「以前よりもごみを吸い込まなくなったけど、壊れたのかな?」
「そろそろ掃除機が限界を迎えてそうだから、掃除機を買い替えようかな?」
このように思ったことはありませんか?
掃除機は日常生活に欠かせない家電ですが、掃除機の調子が悪くなったり掃除機自体が壊れてしまったりすると支障が出てしまいます。
そのため、今使用している掃除機やこれから購入しようとしている新しい掃除機を長期的に使うための知識を得るのは非常に重要です。
そこで本記事では、掃除機の寿命や買い替えの目安となるサイン、掃除機を長持ちさせるためのコツ、新しい掃除機の選び方などを解説します。
あわせて、おすすめの掃除機や、不要になった掃除機の処分方法についてもお伝えしていきます。
目次
掃除機の平均寿命はどのくらい?寿命が近づいている症状
内閣府の経済社会総合研究所が2024年3月に発表した「消費動向調査」によると、電気掃除機の平均使用年数は7.5年でした。このうち71.2%が故障を理由に買い替えをしていることから、掃除機の寿命は約7~8年と考えられます。
また、掃除機の寿命が近づくと以下のような症状が発生するようになります。
- 掃除機の電源が入らなかったり途中で止まったりする
- 掃除機の吸引力が弱くなる
- 掃除機のモーター音がおかしくなる
- 掃除機のコードがうまく巻きとれなくなる
- 掃除機から焦げ臭いにおいがする
これらの症状について、以下でひとつずつ解説していきます。
1:掃除機の電源が入らない・途中で止まる
掃除機を使っている最中に突然止まってしまったり、そもそも電源が入らなかったりする場合は、寿命が近づいているかもしれません。
電源コードが劣化していたり、掃除機の内部にあるモーターが故障している可能性があります。
例外としては、掃除機にごみが詰まっていたり、吸引口を強くふさいで運転しているときに、モーターの過熱を防ぐための保護装置が作動して動きが止まることがあります。
その場合は、電源を抜いて30~60分程度経ってから再び掃除機を使ってみてください。それでも途中で止まってしまう場合は、故障している可能性があります。
2:掃除機の吸引力が弱い
掃除機の寿命が近づくと、ごみを吸い込む力が弱まってきます。
あまりごみが取れないと感じたら、まずは掃除機にごみが詰まっていないか確認してください。ごみ受けやノズルなどにごみが溜まっていたら、キレイに取り除きましょう。
このように掃除機自体をキレイにしても吸引力が弱まっている場合は、そろそろ寿命が近づいていると考えてください。
3:掃除機のモーター音がおかしい
掃除中に聞こえてくるモーター音が普段と違うと感じた場合、故障の可能性があります。そのほかに気になる症状がないかどうかを含めてよく観察してみてください。
掃除中に吸い取ったごみが紙パックから漏れたり、フィルターが目詰まりするなどしてモーター部に入り込み、故障につながることがあるのです。
購入してから毎回きちんと掃除後のメンテナンスをしている場合はあまり心配いりませんが、掃除機本体や付属品の清掃を怠っている場合は、使用年月とともにモーターの不具合が出る可能性があります。
4:掃除機のコードがうまく巻き取れない
キャニスター型の掃除機を使っている場合、使用後に電源コードを本体に収納します。この時、本体のボタンを押すと、一気にコードを巻き取れるはずです。
しかし、掃除機の中の部品が故障すると、コードの巻き取りがうまくいかなくなります。コードが明らかにねじれている場合は別ですが、そうでない場合は掃除機の寿命が近づいていると考えましょう。
5:掃除機から焦げ臭いにおいがする
掃除機の運転中、焦げ臭いにおいがしてきたら、すぐに電源をストップしてください。大丈夫だからとそのまま使い続けていると、発火する恐れがあるからです。
掃除機内部の故障の可能性が高いため、すぐに買い替えを検討することをおすすめします。
掃除機の負担を減らす・長く使うコツはある?
