家電製品の中には、一般ごみの不燃物の日や粗大ごみなどで捨てることができる製品もあります。
ところが「テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機」の家電4品目は法律によって適切な処理が義務付けられており、テレビは一般ごみで処分することができません。
そこで本記事では、テレビの正しい処分方法や処分費用を抑える方法、業者の正しい選び方について詳しく紹介します。テレビの処分に必要な家電リサイクル券や処分時の費用相場についても解説しているので、はじめてテレビを処分するという方も参考にしてみてください。
目次
テレビは家電リサイクル法の対象製品です
2001年より施行された家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)は、特定品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)について有用となる部品や材料を再利用して廃棄量を減らすことを主な目的として制定されています。
従来は埋立ごみとして処分されていましたが、埋立処分場の不足を招いていました。加えて、特殊な部品が多く使われている特定品目の家電を取り扱える施設にも限りがありました。このような課題を解消するために制定されたのが家電リサイクル法です。
テレビを粗大ごみとして処分すると法律違反となってしまうため、業者やメーカーなどに家電リサイクルを依頼して引き取ってもらう必要があります。その際はリサイクル料金と収集運搬費を支払って回収してもらうのが基本です。
テレビの基本的な処分料金はいくら?
では、実際にテレビを処分する際にどれくらいの費用が必要なのでしょうか?
結論からいうと、テレビを処分する場合は約1,500~6,000円ほどのコストがかかります。
テレビの処分にかかる費用の内訳
自分で店頭や指定箇所に持ち込めば、リサイクル料のみなので1,500~4,000円ほどです。しかし、収集運搬もお願いすると収集運搬料金も必要になるため高くなる傾向です。
リサイクル料金
リサイクル料金は「メーカー(製造業者など)」によって異なり、ブラウン管と液晶の違いや画面サイズによっても価格帯が分かれています。
古くて画面サイズが小さいテレビほど安く、新しくて画面サイズが大きいほど高い傾向です。
収集運搬料金
収集運搬料金については、小売業者や収集を請け負う業者で設定価格が異なります。
「買い替え」か「引取のみ」かといった条件でも違いますが、収集運搬料金は約1,000円~2,000円が相場です。
持ち込みでお得に
店舗や指定の場所へ持ち込むと収集運搬料金は必要なくなるため、リサイクル料のみの1,500~4,000円ほどで処分できます。
そのため、できる限りコストを抑えたいのであれば、自分で運搬できるか検討してみるとよいでしょう。
【主要メーカー別】テレビのリサイクル料金一例
メーカー |
ブラウン管式 (15型以下) |
ブラウン管式 (16型以上) |
液晶・プラズマ式 (15型以下) |
液晶・プラズマ式 (16型以上) |
---|---|---|---|---|
シャープ ソニー 日立 三菱 富士通 |
1,870円 | 2,970円 | 1870円 | 2970円 |
パナソニック 東芝 TVS REGZA LGエレクトロニクス |
1,320円 | 2,420円 | 1,870円 | 2,970円 |
ハイセンス | - | - | 1,870円 | 2,970円 |
参考:再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)│一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター
上記以外のメーカーのリサイクル料金については、「一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター」の検索ツールで確認できます。メーカー名のほかにロゴマークでも検索ができるので、ブランド名がわからないという場合にも便利です。どうしても調べ方がわからないときは、家電リサイクル券センターへ問い合わせましょう。
家電リサイクル券が必要になる場合も
テレビを処分する際、家電リサイクル法に沿った方法でリサイクルするための「家電リサイクル券」が必要です。
また、家電リサイクル券のシステムは、「料金販売店回収方式」と「料金郵便局振込方式」の2つがあります。
料金販売店回収方式
「料金販売店回収方式」は、家電リサイクル券システムに入会している小売業者(家電量販店)へ回収を依頼したい場合に利用する方式です。
