「iPhoneが急に落ちてしまう」
「iPhoneが急に落ちたときに、どうしていいのか分からない」
iPhoneが急なシャットダウンを繰り返す場合は、どこに原因があるのか不安になりますよね。iPhoneが急に落ちる原因としては、次の7つが挙げられます。
iPhoneが急に落ちる場合は、原因により対処法が異なります。何が原因でiPhoneが急に落ちてしまうのか把握し、正しい方法で対処をすることが欠かせません。
そこでこの記事では、iPhoneが急に落ちる原因と対処法をまとめて解説していきます。
この記事を最後まで読めばiPhoneが急に落ちる原因が把握でき、適切な対処ができるようになるはずです。すぐに実践できるiPhoneの操作方法も記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.【状況別】iPhoneが急に落ちるときの対処法
まずは、iPhoneが急に落ちてビックリするときの状況として多い3つのケースの対処法をご紹介します。
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原因と対処法を併せて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
1-1.真っ黒な画面になる
iPhoneの画面が急に真っ暗になる原因としては、次の3つが考えられます。
①iosの不具合
iosのアップデート後やアップデート中に不具合が起きて、真っ暗な画面になることがあります。iosのアップデート中に真っ暗な画面になった場合は再起動をして「2-7.iosをアップデートしていない」での対処法を試してみてください。
②iPhoneの充電が切れている
iPhoneの使用中に充電が0%になると、電源がオフになり真っ暗な画面になります。iPhoneを充電して再起動をすると、問題なく使用できます。
③iPhoneの破損
iPhoneに強い衝撃を与えたときや破損や画面割れなどの故障があるときは、真っ暗な画面になることがあります。
iPhone自体が故障している場合はセルフケアでは改善できないため、「3.iPhoneが急に落ちる状況を繰り返すときは「修理」か「買い替え」を検討」に従って買い替えや修理を行いましょう。
iPhoneの画面が真っ暗になったときは、原因により対処法が異なります。上記の方法で解決しない場合は「2.iPhoneが急に落ちる7つの原因と対処法」を参考にしてみてください。
2-2.iPhoneがフリーズする
iPhoneがフリーズして動かなくなる原因としては、次の3つが考えられます。
①最新のiosにアップデートされていない
iosをアップデートしないと不具合が起こりやすく、iPhoneがフリーズする可能性があります。「2-7.iosをアップデートしていない」での対処法を試してみてください。
②iPhone本体が古い
iPhone自体が古いと、最新のアップデートやアプリに耐えられるスペックを持ち合わせていない可能性があります。定期的にフリーズを繰り返すようなら、買い替えを視野に入れるといいでしょう。
③RAM容量が不足している
iPhoneのRAM容量とは、画像やデータを処理するために一時的にデータを保管する場所です。RAM容量が不足するとiPhoneの処理効率に支障が出て、フリーズをする可能性があります。「2-3.RAM容量が不足している」を参考に対処してみてください。
iPhoneがフリーズするときは、容量やソフトウェアに問題がある可能性が高いです。上記の3つのポイントを見て、当てはまる部分はないか確認してみてください。
2-3.くるくるマークが消えない
iPhoneの右上に表示されるくるくると回るマークは、「spinning gear」と呼ばれています。基本的には、クラウドのダウンロード中やクラウドの同期中に表示されるマークです。
このマークが消えない場合は、ネットワーク通信をし続けていることになります。主に下記の原因が考えられるので、1つずつ確認してみてください。
①最新のiosにアップデートされていない
iosのアップデートが完了していない、アップデート中に何らかの不具合が起きた場合は、くるくるマークが消えない可能性があります。「2-7.iosをアップデートしていない」での対処法を試してみてください。
②アプリのバックグラウンド処理が続いている
バックグラウンド処理とは、別のアプリを使用しているときにバックで稼働しているアプリを指します。バックでアプリのダウンロードをしている場合は、くるくるマークが消えないことがあります。
