エアコンの水漏れが起こってしまった時、どうしたら良いのでしょうか？
「故障してしまったから、修理や買い替えをするべきか…」と考えるは早いかもしれません！
本記事では、エアコンから水漏れが起こる原因と対策、解決方法について解説しています。
故障だと思って買い替えてしまう前に、一度試してみてください。
目次
エアコンから水が！原因と状況別対策
では、実際に水漏れが起こった場合はどうしたら良いのでしょうか？
まず、水漏れには3つのパターンがあります。
| 室外機から水が出ている場合 |
室外機についているホースから水が出ている場合は正常 ホースから水が出ていない場合、詰まりで水が逆流している可能性 |
|---|---|
| 吹き出し口から水が垂れる | 室内機内に発生した結露が風によって飛ばされている可能性 設定温度をあげることで改善する場合がある |
| 吹き出し口 / 壁と室内機の間から水が出てくる |
ホースが詰まっている・ホースの排出口が埋まっている場合排水できていない可能性 |
以下で詳しく説明していきます。
室内機と室外機をつなぐホースの問題
エアコンの室内機と室外機をつなぐ線が、水漏れの原因になっている可能性があります。ホースに亀裂があるなど破損している場合は、故障して水漏れを起こしている可能性があるので、確認してみてください。ホースに目に見える損傷がないかを確認し、損傷がある場合は必ず交換してください。
ホースの問題として挙げられるのは、以下の通りです。
- ドレンホースが詰まってる
- ホースの接続不良
- ホースの設置が排水しにくい
詳しく説明していきます。
ドレンホースが詰まっている
その他のエアコンの水漏れの原因として考えられるのが、ドレンホースの詰まりです。
これはよくある問題で、時間が経つと汚れがたまりやすく、それが原因でホースが詰まってしまいます。定期的にホースを掃除してあげないと、水が逆流し、本体から漏れてしまうこともあることを知っておいてください。この問題を解決するには、定期的に清掃することが重要です。
ホースの接続不良
ホースの接続部分が弱かったり、貧弱だったりすると、水漏れにつながることもあります。ホースの接続部が正しく、確実に取り付けられているか点検してください。必要に応じて、接続部を締め直すか、交換し、さらなる水漏れを防止するようにしましょう。
ホースの設置が排水しにくい
ホースの取り付けが適切でないと、水漏れが発生しやすくなります。ホースの位置や固定が適切でないと、うまく排水されません。
また、水が上手く流れない勾配の場合も排水が出来なくなる可能性もあります。
ホースは、指定の排水トレイや壁の排水口など、排水しやすい場所に設置するようにしましょう。
フィルターに汚れがたまっている
フィルターに溜まった汚れは、空気の流れを妨げシステム内に逆流させる原因となります。
この圧力は、本体からの水漏れにつながることがあります。フィルターを定期的に点検・清掃し、汚れがひどい場合や破損して清掃できない場合は、フィルターを交換してください。
気温や気圧による結露
温度や気圧の変化により、エアコンのコイルに結露が発生することがあります。
この結露がたまると、圧力が上がり水漏れの原因になります。
これを防ぐには、定期的に本体の冷媒レベルをチェックすることが重要です。不具合が直らない場合には、補充する必要があるかもしれません。
冷媒ガスが不足している
冷媒ガスが不足すると、結露がひどくなり、本体から水が漏れることがあります。
コンプレッサーは、エバポレーターコイル内の冷媒を加圧します。そして、冷却され凝縮された冷媒の上に暖かい空気が吹き付けられるようになります。
空気は冷たいエバポレーターコイルに直接触れることで冷やされ、エバポレーターコイルは温度交換の結果、暖かくなります。
この問題を解決するには、詰まりが解消されるまでドレンラインを洗浄する必要があります。
高圧空気、または温水がよく使用されますが、化学的なドレンクリーナーも有効です。
排水管の詰まりが解消され、自由に流れるようになったら、詰まりの原因を調査し、再発を防止するようにしましょう。
劣化によるホースなどの破れや亀裂
劣化によるホースの破れやひび割れがないかどうかも重要なポイントです。
経年劣化や風雨、磨耗などが原因であることが多いです。
もし問題があれば、ホースを交換し、さらなる水漏れを防ぎましょう。新しい冷媒タンクをエアコンにねじ込み、メーカーが推奨する液体を補充しましょう。
改善されたかどうか確認する際には、ユニットの電源を入れ、漏れがないか、吹き出し口から冷たい空気が出ているか確認してみてください。
自分で改善できない場合は業者に依頼！
自分で水漏れの原因を特定したり解決したりできない場合は、できるだけ早く業者に依頼することが大切です。
エアコンの水漏れのような複雑な問題を修理しようとすると大変な作業になるので、プロに依頼するようにしましょう。
業者やメーカーに予約を入れる場合、夏の忙しい時期には難しいかもしれません。可能であれば、時間のあるオフシーズンに予約するようにしましょう。
家を借りている場合は、通常、大家さんが修理の見積もりを出し、修理にかかる費用を負担してくれます。何か行動を起こす前に、必ず大家さんと相談してください。
水漏れしてしまったエアコンはどう処分する？
修理が不可能な場合や、新しいエアコンに交換する場合、水漏れしているエアコンは安全な方法で処分する必要があります。
家電リサイクル法では、エアコンは粗大ごみとして出すことができないとされています。
そのため、エアコンを処分するのであれば、リサイクル料金を支払って処分しなければなりません。
また、故障している場合は、お店で処理できないこともあります。家電量販店や郵便局でリサイクル券を購入し、回収してもらうようにしましょう。
以下で詳しく説明していきます。
エアコンの下取りを利用
最もお得に手放すには、下取りを利用しての買い替えです。
家電量販店の下取り状況を比較したところ、調査した中で、最もお得だったのはノジマでの買い替えです。
※【2023年2月】 エアコンの下取り（買取）はどこがお得？7社を比べてみたより
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エアコンは粗大ごみに出せない
注意したいのは、エアコンは粗大ごみとして出せないということです。
家電リサイクル法により、エアコンは安全かつ責任ある方法で処分しなければなりません。
エアコンを処分する際には、リサイクル業者が自宅から引き取り、検品して適切な方法で処理します。
また、保護具を着用するなど安全面にも配慮しなければなりません。法律を守り、エアコンを適切にリサイクルしてもらうようにしましょう。
モデルが新しい場合は買取の可能性も
保証期間内のエアコンで、機種が1年未満の場合は、修理や部品交換が可能な場合があります。
しかし、保証期間内でない場合は、新しいエアコンを購入する必要がある場合があります。
この場合、古いエアコンを最もリーズナブルな価格で手放す方法を考えるようにしましょう。
まとめ
この記事では、エアコンの水漏れ時の対応を中心に解説してきました。
- エアコンの水漏れがあったら、まずは原因を明確にし、それに対する対応策を考えましょう
- この記事で記載した対策で改善できない場合には業者に頼りましょう
- エアコンは粗大ごみで出すことはできません
- モデルが新しいのであれば、買取をできる可能性があります
エアコンの修理や点検は夏が1番依頼数が多くなります。
その時期には、自分が希望する時に業者に対応してもらえない可能性があるので、依頼する際は夏前のシーズンに住ませるようにしてください。
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