衣類乾燥機の正しい処分方法7選!自分にあった処分方法を見つけよう

author-avatar
下取りガイド 望月
ドラム式洗濯機
facebookでシェアする X(Twitter)でシェアする このエントリーをはてなブックマークに追加する

「衣類乾燥機って、粗大ごみで処分できるの?」

「衣類乾燥機の処分の仕方がわからない…」

このように、衣類乾燥機の処分方法がわからない人は多いのではないでしょうか。

あまり処分する機会がない衣類乾燥機は、いざ処分するとなるとどのような手続きが必要なのか、わからない人も多いですよね。実は衣類乾燥機は、粗大ごみとして処分できず、「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」に沿った処分が必要です。

家電リサイクル法は、一般家庭や事務所から排出されたテレビやエアコン、冷蔵庫や洗濯機、衣類乾燥機などの「特定家庭用機器廃棄物」から、有用な部品や材料をリサイクルすることで、資源の有効利用を促進するための法律です。

もし、正しい処分をせずに「不法投棄」をしてしまったら、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき罰せられる可能性があるでしょう。

そうならないためにも、家電リサイクル法に沿った正しい衣類乾燥機の処分方法を紹介します。

この記事の内容

◎衣類乾燥機を処分するために知っておきたいこと2つ

◎衣類乾燥機を処分する方法7つ

◎衣類乾燥機を処分するときの注意点

ぜひ、本記事を参考にして、衣類乾燥機の正しい処分方法、自分に合った衣類乾燥機の処分方法を見つけてくださいね。

下取りチェッカーで下取り価格をチェック 下取りチェッカーなら下取り価格がすぐわかる

1 .衣類乾燥機を処分するために知っておきたいこと2つ

ブイサイン

まず、衣類乾燥機を正しく処分するために、以下2つのことを押さえておく必要があります。

・家電リサイクル法にそって処分しないといけない

・処分するのにリサイクル料金や配送料がかかる

それぞれのポイントをしっかりと見ていきましょう。

1-1.家電リサイクル法にそって処分しないといけない

衣類乾燥機は、リサイクル対象機器に当てはまるため、「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」にそった処分が必要です。

ここでまず、「家電リサイクル法」とは、どのような法律なのかを知っておきましょう。

家電リサイクル法

一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律。

出典:経済産業省「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)

エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目は、家電リサイクル法対象の機器であり、衣類乾燥機は洗濯機に分類されます。

製造業者などは、家電リサイクル法に基づき、これら4品目は再商品化基準が義務付けられており、法律に違反すると最大50万円の罰則があります。消費者にはこのような罰則はありませんが、正しい方法で処分しないと「不法投棄」とみなされる可能性があるでしょう。

しかし、衣類乾燥機にも、家電リサイクル法の対象となるものとならないものがあります。

対象

対象外

・ガス衣類乾燥機

・電気衣類乾燥機(ドラム式)

・衣類乾燥機能付き布団乾燥機

・衣類乾燥機能付きハンガー掛け

・電動のバケツ

・衣類乾燥機能付き換気扇

・衣類乾燥機能付き除湿器

・衣類乾燥機能付きハンガー

・脱水機

・衣類乾燥機置台

・取扱説明書等の印刷物

参考:一般社団法人 家電製品協会「対象廃棄物(家電4品目一覧)

対象外になるものは、粗大ごみとして処分が可能です。

1-2.処分をするのにリサイクル料金や配送料がかかる

家電リサイクル法に沿って処分すると、リサイクル料金や配送料がかかります。

シャープ

東芝ライフスタイル

パナソニック

日立グローバルライフソリューションズ

富士通ゼネラル

三菱電機

リサイクル料金:2,530円~

配送料:550円~

参考:一般財団法人 家電製品協会「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)

衣類乾燥機のリサイクル料金や配送料は、メーカーや依頼する業者・お店によって変わります。

それぞれのメーカー(製造業者)ごとの、詳しいリサイクル料金や処分時の配送料などが知りたい方は、「衣類乾燥機のリサイクル料金一覧!処分方法別の費用と安くする方法」で詳しく紹介しています。ぜひ、こちらの記事もあわせてご覧になってください。