「2-3.RAM容量が不足している」を参考に、バックグラウンド機能の調整をしてみてください。
③アプリのアップデートを途中で中断している
アプリのアップデートを途中で中断すると、くるくるマークが消えないことがあります。該当アプリのAppストアに行き一度アップデートを中断してから、改めてアップデートをし直してみてください。
④Wi-Fi接続の不具合
Wi-Fi接続に不具合が起きると、くるくるマークが消えないことがあります。Wi-Fi接続を一度オフにして、再度接続し直してみてください。
次の章では、さらに細かくiPhoneが急に落ちる原因と対処法を解説していきます。
2.iPhoneが急に落ちる7つの原因と対処法
iPhoneが急に落ちる原因としては、次の7つが挙げられます。
具体的な原因と今すぐ実践できる対処法をまとめて解説していくので、ぜひ試してみてください。
2-1.iPhoneのバッテリーの劣化
iPhoneのバッテリーが劣化すると、突然のシャットダウンが起こりやすくなります。iPhoneには、リチウムイオンバッテリーが内蔵されています。バッテリーは消耗品なので永久に使用できるわけではなく、使用頻度や充電回数によって劣化していきます。
バッテリーが劣化すると、最大瞬時給電能力が低下します。iPhoneの中を流れる電力量が一時的に減り、充分な電力が供給できなくなる、電圧が低下するなどの弊害が起こるのです。
このような弊害が起きると、iPhoneのシステムが必要とする電力を供給できません。iPhoneには継続的にシステムが作動するようにパフォーマンス管理システムが搭載されていますが、どう頑張っても難しい場合は強制的にシャットダウンをしてシステムや電子部品を保護しています。
同じiPhoneを継続使用している場合は、バッテリーの劣化が原因で急に落ちてしまうのかもしれません。
2-1-1.【対処法】バッテリーの最大容量を確認する
iPhoneに内蔵されているバッテリーは、経年劣化により最大容量が減少していきます。iPhone購入時はバッテリー容量が100%あったとすると、継続使用により80%、70%と少しずつ減っていきます。
この特性を活かしバッテリー容量を確認することで、どれくらいバッテリーが劣化しているのか把握できます。iPhoneのバッテリー容量は、下記の手順でチェックすることが可能です。
①iPhoneの設定をタップします。
②設定内にある「バッテリー」をタップします。
③「バッテリーの状態」をタップします。
④バッテリー内の「最大容量」を確認します。最大容量は新品のときを100%として、どの程度バッテリー容量が低下しているのか示しています。下記の画面は88%なので、新品時と比較すると多少バッテリーが劣化していることになります。
最大容量の数値が低いほどバッテリー容量が低下しており、バッテリーの劣化がiPhoneが落ちることにつながっている可能性があります。
iPhoneのバッテリーの寿命を伸ばす方法やiPhoneのバッテリーの寿命について詳しく知りたい場合は、下記の記事も参考にしてみてください。
iPhoneの寿命は?寿命が近い3つのサインと寿命を伸ばす方法
2-2.高温の場所に長時間置いている
iPhoneの適切な周囲温度は、0℃~35℃の範囲内です。この範囲を超えてiPhoneが熱くなると、バッテリーやソフトウェアを保護するために自動的に温度調整を行います。
自動的に温度調整を行う際に機能を制限することがあり
- iPhoneの充電が停止する・遅くなる
- カメラのフラッシュが一時的に無効になる
- 低電力モードになる
- iPhoneの画面が真っ暗になる
などの現象が起こることがあります。場合によってはiPhoneの画面に「温度:iPhone を冷やす必要があります」と表示されて、急に電源が落ちることもあるようです。
- iPhoneを温度が上昇する車内に放置している
- iPhoneを直射日光の当たる場所に置いている
- 真夏日の外にiPhoneを放置する
など、iPhoneの周囲温度が35℃以上になる環境下で使用していると急に落ちやすくなります。
2-2-1.【対処法】iPhoneを涼しい場所に移動させる
iPhoneに「温度:iPhoneを冷やす必要があります」と表示が出ている場合やiPhoneが熱くなっている場合は、iPhoneの電源を切り涼しい場所に移動させましょう。
直射日光の当たらない涼しい場所で冷やし温度が下がると、再び使用できるようになります。iPhoneを冷やすときには、iPhoneに冷風をあて続けたり冷蔵庫に入れたりしないでください。
