「エアコンをつけているのに部屋が冷えない原因は何?」
「エアコンが冷えない場合にはどうやって対処したらいいの?」
ここ数年の夏の暑さは尋常じゃなく、エアコンなしでは生活できないと言っても過言ではないでしょう。
エアコンは毎シーズン使うものですが古くなってくると、「思ったように部屋が涼しくならない」と思うこともあるのではないでしょうか。
結論から言うと、エアコンで部屋が涼しくならない場合の原因や対処法、長持ちさせるコツは以下の通りです。
【エアコンの効きが悪い…部屋が涼しくならない原因】
- エアコンに汚れが溜まっている
- エアコン自体の故障
- 冷媒ガスが漏れているから
- 室外機の周辺環境によるもの
- 部屋の広さに合ったエアコンが設置できていない
【部屋が涼しくならないときに自分でできる対処方法】
- リモコンの設定をチェックする
- 室内機のフィルターを掃除する
- 室外機とその周りの汚れ、設置物をチェック
【エアコンを長持ちさせるコツ】
- こまめに掃除する
- プロにメンテナンスを頼む
また、エアコンを買い替える場合は、寿命が来てしまうと下取りに出せないため、5年以内を目安に買い替えを検討する必要があります。
そこで本記事では、エアコンの効きが悪く部屋が涼しくならない場合の原因や対処法、普段からできる対策と修理費用の相場をご紹介します。
この記事を読めば、エアコンの効きが悪く部屋が涼しくならない原因や対処法がわかるはずです。
涼しくならなくて困っている、という人はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
エアコンの効きが悪い…部屋が涼しくならない原因とは?
エアコンをつけているのに部屋が思ったように涼しくならない場合、以下のようにさまざまな原因が考えられます。
- エアコンに汚れが溜まっている
- エアコン自体の故障
- 冷媒ガスが漏れているから
- 室外機の周辺環境によるもの
- 部屋の広さに合ったエアコンが設置できていない
それぞれ詳しく解説します。
エアコンに汚れが溜まっている
エアコンは日常的に使用していくことで、フィルター部分にホコリやチリなどの汚れが蓄積されていきます。
このフィルターに汚れが溜まってしまうと、空気の通りが悪くなりエアコンの効きが悪くなってしまうのです。
その年の中で初めてエアコンを使用すると言った場合や、夏場などは最低でも1ヶ月に一度、余裕があれば2週間に一度はフィルターの汚れを取り除くようにしましょう。
エアコン自体の故障
エアコンからそもそも風が出てこない、電源がつかないといった場合はエアコン自体が故障している可能性があります。
それらに該当する場合エアコンを修理する必要があるため、取扱説明書に記載されている修理方法を試すか、修理業者に依頼するようにしましょう。
またエアコンが故障している場合、製品によって異なりますが、タイマーランプが点滅することで故障を示しているケースもあります。
故障かも、と思ったらまずはタイマーランプが点滅していないかどうかを確認しましょう。
冷媒ガスが漏れているから
エアコンは室内機と室外機に別れており、それらはパイプで繋がっています。
パイプ内には「冷媒ガス」と呼ばれる気体が充満しており、この冷媒ガスによって室内の熱を外に運び出しているのです。
パイプ部分が次のような状態になることで、冷媒ガスが漏れてしまいます。
- ひび割れ
- 破損
このことによって、室内の熱を逃がせなくなり室内が涼しくならないといったケースも存在します。
部屋が思ったより冷えない場合、室内機と室外機を繋ぐパイプに異常がないかも確認するようにしましょう。
室外機の周辺環境によるもの
室内の熱は室内機からパイプを通って室外機に繋がりそこから放出されるのですが、
- 室外機の周辺に何か物が設置されている
- 室外機自体に埃が溜まっている
このような状態では、熱が放出されにくくなります。
また、ベランダではなく庭などに室外機が設置されている場合は、草木が熱の放出を妨げているということもあるため、室外機の周辺に熱の放出を妨げるものがないかを確認しましょう。
部屋の広さに合ったエアコンが設置できていない
エアコンによって室内を涼しくする力には限度があり、その能力を超えて部屋を涼しくすることはできません。
そのため、部屋の広さに対応したエアコンを設置していない場合、故障していないにもかかわらず部屋が涼しくならないということが起こりうるのです。
部屋の広さに適したエアコンを設置するためには、購入する段階で必ず「〇〇畳用」という項目を確認し、設置予定の部屋の広さに適したエアコンを購入しましょう。
また、エアコンを家の中の別の部屋に設置するといった場合は、必ず部屋の広さが同じ部屋同士で付け替えるようにしてください。
エアコンが涼しくならないときに自分でできる対処方法
エアコンの効きが悪く部屋が涼しくならない場合、上記のようにさまざまな原因が考えられるでしょう。
原因がはっきりとわかる場合はそれに応じた対処をすればいいのですが、見当がつかないという場合は以下の3つの手順で対処してみてください。
- リモコンの設定をチェックする
- 室内機のフィルターを掃除する
- 室外機とその周りの汚れ、設置物をチェック
それぞれ詳しく解説します。
リモコンの設定をチェックする
エアコンが涼しくならない場合、まずはリモコンの設定をチェックして「冷房」に設定されているかを確認しましょう。
意外と見落とされがちなのですが、エアコンの設定が送風や除湿になっている場合は部屋を冷やす力が劣ってしまうため、思ったように涼しくならないのです。
単純なことかもしれませんが、リモコンの設定が誤っていれば他の部分をいくらチェックしても無駄になってしまうため、真っ先に確認しましょう。
