「テレビを購入してから年数が経っていないテレビを売って処分したい」
「テレビが古いが、売れるものなら売りたい」
このように考えている人に向けて、以下の2つの方法を解説します。
ただし、それぞれメリット・デメリットがあります。
そのため、「少しでも高く売りたい」「処分費用をかけたくないけれど、売る手間もかけたくない」など、テレビを売る目的に合った方法を選ぶことが大切です。
そこで本記事では、2つのテレビを売る方法について、メリット・デメリットに触れながら、向いている人を解説します。
テレビの出品方法や買取業者へ依頼する一般的な流れについても紹介しているので、はじめての人でも安心してテレビを売ることができるはずです。
また、売れやすいテレビや売れにくいテレビの特徴、テレビを少しでも高く売るポイントについても紹介しているため、「少しでも高く売りたい」と考えている人は必見です。
本記事を読むと分かること |
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|
本記事を最後まで読めば、自分がどの方法でテレビを売るべきかを判断でき、自分のテレビの売却相場や少しでも高く売るためにすべきことを理解した上で、損することなくテレビを売ることができるでしょう。
目次
1. テレビを売る2つの方法
冒頭でもお話しした通り、テレビを売る方法は2つあります。
それぞれ特徴が異なるため、ひとつずつ詳しく解説します。特徴を参考に、自分にはどの方法が合っているのかを決めていきましょう。
1-1. インターネットオークションやフリマアプリに出品する
1つ目の「インターネットオークションやフリマアプリに出品する」は、消費者と消費者の個人間で取引をしてテレビを売る方法です。
例えば、インターネットオークションであれば「ヤフオク!」や「モバオク!」、フリマアプリなら「メルカリ」や「ラクマ」などで売るというイメージですね。
「テレビのような家電でも売れるもの?」と思う人もいると思いますが、インターネットオークションやフリマアプリを利用して売る人は意外といます。
参考:環境省「データで見る消費者とリユース」
上記は、環境省がまとめた消費者のリユース状況に関するデータです。
テレビを含む大型家電製品を売る場合にインターネットオークションを利用する人が22.1%、フリマアプリは26.7%もの人が利用しています。
半数近くの人がインターネットオークションやフリマアプリに出品していることから、テレビを売る方法としてメジャーな方法のひとつと言えるでしょう。
ここでは、インターネットオークションやフリマアプリに出品してテレビを売る方法を検討している人や気になっている人向けに、メリット・デメリットや向いている人を紹介します。
簡単な出品手順についても解説するので、参考にしてくださいね。
1-1-1. メリット
インターネットオークションやフリマアプリでテレビを売るメリットは、気軽に売ることができ、ニーズが一致すれば高値での取引も期待できる点です。
参考:環境省「データで見る消費者とリユース」
環境省の調査によると、インターネットオークションやフリマアプリでテレビを含む大型家電を購入したという人が41.4%もいます。
もちろんテレビの状態やブランドによって左右されますが、うまく行えば書いてもスムーズに見つかり、高く売れる可能性があります。
1-1-2. デメリット
誰でも気軽に、売りたいテレビをインターネットオークションやフリマアプリに出品できますが、売れたとしても、サービスの利用手数料や商品の発送といった手間がかかるのはデメリットです。
オークションサイトやアプリの利用における手数料は、取引ごとに商品代金の10%程度必要です。
また、商品の受け渡しも、自分で梱包して郵送の手配をしたり、買主に引き取りに来てもらうといったやり取りをしたりする必要もあり、手間がかかります。
1-1-3. インターネットオークションやフリマアプリへの出品が向いている人
インターネットオークションやフリマアプリに出品するメリットとデメリットを見てきました。
それを踏まえ、向いている人をまとめると以下のようになります。