2.衣類乾燥機を処分する方法7つ

悩む女性

衣類乾燥機を処分する方法は、大きく分けて7つあります。

ここでは、「家電リサイクル法」に沿った適切な廃棄方法や、ネットオークション・フリマアプリなど衣類乾燥機の処分方法を7つ紹介します。

また、それぞれのメリットやデメリット、各方法がおすすめな人も紹介するので、自分に合った方法の処分方法を見つけてみてください。

2-1.指定取引所に持っていく

1つ目は、「指定取引所」に持っていく方法です。

指定取引所とは、「全国各地に340ヶ所ある、製造業者が特定家庭用機器廃棄物を引き取る場所」です。使わなくなった衣類乾燥機を、自分で指定取引所に持っていきます。

自宅近くの指定取引所は、「一般財団法人家電製品協会「家電リサイクル券センター」から検索できます。また、指定取引所ごとに、臨時営業・臨時休業する場合があるため、持ち込むときには必ず営業日を確認しましょう。

指定取引所に持っていく場合にかかる費用

・家電リサイクル料金

自分で指定取引所に衣類乾燥機を持っていくため、配送料は無料です。

2-1-1.メリット

指定取引所に持っていくメリットは、次のとおりです。

・配送料がかからない

・自分の好きなタイミングで処分できる

家電リサイクル料金だけで処分できるので、少しでも処分費用を抑えたい人におすすめです。

2-1-2.デメリット

では、指定取引所に持っていくデメリットを見てみましょう。

・運ぶのに車が必要

・運搬が大変

衣類乾燥機の重量は約20~30kgほどあります。指定取引所に自分で持っていく必要があるため、女性では難しいでしょう。指定取引所に行くときは、1人ではなく、家族や友人など2〜3人に声をかけて、手伝ってもらえると安心です。

2-1-3.指定取引所に持っていくのがおすすめな人

指定取引所がおすすめな人は、次の条件に当てはまる人です。

・家の近くに指定取引所がある人

・車の運転ができる人(自宅に車がある人)

・力仕事が得意な人

・処分を手伝ってくれる家族や友人がいる人

家が指定取引所の近くにあり、車がある人はリサイクル料金だけで衣類乾燥機が処分できます。ただし、衣類乾燥機は、約20~30kgと重量があるので、力に自信がある人や処分を手伝ってくれる人を探しましょう。

指定取引所に持っていく方法について知りたい方は、3.【衣類乾燥機の処分方法①】指定取引所に持っていく場合の手順で詳しく解説しますので、確認しましょう。

2-2.新品を購入して下取りに出す

新しい衣類乾燥機を買うので、古い衣類乾燥機を処分したい人は、新品購入時に古い衣類乾燥機を下取りに出す方法がおすすめです。

下取りとは、「店舗やメーカーで新しい衣類乾燥機を購入することを条件に、古いものを無料で引き取りしてもらうこと、または買い取りしてもらうこと」を言います。

では、下取りに出す場合にかかる費用には、何があるのでしょうか。

下取りに出す場合にかかる費用

・家電リサイクル料金

・収集運搬費

対応はメーカーや店舗によって異なりますが、今まで問題なく使えたメーカー品であれば、下取りサービスを利用してみるとよいですよ。

2-2-1.メリット

では、下取りのメリットを見ていきましょう。

・新品購入時に引き取りしてもらうだけなので手間がかからない

・比較的安く処分できる

新しい衣類乾燥機を購入して、届けてもらうときに、その場で古い衣類乾燥機を無料で引き取りしてもらえるので手間がかかりません。

また、店舗によっては衣類乾燥機などの大型家電は、取り外しから行ってくれるケースもあります。

2-2-2.デメリット

下取りのデメリットには、次に挙げるものがあります。

・新しい衣類乾燥機を購入する必要がある

・大きな損傷や付属品を紛失した場合、対応してもらえない可能性がある

特に注意が必要なのが、新しい衣類乾燥機が届くタイミングで、古い衣類乾燥機を下取りできないと「対応不可」になる可能性があることです。

新品購入前に、下取りの注意書きや条件はよくチェックしましょう。

2-2-3.新品を購入して下取りに出すのがおすすめな人

下取りサービスを利用するのがおすすめな人は、次のとおりです。

・新しい衣類乾燥機を購入する予定がある人

・衣類乾燥機の状態が比較的よい

条件に当てはまる人は、下取り対応してもらえる可能性が高いので、ぜひ利用してみましょう。

新品を購入して下取りしてもらう方法について知りたい方は、4.【衣類乾燥機の処分方法②】新品を購入して引き取ってもらう場合の手順で詳しく解説しますので、確認しましょう。

