「パソコンを廃棄したいけど、安全な方法が分からない…」
「安全に手放したいけど、あまり複雑なことはしたくない…」
このようにパソコンを手放す方法についてお悩みではありませんか?
あまり処分する機会が無いので、いざ手放すとなるとどうすれば良いか悩みますよね。
廃棄するに当たって、データの流出も心配です。
実はパソコンは適切に処分しなければ、あなたがご心配の通り個人情報などのデータが流出してしまう危険があります。
またパソコンは「小型家電リサイクル法(https://www.env.go.jp/recycle/recycling/raremetals/law.html)」や「資源有効利用促進法(https://www.env.go.jp/recycle/recycling/recyclable/gaiyo.html)」に基づいて適正にリユース・リサイクルされる必要があり、ゴミとして収集してもらうこともできません。
とはいえ、廃棄方法が分からないからといって放置しても自宅に古いパソコンが溜まっていくばかり…
そんなことにならないよう、ここでは法律に沿った正しいパソコンの手放し方や、処分前のデータの扱い方をご紹介します。
あなたに合った方法でパソコンを安全に正しく処分できる情報をお伝えします。
早速読み進めてみてくださいね。
目次
1. 適切なパソコンの廃棄・処分方法7つ
パソコンを処分するには、いくつか方法があります。
ここでは、「小型家電リサイクル法」や「資源有効利用促進法」に則った適切な廃棄方法をご紹介していきます。
それが以下の7つです。
またそれぞれのメリット・デメリットや、各方法がおすすめな人についても説明するのであなたの状況に合った処分方法を見つけてくださいね。
1-1. 新品購入時に下取りに出す
新しいパソコンに買い替える場合は、パソコンメーカーや販売店の下取りサービスを利用して古いパソコンを処分することができます。
ここで紹介する下取りとは、
「下取りサービスを行うメーカーや店舗で新しいパソコンを購入することを条件に、古いものを無料で引き取ってもらうこと。あるいは買い取ってもらうこと。」
のことを言います。
廃棄したいパソコンが比較的新しく状態も良ければ買い取ってもらえることもあり、その分の金額は次のような方法で還元されます。
|
対象となるパソコンや、データ消去などの対応については次の表を参考にしてください。
費用 |
・無料 ・状態が良ければ現金・値引き・ポイントなどのバックあり |
対象となるパソコン |
・主要メーカーのデスクトップパソコン ・主要メーカーのノートパソコン ※HDD以外のパーツが無い、大きく損傷している場合は対象外 ※付属品の欠品や故障、自作パソコン、モニター一体型パソコンについては各社で対応が異なる |
データ消去サービス |
基本的には自身で対応 |
持ち込み or 送付 |
一般的に ・新品を店頭で購入する場合は、持ち込み ・メーカーの直販サイトなどネットで購入する場合は、送付 |
各社により若干対応は異なりますが、今まで問題なく使えていたメーカー品であれば下取りサービスを利用した廃棄を検討してみると良いですよ。
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1-1-1. 新品購入時に下取りに出す方法のメリット
下取りによってパソコンを処分することには次のようなメリットがあります。
(パソコンの状態や下取りを行うメーカー、ショップによる)
|
このように、下取りでパソコンを手放すことはお得な方法であることがお分かりですね。
1-1-2. 新品購入時に下取りに出す方法のデメリット
反対にデメリットとしては、以下のようなものがあります。
|
中でも注意するべきなのが、「新品購入から日数が立ちすぎると対応してもらえない」という点です。
多くの場合、新品が届いてから1週間〜2ヶ月以内に送付するよう注意書きがされています。
下取りに出す場合はそういった注意書きや条件もよくチェックするようにしてくださいね。
1-1-3. 新品購入時に下取りに出すのがおすすめな人
下取りサービスを利用してパソコンを手放すのがおすすめなのは、以下の条件に当てはまる人です。
|
このような場合は下取り対応してもらえる可能性も高く、現金・値引き・ポイントなどで得をしながらパソコンを廃棄することができます。
ぜひ下取りを利用して、パソコンを手放しましょう。
詳しい手順は「2. 新品のパソコン購入時に下取りに出す手順」で説明しているので、そちらを参考に早速取りかかってみてください。
またご自身でのデータ消去に自信がない場合は、「9. パソコンを廃棄する場合は必ずデータの消去・移行を行おう」も参考にしてみてくださいね。
1-2. 買い取ってもらう
廃棄するパソコンが比較的新しかったり、動作に問題が無い状態なら買取サービスを利用することができます。
パソコンは、主に以下のようなところで買い取ってもらうことができます。
|
こういった買取サービスを行う企業やお店の中でも、家電量販店は買取条件が比較的厳しい傾向があります。
逆にパソコン買取業者は、型が古かったり付属品が欠けていても買い取ってくれる場合が多いです。
そのため、処分したいパソコンに価格がつきにくい要素がある場合でも、パソコン買取業者なら意外と価格が付くということがあります。