家電リサイクル券は店舗側が用意し、リサイクル料金と収集運搬費を支払うと同時にテレビを引き取ってもらいます。大抵の場合はメーカーと画面サイズを伝えるだけで店舗側が必須項目を記入してくれるため、消費者は名前を記入するだけで済む場合がほとんどです。
料金郵便局振込方式
「料金郵便局振込方式」は、小売業者に依頼せず自身で指定場所引取場所に持ち込む場合に利用する方式です。
郵便局に備え付けられている家電リサイクル券に必須項目を記入し、窓口またはATMで一般財団法人家電製品協会家電リサイクルセンターに直接リサイクル料金を振り込みます。その後、振込時に受け取った証明書または明細書を家電リサイクル券に貼り付け、テレビ本体に家電リサイクル券を貼って自身で持ち込む流れとなります。
テレビの正しい処分方法
まずはじめに紹介する方法は、国が推奨している処分方法です。
テレビは家電リサイクル法に沿って処分する必要があるため、古すぎるテレビや使えないような壊れたテレビでの場合は以下の方法で処分できます。
処分方法 | 費用相場 | 家電リサイクル券 | 収集方法 |
---|---|---|---|
テレビの購入店に処分を依頼する | 約1,500~6,000円 | 店側が準備 |
|
近くの電気店に引き取りを依頼する | 約1,500~6,000円 | 店側が準備 |
|
自治体に依頼して処分してもらう | 約1,500~6,000円 | 自分もしくは業者が準備 |
|
指定引取所へ持ち込む | 約1,500~3,000円 | 自分で準備 |
|
1:テレビの購入店に処分を依頼する
「過去にテレビを購入したお店がわかっている」「自分でテレビの運搬ができない」「同じ店舗で新しいテレビへの買い替えを予定している」といった方は、テレビの購入店に処分を依頼するとよいでしょう。
この場合、「店舗持込」または「配達時引取」の2つの方法があります。
なお”テレビを買い替えずに処分を依頼する”場合は、”買い替えにともなって引取を依頼する”ときよりも費用が高いことが多いため、思ったよりもコストがかかってしまう可能性があります。
店舗持込
店頭持込は、自身でテレビを店舗に持ち込む方法です。処分したいテレビを持参して店舗の窓口で処分を申し出るだけです。特別な事前準備もいらず、必要な手続きはほとんど店舗側がおこなってくれます。
配達時引取
配達時引取は、新しいテレビへ買い替える場合において新品を自宅へ配送してもらったと同時に旧品を引き取ってもらいます。主な家電量販店においては、新品購入時に店舗での受付が必要となるケースがほとんどです。そのため、「メーカー」「画面のサイズ」「ブラウン管か液晶か」の情報をあらかじめメモしておくと手続きがスムーズにおこなえます。
2:近くの電気店に引き取りを依頼する
一方で「購入店がわからなくなった」「購入店はわかっているものの、引っ越しなどで店舗持込や引取が難しい」という場合も考えられます。
この場合は近隣の電気店に引取を依頼するという方法があり、「店舗持込」または「自宅引取」の2つの方法があります。
なお、大抵の場合は家電リサイクル券も店舗側で用意してくれるため手間がかかりません。
店舗持込、自宅引取
店舗持込、自宅引取ともに「テレビの購入店に処分を依頼する」手順とほぼ同じです。
引取の可否について
とくにテレビの販売をおこなう店舗であれば、その店舗で過去にテレビを購入していない場合でも引取してもらえることが多いです。
また、不要になったテレビの収集運搬に対応しているところも多くあります。主要な家電量販店では、新しいテレビへの買い替えがなくても自宅まで引取可能としているところが多いです。
ただ、中には取り扱っていないメーカーのテレビを処分してもらえないケースがあります。そのため、購入店以外にテレビを持ち込む場合は一度電話で問い合わせをして確認しておきましょう。
3:自治体に依頼して処分してもらう
別の方法として、市区町村で家電リサイクル品を回収しているケースもあります。住んでいる地域が回収対象地域であれば、自治体もしくは自治体指定の業者に依頼することができます。
ただし、処分依頼の方法については市区町村ごとに異なります。そのため、市区町村の公式ホームページや一般財団法人家電製品協会の「全国自治体家電リサイクル関連ページ検索」から事前に手順などを確認しておきましょう。
問い合わせ先の例
テレビなどの家庭ごみに関する相談は下記の担当部署へ問い合わせして確認することができます。
- 経済環境局
- 生活環境部
- 廃棄物対策課
- 清掃リサイクル推進課
家電リサイクル券の用意が必要な場合もある
なお自治体の業者に回収を依頼する場合は、業者側に家電リサイクル券を用意してもらえない場合もあります。そのときは自身で家電リサイクル券を用意する必要があるため「家電リサイクル券が必要になる場合も」をあわせて確認しながら事前に準備をしておきましょう。
4:指定引取所へ持ち込む