室内機のフィルターを掃除する
室内機のフィルターに埃が溜まっている場合、エアコンから風を送る機能が弱まってしまうため、フィルターの掃除をしましょう。
フィルターを掃除する場合は、必ずスイッチがオフになっている状態でおこなうようにしてください。
フィルターを室外機から外し、濡れた雑巾などで埃を拭き取りましょう。
その後べランダなどで天日干しをして、完全に乾いたことを確認して室内機に取り付けてください。
生乾きのまま戻してしまうと、室内に生乾きの嫌な匂いが充満してしまうことになるため、注意が必要です。
室外機とその周りの汚れ、設置物をチェック
室内機だけではなく、室外機が汚れている場合も涼しくならないことがあります。
室内機のフィルターを掃除したのに涼しくならない場合は、室外機をチェックしましょう。
室外機は外に設置されているため、室内機よりも汚れやすい環境にあります。
熱を放出する部分が汚れていないかしっかりと確認し、汚れている場合はこちらも拭き掃除できれいにしてください。
また、室外機の周辺に熱の放出を妨げる障害物が設置されていないかも同時に確認しましょう。
もし障害物が設置されている場合は、室外機から離れた場所に置くようにしてください。
修理それとも買い替え?検討する判断基準
エアコンの効きが悪く部屋が涼しくならない際に、室外機や室内機に異常が全くない場合は故障している可能性があります。
エアコンが故障してしまうと、修理してもらうか買い替えるしか無くなってしまうでしょう。
修理を依頼した場合の費用の相場感や、買い替えの適切なタイミングを解説します。
エアコンを修理してもらう場合
エアコンを修理してもらう場合、その故障内容によって修理費用が変わってくるのです。
ここでは、三菱電機に修理を依頼した場合の、故障内容別の費用目安をご紹介します。
故障内容 |
修理料金の目安 |
リモコンから操作ができない |
14,300円~26,400円 |
電源が入らない |
14,300円~30,800円 |
室内機から風が出ない 運転ランプや数字が点滅する 室内機から風は出るが室外機が動作しない 運転後しばらくすると室外機が止まる 冷えが弱い、暖まりが弱い |
17,600円~136,400円 |
フィルター自動清掃ができない |
14,300円~55,000円 |
室内機からポコポコ異音がする |
8,800円~13,200円 |
室内機水漏れ |
8,800円~78,100円 |
※部品交換代、出張費用を含む
※全て税込表記
このように、故障内容によって修理費用は大きく変わってきます。
また、軽微な故障であれば1万円以下で修理することも可能ですが、重大な故障の場合は10万円を超えてくるケースもあるのです。
修理費用が10万円を超えてくる場合は、新しいエアコンへ買い替えを検討したほうがいいかもしれませんね。
買い替えを検討する場合
以下のケースに該当する場合は、エアコンを修理してもらうのではなく、買い替えを検討することをおすすめします。
- エアコンが古い
- 部屋の広さに適していない
- 修理費用が想像よりも高かった
エアコンを10年以上使用している場合、修理したとしてもまた故障する可能性が高く、部屋を涼しくする力も性能的に限界がある場合があります。
また、部屋の広さに適していない場合は修理してもどうにもならないでしょう。
修理費用が高額だった場合も、新品に買い替えることをおすすめします。
ここでおすすめしたいのが「下取りチェッカー」です。
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- 年式、故障の有無を問わない
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エアコンを長持ちさせるコツ
エアコンの性能を保ったまま、なるべく長持ちさせるコツを2つご紹介します。
こまめに掃除する
前述のようにエアコンは汚れが溜まっていくことで、涼しくする力が低下してしまいます。
また、汚れが溜まった状態で放置してしまうと、埃などがエアコン内部に入り込み故障の原因にもなってしまいます。
そうならないためにも、エアコンはこまめに掃除するようにしましょう。
フィルターの掃除はもちろんですが、エアコン掃除用のスプレーを使用し、内部もきれいに保つようにしてください。
プロにメンテナンスを頼む
エアコンが部屋の高所に設置されていて自分で掃除できない、汚れがしつこく付着しているといった場合は、プロの業者にメンテナンスを頼みましょう。
メンテナンス費用はエアコンの種類や汚れ具合、設置場所によって異なりますがおよそ1万円〜3万円程度と言われています。
掃除費用としては高く感じるかもしれません。
しかしプロにメンテナンスを頼むことで、涼しくする能力が高まり、エアコン自体の寿命も伸ばすことができるため、定期的にメンテナンスに頼むようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
エアコンの効きが悪く部屋が涼しくならない原因や対処法、修理費用の相場や長持ちさせるコツについて理解できたのではないでしょうか。
最後にこの記事の内容をまとめてみます。
・エアコンの効きが悪い…部屋が涼しくならない原因
エアコン自体の故障
冷媒ガスが漏れているから
室外機の周辺環境によるもの
部屋の広さに合ったエアコンが設置できていない
・部屋が涼しくならないときに自分でできる対処方法
室内機のフィルターを掃除する
室外機とその周りの汚れ、設置物をチェック
・エアコンを長持ちさせるコツ
プロにメンテナンスを頼む
この記事を参考にエアコンの効きが悪く部屋が涼しくならない原因と対処法が分かり、なるべく長持ちさせるコツや修理費用の相場がわかることを願っています。