

トラブルが解決して、以降も起こらないようになったなら、洗濯機を買い替える必要はありません。また通常通り使用しても問題ないでしょう。

しかし、対処方法を実行してもトラブルが解消しない場合は、別の原因が隠れている可能性があります。

この場合は修理または洗濯機の買い替えが必要となります。以下のフローチャートを元に、洗濯機を修理すべきか買い替えるべきか、検討してみてください。

洗濯機のトラブルが解消しない場合は

5. 最も安くお得に洗濯機を買い替えられる時期

財布と計算機を持った女性

洗濯機の買い替えをするならば、その時期に注意しましょう。なぜならば、洗濯機には買い替えに適した安い時期とそうでない時期が存在するからです。最も安くお得に洗濯機を買い替えたいならば、1年前に発売されて型落ちとなったモデルを狙うのが鉄則です。

洗濯機が安くなる時期は、洗濯機の種類ごと(ドラム式か・縦型の高機能モデルか・一般的なモデルか)に異なります。なぜならば、洗濯機の種類ごとに「需要が高まる時期」が異なり、新しいモデルの発売時期も異なるからです。

洗濯機の新製品発売時期

ドラム式洗濯機は、洗濯物が乾きにくくなる秋冬に需要が高まります。そのため、メーカー各社は9月~11月ごろに新製品を発売開始します。前年度モデルは、最新モデルが出る直前・直後の8月~10月ごろに最も安くなります

一方、洗浄力が高い縦型洗濯機の高機能モデルは夏に需要が高まるため、6月~8月に新製品が発売されます。前年度モデルが安くなるのは5月~8月ごろで、底値は7月です。

縦型洗濯機のエントリーモデルや標準的なモデルの場合は、メーカーは1年に2回、新製品を発売します。メーカーによって発売月は異なるのですが、おおむね春~初夏と秋ごろの2回です。型落ち品を安く買いたいならば、新製品発売前後のタイミングを狙うのがおすすめです。また、エントリーモデルが安くなりがちな「新生活応援セール」「年末年始セール」の期間も狙い目です。

洗濯機 年間買い替えイベント

「洗濯機が安くなる買い替え時期はモデルチェンジ時!ドラム式・縦型に分けて徹底解説」の記事ではより詳細に買い替え時期を解説していますので、ぜひそちらもお読みください。

ここまで説明したように、洗濯機は買い替える時期によって価格に差が出てきます。「ついに壊れてしまった!」というタイミングが値段が高い時期だった場合、泣く泣く高値で買い替えるしかなくなります。

そうならないためには、そろそろ寿命を迎えそうな6年が過ぎた頃から買い替えを検討し始め、「良いモデル」を底値で買うのがおすすめです。さらに、故障していない洗濯機は下取りにも出せるため、下取り価格をもらいつつ、オトクに買い替えができます。

市場買取価格での下取りなら、下取りチェッカーがおすすめ!

下取りチェッカー 動画サムネ

洗濯機を適正料金で下取りしてもらうなら「下取りチェッカー」がおすすめです。

「下取りチェッカー」とは?

❶家電業界初!市場買取価格で下取り

従来の家電業界は一律料金での下取りが基本でしたが、「下取りチェッカー」なら洗濯機のモデルに応じて適正な金額で下取りが可能です。そのため、最新モデルや人気機種などの下取りに特におすすめです!

❷デジタル家電専門店「ノジマ」と提携

デジタル家電専門店の「ノジマ」と提携しているので、ワンストップで下取りから買い替えまでスムーズに進められます(ノジマの全店舗で下取りチェッカーをご利用いただけます!)。下取り価格は、買い替え後にお客様に還元されます。

❸24時間LINEとWEBで簡単依頼できる

LINEとWEBを使って下取りを依頼できるから、24時間いつでも簡単な操作で下取りできます。

❹買い替え商品の搬入時に出張で下取り

下取りしてもらう古い洗濯機は、新しい洗濯機のお届けと引き換えに引き取ってもらえるので、とっても便利です!