まずは事前に買取の可否を確認することが大切です。
データ消去サービスや送付の可否も対応に差が出る部分なので、前もって確認する必要があります。
費用 |
・無料 ・価格が付けばその金額を受け取れる |
対象となるパソコン |
・主要メーカーのデスクトップパソコン ・主要メーカーのノートパソコン ※型やOS、動作状況については各社で対応が異なるため事前の確認や問い合わせが必要 ※付属品や部品が無い、大きく損傷している場合は対象外の可能性 |
データ消去サービス |
一部対応可能 |
持ち込み or 送付 |
送付可能な場合が多い ※各社で異なる |
まだまだ使えそうなパソコンの廃棄を検討されているなら、買い取ってもらうことも一つの選択肢に入れておくと良いですよ。
1-2-1. 買い取ってもらう方法のメリット
不要になったパソコンを買い取ってもらうことには、次のようなメリットがあります。
|
データの消去を行ってくれるところを選べば、お得なだけでなく安心してパソコンを手放すことができますよ。
1-2-2. 買い取ってもらう方法のデメリット
では、デメリットについても見てみましょう。
パソコンを買い取ってもらう場合には、次のようなデメリットがあります。
|
中でも、複数箇所で査定を行う手間については買い取ってもらう方法ならではのデメリットです。
しかし、査定額は買取を行う企業によって異なり、中には数万円の差が出るケースもあります。
できるだけお得に買い取ってもらうためには、このデメリットは避けては通れない道なのです。
1-2-3. 買い取ってもらうのがおすすめな人
買取サービスを利用してパソコンを手放すのがおすすめなのは、以下の条件に当てはまる人です。
|
このように、買い取ってもらう方法は、
「比較的状態の良いパソコンを処分したいけど、新しいパソコンの購入予定は無い。」
という方におすすめな方法です。
こういった場合は下取りに出すことはできませんが、単純に買い取ってもらうことは可能です。
またデータ消去を行ってくれるところを選べば、データの流出を心配せずに済みます。
買取サービスを利用してお得に、そして安全にパソコンを手放しましょう。
詳しい手順は「3. パソコンを買い取ってもらって廃棄する手順」で説明していますので、早速取り掛かってみてください。
1-3. パソコンメーカーに回収してもらう
廃棄したいパソコンが自作などではなくメーカー製のものなら、そのメーカーが回収を行ってくれます。
パソコンメーカー各社は、「資源有効利用促進法」に基づいて自社製のパソコンを適正にリサイクルする義務があり、使い終わったパソコンの回収にも対応してくれるのです。
PCリサイクルマークさえ付いていれば不良品状態のパソコンでも無料で回収してくれます。
CHECK! |
|
PCリサイクルマークは2003年10月以降に購入したパソコンに添付あるいは同梱されています。 このマークが無くても、2003年10月以降に購入したことが明確である場合は一度メーカーに問い合わせてみてください。 無料回収に応じてくれる場合もあります。 (色は画像とは異なる場合があります) |
まずはパソコンの底面や購入時の書類を確認して、パソコンが無料回収の対象になるかどうか確認してみましょう。
費用 |
・無料(PCリサイクルマークがある場合) ・PCリサイクルマークが無い場合は、3,000円〜7,000円 |
対象となるパソコン |
・回収を行うメーカー製のパソコン ※故意に破壊されているものやバラバラに近い状態のものは対象外 |
データ消去サービス |
基本的には自身で対応 |
持ち込み or 送付 |
送付可能 |
この方法なら、パソコンの状態が良くなくても無料で回収してもらえる可能性が非常に高いです。
下取りや買取に応じてもらえないような場合は、メーカーによる回収を頼ってみると良いですよ。
1-3-1. パソコンメーカーに回収してもらう方法のメリット
廃棄したいパソコンをパソコンメーカーに回収してもらうことには、次のようなメリットがあります。
(PCリサイクルマークがある場合)
|
やはり一番の利点は、破損や動作不良があっても無料で回収してもらえるという点です。
こういった利点から、メーカーによる回収はコストの心配無くパソコンを確実に廃棄できる方法と言えます。
1-3-2. パソコンメーカーに回収してもらう方法のデメリット
逆に、パソコンメーカーによる回収には次のようなデメリットも存在します。
|
メーカーによる回収では、データの消去は基本的に自身で行う必要があります。
万が一データが消去されていなくても、メーカー側でHDDの破壊などデータが流出しないような措置は行いますが、サービスとして保証されるものではありません。
※有償でデータ消去オプションを提供しているメーカーも一部あり
このことは、データの消去に自信がない方には注意していただきたいポイントです。
1-3-3. パソコンメーカーに回収してもらうのがおすすめな人
廃棄したいパソコンをメーカーに回収してもらうのがおすすめなのは、以下のような条件に当てはまる人です。
(5年以上使用、故障、損傷、付属品の紛失など)
(Apple製品はPCリサイクルマークの有無に関わらず回収可能)
|
先ほどもお伝えしましたが、メーカーによる回収はパソコンの状態が悪くても確実に廃棄できる方法の一つです。