iPhoneの適切な周囲温度は0℃~35℃の範囲内なので、急激に冷やすと冷え過ぎてしまい動作に支障が出ます。エアコンをかけた室内や風通しのいい場所に置いて、iPhoneの温度を下げるようにしましょう。
また、iPhoneを長期保管するときは -20℃〜45℃の範囲内で保管をするように明記されています。
デバイスは-20~45℃の場所に保管してください。駐車中の車内は室温が上がり、適正範囲を超える場合があるため、デバイスを車内に放置しないでください。 |
高温になる車内や倉庫で保管をするとiPhoneの機能に支障が出る可能性があるので、保管方法にも注意しましょう。
2-3.RAM容量が不足している
iPhoneのRAM容量(Random Access Memory)とは、画像やデータを処理するために一時的にデータを保管する場所です。例えば、iPhone13シリーズのRAM容量は下記のように、4GB~6MBとなっています。
iPhoneの種類 |
RAM容量 |
iPhone13 |
4GB |
iPhone13 mini |
4GB |
iPhone13 Pro |
6GB |
iPhone13 Pro Max |
6GB |
RAM容量が大きければ大きいほど処理効率がアップし、スムーズなiPhone操作が可能です。
iPhoneでアプリ画像、動画など一時的にRAM容量を圧迫する処理を立て続けに行うと処理が追いつかずに、iPhoneが急に落ちることがあります。
- いくつものアプリを同時に起動させている
- 動画や画像処理など、負荷のかかる作業を継続して行っている
という場合は、一時的なRAM容量不足が原因となっている可能性があります。
【RAM容量とストレージ容量は異なる】 iPhoneの容量を確認するときに「ストレージ容量(ROM容量)」を思い浮かべる人も多いかと思います。ストレージ容量はiPhone内の保存容量を指します。 画像や動画、アプリなどを保存できる容量のことで、RAM容量とは異なります。iPhone13では128GBと256GB、512GBのストレージ容量が用意されています。 RAM容量とストレージ容量は用途が異なる別の保存領域を指すため、混合しないようにしましょう。 |
2-3-1.【対処法】アプリのバックグラウンド処理を調整する
iPhoneのRAM容量は、一度電源を落とすと削除されます。そのため、ストレージ容量のようにどんどん蓄積されていくことがありません。
しかし、iPhoneの使い方によっては常にRAM容量を圧迫し、急に落ちる環境を作り出している可能性があります。そこで着目したいのが、アプリのバックグラウンド処理です。バックグラウンド処理とは、別のアプリを使用しているときにバックで稼働しているアプリを指します。
例えば、アプリの自動更新や位置情報の取得などが当てはまります。バックグラウンド処理をしているアプリが多いと、常にRAM容量を圧迫することになりかねません。アプリのバックグラウンド処理は、下記の手順で調整できます。
①まずは、iPhoneの設定をタップします。
②設定内にある「一般」をタップします。
③「Appのバックグラウンド更新」をタップします。
④「Appのバックグラウンド更新」の部分をオフにすると、完全にアプリのバックグランド更新を止めることができます。
ただし、アプリのバックグラウンド更新をしないと、位置情報の取得やアプリの自動更新などができなくなります。iPhoneの使い方に合わせて、調整するようにしてください。
2-4.SIMカードの不具合
iPhoneには、SIMカードが挿入されています。SIM(Subscriber Identity Module)カードとはiPhoneの契約情報が入っているカードのことです。SIMカードを使い電話番号や契約情報とiPhoneを結びつけることで、問題なく使用できる仕組みになっています。
SIMカードは簡単に取り出せないようになっていますが、iPhoneを落としたり何らかの衝撃を受けたりすると接触不良や故障を引き起こす可能性があります。
SIMカードの認識ができないと契約確認が取れず通信自体ができなくなるため、電源が急に落ちて再起動を繰り返すことがあります。
iPhoneに衝撃を与えたときや他の原因が見当たらないときは、SIMカードの不具合を疑ってみてください。
2-4-1.【対処法】SIMカードを挿入し直す
iPhoneのSIMカードが適切に挿入されているのか確認するために、まずはSIMカードを挿入し直してみましょう。SIMカードの入れ直しは、下記の手順で行います。
①iPhoneの左右どちらかにあるSIMトレイの位置を確認します。下記のように丸い穴が空いているのが目印です。