インターネットオークション |
フリマアプリ |
|
---|---|---|
特徴 |
|
|
売却価格の 決定方法 |
自分で決められない ※最終的な落札価格はオークションで決定 |
自分で決定できる |
売却価格の 相場 |
5,000円 ~ 4万4,000円 (平均は1万2,000円前後) |
1,500円 ~ 3万8,000円 (※1万円未満が多い) |
向いている人 |
|
|
インターネットオークションは、AV機器が売れ筋ということもあり、製造から5年以上経過した古いテレビでも売れやすい傾向があります。
一方で、フリマアプリはトレンド感の高いアイテムが売れ筋であるため、製造から5年未満のテレビのほうが売れやすい傾向です。
不要なテレビをできるだけ高く売りたい人や、自分で手軽にテレビを売って処分したいという人は、インターネットオークションやフリマアプリに出品しましょう。
1-1-4. インターネットオークションやフリマアプリでの出品手順
インターネットオークションやフリマアプリに出品してテレビを売ろうという人は、次のような流れで出品していきます。
インターネットオークション |
フリマアプリ |
|
---|---|---|
出品方法 |
|
|
主な出品先 |
ただし、サイトやアプリによって操作や出品方法が異なる場合もあるので、実際に出品する際は、各サイト・アプリの出品方法を確認するようにしましょう。
1-2. 買取業者に買い取ってもらう
2つ目が「買取業者に買い取ってもらう」方法です。
買取業者とは、いわゆるリサイクルショップや中古品買取業者など、お店に持ち込んだり、引き取りに来てもらったりしてテレビを売ります。
まずは、買取業者におけるメリット・デメリットについて見ていきましょう。
1-2-1. メリット
家電専門の買取業者や中古販売業者(リサイクルショップ)などに買い取ってもらう方法なら、テレビの処分費用をかけずにリサイクルでき、買取による費用も受け取れます。
家電専門のお店からあらゆる商品を取り扱うリサイクルショップなど、業者の選択肢も豊富で、売りやすいのもメリットでしょう。
インターネットオークションやフリマアプリの場合、出品してもすぐに売れるわけではありませんが、買取業者に買い取ってもらう方法なら、すぐに現金化することも可能です。
「業者に買い取ってもらうのにも手間はかけたくない」という人は、店頭での買取以外にも、宅配での買取や自宅まで取りに来る出張買取を行う業者を選ぶことで、手間をかけずにテレビを売ることができます。
1-2-2. デメリット
買取業者で買取してもらえる製品が限られているケースが多いのは、デメリットと言えるでしょう。買取できる場合も、以下のような条件や価格が決められていることが多い状況です。
【買取の際によく見られる条件】
- メーカー指定
- 製造から〇年以内
- 一律価格で買取
必ずしも買い取ってもらえるわけではないというのは、買取業者や中古販売業者のデメリットです。
後で紹介する「3.売れやすいテレビの特徴4つ」「4.売れにくいテレビの特徴4つ」の両方を確認し、自分のテレビはどちらによくあてはまるのかをチェックしましょう。
1-2-3. 買取業者へ売るのが向いている人
手間をかけずにテレビを売ることができるのはメリットですが、買い取ってもらえない可能性があります。
また、買取業者への依頼方法も複数あり、どれを選択するかでも向き不向きがあります。
【買取業者へ売る主な方法】
- 店頭買取:自分でテレビをお店に持ち込んで査定、買取してもらう方法
- 宅配買取:事前に査定してもらい、買取業者へ買い取ってほしいテレビを送って買取してもらう方法
- 出張買取:自宅で査定してもらい、買い取ってもらう方法
これらを踏まえると、買取業者に買い取ってもらう方法は、次のような人におすすめです。
店頭買取 |
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---|---|
特徴 |
|
向いている人 |
|
宅配買取 |
|
特徴 |
|
向いている人 |
|
出張買取 |
|
