マウンテンバイクのハンドル幅の選び方とおすすめ3選

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下取りガイド Admin

「マウンテンバイクのハンドル幅ってどのくらいにしたらいいの?」

「ハンドルはどう切るのが正解?」

そのように悩まれる方は多いようです。

マウンテンバイクを使いこなすためには、自分に合ったハンドルを選ぶことが大切です。

この記事では、ハンドル幅がワイドになった背景やハンドルの形状、幅の選び方と注意点について詳しくご紹介します。

また、おすすめのハンドルも3つご紹介しています。

この記事を読めば、後悔しないハンドル幅を決められるはずです。

マウンテンバイクのハンドル幅がワイドになった背景

マウンテンバイクのハンドル幅がワイドになったのは、パーツの変化によるものです。

それぞれご紹介します。

サスペンションの誕生

ガタガタした道でも乗りやすくするサスペンションの誕生は、ハンドル幅がワイドになった理由の一つです。

サスペンションが衝撃を吸収することで、ライダーは直立した姿勢でマウンテンバイクに乗れます。

広いハンドルが提供するリーチ(前方への伸び)と自然にマッチする姿勢になり、マウンテンバイクでより難しい道を快適に走れるようになりました。

サスペンションの登場後、ライダーが立って乗る際の操作性をよくするために、ワイドなハンドル幅が好まれるようになったようです。

ホイールの大型化

マウンテンバイクのハンドル幅が広がった理由の一つは、障害物を乗り越えやすいという理由からホイールサイズが大きくなったためです。

以前は26cmのハンドル幅が主流でしたが、最近では27.5インチ、29インチが主流となりました。

ホイールが大きくなるとジャイロ効果と呼ばれる同じ向きへ回転を続けようとする力の作用が大きくなります。

そのため、ハンドルを操作するために大きな力が必要になり、力が入りやすいワイドなハンドルになったといわれています。

マウンテンバイクのハンドルの形状は2種類

マウンテンバイクのハンドルの形状は、大きく分けて2種類です。

それぞれご紹介します。

ストレート状の「フラットバー」

フラットバーはまっすぐな形状のハンドルで、前傾姿勢をとりやすいことが特徴です。

スピードを出しやすいためXCレーシング系に多く、クロスカントリーやフラットバーロードに向いています​。

フラットバーのハンドル幅は短めで、700〜750mmにすることが多いようです。

角度のある「ライザーバー」

ライザーバーは手前側に曲がり、ハンドルポジションが高く前になるハンドルです。

そのため、リラックスした姿勢でハンドリングしやすくトレイルや下り系におすすめのハンドルです。

ライザーバーは「アップスイープ」(上方向の角度)、「バックスイープ」(手前側の角度)「ライズ」(バーの中央部と両橋の角度)の角度により「ローライズ」「ハイライズ」と呼ばれています。