②SIMトレイの穴に、取り出しツールを差し込みます。このときに強く差し込み過ぎると故障の原因となるので、気をつけましょう。
出典:Apple「iPhone の SIM カードを取り出す/差し替える」
③SIMカードを取り出したら、破損がないか確認をします。破損や歪みがある場合は「3-1.修理に出す場合」を参考に修理や買い替えを検討してください。
④SIMカードに異常がない場合は、トレイにSIMカードをいれ直します。SIMカードの四隅を確認して、トレイの形と欠けている角を合わせるとしっかりと置けます。
⑤SIMトレイを取り外したときと同じ向きにして、SIMトレイを挿入します。iPhoneを横から見たときに段差がない状態となるまで、しっかりと押し込みましょう。SIMトレイの取り外しができないときはApple storeや直営店に持ち込むと対応してもらえます。
SIMカードを挿入し直しても再起動を繰り返す場合や急なシャットダウンが起きる場合は、iPhone本体またはSIMカードの故障が疑われます。「3.iPhoneが急に落ちる状況を繰り返すときは「修理」か「買い替え」を検討」を参考にしてください。
2-5.アプリに不具合がある
iPhoneのアプリに何らかの不具合があり、iPhoneが急に落ちることがあります。過去には、家計簿アプリの通知をオンにしていると、iPhoneの画面が真っ黒になるスリープ状態になってしまうことがありました。
12月2日未明より、Zaimおよび他社製のいくつかのアプリにおいて、iPhone, iPadの通知がオンになっていると、10数秒ごとに端末がスリープしてしまう現象を確認しております。 |
原因はiosの通知機能から何らかの予期せぬ影響を受けていたとのことで、現在は復旧しています。iPhoneとアプリの互換性は実際に使用してみないと分からないところがあるので、このような予期せぬ事態が起きる可能性があります。
- 特定のアプリをダウンロードしてからiPhoneが落ちるようになった
- 特定のアプリを使用している最中にiPhoneが落ちる
という場合は、アプリの不具合が原因かもしれません。
2-5-1.【対処法】アプリを削除するか再ダウンロードする
アプリの不具合によりiPhoneが落ちる場合は、特定のアプリを削除するか再度ダウンロードし直すことで改善します。
アプリの削除はさまざまな方法がありますが、今回は分かりやすい方法をご紹介します。
①iPhoneの設定をタップします。
②設定内にある「一般」をタップします。
③「iPhoneストレージ」をタップします。
④ダウンロードしているアプリが羅列されている画面が出てくるので、削除したいアプリを選びタップします。
⑤「Appを削除」をタップすると、アプリが完全に削除できます。この状態で再起動をして、iPhoneが急に落ちることがなくなったらアプリが原因だったことが分かります。
再ダウンロードをすることでアプリの不具合が解消されることがあるため、どうしても該当アプリを使用したい場合は、もう一度ダウンロードをしてiPhoneの状態を確認してみましょう。
2-6.iosを不正改造している
iPhoneのソフトウェアであるiosを不正改造すると、iPhoneが急に落ちやすくなります。iosを改変することはAppleの監視下から逃れる行為なので、「ジェイルブレイク」や「脱獄」と呼ばれています。
iosの不正改造によりiPhoneが落ちる原因は、主に2つあります。
①ウイルスに感染しやすくなる
iPhoneはセキュリティ機能が搭載されており、コンピュータウイルスに感染しないように設計されています。
iOSは、お客様がデバイスの電源を入れた瞬間から信頼性が高く安全な動作を実現するように設計されています。内蔵のセキュリティ機能は、マルウェアやウイルスを防止し、個人情報や企業データに安全にアクセスできるようにします。 引用:Apple「iOS の不正改造は、セキュリティの脆弱化、不安定化、バッテリー駆動時間の低下などの問題を引き起こすおそれがある」 |
iosを不正改造するとセキュリティ機能が脆弱化し、ハッカーに狙われやすくなります。その結果、コンピュータウイルスに感染して急なシャットダウンを繰り返すことがあります。
②iosの性能が不安定になる
iosを不正改造すると、iPhoneが本来持っていた性能そのものが不安定になります。そのため、予期せぬシャットダウンやクラッシュ、フリーズが起こるようになります。
iosの不正改造はiPhoneが本来持っている機能を著しく低下させるため、電源が急に落ちる大きな原因となるのです。
2-6-1.【対処法】正規品のiPhoneを購入する