2-3.購入した店で引き取ってもらう

家電量販店で衣類乾燥機を購入している人は、購入した店で引き取ってもらえます。この場合は、衣類乾燥機の状態や古さ関係なく引き取ってもらえる可能性が高いでしょう。

購入した店で引き取ってもらう場合にかかる費用

・家電リサイクル料金

・収集運搬費

家電量販店によって対応に差が出るケースも多いため、まずは購入した店に衣類乾燥機を引き取ってもらえるか確認してみましょう。

2-3-1.メリット

購入した店で引き取ってもらうメリットは、下記に挙げるものがあります。

・衣類乾燥機の状態に関係なく引き取ってもらえる

・馴染みあるお店で対応してもらえれば安心感がある

購入した店での引き取りは、衣類乾燥機の状態に関係なく引き取りしてもらえるのが一番のメリットです。下取りの場合だと、大きな損傷や付属品を紛失した場合、対応してもらえない可能性があります。

衣類乾燥機が故障していたり、付属品が紛失していても、処分できるので安心ですね。

2-3-2.デメリット

次に、購入した店で引き取ってもらうデメリットを見ていきましょう。

・自分で持ち込むと手間がかかる

・購入したお店によっては引き取りを行っていない場合もある

・自宅の引き取りは出張料金がプラスでかかる

まず、購入したお店で、衣類乾燥機の引き取りを行っているか確認を取りましょう。家電量販店の多くが、引き取りを行っていますが、もしかしたら行っていない可能性もあります。

また、衣類乾燥機は大型家電なので、重量約20~30kgと重く、自分で持ち込むとなると手間がかかるでしょう。出張引き取りを行っている場合、手数料が発生するため、いくらかかるのかもチェックする必要があります。

自宅に引き取りに来てもらう場合の費用の目安

①リサイクル料金:2,530円

②収集運搬費:1,650円

③出張料金:3,300円

出張料金は家電量販店ごとに異なるため、いくらくらいになるのか確認しておきましょう。

2-3-3.購入した店で引き取ってもらうのがおすすめな人

メリットとデメリットをふまえたうえで、購入したお店で引き取ってもらうのがおすすめな人は、次にあげる条件に当てはまる人です。

・自分の知っているお店で回収してほしい

・処分したい衣類乾燥機の状態がよくない

・衣類乾燥機の持ち込みが苦にならない

衣類乾燥機を持ち込みする場合、重労働になりますが、それでも馴染みあるお店で引き取ってもらいたい人はぜひ検討してみてください。

購入した店で引き取ってもらう方法について知りたい方は、5.【衣類乾燥機の処分方法③】購入した店で引き取ってもらう場合の手順で詳しく解説しますので、確認しましょう。

2-4.リサイクルショップで買い取りしてもらう

自宅近くにリサイクルショップがある人は、リサイクルショップで買い取ってもらう方法もあります。

リサイクルショップで引き取ってもらう場合にかかる費用

・無料の場合が多い

ただし、買い取りには、衣類乾燥機の状態や年式の新しいものなどの条件があるため、必ずしも誰もが買い取りしてもらえる訳ではありません。

また、対応はお店ごとに異なるため、適切に業者が選べれば大変便利です。

2-4-1.メリット

リサイクルショップのメリットは、次に挙げるものがあります。

・衣類乾燥機の状態によっては高値で売れる

・無料で回収してもらえる

・ほかに売るものがあればまとめて処分できる

一番のメリットは、衣類乾燥機の年式が新しく、状態がよいなど条件がよければ高値で買い取りできる点です。買い取りが決まれば、回収も無料なのでとてもお得です。

また、リサイクルショップはさまざまな種類のものを買い取ってくれるため、衣類乾燥機以外にも処分したいものがあれば一石二鳥ですよ。

2-4-2.デメリット

次に、リサイクルショップのデメリットを見ていきましょう。

・査定額がつかないと処分できない

古い衣類乾燥機の場合、査定額がつかなくて買い取り不可能だと言われる可能性があります。リサイクルショップによって条件は異なりますが、5年以上前の衣類乾燥機は買い取り価格が付かない可能性があるでしょう。

リサイクルショップによって、買い取り価格が変わる可能性があるため、いくつかのショップに査定を出してみましょう。

2-4-3.リサイクルショップで買い取りしてもらうのがおすすめな人

リサイクルショップで買い取りしてもらうメリットとデメリットをふまえると、おすすめする人は下記であげる条件に合う人です。

・年式が新しい衣類乾燥機を処分したい人

・衣類乾燥機の状態がよい人

年式が新しい衣類乾燥機を持っている人や、衣類乾燥機の状態がよい人は、リサイクルショップで買い取りできるかもしれません。衣類乾燥機の処分は、リサイクル料金などがかかるので、買い取りしてもらえるのであれば、とてもお得に処分できます。

これらの点をふまえたうえで、リサイクルショップに興味がある人は、ぜひ衣類乾燥機の処分を検討してみてください。

リサイクルショップで買い取りしてもらう方法について知りたい方は、6.【衣類乾燥機の処分方法④】リサイクルショップで買い取りしてもらう場合の手順で詳しく解説しますので、確認しましょう。

