「マウスが動かない」と困っている方はいませんか?
なかには「故障かな?」と思い、買い替えを検討している方もいるでしょう。
しかし、慌ててはいけません。
なぜなら原因によっては、簡単に復旧できるためです。
本記事ではマウスが動かない原因と対策について詳しく紹介します。
お困りの方はぜひ参考にしてください。
目次
マウスが動かない!原因をチェックしよう
マウスが動かないときは、まず原因を探りましょう。
考えられる原因は主に以下の6つです。
- 電池の寿命が来た
- 電源の接続ができていない
- 無線マウスの受信機が接続できていない
- マウスの電源がオフになっている
- マウスのセンサーにごみや汚れが付いている
- パソコン自体が動いていない
これらの原因の見極め方から紹介します。
原因① 電池の寿命が来た(無線)
1つ目の要因として、マウスの電源が切れていることが考えられます。
無線接続のマウスは電源に電池を利用しており、電池の寿命が来たり、残量が残りわずかになったりすると動作しなくなるためです。
そこで無線式のマウスを使っているのであれば、オン・オフを切り替えてみましょう。
切り替えても動かない場合は、電池切れを疑ってください。
原因② 電源の接続ができていない(有線)
有線接続の場合は、パソコンとの接続に不具合のある可能性があります。
パソコンとの接続が不完全だと、電力が供給されずマウスは動作しないためです。
USBがパソコンにしっかりと接続されているかを確認し、それでも直らないようであれば、別のUSBポートを試してみましょう。
また別のマウスやUSB機器をお持ちであれば、パソコン側のUSBポートに問題がないかを確認することもできます。
原因③ 無線マウスの受信機が接続できていない
無線マウスが動かない原因は、受信機と接続ができていないことが考えられます。
無線式マウスの接続方法は、「Bluetooth」と「USBレシーバー」の2種類です。
・Bluetooth
Bluetoothの場合は、パソコン側のBluetoothの機能がオンになっているか、マウスのペアリングが済んでいるかを確認しましょう。
・USBレシーバー
USBレシーバーの場合は、マウスに対応したUSBレシーバーをパソコンに差し込む必要があります。
※USBレシーバーとBluetoothアダプターは異なりますので、混同しないように注意してください。
ほかにも無線式の場合は、パソコンから離れすぎると操作範囲を超えてしまうため、動かなくなることもあります。
原因④ マウスの電源がオフになっている
マウスが動かない原因として、マウスの電源がオフになっていることが考えられます。
無線式マウスの場合、電池の消費を抑えるために電源のオン・オフを切り替えられるのが一般的です。
そのため電源をオフにしたことを忘れてしまうと、「マウスが使えない」と慌てることになります。
無線接続のマウスを利用している場合は、電源がオンになっているかを確認してください。
原因⑤ マウスのセンサーにごみや汚れが付いている
センサー部分にごみや汚れが付いていると、マウスの動きを感知できなくなることがあります。
例えばクリックできるけれど、マウスカーソルだけが動かないといった症状がでる場合です。
マウスの種類は大きく分類すると、光学式・トラックボール式の2種類があります。
・光学式
マウスから射出した光の反射を読み取ることで、動きを感知する仕組みです。
読み取り用のセンサーに汚れが付着していると、正確に動きを読み取れなくなり、うまく動かなくなります。
・トラックボール式
トラックボール式はボールを回すことで、マウスカーソルが移動する仕組みです。
ボールに付いたほこりやごみが内部に溜まりやすい構造のため、定期的な掃除が必要です。
内部にほこりやごみが溜まると、ボールが動かしづらくなったり、ボールの回転を正確に読み取れなくなったりします。
光学式・トラックボール式のどちらであっても、センサー部分に汚れがないかのチェックをしましょう。
原因⑥ パソコン自体が動いていない(フリーズ)
「マウスが動かない」と思っても、実はパソコンがフリーズしていたというケースもあります。
見分けるために、キーボード操作で反応があるかどうかを確認してください。