iPhoneは自分自身で不正改造をしないのはもちろんのこと、不正改造されているiPhoneを購入しないことが大切です。
実際に、2020年3月には不正改造をしたiPhoneを販売したとして19歳の少年が逮捕される事件が発生しています。中古のiPhoneや非正規店で購入するiPhoneは、不正改造されているかどうか見極めることがとても難しいです。
不正改造されているiPhoneを購入しないためにも、Apple storeや直営店でiPhoneを購入するようにしましょう。
ちなみにiPhoneの不正改造は、iPhoneのソフトウェア使用許諾契約に違反している行為です。修理などのサポートが受けられなくなる可能性もあるので、絶対に不正改造はしないようにしましょう。
参考:産経新聞「iPhone脱獄 改造スマホ不正販売容疑で少年逮捕」
2-7.iosをアップデートしていない
「ios」とはiPhoneのソフトウェアのことです。iosが正常に作動していると、iPhone内の多彩な機能が使用できます。iosは定期的にアップデートされて、新たな機能が追加されたり脆弱性をカバーしたりと最適化されていきます。
iosをアップデートしていないという理由だけでiPhoneが急に落ちることは考えにくいですが、アプリが急に落ちることはよくあります。
新しく開発されるアプリは最新のiPhone性能を基準としているので、古いiosでは正常に作動しない可能性があるのです。もちろん、先ほど解説したようにアプリ側の不具合が関連しているかもしれませんが
- iPhoneにダウンロードしたアプリが急に落ちる
- iPhoneにダウンロードしたアプリが正常に使えない
という場合は、iosのバージョンを確認してみてください。
2-7-1.【対処法】iosをアップデートする
iPhoneのアプリが急に落ちるときは、最新のiosにアップデートされているか確認しましょう。iosのアップデートは、下記の手順で行います。
①iPhoneの設定をタップします。
②設定内にある「一般」をタップします。
③「ソフトウェア・アップデート」をタップすると、現在アップデートできるiosが表示されます。ここにアップデートできるiosが表示されないときは、最新のiosを使用しています。
④詳しい情報を確認して「ダウンロードをしてインストール」をタップすると、インストールが開始します。インストールには時間を要する場合があるので、時間に余裕があるときに実行しましょう。
iosを最新のバージョンにアップデートしてもアプリが急に落ちる場合は、アプリやその他の部分に問題があると考えられます。
3.iPhoneが急に落ちる状況を繰り返すときは「修理」か「買い替え」を検討
iPhoneが急に落ちる状態を繰り返す場合は、セルフケアで改善することは難しいです。iPhone自体に故障や不具合があると考えられるでしょう。
この状態で使用を継続すると、急に電源がつかなくなることもあり得ます。iPhoneが突然使えなくなると大変なので、その前に修理か買い替えを検討しましょう。iPhoneの修理や買い替えはどのように進めるのか解説するので、参考にしてみてください。
3-1.修理に出す場合
iPhonが急に落ちる状態を繰り返す場合は、どこに原因があるのか突き止めて修理をする必要があります。iPhoneを修理に出す方法としては、次の2つがあります。
Apple storeまたは正規サービスプロバイダー店に持ち込む |
店舗に持ち込み修理依頼をする方法 |
Apple リペアセンターへの配送 |
インターネットから配送の手配をして修理を依頼する方法 |
iPhoneの修理は、Apple storeや正規サービスプロバイダー店で受付をしています。店舗に持ち込み、iPhoneが急に落ちることを伝えましょう。
すぐに原因が分かり簡単に改善できる場合を除き、まずはiPhoneの検査をします。そのうえで、修理にかかる料金や時間を伝え、承諾すると修理に進みます。
近くに店舗がない場合は、公式サイトからAppleリペアセンターに配送修理依頼をする方法もあります。iPhoneの修理はAppleが指定する有料の保証に加入していないと、代金が高額になる可能性があるので注意が必要です。
下記はiPhone13の修理料金の目安ですが、50,000~70,000円と高額になっています。
iPhone13の修理費用 |
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iPhone 13 Pro Max |
77,480 円 |
iPhone 13 Pro |
70,980 円 |
iPhone 13 |