電気店や業者を通さずに処分をしたい場合は、自分で指定引取場所へテレビを持ち込み処分する方法があります。自力で運べるのであれば収集運搬費用がかからないため、できる限りコストをかけずにテレビを処分したいという方におすすめです。
事前に家電リサイクル券の購入が必要
自分で直接持ち込む場合は事前に「家電リサイクル券」を購入しておく必要があります。
家電リサイクル券の準備ができたら、指定の場所の営業時間内に次の2点を持参しましょう。
- 処分するテレビ
- 家電リサイクル券の綴り一式
持ち込み手順
処分するテレビを指定の場所に置き、現場にいる担当者へ家電リサイクル券を渡します。
その後は押印などの手続きをしてもらい、家電リサイクル券の本人控えを受け取ることで完了します。
なお、指定の場所の一角に収集スペースが設けられているケースがほとんどであるため、事前予約などは不要です。
テレビの処分費用を抑えるお得な処分方法
国が推奨する処分方法について見てきましたが、不要なテレビを処分するとお金や手間がかかってしまいますよね。
そこで、次の項目に当てはまる方はテレビの売却や下取りを検討しましょう。お得にテレビを処分でき、お金を得られる可能性があります。
- まだ使えるが新しい製品へ買い替えようとしている人
- できる限りテレビの処分費用を抑えたい人
- 購入してから5年未満のテレビを処分しようとしている人
- テレビを回収してくれない自治体に住んでおり、自分でも運搬ができない人
- テレビを売るのが手間ではない人
- 売れるものならテレビを売りたい人
1:リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらう
向いている方
処分したいテレビが壊れていないのであれば、リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらう方法があります。とくにリサイクル料金を抑え、手間をかけずに処分したい場合におすすめです。
注意点
ただし、買取には条件が付くことも多く、製造から5年以上のテレビや故障している場合には買い取ってもらえないこともあります。外観なども状態がよくなければ、想定よりも低い価格での買取となるケースも少なくありません。
まずは処分したいテレビの型番などで相場を調べ、無料査定などを利用して実際の売却価格を把握してから買い取ってもらうかどうかを判断しましょう。
2:フリマ・インターネットオークションで売る
向いている方
テレビを売って処分する方法は、リサイクルショップや買取業者以外にもフリマやインターネットオークションで売る方法があります。とにかく少しでも高く売ってテレビを処分したい方におすすめです。
一般家庭において、テレビは生活必需家電のひとつです。壊れていないものであればフリマやインターネットオークションでも一定の需要が期待でき、リサイクルショップや買取業者よりも高く売れる可能性もあります。
口コミの例
実際、SNSでもフリマアプリなどで売れたという口コミが見られます。壊れたテレビや古いテレビでも売れる可能性があるため、リサイクルショップや買取業者での買取が難しいテレビでも一度出品してみるとよいかもしれません。
注意点
ただし、フリマアプリやインターネットオークションなどを利用すると売却時のシステム利用料や送料が必要です。
梱包などの手間や送料を抑えたい人は、「引き取りに来てくれる人」「送料着払い」などの条件付きにして売却価格を少し低く設定するなど、工夫をして出品しましょう。
※テレビを売る方法についてさらに詳しく知りたい方は「テレビを売る2つの方法|少しでも高く売るためのポイントを解説!」こちらの記事も合わせてお読み下さい。
3:不用品回収業者へ依頼する
向いている方
不用品回収業者へ依頼して引き取ってもらうのもひとつの方法です。無料で引き取ってくれる業者であれば、お得に処分できる可能性があるからです。自分で運搬ができない、家電リサイクル券の購入が面倒、買取や出品ができないテレビを所持している方におすすめです。
依頼する業者やテレビの状態によっては、国が推奨する処分方法と同じでリサイクル料金や収集運搬料金がかかることもありますが、その場合、家電リサイクル券の発行手続きをおこなってくれるケースがほとんどです。加えて、テレビの引取をしてもらえる場合もあるため手軽に処分できます。
注意点
ただし、不用品回収業者の中には回収したテレビを適切に処理しない違法な業者もいるため、業者選びが重要です。
テレビを回収してきちんと処理してくれる業者を見極めるポイントについては、後ほど「4 テレビの処分をしてくれる業者の正しい選び方」で詳しく解説するので、参考にしてください。
4:下取りを利用する
向いている方
下取りもテレビを処分する方法のひとつです。新しいテレビへお得に買い替えたい方におすすめの方法です。