先述のような症状を起こさないためには、日ごろから掃除機に負担をかけない使い方をすることです。
ここでは、6つのコツを以下に解説します。
掃除機に衝撃を与えないようにする
掃除機は精密な部品が使われているため、繊細な取り扱いが必要です。そのため、強い衝撃を与えたり、何回も小さい衝撃を与え続けてダメージが蓄積したりすると壊れてしまいます。
掃除機を使用する際は、本体や吸引口などを勢いよく壁や家具にぶつけたりせず、床に置くときは静かにおこなうなどの丁寧な取り扱いをしましょう。
掃除機にたまったごみ捨てを定期的におこなう
掃除機の内部にごみを溜めたまま使用を続けると、詰まりの原因となって吸引力が落ちてしまうことがあります。加えてモーターに過度な負荷をかけてしまい、結果として掃除機の寿命を短くしてしまうことになります。
そのため、取り付けた紙パックは定期的に交換する、ダストカップに溜まるごみは使用のたびに捨てるといった定期的なごみ捨てをしましょう。
「過充電」を防ぐため、充電が完了したらすぐ電源タップから抜く
コードレスタイプの掃除機ではバッテリーの充電が必要になります。
しかし、正しい充電方法をおこなわないとバッテリーの寿命が短くなり、思わぬ事故を引き起こしてしまうおそれがあります。
例えば、バッテリーを充電が完了しているにもかかわらず充電をしつづけてしまうと「過充電」状態となり、過剰な発熱によってバッテリーに負荷がかかります。
そのため、充電完了後は速やかに電源タップを抜くようにしましょう。
「過放電」を防ぐため、バッテリーの充電を0%にしない
反対に、電池の容量が0%に近い状態で放置し続けることもNGです。
このような状況下ではバッテリーが「過放電」を起こし、電池の劣化を進めてしまいます。すると、内部の銅箔が溶けることで充電ができなくなるだけでなく、異常な発熱による発火、液漏れによる失明などの事故が発生する可能性もあります。
そのため、掃除機を使用した後はできる限り充電することを心掛けましょう。各メーカーでも、長期的に使用しない場合は満充電にしてから保管することを推奨しています。
電源コードを黄色テープの位置まで引き出す、赤色テープの位置以上に引き出さない
掃除機のコードについているテープは黄色と赤色の2色があります。
黄色テープは「少なくともここまでは引っ張り出すこと」を表し、この位置まで引き出さないと発熱を起こして事故につながる可能性があります。
反対に、赤色テープは「これ以上引き出してはいけないこと」を表し、これ以上引っ張ると断線を起こしてしまう可能性があります。
掃除機を使用する際は、必ず黄色テープと赤色テープの間の位置で引き出すようにしましょう。
定期的に掃除機内部・外部のメンテナンスをする
掃除機の寿命を延ばしたい場合は、定期的にメンテナンスを心掛けましょう。
例えば、以下のような手入れをおこなうだけでも掃除機の性能を落とさずに長持ちさせることができます。
- 本体やホースの表面を水拭きする(外観をきれいにする)
- フィルターを水洗いして付着した汚れを落とす(目詰まり防止)
- ノズル内のごみを吸い取る(詰まりを防ぐ)
- ブラシ部に絡みついたごみを取る(ブラシの回転率を維持する)
- センサー部を乾拭きして汚れを落とす(正常な反応状態を維持する)
ご家庭に合った掃除機の選び方・買い替え方
さまざまな掃除機がありますが、住まいの広さや掃除をしたい場所、ペットの有無などによっておすすめのタイプが以下のように変わってきます。
- 掃除スペースや時間で選ぶ
- 掃除機のヘッドタイプで選ぶ
- ごみ捨てで選ぶ
それでは、ひとつずつ解説していきます。
1:掃除スペース・掃除をする時間
1つ目は、掃除するスペースの広さや掃除をする時間から選ぶ方法です。
キャニスター型
●「キャニスター型」は一戸建てなどの広い場所を掃除する場合におすすめです。パイプを持ちながら使用するタイプのキャニスター型は吸引力が安定しているため、カーペットなどについたごみやホコリもしっかり吸い取れるのが特徴です。ペットの抜け毛などをきちんと掃除したい場合にも適しているでしょう。
また、電源コードをコンセントに挿して使う形式のため、稼働時間を気にせずに使用できます。広い場所を念入りに掃除しても、パワー不足で吸引力が弱まることもなく安心です。
スティック型
●「スティック型」はワンルームマンションなどの狭い部屋の掃除に適しており、サイズが小さいので無理なく収納できます。また、コードレスタイプのものが多いため、コンセント不要で思い立ったらすぐに使用できるのが便利です。
吸引力はキャニスター型に劣りますが、その分サッと手軽に使える利点があります。ただし、バッテリーの容量によって連続稼働時間が限られるため、一度で長時間の掃除が難しいことは理解しておきましょう。
ロボット型
●「ロボット型」は掃除をする時間が確保しにくい方におすすめです。電源ボタンを押すだけで、自動で部屋の中を動き回って掃除をしてくれます。
さらに、タイマー設定によって留守中や就寝中に自動で掃除をしてくれるので非常に便利です。機種によっては水拭きや乾拭きにも対応しています。