57,980 円 |
iPhone 13 mini |
51,480 円 |
iPhoneの機種によっては新品のiPhone購入金額と同等になることもあるので、買い替えも視野に入れながら検討するといいでしょう。
3-2.買い替えをする場合
iPhone自体に故障や破損などの問題がある場合は、思いきってiPhoneを買い替えるのも一つの方法です。iPhoneを買い替える方法としては、次の2つがあります。
機種変更 |
現在契約をしている通信業者を利用したまま、iPhoneのみを新しく買い替える方法。 契約中の通信業者の直営店や代理店で、iPhoneを買い換えたいことを伝え手続きをする。 |
乗り換え (MNP) |
現在使用しているiPhoneの電話番号はそのままで、通信業者とiPhoneのどちらも変更する方法。新しく契約したい通信業者の直営店や代理店で乗り換えをしたいことを伝え手続きをする。(別途解約や電話番号移動の手続きが必要) |
機種変更は現在契約している通信業者を変えずに、iPhoneのみ買い替える方法です。契約中の通信業者の直営店や代理店でiPhoneを買い替えるだけなので、数時間で手続きが終わります。
乗り換えは、通信業者とiPhoneのどちらも変更する方法です。現在の料金プランや契約内容に不満がある場合は、納得のいく通信業者に変更することができます。
ただし、現在の通信業者とiPhoneの解約手続きや電話番号の引継ぎなどの手続きが必要なので、機種変更よりも料金と時間がかかります。
iPhoneを買い替えるときに利用したいのが、デジタル家電専門店ノジマが行っている「下取りサービス」です。手元に残るiPhoneを査定し、状態に応じて買取してもらえるサービスです。
ノジマの「下取りサービス」は店頭とオンラインショップで利用方法が異なります。
・店頭の場合
店舗ではノジマのモバイル会員限定で、「下取りサービス」が利用できます。関東地方を中心に268店舗(2022年2月時点)あるノジマの店舗でiPhoneの買い替え時に「下取りサービス」を利用したいと伝えます。
査定額が提示され買取に承諾した際は、査定額はノジマスーパーポイントとして付与されます。(査定によっては値段が付けられず、引取のみの場合もあります)
・オンラインショップの場合
ノジマのオンラインショップで新しいiPhoneを注文する時に「下取り」にチェックを入れます。商品とともに、下取り伝票が届きます。査定を依頼するiPhoneと下取り伝票を送るだけで、査定の手続きが完了します。(査定によっては値段が付けられず、引取のみの場合もあります)
現在使用しているiPhoneの買取が成立すれば、店舗ではポイント付与が受けられます。ノジマの「下取りサービス」を活用し、お得にiPhoneの買い替えを検討してみてください。
4.まとめ
いかがでしたか?iPhoneが急に落ちる原因が把握でき、適切な対処法が取れるようになったかと思います。最後に、この記事の内容をまとめてみると
〇状況別のiPhoneが急に落ちるときの対処法は次の3つ
1)iPhoneの画面が真っ暗になる
iosの不具合やiPhoneの充電切れ、iPhoneの破損が主な原因となる
2)iPhoneがフリーズして動かない
iosがアップデートされていない、RAM容量の不足、iPhone本体の劣化が主な原因となる
3)iPhone画面の左上にくるくるマークが表示され続けている
iosがアップデートされていない、アプリのバックグラウンド処理が続いている、アプリのアップデートを途中で中断している、Wi-Fi接続の不具合が主な原因となる
〇iPhoneの電源が急に落ちる主な原因は次の7つ
1)iPhoneのバッテリーの劣化
対処法:iPhoneのバッテリーは消耗品なので永久には使用できない。現在のバッテリー最大容量を把握することで、バッテリーが原因なのか把握できる
2)高温の場所に長時間置いている
対処法:iPhoneを涼しい場所に移動させて熱を冷ます
3)RAM容量が不足している
対処法:アプリのバックグラウンド処理を調整する
4)SIMカードの不具合
対処法:SIMカードを挿入し直して改善するか試してみる
5)アプリに不具合がある
対処法:該当アプリを削除して再起動する
6)iosを不正改造している
対処法:不正改造のない正規品のiPhoneを使用する
7)iosをアップデートしていない
対処法:最新のiosにアップデートする
〇セルフケアによる改善ができない場合は、iPhoneの修理か買い替えを検討する
この記事をもとに、iPhoneが急に落ちても焦らずに対処できるようになることを願っています。