相模原市の埋立地、残り12年の危機!ノジマ メガソーラーパークを取材

author-avatar
下取りガイド 望月
ノジマメガソーラーパーク 相模原市の埋立地 残り12年の危機
facebookでシェアする X(Twitter)でシェアする このエントリーをはてなブックマークに追加する

相模原市南区麻溝台にあるノジマ メガソーラーパークを見学してきました。これまで環境問題についてなんとなく興味があったけれど、忙しくて調べる余裕がなかった方のための記事です。

この記事を通して、地球温暖化脱炭素など環境問題についての理解促進が深まれば幸いです。

リユースやリサイクルの正しい知識を身につけ、環境問題に対する意識が高まってくれることを望んでいます。

自分たちのごみが生活環境に与える影響

この章では、身近な環境で自分たちが出したごみが地球にもたらす影響について解説していきます。

廃棄物とは?一般廃棄物と産業廃棄物の違い

日常生活で「廃棄物」という言葉はあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、私たちが日常的に出すごみのことを指します。廃棄物は大きく分けて、「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の2種類があります。

一般廃棄物とは?

一般廃棄物とは、家庭から排出されるごみのことを指します。
燃えるごみ、燃えないごみ、リサイクル可能な資源ごみ、粗大ごみなど、家庭から出るごみが「一般廃棄物」に分類されます。

また、一般廃棄物には、事業所から発生する「事業系一般廃棄物」も含まれます。これは、事業活動に直接関係のない、小規模な事業所から出る紙ごみや容器包装ごみなどを指します。

産業廃棄物とは?

一方、産業廃棄物は事業活動に伴って発生する廃棄物のことを指します。

産業廃棄物処理法では、20種類の廃棄物が定められています。
例えば、製紙会社が発生させる「紙くず」は産業廃棄物に該当し、適切に処理される必要があります。事業者にはマニフェストに従い、これらの廃棄物が最終処分場まで適切に処理されたかを確認する「事業者責任」があります。

廃棄物の種類 一般廃棄物 産業廃棄物
廃棄物の種類

ここで注意しなければならないのが、家庭ごみを「産業廃棄物」として出せない点です。「産業廃棄物収集運搬の免許がある」と言って、家庭ごみを収集する不用品回収業者は違法です。

産業廃棄物収集運搬の免許があっても、家庭ごみを収集する資格はありません。家庭ごみを収集する免許は市役所に認められた事業者のみが持っています。

一般家庭の粗大ごみを回収できるのは「一般廃棄物収集運搬業許可」を保有している業者のみです。
「産業廃棄物収集運搬許可がある」といい、粗大ごみを回収すると主張する業者に頼む行為自体も違法ですので、ご注意ください。
そういった不用品回収業者は「一般廃棄物収集運搬業許可」を保有していないため、不法投棄される恐れがあります。
ただしい知識をつけ、不用品回収業者に依頼する際は「一般」の資格を保有しているかどうかを見極めましょう。

違法不用品回収業者に注意 一般の資格があるか確認
違法不用品回収業者に注意

また、廃棄物が適切に処理されない場合、環境に様々な影響を及ぼします。

例えば、不法投棄されたごみやごみの分別を正しくおこなわないことで有害なガスが発生し、大気汚染の原因となることがあります。特にプラスチックごみは、分解に数百年かかるため、海洋汚染や生態系への影響が深刻です。

一般廃棄物と産業廃棄物では、出し方や収集方法などルールが異なる点にも注意が必要です。次の章で、これらのルールについて詳しく説明します。

ごみ処理施設の役割、相模原市の清掃工場について

一般廃棄物と産業廃棄物、それぞれ収集する管轄が異なります。それぞれ詳しくみていきます。

一般廃棄物の処理

相模原市「南清掃工場」
相模原市「南清掃工場」

一般廃棄物のごみの分別方法やごみ収集日などのルールは市区町村(地方自治体)によって定められています。

例えば、相模原市では「相模原市役所」がごみの分別方法、市内の細かいごみ収集日などのルールを策定しています。相模原市では、地域を2つに分け、「南清掃工場」と「北清掃工場」のそれぞれが家庭から出されたごみを収集・運搬しています。相模原市の一般廃棄物最終処分場と隣接しているため、運搬コストもかからず理にかなっている。

役所のごみ処理施設では、出されたごみをさらに分別し、焼却しやすいようごみを粉砕し、役所管轄の一般廃棄物最終処分場まで運搬しています。

産業廃棄物の処理

一方、産業廃棄物は事業主である企業から排出されるごみで、処理ルールや分別ルールも異なります。産業廃棄物の処理に関する所管は、都道府県知事または政令指定都市が定めています

産業廃棄物の種類は、産業廃棄物処理法で20種類の廃棄物が定められています。この記事では詳しくは述べませんが、例えば工場からの廃油、建設現場の機材、化学薬品の廃液など事業活動に伴って排出される廃棄物が該当します。

