iPadの動きが遅い!順番にチェックできる7つの対処法について解説

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下取りガイド 清水
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「iPadのアプリが急に重くなる」

「動画の読み込みが遅い」

「ディスプレイにタッチしても反応が悪い」

上記のように、iPadの動きが遅いと困っている方はいませんか。

とくにマンガ制作アプリの「クリスタ」や動画編集アプリの「PowerDirector」などのように、負荷の高いアプリを利用する方にとっては、悩ましい問題でしょう。

そこで本記事では、iPadの遅い動きを改善する方法と対策について詳しく解説します。

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1. iPadのネットワークの問題を確認

iPadの動作が遅いと感じたとき、まずはネットワークに問題がないかを確認しましょう。

なぜならアプリの多くはインターネットに接続できないと、一部の機能が使えずに処理が遅くなったり、ネットワークの混雑により時間がかかったりする場合があるためです。

自宅のWi-Fiで使用しているときは調子が良いのに、外出先では動作が遅いと感じている場合、ネットワークに問題があるかもしれません。

具体的には、ステータスバーに「圏外」や「検索中」といった表示がないか、「機内モード」がオンになっていないかを確認してください。

「機内モード」は通信機能を無効にする機能なので、飛行機に搭乗する際以外は基本的にオフにしておきましょう。

機内モードのオフの仕方

  1. iPad画面の右上から下にスワイプし、コントロールセンターを開く
  2. 機内モードのチェックを外す

機内モード

また「圏外」や「検索中」と表示される場合は、再起動をすることで回復することもあります。

2. iPadの再起動をおこなう

iPadの動作が遅い場合の対処法は、再起動が有効です。

なぜなら、メモリの容量不足が原因の場合があるためです

再起動でアプリが使っているメモリを解放できるため、メモリ不足による動作の遅さを解消できます。

とくに普段使わないときに電源を落とさず、スリープ状態にしている方は試してみるべき対策方法です。

iPadの再起動方法は以下のとおりです。

  • ボタン操作をおこなう

ホームボタン非搭載モデルの場合:トップボタンと片方の音量ボタンを同時に長押しする

再起動

出典:Apple「iPad を再起動する

ホームボタン搭載モデルの場合:トップボタンを長押しする

ホームボタン

出典:Apple「iPad を再起動する

  • 表示された電源オフスライダをドラッグする
  • iPadの電源が切れたのを確認する
  • トップボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しする

iPadのメモリを解放するために毎週、もしくは隔週に1度を目安に再起動をしましょう。

3. iPadの低電力モードをオフにして処理速度を上げる

iPadの電池の持ちを長くするために、低電力モードをオンにしていませんか。

低電力モードはiPadの消費電力を抑える機能ですが、オンにすることで一部の機能が使えないため、動作が遅くなる原因です。

低電力モードを使用している場合は、機能をオフにして処理速度を上げてみましょう。

低電力モードをオフにする方法は以下のとおりです。

  • 「設定」画面を開く
  • 左サイドバーの「バッテリー」を選択する
  • 省電力モードのチェックを外す

低電力モード

4. 古いiPadでも軽くする設定をおこなう

古いiPadだから動作が遅くなるのは仕方がない」と思っていませんか。

古いiPadでも以下の設定をすることで、動作を軽くできます。

  • アプリの自動更新を止める
  • 使うアプリを最新のものにする
  • インターフェースの動きを減らす

また古いiPadに限らず、新しいiPadでもこれらの設定変更で動作を軽くできるのでぜひお試しください。

自動更新は遅くなる原因

古いiPadの動作を軽くする設定は、アプリの自動更新を止めることです。

アプリの自動更新はバックグラウンドでおこなわれ、iPadの処理能力に負荷を与えるためです。

アプリの自動更新を止める方法

  • 「設定」画面を開く
  • 左サイドバーの「App Store」を選択する
  • 「Appのアップデート」のチェックを外す

Appのアップデート

使うアプリは最新のものに

自動更新を止めると最新バージョンのアプリが利用できなくなり、「新たな機能が追加されない」「不具合が修正されない」などの問題がでます。

そこで、定期的にアプリを手動でアップデートします。

手動のアップデート方法

  • 「App Store」アプリを起動する
  • 右上のプロフィールアイコンを選択する

手動アップデート

  • 「利用可能なアップデート」の「すべてをアップデート」を選択する

すべてをアップデート

    iPadを使わない時間帯に週1回程度の頻度でアップデートを実施しましょう

    インターフェースの動きを減らす

    iPadの計算処理に負荷をかけている機能に、視差効果と呼ばれるインターフェースの動きがあります。

    例えばiPadを傾けると動く壁紙やアイコン通知や画面切り替え時のアニメーションによる演出などです。

    視差効果はなくても、iPadの機能性に大きく影響しません。

    そのため視差効果を減らすことは、iPadの「動きが遅い」の対処法となります。

    「視差効果を減らす」設定方法

    • 「設定」画面を開く
    • 「アクセシビリティ」の「動作」を選択する

    動作

    • 「視差効果を減らす」にチェックをいれる

    視差効果を減らす

    5. iPadの使っていないアプリを閉じる

    アプリをいくつも起動していると、iPadの動作が遅くなる原因になります。

    使っていないアプリが起動している場合は、アプリを閉じてみてください。

    アプリを閉じることでメモリが解放され、処理速度の改善が期待できます。

    iPadのアプリの閉じ方

    • ホーム画面下部から中央にかけてスワイプし、画面中央で指を止めてから離す
    • 閉じたいアプリのプレビュー画面中央から上にかけてフリック(素早く動かす)する