2:掃除機のヘッドタイプ
2つ目は、掃除機のヘッドタイプで選ぶ方法です。
モーターヘッド
●「モーターヘッド」は、吸い込み口にモーターが内蔵されています。このモーターがブラシを強く回転させることでごみを吸い取るため、強い吸引力によってカーペットについたごみなどもしっかり取れるのが特徴です。
吸引力を重視したい場合は、モーターヘッドがおすすめです。
タービンヘッド
●「タービンヘッド」は、モーターヘッドより吸引力が劣るものの、重量が軽く取り扱いやすいのが特徴です。掃除機がごみを吸い上げる際に発生する空気の力で、ブラシが回転しごみを吸い取ります。
フローリングや畳などを掃除するなど、吸引力が強力でなくてもよい場合におすすめです。
3:ごみの捨て方
3つ目は、掃除機内部に溜まったごみの捨て方によって選ぶ方法です。
紙パック式
●「紙パック式」は、吸い上げたごみをそのまま紙パックの中に溜めていきます。そのため、ある程度ごみが溜まったら紙パックを取り出して捨て、新しい紙パックと交換することになります。
なお、紙パック式の特徴は以下のとおりです。
- 毎回のフィルター掃除が不要
- ごみに直接触れずに処理できる
- 紙パック代がかかる
- ごみが溜まりすぎてしまうと吸引力が落ちる
こまめに掃除機フィルターを掃除するなどのメンテナンスが苦手な方は、紙パック式の掃除機がおすすめです。
サイクロン式
●「サイクロン式」は、遠心力を使って掃除機内のごみと空気を分別し、ごみだけをダストカップに溜めていきます。その後フィルターを通して排気されるため、排気が紙パック方式よりもきれいだといわれています。
サイクロン式の特徴は以下のとおりです。
- 排気がきれい
- ごみが溜まっても吸引力は維持される
- ダストカップやフィルターをこまめにお手入れする必要がある
- ごみを捨てる際にちりやほこりなどが舞いやすい
こまめなお手入れが苦にならずに吸引力や排気を重視したい方は、サイクロン式の掃除機がおすすめです。
買い替えにおすすめの掃除機《タイプ別》
それでは以下で、タイプ別におすすめの掃除機を紹介していきます。
1:キャニスター型
一戸建てなど広い場所をしっかり掃除したい場合や、ペットの毛などをきちんと取りたい場合に適しているキャニスター型掃除機には、さまざまな製品があります。
●軽くてもしっかり吸引「日立 CV-KP900M」
商品名 | CV-KP900M(日立 公式) |
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ヘッドの種類 | モーター式(自走式) |
集塵方式 | 紙パック式 |
重量 | 本体:2.3kg(各部品合計:3.6kg) |
価格 | 40,300円(Amazon:2024年8月現在) |
特徴 |
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日立のCV-KP900Mは軽くて小回りが効き、女性でも楽に取り扱えるのが評判となっています。緑色LEDライトによる「ごみくっきりライト」でごみを目立たせるとともに、吸込仕事率330Wの強いパワーと捕集性能の高いフィルターによってどのようなごみも逃がしません。
ワンタッチ着脱方式によりブラシホルダーが外れるため、簡単に回転ブラシを取り外して水洗いをすることができます。
ブラシの先端がループ状となっているため、髪の毛やペットの抜け毛などが絡まりにくく強力な吸引力を維持します。
●ダストカップが丸洗いできる「東芝 VC-C7」
商品名 | VC-CF32(東芝 公式) |
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ヘッドの種類 | モーター式(自走式) |
集塵方式 | サイクロン式 |
重量 | 本体:2.2kg(各部品合計:3.6kg) |
価格 | 22,500円(Amazon:2024年8月現在) |
特徴 |
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東芝のVC-CF32もコンパクトで軽いのが人気のサイクロン式掃除機です。モーターヘッドは軽量カーボン素材をしているため軽く押すだけで進み、余計な力が要りません。本体重量2.2kgと非常に軽いため、これまで掃除機の重さが原因で掃除が面倒になっていた人も、負担なく掃除をすることができるでしょう。
持ち手には握りやすさを追求して開発された「らくわざフリーグリップ」を採用しています。また、手元の動きに合わせてヘッドの向きが連動する「スイング連動」の効果により、自由な位置で握りながら小回りの効いた掃除ができます。
ごみ捨ても簡単なサイクロン方式であり、ダストカップやフィルターを丸ごと水洗いして清潔さを維持できます。
2:スティック型
場所を選ばずにすぐ掃除ができるスティック型掃除機は、ワンルームや小さめのマンションはもちろん、一戸建てで2台目の掃除機としても選ばれる製品です。
