「電動自転車の維持費用っていくらぐらいなの?」
「処分と買い替えってどっちがいいのかな?」
電気自転車は普通の自転車とは構造が違うため、維持費用や、処分する場合と買い替えた場合の比較が気になるのではないでしょうか。
維持費用は決して安いとはいえず、買い替えを検討する場合は処分する手前まで乗ってしまうと買い替えることができなくなってしまうため、購入前にしっかりとそれらを念頭に置く必要があります。
結論から言うと、電動自転車の維持費用と電動自転車のメリット・デメリット、買い替えのタイミングは以下の通りです。
【電動自転車の維持費用】
- 本体の購入代:10万円〜
- 充電費用:500円〜/月
- 故障した場合の修理代:部位によって異なる
- バッテリーの交換代:3万円〜
- 盗難保険料:5,000円〜
- 処分費用:1,000円〜
【電動自転車のメリット】
- 積載性が高く買い物や子供の送迎に適している
- アシスト力が強いため高齢の方や坂道の運転もしやすい
- 安定して速度が出せて乗り心地も快適
【電動自転車のデメリット】
- 定期的に充電をしないといけない
- モーターやバッテリーなどの交換が高価
- 車体自体は非常に高価
【電動自転車を買い替えるタイミング】
- 各パーツに寿命が来た時
- モデルチェンジ・型落ちの時期
- セールが開催された時
また、電動自転車の寿命は7年〜8年と言われており、本体の寿命がきてからで買い替えができなくなってしまいます。
そこで本記事では、電動自転車の維持費用から、電動自転車のメリットとデメリット、買い替えるタイミングを解説していきます。
▼この記事を読むと分かること
- 電動自転車の維持にかかる費用
- 電動自転車を使用するメリットとデメリット
- 電動自転車は定期的なメンテナンスが必要不可欠
- 処分するまで乗り続けた場合と途中で買い替えた場合の比較
- 電動自転車を購入する場合は手放すことまで念頭におくべき
この記事を読めば、電動自転車を運転していく場合の維持費用や電動自転車のメリット・デメリット、処分した場合と買い替えた場合の比較がわかるはずです。
電動自転車の購入を検討している、維持費用が気になる、という方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
電動自転車の維持にかかる費用
電動自転車を乗り続けていくためには、複数の維持費用が発生します。
内訳は以下の通りです。
- 本体の購入代
- 充電費用
- 故障した場合の修理代
- バッテリーの交換代
- 盗難保険料
- 処分費用
それぞれ詳しく解説していきます。
本体の購入代
電動自転車は通常の自転車と比較すると、非常に高い製品が多いです。
その価格帯は安くても10万円はするモデルが多く、性能の良いモデルになると20万円を超えるケースも珍しくありません。
電動自転車が高価である要因としては、次のように挙げられます。
- モーターやバッテリーなど通常の自転車にはない電子部品が搭載されている
- それらを保護するために耐久性が高く作られている
そのような要因から購入代金が高くなるのです。
電動自転車を購入する場合は、最低でも10万円は予算を用意しましょう。
充電費用
電動自転車は、電力を借りてモーターを駆動させてアシスト力を借ります。
そのためには定期的な充電が必要なのですが、そのための費用も維持費の中に分類されます。
充電のための費用とは非常に安価で、メーカーによって前後しますが1回フル充電するために必要な電気代は5円〜10円と言われています。
毎日運転する人でも3日に1回程度の充電で十分なため、1ヶ月あたりの費用としては高くても数百円程度でしょう。
故障した場合の修理代
電動自転車はモーターやバッテリーといった電子部品をはじめ、チェーンやギア、ブレーキなどさまざまなパーツから構成されています。
それぞれのパーツには寿命があり、日々の運転で消耗し故障してしまうことも珍しくありません。
それぞれの修理費用の目安は以下の通りです。
- タイヤ:2,000円〜
- ギア:1,500円〜
- チェーン:2,000円〜
- ブレーキ:3,000円〜
- モーター:1万円〜
モーター以外のパーツは比較的安価で修理できますが、モーターは高い場合だと3万円を超えることもあります。
各パーツが故障しないように、日頃から安全運転を心がけましょう。
バッテリーの交換代
電動自転車の維持費用として、購入代金に次いで高いのがバッテリーの交換代です。
バッテリーの寿命は3〜4年、充電回数に換算すると700〜900回ほどで交換が必要になると言われています。
寿命が来る前に何かしらの原因で故障してしまうケースもありますが、交換代金としては3万円〜4万円が相場となっています。
他の維持費と比較しても高価であるため、バッテリーのメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
バッテリーの交換方法や寿命、費用について詳しく知りたい方は以下の記事もご参照ください。
電動自転車のバッテリー寿命はいつ?寿命の原因や症状、交換費用など
盗難保険料
電動自転車に限らず、自転車全般に言えることですが万が一の際に備えて盗難保険に加入することが推奨されています。
特に電動自転車は代金が高価であり、盗難された時の損失が非常に多くなるため、多くの方が加入しています。
盗難保険料は保険会社によって前後しますが、2年以内の補償で5,000円〜加入できるケースが多いようです。
盗難が心配な方は必ず加入するようにしましょう。
処分費用
電動自転車は処分するために粗大ゴミとしての費用が発生します。
処分費用は自治体によって多少前後しますが、1,000円前後で回収できるケースが多いでしょう。
また、一点注意が必要なのが「バッテリーは分けて処分しないといけない」という点です。
バッテリーは電子部品でありリサイクルが可能なため、粗大ゴミとして出すのではなく購入したショップで回収をお願いしましょう。
バッテリーの回収費用は無料で行ってもらえる場合が多いです。
電動自転車の処分について詳しくは下記の記事でもご紹介していますのでチェックしてみてくださいね。