2-5.ネットオークション・フリマアプリで売る

ネットオークションやフリマアプリなら、自分で価格を決めて衣類乾燥機を売る(処分する)ことが可能です。

ネットオークション・フリマアプリで売る場合にかかる費用

・送料(出品者負担の場合)

ネットオークションとは、「インターネット上で行われるオークション」のことで、ヤフオク!などが有名ですね。欲しい商品を、自分の指定した金額で入札できるのが特徴的です。決められた期日内までに、もっとも高い金額を付けた人が落札者となり、商品を購入できます。

次に、フリマアプリとは、「インターネット上で行われるフリーマーケット」のことです。オークションとの違いは、出品者が買い取り価格を決めて出品する点です。欲しい商品と金額がマッチすれば、出品後すぐに売れますが、反対に興味を持たれなければそのまま売れ残ってしまう可能性があります。

では、ネットオークションとフリマアプリのメリット・デメリットを見ていきましょう。

2-5-1.メリット

ネットオークション・フリマアプリで売るメリットは、次のとおりです。

・リサイクルショップでは買い取りできなかったものも出品できる

・年式が古いもの、壊れているものでも出品できる

・高値で売れる可能性がある

ネットオークションの一番のメリットは、リサイクルショップでは買い取りできない年式が古いものや、壊れているものでも「ジャンク品」として出品ができることです。

出品のタイミングがよければ、出品後すぐに売れたり、年式が新しくて人気のある型なら、リサイクルショップよりも高値で売れる可能性もあるでしょう。

2-5-2.デメリット

では、ネットオークションやフリマアプリで売ることのデメリットは何でしょうか。

・送料が高くつく恐れがある

・売れなければ処分できない

・個人間のやりとりはトラブルになる可能性がある

衣類乾燥機は大型家電なので、出品者が送料をもつことになると、配送代が多くかかる可能性があります。

また、ネットオークションやフリマアプリは、個人間のやりとりになるため、買い手が決まったとしてもトラブルになる可能性があります。事前にトラブルを避けるためにも、故障している箇所や傷のある個所など、出品時に載せておくべき情報は隠さずにしっかりと伝えましょう。

2-5-3.ネットオークション・フリマアプリで売るのがおすすめな人

メリット・デメリットを知ったうえで、おすすめな人は、下記で挙げる人です。

・ネットオークション、フリマアプリ経験がある人

・人気のある型、比較的新しい衣類乾燥機の処分を検討している人

・個人間のやりとりが苦にならない人

・ある程度の期間売れなかったとしても自宅に衣類乾燥機を保管できる人

ネットオークションやフリマアプリの経験があり、手順がわかっている人なら、スムーズに衣類乾燥機を出品できるのでおすすめです。また、人気のある型や新しい型の衣類乾燥機なら、リサイクルショップよりも高く売れるかもしれません。

ネットオークションやフリマアプリは、売買から配送までのやり取りを個人で行うため、細かいやり取りができる人が向いています。また、すぐに売れる保証がないため、売れるまで衣類乾燥機を自宅に保管できないと難しいでしょう。

上記の点をふまえたうえで、興味がある人はぜひネットオークションやフリマアプリで処分してみてください。

ネットオークション・フリマアプリで売る方法について知りたい方は、7.【衣類乾燥機の処分方法⑤】ネットオークション・フリマアプリで売る場合の手順で詳しく解説しますので、確認しましょう。

2-6.不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者とは、「一般家庭で不要となったものを、リサイクル・リユース可能なものとして回収する業者のこと」です。

大掃除や引越しを検討しており、衣類乾燥機以外にも多くのものを売りたい人は、不用品回収業者がおすすめです。ただし、不用品回収業者には、違法な業者もあるため「一般廃棄物収集運搬業の許可業者」かどうか見極める必要があります。

不用品回収業者に依頼する場合にかかる費用

・見積もりで提示された料金

それでは、メリットやデメリットなどを見ていきましょう。

2-6-1.メリット

不用品回収業者に依頼するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

・対応が早い

・運び出しも行ってくれるので手間がかからない

・衣類乾燥機以外にも処分するものがあれば一度に処分できる

不用品回収業者にもよりますが、スケジュールが合えば最短1時間くらいで対応してくれるケースもあります。また、運び出しもすべて業者の人が行ってくれるので、手間もかかりません。

衣類乾燥機以外にも、家電や家具など、まとめて処分したいものがあれば、一度に回収してくれるのでとても便利ですよ。

2-6-2.デメリット

では次に、デメリットを見ていきましょう。

・一般廃棄物収集運搬業の許可業者ではない可能性がある!