特徴 |
|
向いている人 |
|
テレビを売る目的や生活スタイルから、自分に向いている買取方法を選びましょう。
1-2-4. 買取業者への依頼の流れ
どの買取方法が向いているのか分かっても、はじめてテレビを売る場合は、「どういう流れで売却するのか分からない」という人もいるでしょう。
そこで、ここでは先程紹介した3つの買取方法の一般的な依頼の流れについて紹介します。
一般的な依頼方法 |
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---|---|
店頭買取 |
|
宅配買取 |
|
出張買取 |
|
なお、どういうポイントに気をつけて業者を選べばよいのかについては、「6. 【買取方法別】買取業者を選ぶ時に注意すべきチェックポイント」で紹介しているので、そちらも併せてご確認ください。
1-2-5. テレビの買取を行っている主な業者3選
参考までに、テレビの買取を行っている主な業者を3社紹介します。
①出張買取アシスト
出典:出張買取アシスト
「出張買取アシスト」は、大手口コミサイトのリサイクル部門で1位を独占するほど評価の高い買取業者です。
出張買取では、東京都と神奈川県を中心に展開しており、店頭や宅配での買取にも対応しています。
LINE査定では、24時間受け付け可能。
売りたいと思った時に行動できるのは嬉しいポイントですね。
②買取ドットコム
出典:「買取ドットコム」
「買取ドットコム」は、東京・大阪の主要都市に加え、北海道や鹿児島県などの幅広い地域に対応している買取業者です。
電話やメールでは、概算査定も行っています。複数社で見積りを取って比べたいという時に役立ちそうですね。
③家電高く売れるドットコム
出典:「家電高く売れるドットコム」
リユース専門の上場企業が運営する「家電高く売れるドットコム」。
日本全国対応可能で、買取が14時までに成立すれば、最短当日集荷してもらえるスピード集荷も行っているので、「今すぐ売りたい」という場合に利用しやすいでしょう。
2. 【売却方法別】テレビの売却価格の相場
ここまで、テレビを売る2つの方法を紹介しましたが、方法が分かったところで気になるのが、どれくらいで売れるのかということではないでしょうか?
テレビの売却価格は、メーカーや使用年数、状態などにもよるので一概には言えませんが、主要なサイトや業者の実際の取引価格を見ることで大体の相場を掴むことはできます。
早速、前章で紹介した2つの買取方法におけるテレビの売却価格の相場を見てみましょう。
2-1. インターネットオークションやフリマアプリに出品する場合
インターネットオークションやフリマアプリに出品する場合の相場は、次の通りです。
インターネットオークション |
フリマアプリ |
|
---|---|---|
テレビの 売れ筋価格 |
5,000円~4万4,000円 (全体平均1万2,000円前後) |
1,500円~3万8,000円 (1万円未満が多い) |
テレビの売却価格の相場についてはは、インターネットオークションとフリマアプリで大きな差はありませんが、インターネットオークションのほうが売れ筋価格がやや高くなっています。
国内メーカーの70型テレビの場合、30万円以上の高値で取引されている例もあり、買い手のニーズが合えば、高値での取引が期待できそうです。
2-2. 買取業者に買い取ってもらう場合
買取業者に買い取ってもらう場合の買取価格の相場は、6,000円~5万2,000円です
買取条件として、製造日や発売日から5年以内と指定されているケースもあり、インターネットオークションやフリマアプリと比べると、買取価格がやや高い傾向です。
そのため、購入から5年以内のテレビを高く売りたいのであれば、買取業者に買い取ってもらうのも選択肢としておすすめです。
テレビの状態やメーカーも関係しますが、有名な国内メーカーのテレビで状態がよければ、1インチあたりの買取価格が高くなります。
【目安】
- 製造から2年未満:1インチ 600円台~1,000円台
- 製造から2年以上5年未満:1インチ 200円台~500円台