また、回収を行ってくれるのは製造元のメーカー企業と決まっているので、依頼先の選定に迷うこともありません。
「値段のつきそうにないパソコンを深く考えずに手っ取り早く手放したい!」
とお考えなら、ぜひメーカーに回収してもらいましょう。
詳しい方法は、「4. パソコンメーカーの回収によって廃棄する手順」で説明しているので、早速始めてみてくださいね。
もし、データ消去に不安がある場合は、「9. パソコンを廃棄する場合は必ずデータの消去・移行を行おう」でその方法を紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
1-4. 自治体の回収ボックスへ投入する
廃棄したいのがノートパソコンである場合は、自治体の小型家電回収ボックスを利用できる場合があります。
各自治体には下記のような小型家電の回収ボックスが設置されていることがあり、ノートパソコンであれば回収してくれる自治体もあります。
出典:調布市
ただし、自治体によって対応が異なり、お住まいの地域で回収を行っていない場合はこの方法を利用することはできません。
そのため、まずは自治体のWebサイトから事前に
「ノートパソコンの投入が可能な小型家電回収ボックスが設置されているか」
を確認するようにしてくださいね。
この方法で廃棄する場合、費用はかかりませんが、ボックスに投入するという方法であるため送付は不可能ですし、データの消去はあらかじめ自身で行っておく必要があります。
費用 |
・無料 |
対象となるパソコン |
・ノートパソコン (故障や損傷、古さを問わず回収可能) ※投入口に入るサイズのもの ※バラバラに近い状態のものは対象外 |
データ消去サービス |
自身で対応 |
持ち込み or 送付 |
持ち込み |
このように自治体の回収ボックスの利用は、パソコンの状態やメーカーに関係なく無料で廃棄することができる気軽な方法です。
廃棄したいのがノートパソコンであるなら、一度お住まいの自治体の対応可否をチェックしてみてくださいね。
1-4-1. 自治体の回収ボックスへ投入する方法のメリット
自治体の回収ボックスを利用してノートパソコンを廃棄する方法には次のようなメリットがあります。
|
メーカーによる回収と同様、故障や動作不良があっても回収してもらえるという点は魅力的ですよね。
加えて回収ボックスの場合は、PCリサイクルマークの有無も気にする必要がありません。
こういったことから、パソコンの状態や古さを気にすることなく、とても気軽に廃棄することのできる方法と言えます。
1-4-2. 自治体の回収ボックスへ投入する方法のデメリット
自治体の回収ボックスでパソコンを廃棄するデメリットには、次のようなものがあります。
|
このように、デスクトップパソコンや回収ボックスの投入口に入らないサイズのノートパソコンは廃棄することができず、そもそも自治体によっては実施していないということが大きな難点となります。
またデータの消去は済ませた上でボックスに投入する必要がありますので、注意しましょう。
1-4-3. 自治体の回収ボックスへ投入するのがおすすめな人
お住まいの地域にノートパソコンに対応する回収ボックスが設置してあるという前提にはなりますが、以下のような人にはこの方法がおすすめです。
(サイズ目安:短い方の辺が30cm以内)
(PCリサイクルマークが無い、故障、損傷、付属品の紛失など)
|
このような条件に当てはまるなら自治体の回収ボックスへの投入は、気軽にパソコンを廃棄できる良い方法です。
面倒な手続きなどはありませんが、念の為に詳しい手順を確認したいという場合は「5. 自治体の回収ボックスへ投入して廃棄する手順」をチェックしてくださいね。
またご自身でのデータ消去に不安があるなら、「9. パソコンを廃棄する場合は必ずデータの消去・移行を行おう」でその方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
1-5. 自治体の提携業者に回収してもらう
自治体によっては、パソコンの回収を行ってくれる提携業者をWebサイトなどで紹介してある場合もあります。
パソコンの状態や種類を問わず、無料で回収を行ってくれることがほとんどなのですが、自治体によって提携業者がある場合と無い場合があります。
そのため、まずはお住まいの自治体のWebサイトを確認してみてください。
費用 |
・無料 |
対象となるパソコン |
・デスクトップパソコン ・ノートパソコン ・液晶モニター一体型パソコン ・自作パソコン (故障や損傷、古さを問わず回収可能) ※バラバラに近い状態のものは対象外 |
データ消去サービス |
基本的には自身で対応 ※有償でデータ消去オプションを提供している場合もある |
持ち込み or 送付 |
送付(多くの場合回収に来てくれる) |
これまで紹介した方法の中でも回収してもらえる条件が最も緩やかなのが、この自治体の提携業者による回収です。
いつ購入したのか分からないような古いパソコンや自作のパソコンでも回収してもらえるのは、嬉しいポイントですよね。
1-5-1. 自治体の提携業者に回収してもらう方法のメリット
自治体の提携業者に回収してもらってパソコンを廃棄するメリットは、次のようなものです。
|