下取りチェッカー

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6. 洗濯機を長持ちさせるコツ

洗濯機の中を掃除する手

最後に、洗濯機を買い替えずにまだしばらく使う場合、または新しい洗濯機に買い替えて使う場合に、「できるだけ寿命を伸ばす」ためのコツをいくつかお伝えします。

コツを知っているのと知っていないのでは、洗濯機の使い方が全く変わってきます。正しい洗濯機の使い方を心がけて、できるだけ洗濯機を長持ちさせられるようにしたいですね。

6-1. 洗濯物の詰め込みすぎは避けて適量で回すこと

洗濯機にはそれぞれ、決められた洗濯容量があります。例えば「洗濯容量6kg」の洗濯機では1回の運転で6kgまで洗濯が可能です。

「できるだけ1回で洗濯を済ませたい」と洗濯物を詰め込みすぎてしまうと、洗濯機の対応容量を超えてしまい、洗濯機に負荷をかける原因となります。洗濯容量は取扱説明書に記載があるので、必ず使用前に確認して容量を守るようにしましょう。

毎回の洗濯で洗濯容量をオーバーしないためには、購入する洗濯機を決める前にしっかり容量を見積もっておくことが大切です。

おすすめの洗濯容量

1人の1日分の洗濯物量は約1.5kgと言われているので、1.5kg×家族人数が目安となります。さらにシーツやタオルなどを一緒に洗うことを考えると、「+1kg以上」の洗濯機がおすすめです。

同様に、乾燥機付きの洗濯機の場合は、洗濯容量もしっかりチェックしましょう。

6-2. 洗濯槽への異物の混入を防ぐこと

洗濯槽内部のパルセーターに異物が挟まってしまうと故障の原因になります。

洗濯槽に混入しやすい異物としては、ポケットに入ったままの小銭やティッシュなどの紙類、アクセサリー、服から外れてしまったボタンや装飾品などがあります。

ポケットの中身は必ず確認し、ボタンや装飾品が付いている服は洗濯ネットに入れて、洗濯機を回すように習慣づけましょう。

6-3. 洗濯機のカビを予防すること

洗濯槽に汚れがたまるとカビの原因になり、放置すると洗濯槽を劣化させかねません。定期的に洗濯槽の清掃を行うようにしましょう。清掃が面倒な方は「自動洗浄機能」を搭載している洗濯機を選ぶなど、買い替える洗濯機の選定にも気を付けると良いでしょう。

洗濯機を使っていない時にはフタを開けておくだけでも、湿気がこもらずカビ予防になります。すぐに干せない(乾燥させられない)衣類を濡れたまま洗濯槽に放置するのもやめましょう。

6-4. 洗剤の入れすぎに注意すること

「洗剤はたくさん入れた方が汚れが落ちやすいだろう」と、洗剤を投入しすぎるのはおすすめしません。なぜならば、洗剤を入れすぎると「溶け残り」が発生し、雑菌やカビの発生を促してしまうからです。

洗濯機の故障の原因になる他、洗濯物に嫌なにおいが付いたり、かゆみなどアレルギーの原因になったりすることもあります。洗剤は毎回適切な量を確認して投入しましょう。

洗濯機の機種によっては、洗濯物の量を計測して洗剤や柔軟剤を自動投入してくれるモデルもあります。買い替えの際にはこうした洗濯機を検討してみるのも良いでしょう。

6-5. 定期的に清掃・メンテナンスを行うこと

洗濯機の定期的な清掃・メンテナンス、これも洗濯機を長持ちさせるために大切です。

縦型洗濯機の場合は「糸くずフィルター」、ドラム式洗濯機の場合は「乾燥フィルター」に糸くずやゴミが貯まるので、できれば毎回洗濯のたびに取り除くことをおすすめします。

洗濯機本体(外装)や洗濯槽の中もこまめにキレイにしましょう。また、排水口が目詰まりしてしまうと水漏れの原因になるため、排水口の掃除も定期的に行ってください。

まとめ

この記事では、洗濯機を買い替えるべきなのか判断するためのさまざまな情報をお届けしました。

洗濯機の不具合・不調は、その内容によって「修理や買い替えが必要な不具合」と「買い替えなくてOKなトラブル」に分けられます。

洗濯機 買い替えが必要な異音、必要ない異音

今回用意した不具合の分類やフローチャートを上手く活用して、洗濯機を買い替えるかどうか判断してみてください。

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