中間処理施設とトラック
中間処理施設と収集運搬トラック

通常、企業は「中間処理施設」と呼ばれるごみ処理施設と契約し、廃棄物が最終処分場まで適切に処分されたかどうか「排出者責任」を負います。

例えば相模原市の中間処理施設として、株式会社トキオ、株式会社清和サービスなどが挙げられます。事業主はこれらの中間処理施設と契約を結び、排出者責任をもってごみを適切に処分しなければなりません

中間処理施設と契約がない事業主であれば、「産業廃棄物収集運搬許可証」を保有した業者に依頼することも可能です。株式会社アシストは、「産業廃棄物収集運搬許可証」を保有していますので中間処理場まで運搬可能で、電子マニュフェストに対応しています。

この「排出者責任」はマニフェストを通して、事業活動で排出された廃棄物が正しく最終処分場まで埋め立てられたかどうかの確認ができます。

マニフェストとは

廃棄物の処理が適切に行われたか確認するための書類。どのように処理されたか追跡することを目的としており、不法投棄されていないかどうか伝票にて確認できる。
また、「電子マニフェスト」では紙の書類でやりとりしていたマニュフェスト情報を電子化し、スムーズかつ効率的な運用と管理がおこなえる。

万が一、処分費用が安いからといって「産業廃棄物収集運搬許可証」を保有していない企業に依頼すると、排出した廃棄物が不法投棄される可能性があり、排出者責任が問われます。
これに違反すると、5年以下の懲役、もしくは1000万以下の罰金が科されます。

最終処分場の役割

最終処分場とは、焼却した廃棄物を埋める場所のことです。一般廃棄物と産業廃棄物では最終処分場の場所や埋め立て方法・管理方法が異なります。

一般廃棄物の最終処分場

家庭から出されたごみは地方自治体のごみ処理施設で処理後、「一般廃棄物最終処分場」に埋め立てられます。

ご自身の地域の一般廃棄物最終処分場の場所をご存じでしょうか?多くの方があまりご存じでないことかと思います。

例えば、相模原市の一般廃棄物の埋立地は、相模原市南区麻溝台にあります。「南清掃工場」「北清掃工場」から相模原市専用の最終処分場に運搬して埋め立てています。2024年現在は、第2期整備地に埋め立てられています。

産業廃棄物の最終処分場

一方、企業が排出した産業廃棄物は中間処理施設で処理後、「産業廃棄物最終処分場」に埋め立てられます。

「産業廃棄物最終処分場」は、一般と異なり埋め立てのルールがより厳しく設けられています。安定型最終処理場・管理型最終処理場・遮断型最終処分場と3種類の埋立地があり、廃棄物の種類によって分類されています。

最終処分場は全国各地にあり、お住まいの地域の一般廃棄物最終処分場や産業廃棄物最終処分場がどこにあるか調べてみるとよいでしょう。例えば、町田市では埋め立て処分が終了しており、現在は「東京たま広域資源循環組合」に搬入して、焼却灰をセメントの材料として資源化しています。

埋立地に埋められた廃棄物が分解されずに残り続けると、土地が汚染され、地下水にも影響を与えることがあります。

そのため、適切な分別とリサイクルをおこなうことで、資源の再利用が促進され、新たな資源の採掘や環境汚染を減らすことができます。私たち一人ひとりがごみの分別を徹底することで、環境への影響を最小限に抑え、持続可能な社会の実現に貢献できるのです。

脱炭素への一歩:ノジマメガソーラーパークとは

ノジマメガソーラーパークの看板第3駐車場
ノジマメガソーラーパークの案内看板

脱炭素やゼロカーボン、カーボンニュートラルという言葉をここ最近よく耳にすることが多いのではないでしょうか?

脱炭素やゼロカーボンはそのままの意味で、二酸化炭素(CO2)の排出をなくすことを意味しています。カーボンニュートラルの意味はカーボン=炭素、ニュートラル=中立、つまり太陽光発電などの自然エネルギーで二酸化炭素の排出を実質ゼロにしようという取り組みです。

環境省では「デコ活」という愛称を使い、国民に二酸化炭素の排出を減らし、環境に良いエコ活動・エコ生活を促しています。

それでは相模原市の「地球温暖化対策」の1つ、ノジマ メガソーラーパークについて次の章から解説します。

相模原市の一般廃棄物最終処分場の上設

ノジマメガソーラーパークとは、相模原市の一般廃棄物最終処分場の上に建設されたソーラーパネル(太陽光発電)がある広場のことです。

相模原市一般廃棄物最終処分場は第1期整備地と第2期整備地の2つがあり、その第1整備地が既に埋め立てが終わっており、その上にソーラーパネルが設置されています。

第1期整備地は昭和53年に建築が始まり、埋め立て開始は昭和54年4月(西暦1979年)から埋め立てられ、平成20年3月(西暦2008年)に埋め立てが完了しました。敷地面積は55,885㎡で東京ドーム1.2個半分、埋立期間は約29年と長い年月をかけて埋め立てられてきました。