やはりどんなパソコンであっても無料で回収してもらえるというのは、一番の利点です。
また、信頼できる業者に回収してもらいたいという方にとっては、自治体と連携しているという点も大きなメリットになりますよね。
1-5-2. 自治体の提携業者に回収してもらう方法のデメリット
デメリットについては、以下のようなものが挙げられます。
(有償でデータ消去を行ってくれる場合もあり) |
お住まいの地域によっては、そもそもこの方法で廃棄することができないというのは大きな難点です。
しかしそれ以外には大きなデメリットが無く、自治体が回収業者と提携しているなら利用しやすい廃棄方法と言えます。
1-5-3. 自治体の提携業者に回収してもらう方法がおすすめな人
お住まいの自治体がパソコン回収業者と提携していれば、以下の条件に当てはまる人にはこの方法をおすすめします。
(PCリサイクルマークが無い、かなり古い、故障、損傷、付属品の紛失など)
|
状態の良くないパソコンを信頼できる業者に回収してもらうことを重視しているなら、自治体の提携業者による回収が最もおすすめです。
詳しい方法は「6. 自治体の提携業者にパソコンを回収してもらう手順」で紹介しているので、早速取り掛かってみましょう。
また、データ消去に不安がある場合は「9. パソコンを廃棄する場合は必ずデータの消去・移行を行おう」でその方法を紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
1-6. 家電量販店の引き取りサービスを利用する
家電量販店に廃棄したいパソコンを持ち込めば、ほとんどの場合無料で引き取ってもらえます。
この方法では、パソコンの状態や古さを問わず無料で引き取ってもらえる可能性が高いです。
一般的な対応内容は、次の表にまとめたので参考にしてみてください。
費用 |
・無料の場合がほとんど |
対象となるパソコン |
・デスクトップパソコン ・ノートパソコン ・液晶モニター一体型パソコン ・自作パソコン (故障や損傷、古さを問わず回収可能) ※故意に破壊されているものやバラバラに近い状態のものは対象外 ※HDD以外のパーツが無い場合は対象外 |
データ消去サービス |
基本的には自身で対応 |
持ち込み or 送付 |
持ち込みの場合が多い |
ただ、各社・各店舗で対応に差が出る場合もありますので、まずはお近くの家電量販店にご自身のパソコンを引き取ってもらえるかどうか確認してみてくださいね。
1-6-1. 家電量販店の引き取りサービスを利用する方法のメリット
家電量販店で廃棄したいパソコンを引き取ってもらう方法には、次のようなメリットがあります。
|
家電量販店の引き取りサービスでは、どんなパソコンでも引き取ってもらえる可能性が非常に高いです。
「古くてメーカーの回収ではお金がかかってしまう…」
「自治体が提携している回収業者が無い…」
とお悩みの場合も、この方法なら無料でパソコンを手放すことができるはずですよ。
1-6-2. 家電量販店の引き取りサービスを利用する方法のデメリット
家電量販店で引き取ってもらう方法には、次のようなデメリットもあります。
|
この方法では、基本的に店舗への持ち込みが必要となります。
もし廃棄するのがデスクトップパソコンであれば、なかなか重労働になりますよね。
その場合は出張引き取りを行ってくれる場合もありますが、手数料が発生してしまいます。
1-6-3. 家電量販店の引き取りサービスを利用するのがおすすめな人
ここまでの内容から、以下のような場合には家電量販店の引き取りサービスの利用をおすすめします。
(PCリサイクルマークが無い、かなり古い、故障、損傷、付属品の紛失など)
|
ご自身でデータを消去する自信が無いという場合にも、店舗によってはデータ消去のためのサービスやサポートを行ってくれる場合もありますので、一度お近くの量販店に確認してみると良いですよ。
また「9. パソコンを廃棄する場合は必ずデータの消去・移行を行おう」でもデータ消去の方法を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
「7. 家電量販店の処分・引取りサービスでパソコンを廃棄する手順」では、詳しい手順を説明しています。この方法での廃棄をお考えなら、早速読み進めてみましょう。
1-7. リユース(リサイクル)業者に回収してもらう
使用済みパソコンを、リユース・リサイクルのために回収してくれる業者もあります。
そのようなリユース企業では、パソコンの種別や状態に限らず無料で回収してくれるケースがほとんどですし、データの消去を任せることも可能です。
リユース業者による回収では、一般的に以下のような対応を行っています。
費用 |
・無料の場合が多い |
対象となるパソコン |
・デスクトップパソコン ・ノートパソコン ・液晶モニター一体型パソコン ・自作パソコン (故障や損傷、古さを問わず回収可能) ※故意に破壊されているものやバラバラに近い状態のものは対象外 ※HDD以外のパーツが無い場合は対象外 |
データ消去サービス |
対応してくれる場合が多い ※有償・無償は各社により異なる |
持ち込み or 送付 |
持ち込み・送付どちらも可能な場合が多い ※各社により異なる ※送料が自己負担の場合もあり |