・人件費・運搬費がかかるケースがある

・見積もりよりも高くなる可能性がある

ここで一番気を付けたいポイントは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者ではない可能性がある点です。

「一般廃棄物収集運搬業」とは、一般廃棄物の処分を仕事としている業者のことです。仕事を行うにあたり、区域を管轄する市町村長の許可が必要です。不用品回収業者には、市町村長の許可を得ていない、違法な業者もあるため注意が必要です。

お住まいの自治体のホームページを確認すれば、「一般廃棄物収集運搬業の許可業者」が調べられます。不用品回収業者に依頼する前に、必ず一度チェックしましょう。

2-6-3.不用品回収業者に依頼するのがおすすめな人

不用品回収業者に依頼するのがおすすめな人は、次のとおりです。

・すぐにでも衣類乾燥機を処分したい人

・引越し予定がある人

・衣類乾燥機以外にもたくさんのものを処分したい人

不用品回収業者なら、タイミングがよければその日のうちに衣類乾燥機の処分ができます。引越し予定があって、すぐにでも要らないものを処分したい人や、衣類乾燥機以外にもたくさんのものを処分する予定がある人は、不用品回収業者がおすすめです。

ただし、前述したとおり、不用品回収業者は違法な業者もあるため、事前によく確認してから依頼しましょう。

不用品回収業者に依頼する方法について知りたい方は、8.【衣類乾燥機の処分方法⑥】不用品回収業者に依頼する場合の手順で詳しく解説しますので、確認しましょう。

3.【衣類乾燥機の処分方法①】指定取引所に持っていく場合の手順

トラックにゴミを載せる男性

衣類乾燥機を、指定取引所に持っていく場合の手順について説明します。

郵便局に行く前に、必ず処分する衣類乾燥機のメーカーを調べて、リサイクル料金がいくらかかるのかを確認してください。

それでは、手順について見ていきましょう。

①家電リサイクル券(払込書)をもらう

郵便局かゆうちょ銀行で、家電リサイクル券(払込書)をもらう。

②必要事項の記入

払込書に必要事項の記入をする。

・リサイクルにかかる料金

・氏名

・電話番号

・住所

③リサイクル券の支払い

郵便局の窓口かATMで支払いを行う。

衣類乾燥機を指定取引所に持っていく

支払い済のリサイクル券と衣類乾燥機を指定取引所に持っていく。

⑤完了

指定取引所で衣類乾燥機を引き渡して完了

リサイクル券の支払い方法は、郵便局かゆうちょ銀行の窓口かATMの2種類から、自分にあった方法を選べます。

次に、それぞれの支払い方法について見ていきましょう。

3-1-1.窓口の支払い方法

郵便局やゆうちょ銀行の窓口で手続きする方法は、次のとおりです。

①窓口に必要書類・お金を提出する

家電リサイクル券(払込書)とリサイクル料金(税込)、振込手数料を窓口に提出する。

②日付印が押印された「振替払込受付証明書」をもらう

リサイクル券の「①指定引取場所控」に日付印が押印された「振替払込受付証明書」を貼り付ける。

⑤完了

衣類乾燥機を処分するまで大切に保管する。

郵便局・ゆうちょ銀行の窓口の営業時間内に手続きを行ってください。振込手数料は、貯金の窓口で確認できます。分からない場合は、窓口で確認しましょう。

以上が、郵便局・ゆうちょ銀行の窓口でリサイクル料金を支払う方法です。

3-1-2.ATMの支払い方法

次に、ATMでの支払い方法について説明します。

ATMは、郵便局・ゆうちょ銀行すべてに設置されているATMで手続きできるとは限りません。振り込み可能なATMが設置されているかどうかは、事前に自宅近くの郵便局・ゆうちょ銀行に問い合わせしましょう。