- 製造から5年以上:1インチ 数十円~300円台
あくまでも目安ですが、早く売るほど1インチあたりの価格も高いため、買取業者に買い取ってもらう場合は早めに売ってしまうのがベストです。
3. 売れやすいテレビの特徴4つ
テレビの売却価格の相場を見ると高値で売れるかもしれないという期待も高まりますが、「そもそも自分のテレビは売れるのだろうか?」というところが気になると思います。
そこでこの章では、まず売れやすいテレビの特徴として、次の4つを紹介します。
以下で、1つずつ解説します。
3-1. 動作に不具合がない
売れているテレビは、動作や視聴に問題のないテレビです。年数が経っていたとしても、支障なくテレビの視聴ができるのであれば、それがセールスポイントになります。
まれに壊れたテレビでも買い手が見つかるケースもありますが、動作に不具合がないテレビと比べると価格は低い傾向です。
高く売りたいと考えているのであれば、テレビを売る前に最低でも上記の3つの点については確認しておきましょう。
【テレビを売る前の確認項目】
- 電源を入れると正常に動作するか
- 片方しか聞こえないなどの音声不具合がないか
- 問題なくリモコン操作ができるか
3-2. 製造から5年以内
製造から5年以内のテレビであれば、売れる可能性が高い状況です。製造から2年ほどであれば、多くの場合が高値で売れています。
製造から5年以内のテレビが売れやすい理由は、耐用年数が関係しています。
テレビの寿命は、内閣府の「消費動向調査」の結果によると約9〜10年です。製造から5年以内のテレビであれば、まだ4年以上の寿命が残っているため、中古テレビでもニーズが高い可能性が考えられます。
ただし、テレビの映像や性能は、1年ほどで大きく変わるということは少ないものの、新製品や新モデルの登場により、年々進歩しています。
そのため、売るのであれば、なるべく早いタイミングで売るのがベストです。
製造から何年経っているかは、製造年から判断できます。
テレビのような長期的に使用するような家電には、経年劣化による事故などを防ぐという目的から設計上の標準使用期間を表示するよう義務化されているため、テレビ本体の裏面などに製造年が記載されています。
もし印刷が薄くなっていたり、ステッカーが剥がれたりして製造年が確認できない場合は、保証書や説明書を確認しましょう。
それでも製造年が分からない時は、本体のフレーム部分などに記載されている製造番号を参考に、メーカーの公式ホームページで確認しましょう。
3-3. 有名国内メーカーのテレビ
製造から5年経っていても、売れやすいテレビがあります。それは、パナソニック、SONY、SHARP、日立、東芝といった有名国内メーカーのテレビです。
理由としては、国内メーカーが好きな人が多いことがあげられます。
実際、リサーチや市場調査を行うネオマーケティングが行った「日本ブランド家電vs海外ブランド家電に関する調査」によると、テレビにおいては98%の人が「日本ブランドの製品が好き」と回答しており、圧倒的に国内メーカーが人気です。
そのため、安心感や信頼性を感じる人が多い有名国内メーカーのテレビほど売れやすく、価格も高くなりやすい傾向があります。
3-4. 4Kや有機ELなどのスペックの高いテレビ
機能性が高いテレビや大型など、スペックの高いテレビも売れやすい状況です。
特に、大画面でも画素の粗さが気にならず、高精細な映像を楽しめる4Kテレビや、有機物を発光させる技術を採用することで液晶テレビの暑さの1/10を実現した有機ELテレビなど、高スペックの大型テレビは従来のテレビよりも売れやすくなっています。
理由は、4Kテレビも有機ELも次世代モデルとして注目されており、需要が高いためです。
高スペックな大型テレビは、「1. テレビを売る2つの方法」で紹介した、「インターネットオークションやフリマアプリに出品する方法」と「買取業者に買い取ってもらう方法」のいずれでも高値が期待できます。
高スペックなテレビが不要になったら、自分に合った方法でテレビを売りましょう。
4. 売れにくいテレビの特徴4つ