800mm前後が使いやすいといわれ、最近はとくにライザーバーを好む人が多いようです。

マウンテンバイクのハンドル幅の選び方

マウンテンバイクのハンドル幅は、500〜800mmが一般的です。

ハンドル幅が短いほうが操作性が良く、長いほうがハードな路面に向いています。

自分に合ったハンドル幅を選ぶためには、次の2つをポイントに決めましょう。

肩幅で選ぶ

肩幅と同じ幅のハンドルを使えば、自然な姿勢でマウンテンバイクを操作できます。

そのため、長時間乗っていても手首に無理が生じることなく、肩や背中も疲れにくいでしょう。

肩幅より小さいハンドルだと細かい動きはしやすいですが、マウンテンバイクが敏感に反応しすぎてハンドリングが難しくなってしまいます。

逆に、肩幅より大きいハンドルだと、大きな動きが必要になり体力を消耗しやすくなります。

ブレーキレバーに指をかけたときに、体に無理がないと感じられる幅がもっとも最適なハンドル幅です。

フィールドで選ぶ

ハンドルの幅は、フィールドや好みによって選ぶことが一般的です。

広いハンドルはハンドリングしやすく操作性が良くなる一方、トレイルや街乗りでは周りの人や物にハンドルが当たって危険な場合もあります​。

街乗りであれば600mm前後、ハードな路面で使うなら650〜750mm前後であれば問題ありません。

マウンテンバイクのハンドル幅に関する注意点

マウンテンバイクのハンドル幅を決める際に、知っておくべき注意点をご紹介します。

歩道を走行できるハンドル幅は法律で決まっている

マウンテンバイクは道路交通法上「軽車両」です。

その中で、「普通自転車」は長さ190cm、幅600mm以内のものと定義されています。

そのため、ハンドル幅が600mmを超えるマウンテンバイクは歩道や自転車専用レーンは走れないため、車道を走る必要があります。

マウンテンバイクを街中で乗るだけであれば、ハンドル幅を450mmほどに切り詰めたほうが使いやすいかもしれません。

一気に短くカットしない

マウンテンバイクのハンドルは、カットして幅を調整できます。

切るときには、ハンドルの両端を少し(5mm程度)ずつゆっくりと調整するようにしましょう。

急激に大きくカットすると、操作感が大きく変わり慣れるまでに時間がかかるかもしれません​。

一度短くしてしまったハンドルは二度と伸ばせないため、少しずつカットして試し乗りしながらちょうど良い長さを見つけましょう。

ステムとのバランスを考える

ハンドルの幅を調整する際には、ステム(ハンドルを固定する部分)とのバランスも考えなければなりません。

ステムが遠いままで幅広いハンドルをつけると、ハンドルを大きく動かす必要があり、操作感が低下する可能性もあります。

車体の重心のバランスを保つために、場合によってはハンドルに合わせてステムもカットして調整しましょう。

ハンドルクランプ径を合わせる

マウンテンバイクのハンドルを選ぶ際には、ハンドルクランプ径を合わせましょう。

ハンドルクランプ径とは、ハンドルとステム(ハンドルを支える部分)をつなぐパイプの太さを指します。

ハンドルクランプ径には主に「31.8mm」と「35mm」の2つの規格があります。

「31.8mm」がもっとも一般的なサイズで、「35mm」はハンドル幅が広いマウンテンバイクで使用されています。

規格が一致しなければハンドルを正しく取り付けられず、自転車を操作しにくくなる可能性があります。

マウンテンバイクのハンドルおすすめ3選

マウンテンバイクのハンドルのおすすめをご紹介します。

RENTHAL FATBAR LITE 35

出典:Fatbar® Lite / Fatbar® Lite 35 – Renthal Cycle

RENTHAL FATBAR LITE 35は、非常に軽く頑丈なハンドルです。

パーツを効率的に利用し、不必要な部分を取り除くことで軽量化を達成しました。

また、このハンドルはすでにワールドカップのダウンヒル競技で8つの金メダルを獲得しており、その性能の高さが証明されています。

特殊な表面処理により、長時間使用しても摩耗しにくくなっているため、長く新品のような状態を保てます。

THOMSON MTB ALUMINUM BAR

出典:*THOMSON* MTB aluminium bar (black) – BLUE LUG ONLINE STORE

「トムソン」は高品質なアルミ部品の専門メーカーです。

とくにマウンテンバイク用のハンドルバーは、35mmの大きなクランプ径とバランスのよい設計になっています。

鋭い操作感と優れた耐衝撃性を実現しているため、通行が困難な道でも安定して走行できます。

ハンドルの端部は強化されており、転倒時でも壊れにくく安心です。

FUN BABY-UP

出典:FUN Baby-UPライザーハンドル – RiderzCafe

FUN Baby-UPは、コンパクトな設計で都市部の狭い道でもスムーズに走行できるライザーハンドルです。

クランプ径は一般的な25.4mmで、多くの自転車に対応可能です。

カラーは8種類。手持ちのマウンテンバイクにピッタリ合うハンドルを選びましょう。

まとめ

本記事では、マウンテンバイクのハンドル幅の選び方やおすすめのハンドルについてご紹介しました。重要なポイントを以下にまとめます。

  • マウンテンバイクのハンドル幅が広がった背景は、サスペンションの誕生やホイールの大型化
  • ハンドルの形状には「フラットバー」と「ライザーバー」の2種類
  • ハンドル幅を選ぶ基準は、肩幅やフィールド
  • ハンドルを選ぶ際の注意点は「法律による制限」「一気にカットしない」「ステムとのバランス」「ハンドルクランプ径を合わせる」

    ハンドル幅は、マウンテンバイクを使用する環境や、自分の好み、必要に応じた最適な長さを選ぶことが大切です。

    マウンテンバイクは買取市場でも人気の商品です。

    買取実績はこちらで紹介していますので、参考にしてください。

    https://www.assist001.co.jp/?s=%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF

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