下取りとは、新しい製品の購入を条件に小売業者が古いテレビを買い取り、新しい製品の購入代金の一部から買取によって得られたお金の分だけ差し引くサービスのことです。新しいテレビへ買い替える際に下取りを利用することで、テレビの処分費用を抑えることができ、さらに新しいテレビもお得に購入できます。
価格について
通常の処分では、処分時に1,500円~6,000円ほどのリサイクル料金や収集運搬料金が必要です。
しかし、下取りを利用して買い取ってもらった場合は上記の費用に充当できます。さらに、それでも残った分は新しいテレビの購入代金の一部に充てることもできます。
つまり下取りを利用すれば、単にテレビを処分するだけよりもお得に新しいテレビの買い替えができるということです。
注意点
ただし、どのようなテレビでも下取りできるわけではなく、多くの場合は以下のような条件が設けられています。
- 買い替えるテレビはお店指定の製品から選ばなければならない
- 下取り可能なテレビ(製品やメーカー、年式)が限られている
- 故障していないテレビ(視聴ができる状態であること)
- 製造から5年以内
- 買取価格は、メーカー・製品に関係なく一律料金
下取り可能か気になる場合は、家電量販店のHPや店頭で下取り条件を確認しましょう。店頭で確認する場合は、処分したいテレビの裏面などにある型番をメモしておくとスムーズです。
「実際、自分のテレビはどれくらいで売れる?」というのが気になるところだと思います。 下取りをしているお店でも、中には年式やメーカーで価格を設定し、一律買取をするケースも多く、テレビの状態までは考慮せずに、価格が決まることも少なくありませんが、同じ売るなら少しでも高く売りたいですよね。 そのようなときにおすすめなのが、「下取りチェッカー」です。 「下取りチェッカー」は、株式会社アシストが提供している下取り価格を調べられるサービスです 家電ジャンルについては、デジタル家電専門店「ノジマ」の全店舗で下取りチェッカーをご利用いただけます! 家電業界初となる市場取引価格での下取りを採用しており、テレビの型番だけでなく、中古相場のデータから状態などに応じた下取り価格を調べることができます。 査定の結果、価格に納得すると「無料下取り受付票(もしくは下取り証明書)が発行されるので、あとは、提携店で新しいテレビを選び、購入時にその受付票を提示するだけで下取りしてもらえます。
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テレビの処分をしてくれる業者の正しい選び方
お得なテレビの処分方法として、リサイクルショップ等での買取や不用品買取業者に引き取ってもらう方法を紹介しました。
一方で、不当な売却価格や相場よりも安い価格の提示して買取をおこなうケースもあります。
そのため、事前に「古物商許可(古物営業許可)」と「一般廃棄物の許可」の有無を確認しておきましょう。
1:「古物商許可(古物営業許可)」があるかを確認
リサイクルショップや買取業者の場合は、古物商許可の有無を確認しましょう。
「古物商許可」は、警察が発行している不用品の買取や販売に関する許可です。警察に届け出る必要があることから、一つの判断基準となります。
確認方法
出典:標識の様式│警視庁
店頭買取をおこなう業者の場合、店内に上記のようなプレートが飾られているケースが多く見られます。
宅配買取や出張買取の場合、業者ホームページのフッター部分や企業情報などに「許可されているエリア」と「番号」が書かれていることがほとんどです。
また、許可された業者は各都道府県の公安委員会HPでも確認できます。無許可の業者よりは安心感もあるので、依頼前に古物商許可の有無を確認しましょう。
2:「一般廃棄物の許可」があるかを確認
不用品回収業者を選ぶ際には、一般廃棄物の許可の有無を確認しましょう。
一般廃棄物の許可は、市区町村長が発行するものです。例外はあるものの、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」によりテレビを回収して処分する場合は、原則として収集をおこなう区域の市区町村長から許可を受けなければならないとされています。
簡単にいうと”ごみ処理の国家資格”のようなもので取得のハードルが高く、違法なことをすると許可をはく奪されて再取得が難しい状況になります。そのため、一般廃棄物の許可を受けている業者が悪いことをする可能性は考えにくいといえます。
確認方法
不用品回収業者へ依頼する場合は各市区町村のごみ処理関連ページなどから確認し、安心して任せられる業者を選びましょう。たとえば、東京都の場合は「東京都環境局 一般廃棄物処理施設」で確認できます。
【Q&A】テレビの処分でよくある疑問を解決
最後に、テレビを処分する際によくある疑問について答えていきます。
Q:テレビが海外製の場合、処分方法に違いはある?