このように幅広い対応が可能な場合が多く、適切に業者を選ぶことができれば大変便利です。
1-7-1. リユース業者に回収してもらう方法のメリット
リユース業者に回収してもらうことでパソコンを廃棄することには、次のようなメリットがあります。
|
どのようなパソコンでも回収してもらえる可能性が非常に高く、データの消去も任せられる場合が多いです。
そのため適切な業者さえ選べれば、安心してパソコンを廃棄することができますよ。
1-7-2. リユース業者に回収してもらう方法のデメリット
リユース業者に回収してもらう方法には、次のようなデメリットもあります。
|
リユース企業では、パソコンの回収自体は無料で行ってくれますが、送料については自己負担になる場合もあるので気をつけてください。
また、データの消去も依頼したい場合には特に、業者選びを慎重に行う必要があります。
その分、手間を要するという点はデメリットと言えます。
1-7-3. リユース業者に回収してもらうのがおすすめな人
廃棄したいパソコンをリユース業者に回収してもらうのがおすすめなのは、次のような条件に当てはまる場合です。
(PCリサイクルマークが無い、かなり古い、故障、損傷、付属品の紛失など)
|
このように、廃棄するパソコンの状態が良くないことに加えて、データの消去をプロに任せることを重視している人におすすめな方法です。
「8. リユース(リサイクル)業者にパソコンを回収してもらう手順」では、詳しい手順を説明しているので、そちらを参考に早速取り掛かりましょう。
2. 新品のパソコン購入時に下取りに出す手順
ここでは、新しいパソコンの購入時に古いパソコンを下取りに出して廃棄する方法について、詳しい手順を説明します。
ぜひ参考にして、早速取り掛かってみてくださいね。
2-1. 店頭で購入・下取りを依頼する場合
店頭で新しいパソコンを購入する場合は、新品と引き換えに古いパソコンを下取りに出すのが一般的な方法となります。
店舗ではスタッフの方が案内してくれるので手順に迷うことは無いはずですが、
「古いパソコンを持っていったのに下取りに出せなかった!」
といったことのないように、そしてスムーズに購入と下取りを済ませるために店舗に出向く前に以下のことを電話などで確認しておきましょう。
(廃棄したいパソコンの機種や状態等を伝える必要あり)
(本人確認書類が必要な場合が多い)
|
店頭での下取りでは、こういった事前の確認が肝心です。
確認を終えたら、データ消去を行った上でお店へ向かいましょう。
あとは案内された通りに購入と下取り依頼をすればOKです。
2-2. ネットで購入・下取りを依頼する場合
ネット上で新しいパソコンを注文する場合は、下取りも同じサイトから申し込むことができます。
詳しい手順は、以下の2つのどちらかになるはずです。
注文時に下取りを申し込む場合 |
|
STEP① 下取りの申し込み |
新しいパソコンの注文ページで、「下取りを申し込む」などを選択する。 |
STEP② 割引き適用 |
下取り価格分、新しいパソコンが値引きされる。 |
STEP③ 必要書類の記入 |
納品された新しいパソコンに、古いパソコンの発送用伝票や下取り申し込み用紙などの必要書類が同梱されているので、指示に従って記入する。 |
STEP④ 梱包 |
廃棄するパソコンと、申し込み用紙など同梱する必要のある書類をダンボール箱に詰める。この時、緩衝材や丸めた新聞紙などで隙間を埋める。 発送用伝票は箱の表面に貼り付ける。 |
STEP⑤ 集荷依頼 |
運送業者へ集荷依頼の連絡をする。 (連絡先は伝票や案内用紙などに記載されている) |
STEP⑥ 完了 |
指定した日時に業者が集荷に来る。 古いパソコンを渡して下取り完了。 ※古いパソコンの発送には期限が設定されています。必ず期限内に発送を完了するようにしてください。 |
注文後に下取りを申し込む場合 |
|
STEP① パソコン購入 |
新しいパソコンを購入する。 |
STEP② 下取りの申し込み |
出荷後、または納品後に購入サイトで案内されている下取り申し込みページにアクセスし、案内に従って申し込みを行う。 (出荷通知メールに申し込みページのURLが記載されている場合もある) ※申し込みには期限が設定されています。必ず期限内に申し込んでください。 |
STEP③ 古いパソコンの引き渡し |
申し込みページで希望した日時に運送業者が引き取りに来るので、ダンボール箱に梱包した古いパソコンを引き渡す。 |
STEP④ 査定 |
査定完了後、査定額の連絡が来る。 内容に問題がなければ、書面や査定額の案内サイト上で「同意」する。 |
STEP⑤ 査定額の振り込み |
指定した金融機関に査定額が振り込まれたら完了。 (数日以内に振り込まれる) |
どちらの手順でも、廃棄したいパソコンを梱包する前に、データの消去を行っておきましょう。
データを消去する方法については、「9. パソコンを廃棄する場合は必ずデータの消去・移行を行おう」を参考にしてみてください。
3. パソコンを買い取ってもらって廃棄する手順
ここでは、パソコンを買い取ってもらうことで手放す方法について詳しい手順を説明します。
細かい部分は各社で異なりますので、業者やお店のWebサイトでも事前に確認するようにしてくださいね。
STEP① 買取価格を調べる |