●パワフルでありながら静音性が高い「マキタ CL286FDZW」
商品名 | CL286FDZW(マキタ 公式) |
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連続使用時間 | 21分(標準) |
集塵方式 | サイクロン式 |
重量 | 本体:1.7kg |
価格 | 19,600円(Amazon:2024年8月現在) |
特徴 |
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マキタのCL286FDZWは、コンセント不要の充電式スティック型掃除機です。パワフルな吸引でありながらも風の流れを効率化する構造であるため静音性に特化しており、場所や時間を問わず手軽な掃除が可能です。
ごみ捨て方式はカプセルを外して捨てるだけなので非常に簡単で、紙パックの購入も不要です。フィルターも目詰まりしにくく、フィルターの清掃頻度は従来の6分の1で済むのでメンテナンスも楽におこなえます。
●スティックスタイルとハンディスタイルの二刀流「アイリスオーヤマ SCD-180-W」
商品名 | SCD-180-W(アイリスオーヤマ 公式) |
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連続使用時間 | 27分(標準) |
集塵方式 | サイクロン式 |
重量 | 本体:1.0kg |
価格 | 10,000円(Amazon:2024年8月現在) |
特徴 |
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アイリスオーヤマのSCD-180-Wは、他の製品と比較しても見劣りしない吸引力があります。竜巻のように吸い上げ遠心力によってごみと空気を分離させる「遠心分離サイクロン」により、空気の通り道を確保して強い吸引力を維持します。
スティックスタイルとハンディスタイルの使い分けができるので、階段や車の中など場所を問わずどこでも掃除が可能です。ブラシノズルが付属しているので、棚の隙間や家具の間などの狭いところもきれいにできます。ダストカップ脱着式で簡単にごみ捨てができ、水で丸洗いできるのでお手入れも楽におこなえます。
3:ロボット型
自動で掃除をおこなうロボット型掃除機には、手ごろな価格で購入できるものからハイスペックなものまで、さまざまな製品が揃っています。
●手ごろな価格のロボット型掃除機「Anker Eufy RoboVac G30」
出典:Anker Eufy RoboVac G30|Amazon
商品名 | Eufy RoboVac G30(Anker 公式) |
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連続使用時間 | 100分 |
集塵方式 | 大容量ダスト容器使用(0.45L) |
重量 | 2.7kg |
価格 | 29,500円(Amazon:2024年8月現在) |
特徴 |
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Anker(アンカー)のEufy(ユーフィ)RoboVac G30は、人気のRobovacシリーズのなかでも比較的低価格帯のロボット型掃除機です。厚さがわずか7センチのため、ソファの下など狭いところにも入り込んで掃除ができます。
スマートフォンの専用アプリ「Eufy Clean」を使って、掃除の開始や終了のコントロール、スケジュール設定などをおこなえます。また、掃除の際の経路を表示してどこを掃除したのかを確認することもできます。
●ごみを自動で収集機に溜める「ルンバ i715060」
出典:iRobot ルンバ i715060(i7)|Amazon
商品名 | i715060(iRobot 公式) |
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連続使用時間 | 75分 |
集塵方式 | 紙パック式(ダストビン式) |
重量 | 4.0kg |
価格 | 53,000円(Amazon:2024年8月現在) |
特徴 |
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iRobotのルンバ i715060は、自動ごみ収集機能を搭載したロボット型掃除機です。ダスト容器から自動でごみを回収してくれるため、容器がいっぱいになるまでは(最大1年間分)ごみを捨てる必要がありません。学習機能を搭載しており、部屋の環境を学習して記憶して最適なパターンによる清掃をおこなってくれます。
GoogleアシスタントやAmazon Alexa(アレクサ)などのスマートスピーカーにも対応しているため、連携すると話しかけるだけで掃除が完了するため非常に便利です。春先の花粉が多い時期などには掃除回数を増やす提案をしてくれたりと、スケジュール管理もお任せできるでしょう。
掃除機をお得に買い替えられるタイミングはいつ?