売れやすいテレビの特徴を見てきましたが、その一方で売れにくいテレビもあります。売れにくいテレビの特徴は、次の4つです。
なぜ売れにくくなるのか、その理由について見ていきましょう。
4-1. テレビの視聴に問題がある
何らかの原因で故障しており、テレビとして機能しない場合は、売れない可能性が高いでしょう。
【不具合の例】
- 電源が入らない
- 映像が流れない
- 液晶画面の一部が映らない
- 音声が聞こえない
新しくテレビを購入するなら、下取りを検討しましょう。
家電量販店によっては、壊れていても下取りしてくれるケースもあるので、下取りサービスをうまく活用すれば、壊れたテレビを売ることができます。
下取りについては、『7. テレビを買い替えるなら売れないテレビは「下取り」しよう』で詳しく紹介しているので、確認してみてください。
4-2. 目立つキズや汚れがある
テレビの視聴に問題がないものの、目立つキズや汚れがある場合は、売れにくいでしょう。
仮に売れたとしても、外観の状況も価格に大きく影響するため、一般的な相場よりも売却価格が低くなる可能性があります。
キズについては修復が難しいですが、汚れは掃除をすることで売れにくい状況を回避できるので、テレビ用のクリーナーなどを使って、落とせる汚れは丁寧に掃除をして取り除いておきましょう。
パーツごとの詳しい掃除方法については、「5-1. 掃除をしてから売る」で紹介します。
4-3. テレビ本体以外の付属品が不揃い
テレビを売る上では、付属品が揃っているかも重要なポイントです。
特にリモコンは、テレビの利便性を大きく左右する部分なので、紛失や故障していると、テレビ自体の価値を下げてしまうため、外箱を含む付属品が揃った状態で売るようにしましょう。
もし付属品が揃っていないテレビをインターネットオークションやフリマアプリで売る場合は、取引後のトラブルを防ぐためにも事前に不足している付属品を伝えるようにしてください。
買取業者の場合は、付属品が揃っていないと買い取ってもらえないケースがあるため、付属品が揃っていない状態でも買い取ってもらえるかを事前に確認することをおすすめします。
4-4. 製造から10年以上のテレビ
「3-2. 製造から5年以内」でお話しした通り、テレビの寿命は9〜10年です。
内閣府の「消費動向調査」でも、9~10年近くになると故障による買い替え理由が約6割に達しており、製造から10年以上になると経年劣化による故障などが起こりやすくなります。
また、テレビに使用されている部品の寿命だけでなく、テレビもインターネット機能や動画配信サービス対応など、年々新しい機能が追加されていることもひとつの要因です。
消費者がテレビに求める機能やニーズも変わってきており、製造年数が古くなるほどテレビ自体の評価が下がりやすい傾向があるため、売れにくくなります。
ただし、テレビの視聴に問題がなければ、インターネットオークションやフリマアプリで売れる可能性があります。
かなり古いテレビでもレトロ家電の人気もあり、デザイン性が高いものであれば、アンティーク品を扱う専門業者に買い取ってもらえることもあります。
売りたいテレビの型番から実際に取引されている事例を調べ、売れていることが確認できる方法でテレビを売りましょう。
5. テレビを少しでも高く売るための4つのポイント
売れやすいテレビと売れにくいテレビの特徴について見てきましたが、この章で紹介する4つのポイントを押さえてテレビを売ると、 売れやすいテレビは高額取引が期待でき、 売れにくいテレビは売れやすくなる可能性があります。
なぜ上記の4つのポイントを押さえると高く売れやすいのか、1つずつ詳しく解説します。
5-1. 掃除をしてから売る
少しでも高く売りたいのであれば、まずは外観をきれいにしましょう。
テレビには静電気を発生させる性質があり、どうしてもホコリが付きやすいものです。
画面を無意識のうちに触ってしまって、手垢がついていることも多いため、本体と画面の汚れはきれいにしておきましょう。
ただし、掃除をしてから売るとはいえ、誤った方法で掃除をすると故障の原因になり、テレビの価値も下がってしまいます。
正しい掃除の仕方は以下の通りです。
本体 |