①払込書を切り取る

家電リサイクル券から、払込書部分を切り取り、さらに一番右端の「振替払込受付証明書」部分と、下部の余白部分を切り離す。

②ATMに払込書を入れて手続きをする

「払込取扱票」と「振替払込請求書兼受領証」は切り離さずに、そのままATMに入れて手続きを行う。

③料金を支払う

リサイクル料金(税込)、振込手数料をATMの指示に従い支払う。

④「ご利用明細表」を受け取る

振り込みが完了すると、印刷された「ご利用明細表」がATMから出てくる。

⑤窓口で日付印をもらう

「ご利用明細表」と振り込み前に切り離した「振替払込受付証明書」を郵便局・ゆうちょ銀行の貯金の窓口に提出する。

⑥家電リサイクル券に貼り付けする

日付印が押印された「振替払込受付証明書」を貼り付ける。

⑦完了

衣類乾燥機を処分するまで大切に保管する。

ATMで手続きを行っても、日付印を窓口でもらわないといけません。その点には十分に気を付けてください。

また、家電リサイクル券は、1つの製品に対して1つ必要です。例えば、衣類乾燥機とテレビの2つを処分する予定の人は、家電リサイクル券が2枚必要になります。

その場合、それぞれの家電リサイクル券に振り込み手数料がかかることを、正しく理解しておきましょう。

指定取引所は、多くの大型トラックなどが出入りしています。指定取引所内にいる係員の指示に従い、速やかに衣類乾燥機の処分を行いましょう。

4.【衣類乾燥機の処分方法②】新品を購入して下取りに出す場合の手順

タオルを持った女性

新しい衣類乾燥機を購入した際に、古い衣類乾燥機を下取りに出して廃棄する詳しい手順を説明します。

店舗に衣類乾燥機を持っていく場合、スタッフの人が案内してくれるので手順に迷うことは少ないでしょう。ただし、下取りに出せなかったといったことのないように、店舗に行く前に電話などで次のことを確認しておくと安心です。

・衣類乾燥機の下取りができるかどうか

・下取りに出す衣類乾燥機以外に必要なものはあるか

・店舗のどこに衣類乾燥機を持っていけばよいか

・新品購入後に下取りになるか、購入前でも受け付けてくれるか

店舗での下取りは、事前の確認がとても重要です。確認を終えたら、案内されたとおりに下取り依頼をしましょう。

では、次にネットで購入して、下取りを依頼する場合の手順を見ていきましょう。

注文時に下取りを申し込みする場合

①衣類乾燥機の購入・下取りの申し込み

衣類乾燥機の注文ページで下取りの申し込みを行う。

②必要書類の記入

衣類乾燥機が納品されたときに、下取り申し込み用紙などが同梱されているので、必要事項に記入する。

③集荷依頼

運送業者へ集荷依頼の連絡をする。

④リサイクル券料金と収集運搬費の用意をする

リサイクル券料金と収集運搬費は、当日現金払いとなるため、忘れずに準備しておく。

⑤完了

業者の人が来て、衣類乾燥機を渡せば完了。

注文後に下取りを申し込みする場合

①衣類乾燥機の購入

衣類乾燥機を購入する。

②下取りの申し込み

※期限内に必ず申し込みを行う

出荷後に下取り申し込みページにアクセスし、案内に従って申し込みを行う。

※出荷通知メールに下取り申し込みページのURLが記載されている場合もある。

③引き渡し

下取り申し込みのときに希望した日時に、業者が衣類乾燥機を引き取りにくる。

④リサイクル券料金と収集運搬費の用意をする

リサイクル券料金と収集運搬費は、当日現金払いとなるため、忘れずに準備しておく。

⑤査定

査定完了後、連絡がくるので問題がなければ「同意」する

⑥査定額の振り込み・完了

指定した金融機関にお金が振り込まれたら完了。

どちらの方法でも、事前にリサイクル券料金と収集運搬費を用意しておく必要があります。忘れずに用意しておきましょう。

できる限りお釣りのないように、お金をピッタリ用意しておくと業者とのやり取りもスムーズです。

5.【衣類乾燥機の処分方法③】購入した店で引き取ってもらう場合の手順

購入したお店で引き取ってもらう場合、まず衣類乾燥機の引き取りを行っているかどうかの確認が必要です。また、家電量販店ごとに引き取りの方法は異なるため、ここで紹介する手順は一般的な流れであることを理解しておいてください。

まず、直接お店に持っていく場合は、事前に電話などで次のことを確認しておきましょう。

・衣類乾燥機の引き取りを行っているか

・引き取ってもらう衣類乾燥機以外に必要なものはあるか

・店舗のどこに衣類乾燥機を持っていけばよいか

確認しないで衣類乾燥機を持っていったら、引き取りを行っていなかったなんてことのないように、事前確認は怠らないようにしましょう。

次に、自宅に引き取りに来てもらう場合の手順を紹介します。

①衣類乾燥機の引き取りを依頼

衣類乾燥機の引き取りを依頼する。

②引き渡し

希望した日時に、業者が衣類乾燥機を引き取りにくる。

③リサイクル料金・収集運搬費・出張料金を渡す

リサイクル料金などの費用は当日現金払いとなるため、忘れずに準備しておく。

④完了

衣類乾燥機を業者に渡せば完了。

衣類乾燥機を購入したお店が家電量販店なら、ほとんどの場合インターネット上で引き取りの手続きが行えます。直接店舗に持っていくのも良いですが、衣類乾燥機は大型家電であり、重量も20~30kgほどあってとても重いです。