掃除機を買い替えたいと思いつつも、いつ買い替えたら良いのか分からずにそのまま使い続けている場合、掃除機をお得に購入できる3月、9月のセール時に購入しましょう。
家電量販店では決算前の3月、9月にセールをおこなうため、掃除機を含め商品の値段が安くなる傾向があるからです。
また、新商品が販売開始になると、それまで販売されていた機種が型落ち商品となり、値段が下がります。最新商品でなくても構わないので、お得に掃除機を購入したい場合は、新商品の販売開始直後を狙ってみるのもおすすめです。
ちなみに、店舗にもよりますが、月末のタイミングで商品価格が下がることがあります。
この理由は、1か月の売り上げ目標を達成するために、目標未達成の商品に関しては値下げして販売をおこなうからです。
必ず掃除機が安くなるとは限りませんが、月末にお得に購入できる可能性もあることをぜひ知っておいてください。
不要になった掃除機の処分方法は?
買い替えの際に、今まで使っていた掃除機が不要になり処分する場合、大きく分けて以下の5つの方法があります。
- 居住している自治体でごみとして処分する
- 不用品回収業者に依頼し処分する
- リサイクルショップで買取ってもらう
- オークションで売却する
- 家電量販店で下取りもしくは処分してもらう
以下で、ひとつずつ解説していきます。
1:居住している自治体でごみとして処分する
居住する自治体で、掃除機をごみとして処分することができます。
処分方法は主に、以下の3つに分かれます。
- 不燃ごみとして処分
- 粗大ごみとして処分
- 無料回収ボックスを利用
不燃ごみや粗大ごみとして処分する自治体が多いですが、札幌市のように、役所やショッピングモールなどに設けられた無料回収ボックスを通じて処分する場合もあります。
自治体によってルールが異なるため、必ず居住している市町村の回収方法を確認してください。
たとえば、以前住んでいた場所では不燃ごみとして掃除機を捨てていたとしても、引っ越し先では粗大ごみ扱いとなる場合があります。また、不燃ごみ扱いの場合は捨てる袋の指定があるのかどうか、粗大ごみの場合は収集日の確認はもちろん、収集費用はいくらかかるのかについても忘れずに確認してください。
2:不用品回収業者に依頼し処分する
不用品回収業者に掃除機を引き取ってもらうこともできます。この場合、業者が自宅まで回収に来てくれるため、掃除機を持ち運ぶ必要もなく手間がかかりません。
また、掃除機以外にも不用品がある場合はまとめて回収してもらえます。そのため、引っ越し前や断捨離などで不用品が多く出た場合は、処分の手間がかからず便利です。
一般的には回収費用を支払いますが、買取に対応している不用品業者もあるため、希望する場合は事前に確認しましょう。
注意点としては、高額料金を請求する業者に依頼しないようにしてください。
それぞれ回収費用の設定が異なるため、依頼前にホームページで会社概要や料金設定を確認することをおすすめします。
複数の業者を比較して、料金が圧倒的に高い業者は避けたほうが賢明ですし、できるだけ「お客様の声」などが掲載されている業者を選ぶと安心です。
3:リサイクルショップで買い取ってもらう
まだ使える掃除機がある場合は、リサイクルショップで買取ってもらうこともできます。買取の方法は、以下の2つです。
- 直接掃除機をショップに持参する「持ち込み」
- 自宅まで担当者が査定に来てくれる「出張買取」
店舗によっては出張買取に対応していない場合もあるため、電話やホームページで確認してください。
注意点としては、粗大ごみや不用品回収の場合とは異なり、掃除機の状態によっては買い取ってもらえない場合があります。