|
---|---|
画面 |
|
上記の方法を参考に、正しく掃除をして購入当時を感じさせるような外観に近づけましょう。
5-2. テレビの売却相場を調べる
同じものを売るなら1円でも高く売りたいですよね。そのためにも、自分が売ろうとしているテレビの売却相場を知ることが大切です。
主な調べ方としては、2通りあります。
5-2-1. 型番から調べる方法
型番が分かる場合、その型番から検索すると具体的な相場を把握できます。
型番から調べる方法は一番簡単で、よりリアルな売却相場を調べたい時におすすめです。
5-2-2. 分かる情報をもとに調べる方法
型番が分からない時は、メーカーや画面サイズ、年式など、分かる情報から調べてみましょう。
型番が分からない場合、膨大な情報から探すことになるので、できる限りテレビの特徴で情報を絞り込むようにしましょう。
自分が売ろうとしているテレビの相場を知らなければ、「本来なら1万円前後で売れるものを5,000円で取引してしまった」という失敗につながります。
損をしないためにも、テレビを売る前に、まずは自分が売ろうとしているテレビがいくらで取引されているのか、できるだけ正確な売却相場を調べて把握するようにしましょう。
5-3. 早めにテレビを売る
古くなればなるほど、テレビの評価が下がります。
メーカーから新製品やモデルチェンジ製品が発売されると、またひとつテレビの型が古くなってしまうため、価値がさらに下がります。
そのため、売ると決めたらすぐに行動し、1日でも早く売りましょう。
5-4. 外箱や説明書、付属品も一緒に売る
「4.売れにくいテレビの特徴4つ」でも触れた通り、テレビ本体以外の付属品が揃っていない場合、そのテレビは売れにくい傾向です。
高く売りたいのであれば、外箱を含め、購入当時からある付属品は一式揃えて売るようにしましょう。
テレビの視聴に必要で、テレビを購入すると付いてくるB-CASカードの取り扱いについては、「8-1. Q:B-CASカードはどうすればいいの?」で詳しく解説しているので、そちらも併せて確認してください。
6. 【買取方法別】買取業者を選ぶ時に注意すべきチェックポイント
買取業者の中には、さまざまな理由をつけて不当な売却価格を提示したり、相場よりも安い価格で買い取ろうとしたりする悪徳な業者も存在します。
そこでここでは、買取業者に買い取ってもらう際に知っておきたい買取業者を選ぶ際のチェックポイントを、買取方法別に紹介します。
6-1. 【店頭・宅配買取】「古物商許可(古物営業許可)」があるかを確認
出典:警視庁「標識の様式」
店頭や宅配でテレビを買取してもらう場合は、「古物商許可」があるかを確認してください。
古物商許可があれば信用できるとは言い切れませんが、警察に届け出て認定されないと受け取れないものなので、悪徳業者かどうかを見極めるひとつの指標になります。
【「古物商許可」の確認方法】
店頭買取 |
|
---|---|
宅配買取 |
|
「古物商許可」が本物かどうかを確認したい時は、各都道府県の公安委員会の公式HPからも確認できます。
6-2. 【出張買取】「古物商許可証」もしくは「行商従業者証」を携帯しているか確認
古物商が自ら買取に来る場合は「古物商許可証(原本)」、買取業者の従業員が出張買取に来る場合は「行商従業者証」を携帯しているかを確認してください。
出典:警視庁「行商従業者証の様式」
自宅に買取に来る行為は「行商」に該当するため、「古物商許可証(原本)」もしくは「行商従業者証」の携帯が義務付けられているからです。
【「古物商許可証」や「行商従業者証」の確認方法】
- 公式サイトで「古物商許可」の表記があるか
- 古物商自らが買い取り:「古物商許可証」の原本を携帯しているか
- 買取業者の従業員が来る:「行商従業者証」を携帯しているか
ただし、「古物商許可証」は、届出から公安委員会のHPに反映されるまで一定の日数がかかるため、「掲載されていないから違法な業者」となるわけではない点には注意が必要です。
7. テレビを買い替えるなら売れないテレビは「下取り」しよう