買取を行う企業のWebサイトでは、メーカーや型番を入力すると買取金額目安が分かるようになっているので、いくつかのサイトで調べてみる。 |
STEP② 買取申し込み |
各社の買取金額目安やデータ消去オプションの有無を判断材料に、買取依頼先を決める。 Webサイトから申し込みを行う。 |
STEP③ 発送伝票受け取り |
申し込み完了後、発送用の伝票が届くので受け取る。 (ダンボールや緩衝材を一緒に送ってくれる場合もある) |
STEP④ パソコンの梱包 |
廃棄したいパソコンをダンボールに梱包する。 本人確認書類のコピーを同梱するケースが多い。 ※自身でデータを消去する場合は、梱包前に済ませておく |
STEP⑤ 引き渡し |
運送業者に集荷依頼の連絡をして、引き渡す。 (連絡先は送られてきた伝票や案内用紙などに記載されている) |
STEP⑥ 本査定 |
送付したパソコンで本査定が行われ、査定額が電話やメールで案内される。 |
STEP⑦ 査定額の振り込み |
同意後、指定した金融機関に査定額が振り込まれ、完了。 |
お得に買い取ってもらうためには、できるだけ多くの業者・量販店のWebサイトでSTEP①(買取価格目安の調査)を実施すると良いですよ。
店頭で直接買い取ってもらう場合もSTEP①を行った上で、お店へ出向きましょう。
4. パソコンメーカーの回収によって廃棄する手順
ここでは、廃棄するパソコンをパソコンメーカーに回収してもらうための手順を説明します。
まず大前提として、回収を行ってくれるのは「廃棄するパソコンのメーカー企業」のみです。
そのため、申し込みも該当するメーカーのWebサイトから行う必要があります。
各メーカーの回収依頼窓口へは、一般社団法人 パソコン3R推進協会のWebサイトから遷移することができます。
さらに、無料回収の対象となるのはPCリサイクルマークが付いているパソコンのみです。
まずはパソコンの底面や購入時に同梱されていた書類などを確認し、PCリサイクルマークがあることを確認することから始めましょう。
※Apple製品はPCリサイクルマークの有無に限らず無料回収可能です。
STEP① 回収の申し込み |
PCリサイクルマークが付いていることや、パソコンの機種を確認し、各メーカーの回収依頼窓口(Webサイト)で回収を申し込む。 |
STEP② 発送伝票受け取り |
申し込み完了後、発送用の伝票が届くので受け取る。 (郵便局の「エコゆうパック」伝票) |
STEP③ パソコンの梱包 |
データ消去を行った上で、廃棄したいパソコンをダンボール箱 or 2枚重ねにした厚手のビニール袋に梱包する。 ※重量は30kg以内、タテ・ヨコ・奥行きの3辺の合計が1.7m以内になるように注意 |
STEP④ 引き渡し |
郵便局に集荷依頼の連絡をして、引き渡す。 (連絡先は送られてきた伝票に記載されている) |
どのメーカーでも基本的にこの手順によって回収を行っています。
PCリサイクルマークが無い場合は別途料金の支払いが必要となりますので、ぜひ無料で廃棄できる他の方法を検討してみてくださいね。
5. 自治体の回収ボックスへ投入して廃棄する手順
ここでは、自治体の回収ボックスにノートパソコンを投入する手順をご紹介します。
すでにお伝えしている通り、この方法は自治体によって対応していない場合もあります。
まずは、お住まいの自治体のWebサイト等で、ノートパソコンの投入が可能な回収ボックスが設置されていることを確認しておいてくださいね。
「〇〇市(お住まいの市区町村名) パソコン リサイクル」
と検索すると、スムーズに該当ページが出てくるはずです。
回収ボックスの設置が確認ができたら、続けて以下のことも確認してください。
・ボックスの投入口のサイズ …廃棄するノートパソコンが投入できるサイズか念の為に確認 ・ボックスの設置場所 …複数箇所に設置してあるので、行きやすい場所を確認 |
投入するボックスを決めたら、データの消去を行います。
データ消去の方法については、「9. パソコンを廃棄する場合は必ずデータの消去・移行を行おう」を参考にしてください。
あとは、あなたが行きやすい回収ボックスにノートパソコンを投入すれば廃棄完了です。
6. 自治体の提携業者にパソコンを回収してもらう手順
ここでは、自治体が提携している業者にパソコンを回収してもらうための手順を説明します。
すでにお話ししましたが、自治体によっては業者との提携を行っていないケースもあります。
そのため、まずはお住まいの自治体のWebサイト等で提携業者が居ることを確認しておいてくださいね。
「〇〇市(お住まいの市区町村名) パソコン リサイクル」
と検索すると、スムーズに該当ページが出てくるはずです。
提携業者の確認が取れたら、以下の手順で進めていきましょう。
STEP① 回収の申し込み |
自治体のWebサイトに、提携業者による回収申し込みページへのリンクが記載されているので、そのページから申し込みを行う。 |
STEP② パソコンの梱包 |
データの消去を行った上で、廃棄したいパソコンをダンボール箱に梱包する。 ※重量や箱のサイズの制限に注意 |
STEP③ 引き渡し |
申し込み時に指定した日時に運送業者が回収に来るので、引き渡して完了。 |
提携業者のWebサイトにも、細かい手順や注意事項などが記載されているはずなので、そちらも必ずチェックするようにしてくださいね。