自宅に引き取りに来てもらえば、運搬は業者が行ってくれるのでとても楽に処分ができるでしょう。

6.【衣類乾燥機の処分方法④】リサイクルショップで買い取りしてもらう場合の手順

リサイクルマーク

リサイクルショップで、衣類乾燥機を売る場合の手順について見ていきましょう。

リサイクルショップは直接店舗に持っていく方法と、出張買取の2種類があります。それぞれの方法を紹介しますので、自分に合った方法を見つけてみてください。

直接店舗に持っていく場合

①買い取りの受付をする

店舗の買取カウンターで、買い取り依頼を行い、番号札などをもらう。

②査定

査定は品物の数やほかに買い取り依頼をしている人がどれくらいかによって変わるが、一般的には15~20分ほどで完了する。

③査定結果の確認

番号を呼ばれたら買取カウンターに行き、査定額を確認する。

④買い取り契約

査定額に問題がなければ、買い取り契約を行う。契約には身分証明書が必要なので、運転免許証などを用意しておく。

⑤完了

店舗からお金を受け取って完了。

直接店舗に持っていく場合、事前に電話などで次のことを確認しておきましょう。

・衣類乾燥機の買い取りを行っているか

・買い取りできる製造年月日・メーカーかどうか

・店舗のどこに持っていけばよいか

・買い取り契約に必要な身分証明書には何があるか

買取できない衣類乾燥機があるかもしれないため、店舗に持っていく前に確認しておくと安心です。

次に、出張買取の方法を紹介します。

出張買取

①申し込み

出張買取の申し込みを行う。

②査定

依頼日にスタッフが自宅に伺い、衣類乾燥機の査定を行う。

③査定結果の確認

査定額が伝えられる。

④買い取り契約

査定額に問題がなければ、買い取り契約を行う。契約には身分証明書が必要なので、運転免許証などを用意しておく。

⑤完了

その場でお金を受け取って完了。

出張買取なら、リサイクルショップに衣類乾燥機を持っていかなくてもよいので、楽に処分ができます。また、引越しなどで衣類乾燥機以外にも処分したいものが多くある人は、まとめて処分できるのでおすすめです。

7.【衣類乾燥機の処分方法⑤】ネットオークション・フリマアプリで売る場合の手順

スマホと買い物かごのマーク

ネットオークションやフリマアプリで、衣類乾燥機を売る場合の手順を紹介します。細かい部分は各社で異なるため、事前に利用しているオークションやフリマアプリを確認してくださいね。

また、ネットオークションやフリマアプリを利用する前に、出品者情報の登録を済ませておきましょう。

①衣類乾燥機を出品する

衣類乾燥機を出品する。

②落札を待つ

衣類乾燥機が落札されるのを待つ。

③落札

落札者からの連絡を待つ。

④送料・配送方法の連絡

衣類乾燥機の配送方法や送料を落札者に連絡する。

⑤配送

配送方法・送料に問題がなければ衣類乾燥機を落札者に配送する。

⑥落札者に配送連絡をする

落札者に配送したことを伝え、「送り状番号」を伝える。

⑦落札者から配達完了連絡をもらう

落札者が衣類乾燥機を受け取ったら、配達完了連絡をもらい、やり取りの評価がなされる。

⑧落札者の評価をして完了

落札者の評価を行い、お金が振り込まれたら完了。

オークションサイトやフリマアプリは、スマートフォンがあれば簡単に衣類乾燥機の出品ができます。ただし、売れるまで衣類乾燥機を処分できない点には気を付けましょう。

8.【衣類乾燥機の処分方法⑥】不用品回収業者に依頼する場合の手順

青い服を着た男性

不用品回収業者に依頼して、衣類乾燥機を処分する手順の前に、必ずやってほしいことがあります。それは、依頼する業者が正規の業者かどうか確かめることです。

「一般廃棄物収集運搬業」は、仕事をするにあたって区域を管轄する市町村長の許可が必要です。「一般廃棄物収集運搬業」かどうかは、次に挙げる方法で確認できます。

・お住まいの自治体のホームページで確認する

・依頼する不用品回収業者のホームページで確認する

・電話やメールで確認する

お住まいの自治体のホームページで「一般廃棄物収集運搬業の許可業者」を調べれば、許可業者の一覧が確認できます。また、優良な業者なら、自社ホームページに「一般廃棄物収集運搬業」であることが分かる証明を載せているので、必ず確認しましょう。