「テレビを売ろうとしたものの、結局売れなかった」ということもあるかもしれませんが、まだ諦めないでください。
新しいテレビへの買い替えを考えているのであれば、下取りという方法があります。
下取りとは、新しい商品を購入することを条件に、これまで使用していた古いテレビを家電量販店などに売り、得た代金は新しいテレビの購入代金に充てられる仕組みのことです。
ほとんどのテレビは、家電リサイクル法によりリサイクル処分することとなっています。
そのため、単にテレビを処分するだけでは、リサイクル料金やテレビを引き取りに来てもらう場合は、収集運搬料金がかかってしまいます。
しかし、古いテレビを処分時に必要な費用よりも高く下取りしてもらえれば、処分費用が不要になるだけでなく、新しいテレビを安く購入することができます。
ただし、下取りを行っている家電量販店は限られており、下取り可能な場合にも条件を設けていることがあります。
【主な下取り条件】
- 新しいテレビはお店指定の製品から選ばなければならない
- 下取り可能な製品(メーカー)が限られている
- テレビ視聴が問題なくできるテレビであること
- 製造から5年以内
- メーカー・製品に関係なく一律料金での買取…など
まずは、新しいテレビを買おうとしている家電量販店のHPを確認し、下取り条件の有無や内容を確認するようにしましょう。
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下取り可能な販売店の中には、「古いテレビは一律〇万円で下取り」というようにメーカーや製品、年数に関係なく一律価格で下取り価格が決められていることがあります。
「売れればOK」というのであれば、一律価格でも問題ないかもしれませんが、少しでも高く売りたいと考えているのであれば、下取り価格が一律では損してしまうかもしれません。
そのため、下取りを利用してテレビを買い替えるなら、まずは「下取りチェッカー」で、売りたいテレビの下取り価格を調べましょう。
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家電業界初となる市場取引価格での下取りを行っているため、従来よりもよい条件で下取りしてもらえる可能性があります。
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|
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8. <Q&A>テレビを売る際の疑問一覧
最後に、テレビを売る際によくある疑問について、どのように対処すべきかを紹介します。
8-1. Q:B-CASカードはどうすればいいの?
A:B-CASカードをつけたままでもつけなくても、テレビを売ることは可能です。
ただし、どちらを採用するかで対応方法が異なるだけでなく、売却価格にも影響があるため、手間を取るか、売却価格を取るかで判断しましょう。
【B-CASカードをつけたまま売る場合とつけずに売る場合の違い】
方法 | あなた | 新たな所有者 |
---|---|---|
B-CASカードをつけたまま売る |
|
|
B-CASカードをつけずに売る |
|
|
B-CASカードをつけたまま売る場合とつけずに売る場合、それぞれの対応方法について、以下で詳しく解説するので、どちらのパターンを採用するかを判断する参考にしてください。
8-1-1. B-CASカードをつけたまま売る場合は「使用者変更の申請」をする
B-CASカード付きでテレビを売る場合は、事前にB-CAS社のカスタマーセンターへ連絡をして、「使用者変更の申請」を行いましょう。
B-CASカードは、B-CAS社がテレビ所有者に対して貸しているカードです。B-CASカード自体の所有権はB-CAS社にあるため、テレビを売る場合に正しく処理する必要があります。
申請というと大変なイメージがあるかもしれませんが、手続き方法はとても簡単で以下の通りです。
- カスタマーセンターへ電話する
- この時に住所・氏名のほか、カードの裏面にかかれたB-CASカード番号(4桁×5=20桁の数字)を聞かれることがあるため、あらかじめ手元に用意するか、番号を控えたメモを用意しておきましょう。