例えばWindowsの場合は「Windowsキー」、Macの場合は「commandキー」+「,(カンマ)」を押してみるといった具合です。
もしキーボードを操作しても反応がなければ、パソコンがフリーズしている可能性が高くなります。
マウスが動かないときに自分でできる対策
マウスが動かない原因がわかると、自分でできる対策もわかります。
先に調べた原因の対策方法は以下のとおりです。
■マウスが動かない原因と対策方法の一覧
マウスが動かない原因 |
対策 |
マウスのセンサーにごみや汚れが付いている |
マウスを掃除する |
|
マウスの電源・接続を確認する |
パソコン自体が動いていない |
パソコンのシャットダウンor再起動を試みる |
無線マウスの受信機が接続できていない |
設定画面でデバイスにマウスが設定されているか確認する |
この章では対策方法について詳しく解説します。
対策① マウスの掃除をする
センサーにごみや汚れが付いている場合の対策方法は、マウスの掃除です。
マウスは光学式・トラックボール式のいずれかにより、掃除方法が異なります。
・光学式マウスの場合
読み取りセンサーを硬い布なので拭くと、傷が付いて故障する原因となります。
そのため、市販の光学式マウス専用クリーナーやエアーブラシなどで掃除しましょう。
・トラックボール式の場合
ボールを取り外し、ボールと内部の汚れを拭き取ります。
内部にごみやほこりが詰まっている場合は、柔らかい歯ブラシなどで掻き出してください。
対策② マウスの電源・接続を確認する
次にマウスの電源・接続を確認します。
無線接続・有線接続のどちらかによって、手順が異なります。
・無線接続の場合
- 電池の寿命が来ていないかを確認する
電源をオン・オフにしても変化がない場合や、長い間交換していない場合は電池を交換しましょう。
- 電源をオンにする
- Bluetooth・USBレシーバーを確認する
Bluetoothのマウスの場合:パソコンのBluetooth機能がオンになっているかを確認
USBレシーバーのマウスの場合:USBレシーバーがパソコンに差し込まれているかを確認
・有線接続のマウスの場合
- USBポートにしっかりと差し込まれているかを確認する
- USBポートに不具合がないかを確認する
1に異変がなければ、USBポートに不具合がないかをお手持ちのUSB機器でチェックしましょう。
- 別のUSBポートを試してみる
パソコンの別のUSBポートに差し込んで、動作するかを確認します。
1~3をしても接続できない場合は、マウスが断線している可能性も考えられます。
対策③ パソコンのシャットダウンor再起動を試みる
フリーズなど、パソコン側の不調でマウスが動かない場合は、シャットダウンや再起動が有効です。
また「マウスの掃除」や「電源・接続の確認」をしても、動かない場合も一度試してみましょう。
対策④ 設定画面でデバイスにマウスが設定されているか確認する
ここまでの対策を実施しても動かない場合は、設定画面でデバイスにマウスが設定されているかを確認してください。
確認方法は以下となります。
■Windows 10の場合
- Windowsキーを押して「設定」を選択
- 設定画面の「デバイス」をクリック
- 「Bluetoothとその他のデバイス」の「デバイスとプリンター」を選択
- デバイス一覧にマウスが表示されているかを確認
■Macの場合(Bluetoothマウス)
- アップルメニューから「システム設定」を選択
- 「Bluetooth」を選択して、マウスが表示されているかを確認
- 「接続」をクリック
デバイスにマウスが設定されていない場合は、USBを入れ直すなどしてみてください。
それでも改善しない場合は、マウスがパソコンに認識されていない可能性があります。
まとめ
マウスが動かない場合は、まずは原因を探ってみましょう。
そのうえで以下の4つの対処法を実施してみてください。
- マウスを掃除する
- マウスの電源・接続を確認する
- パソコンのシャットダウンor再起動を試みる
- 設定画面でデバイスにマウスが設定されているか確認する
上記の対処法を実施しても、マウスが動かない場合は故障している可能性もありますので、買い替えを検討しましょう。