    フリック

    6. iPadのストレージに空きを用意する

    iPadはストレージに空きが少なくなると、自動的に容量を解放しようとするため、動きが遅くなる原因になります。

    とくに空き容量が1GB以下の場合は、対策が必要です。

    ストレージの空き容量の確認方法

    • 「設定」画面を開く
    • 左サイドバーの「一般」を選択する
    • 「iPadストレージ」を選択する

    ipadストレージ

    ストレージの空き容量を確認すると、以下の画面に移動します。

    使用済み容量

    ストレージの容量が不足している場合は、ストレージ確認画面に表示される「おすすめ」のアプリを「有効にする」にして容量節約機能をオンにしましょう。

    例えば以下の場合は「iCloud写真」を有効にすると、20.64GBの容量を節約できます。

    iCloudを有効にする

    7. バッテリーの状態の検査と交換の目安

    iPadの動作が遅くなったり、不安定になったりする要因に、バッテリーの劣化が挙げられます。

    バッテリーの劣化が進むと、最大瞬時給電能力が下がり正常な動作をするための電力を供給できなくなるためです。

    バッテリーの劣化により、以下のような症状が出現することもあります。

    • アプリの起動に時間がかかる
    • スクロールすると動作が重くなる
    • バックライトが暗くなる
    • スピーカーの音量が小さくなる
    • カメラのフラッシュが使用できない

    ここで、「いつ交換すれば良いの?」と思いませんか。

    具体的な数値で示すと、バッテリー最大容量が80%を下回ったときです。

    しかしiPadの場合は、バッテリー最大容量を確認できません。

    バッテリー

    ※iPhoneは「設定」の「バッテリー」に「バッテリーの状態」の項目があるが、iPadには同項目がないため調べられない

    そこでiPadのバッテリーの交換目安は、「充電回数1,000回」もしくは「使用年数2年」を超えた場合となります。

    バッテリー交換は、Appleの「iPadの修理サービス」にて有償で対応しています。

    また「AppleCare+」に加入しており、バッテリー最大容量が80%未満の場合は無償で交換可能です。

    8. 動きの遅さが改善しない場合

    紹介した7つの対策方法を実施しても改善しない場合は、以下の3つについて検討してください。

    • ウイルスが原因で遅い場合がある
    • バックアップを取って初期化する
    • そもそもiPadが寿命かもしれない

    場合によっては、買い替えるのも1つの解決方法になります。

    ウイルスが原因で遅い場合

    対処法を実施しても改善しない場合は、ウイルスの感染を疑ってみましょう。

    ウイルスがバックグラウンドで活動することで、通常使用よりも負担がかかるためです。

    ウイルスに感染すると、以下のような影響があります。

    • 広告表示が増える
    • 操作していないのに動く
    • iPad内のデータが流出する
    • 充電の減りが早くなる

    ウイルス感染の予防策は、OSとアプリを最新バージョンに保つことです。

    アプリを手動でアップデートする際に、iPadのOSのアップデートも実施しましょう。

    iPadのOSのアップデート方法

    • 「設定」画面を開く
    • 「一般」の「ソフトウェア・アップデート」を選択する

    ソフトウェア・アップデート

    • 「自動アップデート」を選択する

    自動アップデート

    • 「iPadOSアップデートをダウンロード」「iPadOSアップデートをインストール」にチェックをいれる

    アップデートのダウンロード/インストール

    すでにウイルスの感染が疑われる場合は、怪しいアプリの削除や初期化が有効です。

    バックアップを取って初期化も検討

    なにが原因かわからない場合、iPadを初期化することで改善することもあります。

    初期化は工場から出荷されたときの状態に戻すことで、アプリやデータなどが削除されてしまうため、実施前には必ずバックアップを取ってください。

    バックアップの方法

    • 「設定」画面を開く
    • 自分の名前を選択し、「iCloud」を選択する

    iCloud

    • 「iCloudバックアップ」を選択する

    iCloudバックアップ

    • 「iCloudバックアップ」にチェックをいれる

    iCloudバックアップ

    • 「今すぐバックアップ」を選択する

    今すぐバックアップを作成

    バックアップを終えたら、iPadを初期化します。

    iPadの初期化の方法

    • 「設定」画面を開く
    • 「一般」の「転送またはiPadをリセット」を選択する

    転送またはiPadをリセット

    • 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択する

    すべてのコンテンツと設定を消去

    • パスコードとApple IDのパスワードを入力する
    • デバイスの消去を確定し、初期化が終わるまで待つ

    初期化をおこなっても解決しない場合は寿命かも

    一般的にiPadの寿命は約3年~5年といわれています。

    初期化しても動作が遅い場合は、iPadの寿命かもしれません。

    その際は、以下の基準を参考に買い替えを検討しましょう。

    iPadを買い替える判断基準

    • 購入してから3年以上経過したとき
    • バッテリーが劣化したとき
    • ディスプレイが故障・破損したとき
    • アップデートのサポート対象外になったとき

    iPadの動きの改善方法まとめ

    iPadの動きが悪いと感じたときは、以下の対策を実施してみてください。

    • ネットワークに問題がないか確認する
    • 再起動をおこなう
    • 低電力モードをオフにする
    • アプリの自動更新をオフにする
    • インターフェースの動きを減らす設定にする
    • 使用していないアプリを閉じる
    • ストレージに空きを用意する
    • バッテリーに問題がないか確認する

    上記の対策をしても直らない場合は、バックアップを取ってから初期化をすることで改善することもあります。

    また購入してから3年以上経っているiPadについては、寿命の可能性もありますので、買い替えを検討しましょう。

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