電話やメールで事前に確認する方法もありますが、上記2点で確認できなければ、違法業者の可能性があるため、依頼しないほうがよいかもしれません。

では、この点をふまえたうえで、不用品回収業者に依頼する手順を見ていきましょう。

①問い合わせ

集荷依頼をメールか電話で行う。

②見積もり

回収してほしいものを伝えて、見積もりを取る。

③回収依頼

見積もり金額を確認し、納得すれば回収依頼を行う。

④回収

衣類乾燥機を回収。

⑤料金の支払い

見積もりで提示された金額を支払い完了。

電話やインターネットから申し込みをする際に、見積もりを出してもらうことも可能ですが、現地で見積もりを出すケースもあります。

そのときに、料金が高かったり、納得がいかなかったりしたらキャンセルも可能です。

引越しや大掃除など、衣類乾燥機以外にも処分したいものが多くある人は、ぜひ不用品回収業者に依頼する方法で処分しましょう。

9.衣類乾燥機を処分する際の注意点

ビックリマーク

衣類乾燥機を処分するときに、気を付けるべきポイントが3つあります。安心・安全に衣類乾燥機を処分するためにも、3つのポイントをしっかりとチェックしておきましょう。

9-1.買い取りの場合は付属品一式そろえておくこと

衣類乾燥機を購入すると、取扱説明書や付属品などが付いてきます。処分方法によっては、付属品一式が必要になるケースがあります。

付属品一式が必要になる可能性がある処分方法

・リサイクルショップで処分する

・オークション、フリマサイトで処分する

では、一体何故、処分するときに付属品一式が必要になるのでしょうか。

◎予備の部品や取扱説明書があるか・無いかで買い取り価格が大きく変わってくるから

◎リサイクルショップによっては、付属品がないと買い取り不可の可能性があるから

衣類乾燥機に限らず、おもちゃやパソコン、ブランド品などをリサイクルショップで売るときは、付属品があるかどうかを必ず確認されます。そして、付属品が無ければ買い取り不可になる可能性もあるため、注意が必要ですよ。

9-2.違法な不用品回収業者に気を付けること

前述したとおり、不用品回収業者は一般廃棄物収集運搬業の許可を得ていない、違法な業者もいます。したがって、不用品回収業者に依頼して衣類乾燥機を処分する予定の人は、必ず事前に「一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているか」確認してください。

【一般廃棄物収集運搬業許可業者を調べる方法】

  • お住まいの自治体のホームページを確認する
  • 直接自治体に問い合わせをして確認する
  • 不用品回収業者のホームページを確認する
  • 不用品回収業者に直接確認する

あくまでも一例ですが、次に挙げるような業者には気を付けましょう。

!このような業者に注意!

◎軽トラックなどで街宣しながら回収する業者

◎「無料で不用品を回収します」など、チラシを家庭に配る業者

少しでも怪しいかも…。と感じたら、その業者には依頼しないほうがよいかもしれません。

9-3.持ち運ぶときは数人で行うこと

衣類乾燥機を自分で指定取引所や店舗などに持ち込みをして処分する人は、できる限り1人で行わずに、家族や友人などに協力をお願いしましょう。

衣類乾燥機は、重量が約20~30Kgあるので、女性や高齢者だけでは持ち運ぶのはとても大変です。無理をして身体を壊したら元も子もありませんよね。衣類乾燥機を車に積むときに、1人でも大丈夫そうか、どれくらいの人数で持ち運べば問題ないかを必ず確認してください。

また、指定取引所での処分を考えている人は、次に挙げる点にも気を付けましょう。

指定取引所は、一般の人以外にも大型トラックなど、多くの人が出入りしている場所なので、スムーズな手続きが求められる

指定取引所では、案内の指示に従って処分を行いますが、処分するときに多くの人がいる可能性があります。少しでもスムーズに処分するためにも、数人で指定取引所に行ったほうが安心ですよ。

まとめ.

衣類乾燥機を処分するために知っておきたいことや、処分する方法などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

最後に、衣類乾燥機の処分方法7つをおさらいしましょう。

衣類乾燥機の処分方法

衣類乾燥機は、通常のごみや粗大ごみとして処分できません。家電リサイクル法にそって処分しないといけないため、リサイクル料金や配送料がかかります。

もし、衣類乾燥機の状態がよく、故障していないのであれば、買い替えではなく下取りで処分することをおすすめします。本記事を参考にして、ぜひ自分にあった衣類乾燥機の処分方法を探してみてくださいね。

[PR]下取りチェッカーでお得に買い替え!
下取りチェッカーで洗濯機をお得に買い替え!下取り価格がスグわかる!
WEB査定はこちらから!
LINE査定はこちらから!

24時間いつでも下取り査定

でかしこく買い替えよう

でかしこく買い替えよう