A:テレビは、国内製・海外製に関わらず処分することが可能です。処分方法に違いはありません。
今回紹介した「2 テレビの正しい処分方法」もしくは「3 テレビの処分費用を抑えるお得な処分方法」のいずれかの方法で処分できます。
ただし、小売業者によっては、お店で取り扱っていないテレビの引き取りはできないケースもあるので、事前に公式HPや店頭でメーカーなどを伝え、引き取り可能かを確認すると安心です。
Q:B-CASカードはどうするの?
A:テレビの買い替えの有無に係わらず、テレビを処分する場合は不要となったB-CASカードはB-CAS社へ返却、もしくは自分で切断して破棄します。ただし、B-CASカードにも複数の種類があるため別途対応が必要なものもあります。
B-CAS方式という暗号化された電波を視聴可能な映像にするための特殊なカードです。テレビを見るのに必要なカードで、テレビ本体(デジタル放送の受信機・チューナー)にセットして使用します。
返却が必要なB-CASカード
ケーブルテレビなどに加入している場合、一般的なB-CASカードとは対応が異なります。
例えば、上のようなオレンジ色のB-CASカードが挿入されている場合には、まず加入中のケーブルテレビ会社へ問い合わせてください。
切断して破棄することができるB-CASカード
上記のような、一般的なテレビの視聴に必要なB-CASカードについては、自分で破棄することが可能です。金色のICチップの部分にハサミで切り込みを入れて破棄しましょう。
Q:NHKの契約はどうなるの?
A:処分によりテレビを1台も所有しなくなる場合は、受信契約を解約してください。
自宅にNHKの受信契約が必要な機器(受信機)がなければ解約可能です。
また、たとえば「AさんとBさんの2世帯が1つになり、Aさんのテレビを処分した」場合は片方の受信契約を解約できます。
解約の際には、所定の書類を提出する必要があるため、まずは解約手続きの窓口に連絡しましょう。
【NHKふれあいセンター(営業)】
-
- ナビダイヤル:0570‐077‐077(IP電話などでつながらないとき:050‐3786‐5003)
- 受付時間:午前9:00~午後6:00(土日祝日も受付)
詳細は、NHKの解約に関するページをご確認ください。
まとめ
国が推奨する方法のほかに、お得にテレビを処分する方法があることをご理解いただけたと思います。
もう一度おさらいをしていくので、あなたに合ったテレビの処分方法はどれかを検討してみてください。
【テレビの処分について】
-
- テレビを処分する際のコストは約1,500~6,000円
- 新しくて画面サイズが大きいテレビほど費用が高い
- 処分の方法によっては自分で家電リサイクル券の用意が必要
- 業者に依頼するときは「古物商許可(古物営業許可)」と「一般廃棄物の許可」の有無を確認すること
【テレビの処分方法は次の4つ】
-
- テレビの購入店に処分を依頼する
- 近くの電気店に引き取りを依頼する
- 自治体に依頼して処分してもらう
- 指定引取所へ持ち込む
【さらに処分費用を抑えるなら次の4つの方法がおすすめ】
-
- リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらう
- フリマ・インターネットオークションで売る
- 不用品回収業者へ依頼する
- 下取りを利用する
「売れるものなら売りたい」という人は、一度「下取りチェッカー」を活用して下取り価格を調べ、あなたが納得できる方法でテレビを処分できるよう願っています。
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