電動自転車を処分するなら知っておきたい!5つの処分方法の長所短所
電動自転車を使用するメリットとデメリット
そもそも、電動自転車を使用するメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
メリットとデメリットに分けて解説します。
メリット
電動自転車のメリットは以下の3つが挙げられます。
- 積載性が高く買い物や子供の送迎に適している
- アシスト力が強いため高齢の方や坂道の運転もしやすい
- 安定して速度が出せて乗り心地も快適
電動自転車には前後にカゴが搭載されているモデルが多く、積載性能が非常に高いです。そのため、買い物の際や子供の送迎時などに適しています。
また、アシスト力が強く自分の力に関係なく運転できるため、足腰の弱い高齢の方や坂道の運転が多い場合などにも適しています。
電動自転車の最大速度はそこまで速くはないのですが、一定して安定した速度を出すことができクッション性も高いため、快適に運転することができます。
デメリット
一方で、電動自転車のメリットは以下の3つが挙げられます。
- 定期的に充電をしないといけない
- モーターやバッテリーなどの交換が高価
- 車体自体は非常に高価
電動自転車は電力を借りて運転するため、定期的な充電が必要になります。1回の充電でおよそ40kmほど運転できるので、最低でも週に1回は充電が必要です。
また、前述したようにモーターとバッテリーは電子部品であり、故障した場合の費用が高価になってしまいます。
さらに、本体自体が安くても10万円以上する製品が多く、安価な買い物ではないといえるでしょう。
購入する際は、慎重に自分に適したモデルを選ぶ必要があります。
電動自転車は定期的なメンテナンスが必要不可欠
電動自転車は、通常の自転車と比較してモーターやバッテリーといった電子部品が追加で搭載されているため、定期的にしっかりとメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスを行う際は、ブレーキの効きが悪くなっていないか、車体から異音が鳴っていないか、バッテリーの充電は問題なく行えているかに注意しましょう。
各パーツが故障してしまった場合の修理費用は、記事冒頭で解説しているのでそちらをご参照ください。
また、なるべく安全運転をしたり屋内で電動自転車を保管することで、各パーツの寿命を伸ばすことができます。
処分するまで乗り続けた場合と途中で買い替えた場合の比較
電動自転車の寿命は7年〜8年と言われています。
また、上記の年数以内でも運転する頻度や距離が長い場合は、もっと早く故障することもあり得ます。
その場合は「処分」か「買い替え」の2つの選択肢があるでしょう。
電動自転車は処分の費用が高く手間もかかって大変
電動自転車を処分しようと思うと、自治体の粗大ゴミ回収サイトにアクセスし、回収日を予約、その上で回収費用の券を購入しバッテリーは別でリサイクルする必要があります。
このように、処分するためには費用が発生しますし、その手間も簡単とは言えません。
買い替えることで次の自転車をお得に購入できる
電動自転車を処分するのではなく、下取りに出し買い替えることで新しい自転車をお得に購入することができます。
その場合、本体が故障すると下取りの対象外となってしまいます。そのため、処分するまで乗りつぶす場合は買い替えることができません。
しかし、買い替えることができれば、車体の状態によっても金額は変わりますが、新しいモデルの電動自転車にお得に乗ることができます。
買い替える場合のタイミングの目安
電動自転車を買い替える目安としては、以下の通りです。
- 各パーツに寿命が来た時
- モデルチェンジ・型落ちの時期
- セールが開催された時
本体の寿命がくると処分するしかなくなってしまいますが、パーツに寿命がきた場合は修理することで乗り続けることが可能なため、買い替えの対象となります。
3年〜4年がパーツの寿命と言われています。
また、モデルチェンジやセールが開催された時期などは、新しい電動自転車が安く売りに出されるため、買い替えのタイミングとしては最適です。
より詳しく電動自転車の買い替え時期を知りたい方は以下をご参照ください。
電動自転車を買い替えるタイミングはいつ?安く購入する5つのコツ
電動自転車を購入する場合は手放すことまで念頭におくべき
電動自転車を購入した場合、本体の購入代金も高いですが維持費用も決して安いとはいえません。
また、買い替えることでお得に乗り換えることができますが、処分手前まで乗り続けると買い替えもできなくなってしまいます。
そのため、電動自転車を購入する場合は維持費用のことや処分方法など、手放すことまでを念頭に置いた上で購入するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
電動自転車の維持費用やメリットやデメリット、処分と買い替えの比較が理解できたかと思います。
最後にこの記事の内容をまとめてみます。
・電動自転車の維持費用
- 本体の購入代:10万円〜
- 充電費用:500円〜/月
- 故障した場合の修理代:部位によって異なる
- バッテリーの交換代:3万円〜
- 盗難保険料:5,000円〜
- 処分費用:1,000円〜
・電動自転車のメリット
- 積載性が高く買い物や子供の送迎に適している
- アシスト力が強いため高齢の方や坂道の運転もしやすい
- 安定して速度が出せて乗り心地も快適
・電動自転車のデメリット
- 定期的に充電をしないといけない
- モーターやバッテリーなどの交換が高価
- 車体自体は非常に高価
・電動自転車を買い替えるタイミング
- 各パーツに寿命が来た時
- モデルチェンジ・型落ちの時期
- セールが開催された時
・また、電動自転車の寿命は7年〜8年と言われており、本体の寿命がきてからでは買い替えが難しい
・電動自転車を購入する場合は手放すことまで念頭におくべき
この記事を参考に、電動自転車の維持費用や処分する場合はどうするかを、事前に理解した上で購入できることを願っています。