7. 家電量販店の引き取りサービスでパソコンを廃棄する手順
ここでは、家電量販店の引き取りサービスを利用してパソコンを廃棄する手順を説明します。
引き取りサービスを無料で利用する場合は、基本的にパソコンを持ち込む必要があります。
店舗ではスタッフの方が案内してくれるので、手順が分からなくて困ることはないはずです。
ただ、量販店ごと・店舗ごとに対応が異なるため、実際にお店に出向く前に以下のことを電話などで確認しておきましょう。
|
こういったことを事前に確認しておけば、行き違いが起こらずスムーズにパソコンを手放すことができますよ。
事前確認とデータの消去が終わったら、早速お店に出向きましょう。
8. リユース(リサイクル)業者にパソコンを回収してもらう手順
ここでは、リユース業者にパソコンを回収してもらうための手順を説明します。
この方法では、手順を以下の2つの段階に分けることができます。
|
それぞれ詳しく説明しますね。
8-1. 依頼するリユース業者を選ぶ
まずは、どの業者に回収してもらうか選びます。
※「パソコン 回収/引き取り」などで検索するとリユース業者のWebサイトが出てきます。
データ消去を併せて依頼する場合には、流出などが決して起こらないよう、特に慎重に選ぶようにしましょう。
信頼できる業者にできるだけ費用をかけずに回収してもらうためには、以下のようなポイントをチェックすると良いですよ。
①送付して回収してもらう場合の送料はどちらが負担するか ②データの消去サービスを行っているか(有料の場合は費用も確認) ③データ消去の証明書を発行してもらえるか(費用も確認) ④クチコミサイトなどの評価 |
データの消去を依頼する場合は、特に②③に気をつけてみてください。
③の証明書については有料にはなりますが、書面でデータを消去したことを証明してもらえます。
自分の目の届かないところで行われるデータ消去に不安を感じる場合は、証明書を発行してくれる業者に回収を依頼することをお勧めします。
8-2. 回収してもらう
依頼する業者が決まったら、実際に回収してもらいましょう。
持ち込みと送付の両方に対応している業者も多いので、それぞれの手順を説明しますね。
持ち込む場合 |
|
STEP① 事前確認 |
スムーズに回収してもらうため、Webサイトや電話で最低限以下のことは確認しておく。 ・本当に無料回収が可能か ・予約は不要か ・廃棄したいパソコン以外に必要なものは無いか |
STEP② 持ち込み |
店頭に持ち込み、パソコンを引き渡したら完了。 ※データの消去を自身で行う場合は済ませてから持ち込む |
送付する場合 |
|
STEP① 回収申し込み |
Webサイトからパソコン回収の申し込みをする。 ※業者によっては連絡や申し込みが必要ない場合もある |
STEP② パソコンの梱包 |
ダンボール箱などにパソコンを詰める。 ※重量や箱のサイズ、梱包条件が各社で異なるのでよく確認する ※データの消去を自身で行う場合は梱包前に済ませておく |
STEP③ 引き渡し |
申し込みの際に指定した日時に、運送会社が集荷に来るので引き渡して完了。 ※申し込みが不要だった場合は、業者が指定する運送会社に集荷依頼をして発送する。伝票は運送会社が持参したものを使用。 |
細かい手順は各社で異なるので、依頼する業者のWebサイトでも確認するようにしてくださいね。
またデータの消去や証明書の発行を依頼する場合には、手順が増える場合もあります。依頼方法についても、別途Webサイトや電話でご確認ください。
9. パソコンを廃棄する場合は必ずデータの消去・移行を行おう
ご紹介したパソコンの廃棄方法を見ていただくとお分かりかと思いますが、ほとんどの方法においてデータの消去はご自身で行う必要があります。
データの消去に対応してもらえる廃棄方法を選んだとしても、目の届かないところで行われる作業になるため、安心なのはやはり自分の手によるデータ消去です。
そこでここでは、自分でできるデータ消去の方法について説明します。
またデータを引き継ぐ場合に必要となってくる、データの移行方法についてもご紹介します。
どちらもパソコンを手放す前にやっておかなければならない作業となりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
9-1. データの消去方法
ご自身でデータを消去するには、次の2つの方法があります。
①データ消去用のソフトを使う ②ハードディスクを物理的に破壊する |
基本的には①の方法を、パソコンが故障していてソフトの起動が難しい場合は②の方法を選ぶようにしましょう。
それぞれの方法について詳しくご紹介します。
①データ消去用のソフトを使う |
廃棄したいパソコンが正常に稼働する場合や、新しいパソコンにハードディスクを取り付けられそうな場合は、専用のソフトウェアを使ってデータを消去することができます。 データ消去ソフトには無料でダウンロードできるものもあれば、数千円で販売されているものもあります。 どちらのソフトでもハードディスクのデータは消去することができますが、