リサイクルショップで販売できる商品を買取るため、たとえば人気のないメーカーの掃除機や、古くて汚れているもの、壊れているものなどは買い取ってもらえません。
そのため、直接持ち込む場合は事前にショップに電話連絡を入れ、処分したい掃除機が買取対象であるかを確認することをおすすめします。
4:オークションで売却する
ヤフオクやメルカリなどのオークションを利用して掃除機を売却することもできます。
出品作業や梱包、発送作業などの手間がかかりますが、高値で販売できることもあるため、とくに処分を急いでいない場合は検討してみても良いでしょう。
オークションでは、販売成立時には、出品者が以下の手数料を支払います。
- ヤフオク:販売金額の8.8%~10%(会員種別による)
- メルカリ:販売金額の10%
- ラクマ:販売金額の6%
また、メルカリとラクマでは、出品者が送料を支払うのが一般的です。
そのため、送料や手数料をあらかじめ計算したうえで出品価格を設定しましょう。
手数料や送料を考えずに設定してしまうと、赤字になってしまう場合もあるので注意が必要です。
5:家電量販店で下取りもしくは処分してもらう
家電量販店で新品の掃除機を購入時に、古いものを処分することもできます。店舗によっては、購入せずに処分のみでも受け付けてくれる場合もあるため、事前に確認しましょう。
費用は店舗によって無料と有料の場合があります。また、下取りキャンペーンなどの実施期間中には、査定のうえ掃除機を下取りしてもらうこともできますので、店舗がどのような対応をしているかを確認してください。
ちなみに下取りをお考えの場合、デジタル家電専門店ノジマが取り入れている「下取りチェッカー」というサービスがおすすめです(ノジマの全店舗で下取りチェッカーをご利用いただけます!)。
「下取りチェッカー」は、LINE・WEBで無料下取り査定ができるサービスです。
家電を買い替えるときに、下取り価格を把握してから買い替える家電の候補が選べる嬉しいサービスです。
「下取りチェッカー」は専用アプリが不要で、LINE・WEBから手軽に下取り額査定ができます。
下取り額に納得ができたら提携店で下取り証明書を提示するだけで申し込みが完了。
面倒な手間がかからず、スムーズに手続きができます。
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まとめ
本記事では、掃除機の寿命、買い替えのサイン、長持ちさせるためのコツ、掃除機の選び方、おすすめの製品についてお伝えしました。
これまで述べたものを、以下にまとめました。
- 掃除機の寿命は7~8年(2024年8月時点)
- 寿命が近づいているサインは「電源が入らない、吸引力の低下、モーターの異音、コードの巻き取り不調、焦げ臭いにおいがする」
- 掃除機を長く使うためのコツは「衝撃を与えない、定期的に溜まったごみを捨てる、過充電・過放電の防止、黄色と赤色の間までコードを引き延ばす、定期的に掃除機内部・外部のメンテナンスをする」
- 掃除機の種類は「キャニスター型、スティック型、ロボット型」
- ヘッドの種類は「モーターヘッド、タービンヘッド」
- 主なごみ捨ての方式は「紙パック式・サイクロン式」
- 新しい掃除機は「掃除スペース、掃除をする時間、ヘッドタイプの種類、ごみの捨て方」をもとに選ぶ
- 古い掃除機の処分方法は「自治体で処分、不用品回収業者に依頼、リサイクルショップでの買取、オークションで売却、家電量販店での下取りか処分」
掃除機の買い替えを検討する際に、この記事がお役に立ちましたら幸いです。