出典:B-CAS「お客さまサポート」
- 普通郵便で「約款」が届く
- 届いた「約款」は、次の所有者に対する書類であるため、テレビを売る人が決まるまで大切に保管しておきましょう。
- テレビを売る際に、「テレビ・B-CAS・②で届いた約款」の3点を揃えて譲渡する
ただし、ケーブルテレビに加入している人は、CATV専用B-CASカードという通常のB-CASカードとは異なるカードを使用しているため、加入中のケーブルテレビ会社に返却しましょう。
8-1-2. B-CASカードをつけずに売る場合は「カード返却の手続き」もしくは自分で破棄する
B-CASカードをつけずに売る場合、テレビを売ればカードが不要になるため、返却もしくは破棄のいずれかの方法で処分しましょう。
【カード返却の手続きをして処理する場合】
- カスタマーセンターへ電話する
- 返却予定のカードの裏面にかかれたB-CASカード番号(4桁×5=20桁の数字)を聞かれることがあるため、あらかじめカードを手元に用意するか、番号を控えたメモを準備しておいてください。
- 返却用封筒が届く
- 届いた封筒でB-CASカードを返却する
【自分で破棄する場合】
- 金色のICチップの部分にハサミを入れて切断する
- 各自治体のルールに沿ってカードを処分する
なお、自分で破棄する場合、カスタマーセンターへの連絡は不要です。
8-2. Q:ひと昔前のブラウン管でも売ることはできる?
A:基本的には売れにくいが、デザイン性や機能性が高ければアンティークショップやフリマアプリなどで売れる可能性はあるでしょう。
一般的な買取業者などでは、ほぼ売れず、逆に処分料がかかってしまうケースが多い傾向です。ただ、インテリアとして映えるようなデザイン性の高いレトロなテレビや、ビデオデッキが内蔵されたタイプのテレビであれば、売れる可能性があります。
買取業者で売ることが難しい場合は、テレビのタイプに関わらず下取りしてくれるような家電の販売店を探すのもひとつの手です。
8-3. Q:テレビが売れなかった場合どうしたらいい?
A:適切な方法で処分しましょう。
テレビの年式や状態によっては、買取業者では買い取ってもらえず、インターネットオークションやフリマアプリでも買い手が見つからないこともあるでしょう。
可能な限り、家電量販店での下取りも検討すべきですが、条件的に難しいこともありますよね。そのような場合には、適切な方法でテレビを処分しましょう。
ただし、テレビは家電リサイクル法の対象品目で、法律により正しくリサイクルすることが義務付けられています。
処分するのにリサイクル料が必要で、それに加え、テレビの収集・運搬料金も必要になります。
テレビの詳しい処分方法については、「テレビの処分方法は8つ!国推奨の方法とお得に処分できる方法を解説」で解説しているので、テレビを処分するしかない状況の人は、そちらの記事も併せてご確認ください。
9. まとめ
テレビを売る方法が理解でき、自分が所有するテレビはどの売却方法を採用すべきかイメージが湧いて来たと思います。
最後にもう一度、テレビを売る方法やポイントをおさらいしましょう。
テレビを売る方法は以下の2つです。
- インターネットオークションやフリマアプリに出品する
- 買取業者に買い取ってもらう
製造から5年以内のテレビであれば、高額買取をしているところが多いため、使用年数が短いテレビを売るのであれば、買取業者が向いているでしょう。
テレビを少しでも高く売るための4つのポイントは以下の通りです。
- 掃除をしてから売る
- テレビの売却相場を調べる
- 早めにテレビを売る
- 外箱や説明書、付属品も一緒に売る
テレビが売れない場合で、新しいテレビへの買い替えを予定しているのであれば、「下取り」を利用するのもひとつです。
紹介した複数の選択肢の中から、テレビの状況に合った売却方法を見つけ、あなたが納得できる形でテレビを売ることができるよう願っています。
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