といった傾向があります。 時間や手間がかかってもコストを抑えたいなら無料のものを、お金がかかっても手っ取り早くデータを消去したいなら有料のものを選ぶと良いですよ。 パソコン3R推進協会では、各メーカーが推奨するソフトや方法を案内しているのでそちらも確認しておきましょう。 |
②ハードディスクを物理的に破壊する |
パソコンが故障してきちんと作動しない場合や、下取りや買い取りで手放す予定ではない場合は、パソコンからハードディスクを取り出して破壊することでデータの消去ができます。 その手順は、以下の2つです。
(破壊する際は破片が飛散しないよう二重にしたビニール袋の中に入れておく) 1では通常のドライバーが、2ではトルクスドライバーが必要となりますのであらかじめ用意しておきましょう。 また、ビックカメラではハードディスクを破壊するサービスを行っています。 ドライバーが見当たらなかったり、うまく破壊する自信がなければ、こういったサービスも検討してみてください。 |
データの消去はこういった方法で行うことができます。
どちらの方法でも、手間を省こうと思えば多少のコストがかかることは留意しておきましょう。
9-2. データの移行方法
次に、データの移行方法についてご紹介しますね。
データの移行には、次のような方法があります。
データをコピーする |
古いパソコンのデータをUSBメモリやHDD、クラウドストレージなどの記憶媒体に保存し、その記憶媒体から新しいパソコンへデータをコピーする方法。 シンプルで地道な作業。 |
データ移行用のソフトを利用する |
データ移行専用のソフトウェアを使ってデータを移す方法。 ソフトによって移行できるデータの範囲が異なるので、どういったデータを移行したいかによってソフトを選ぶと良い。 |
OSのデータ移行機能を利用する |
WindowsやMac OSに備わっているデータ移行機能を使ってデータを移す方法。 どちらのOSの機能も、データ移行をアシストしてくれる。 |
データの移行にはこういった方法があります。
古いパソコンと全く同じような環境を手っ取り早く構築したいなら、データ移行用のソフトを利用するのがおすすめです。
またMacなら「移行アシスタント」を使うのが、一番スムーズな方法です。
あなたの使うOSや、どこまでのデータを移行したいかによって相応しい方法を選んでみてくださいね。
10. パソコンを廃棄・処分する際に気をつけるべきポイント
パソコンを廃棄する前にデータの消去や移行を行うことはもちろんですが、その他にも廃棄する際に気をつけておくべきことがあります。
それが次の3つです。
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こういったことに気をつけることで、データの流出リスクをより抑えることができ、コスト的にも損をせずに済むのです。
一つずつ説明していきますね。
10-1. 適切で安全な方法で廃棄する
まず、パソコンを廃棄する際は今回ご紹介したような適切で安全な方法を選ぶようにしてください。
そうでなければ、あなたの知らないところで個人情報が流出してしまったり、本体を不法投棄されるおそれがあります。
そういった事態を回避するためには、次のような方法は避けた方が良いですよ。
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データの消去に慣れていない場合は、特にこういった方法は避けるようにしてください。
10-2. 廃棄するパソコンの点検を行う
廃棄する前に、パソコンの点検を行うことも気をつけておくべきポイントです。
「処分するものなのにどうして点検が必要なの?」
と思われるかもしれませんが、パソコンの状態は少しでも良い方が無料で回収してもらえる可能性が高まります。
下取りや買い取りで手放す場合は、査定額にも影響します。
できるだけ良い状態でパソコンを手放し、あなたが損をしないためには次のような点検をするようにしてください。
(ACアダプタや説明書など購入時に付属していたもの)
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余計な費用を支払ったり査定額が減額されないために、ぜひ最終の点検を行いましょう。
10-3. 下取りや買い取りでは市場価格をリサーチする
パソコンが比較的新しい場合は、下取りや買い取りサービスを利用して手放すことになるはずですが、その場合は事前に市場価格(適正価格)をリサーチしておきましょう。
廃棄するパソコンの適正な売却価格を知っておかないと、査定額が通常より安くても気付けず損をしてしまうからです。
パソコン買い取り業者(リユース業者)のWebサイトでは、パソコンの機種やメーカーなどを入力すると買取価格の目安がわかるようになっています。
複数の業者のWebサイトでそういった価格の目安を調べることで、あなたのパソコンの市場価格が把握できるはずですよ。
できるだけお得にパソコンを手放すためには、ぜひ事前のリサーチを行ってくださいね。
11. まとめ
パソコンの適切な廃棄方法を7つご紹介しましたが、あなたに合った方法できちんと手放せそうでしょうか。
最後にもう一度、ここで紹介した廃棄方法をおさらいしましょう。
パソコンの状態や、データ消去を自分でできるかどうかによっておすすめの方法は変わってきます。
あなたにとってベストな方法を選択し、安全に、損することなくパソコンを手放しましょう。