筆者がノジマ メガソーラーパークを知った経緯は、相模原市民ではないのですがたまたま古淵鵜野森公園周辺を散歩していたところ、相模原市の「東清掃事業所」の工事現場近くを通りがかりで知りました。

相模原市の「東清掃事業所」の工事現場の案内
シゲンジャーパーク埋立中

ノジマメガソーラーパーク設立の経緯と運用

第1期調整地の埋立地は、場内の水質やガスの発生量が基準以下になるまでの間、土を寝かす必要があります。この一定期間、土を休ませている間に第1期調整地の跡地活用方法として「ノジマ メガソーラーパーク」が建設されました。

第1期調整池の埋め立て完了した時期は2008年3月です。2011年に東日本大震災があり福島第一原発では地震と津波によって、冷却システムが故障し、電気が使えなくなるという事態が発生しました。

関東近辺にお住まいの方は、計画停電があったことを覚えていますでしょうか?
このことを踏まえ、第1期整備地の上設として相模原市では、「相模原市メガソーラー導入事業」として市との協働事業者の一般公募をおこないました。

17社の応募の中から、選考委員会の審議を経て株式会社ノジマが選定されました。この発電所は、名称が「さがみはら太陽光発電所」ですが、協業事業であることを分かりやすく伝えるために「ノジマ メガソーラーパーク」と名づけられました

ここからは私の主観ですが、株式会社ノジマは相模原市に本店があり、野島廣司社長が神奈川県相模原出身であること、大手企業として世間に名があることから選ばれたと推測します。

このノジマメガソーラーパークとしての活用は20年間です。メガソーラーパークとしての活用が完了した後の活用方法として公園利用が挙げられています。

ノジマ メガソーラーパーク 掲示板 1日の発電量
※1日の発電量が確認できる掲示板、ネットでも24時間確認することができる

ネットで発電量を確認する方法はこちら「メガソーラー発電量」から確認できます。

ノジマ メガソーラーパーク概要
所在地 相模原市南区麻溝台3412-2(相模原市一般廃棄物最終処分場内
事業面積 約44,000㎡(太陽光パネル設置面積:約26,000㎡)
最大設備容量 1,880kW(1.88メガワット)
年間想定発電量 約178万kWh(一般家庭約500世帯分の年間使用電力に相当)

太陽光発電所の電気の利用と運営方法

ノジマ メガソーラーパークの施設には蓄電する設備がなく、電力会社に売電されています。地球温暖化対策に貢献するため、株式会社ノジマは売電収入の一部を市へ納付しています。

また、災害など有事の際には一般の方に電気を共有できるよう非常時電源として近隣地域へ還元できる機能を備えています。ソーラーパネル(太陽光発電所)のメリットは二酸化炭素を排出せず、環境にやさしいクリーンなエネルギーとして知られています。しかしデメリットとして夜は発電できない、多くの電気を作るためには広い場所が必要なことが挙げられます。

太陽光ソーラーパネル
ソーラーパネル

ノジマ メガソーラーパネルは相模原市と株式会社ノジマにて管理されており、月に1回ほどノジマの方が定期点検を行っているようです。

ノジマ メガソーラーパークが運営開始されて約10年経過しました。その間、台風の被害にあったことがなく、いまだ取り替えた経緯はないとのことです。確かに周辺地域を見回したところ、近隣には瓦などの飛来物が飛んでくる可能性は低そうです。

ちなみに、ノジマ メガソーラーパークにはだれでも自由に立ち入りできません。「ノジマ メガソーラーパーク」施設の見学は事前予約が必要です。
施設の見学に関することは、相模原市 環境経済局 ゼロカーボン推進課まで問合せしてみてください。見学の申込期限は、希望日の2週間前までとなっていますので事前にスケジュール調整をお願いします。

相模原市 環境経済局 ゼロカーボン推進課
〒252-5277
相模原市中央区中央2-11-15
TEL 042-769-8240

余談ですが、環境政策課の方が乗ってこられたTOYOTAの青い水素カー「MIRAI(ミライ)」で颯爽登場!されたのが一番かっこよかったです。正直、何かの戦隊ヒーローか?!と思いました。

まさか、環境推進の方がエンジン車では来られないですよね(笑)市の代表として、環境保全として水素カーを使用されている。納得です!

トヨタ TOYOTA ミライ 水素カー
TOYOTA MIRAI 水素カー

第二の最終処分場、シゲンジャーパーク

シゲンジャーパークを知るきっかけとなった「分別戦隊 シゲンジャー銀河」。
シゲンジャーパークとは、相模原市の第二の一般廃棄物最終処分場のことです。現「ノジマ メガソーラーパーク」の第一期整備地の隣に位置しています。
おそらく、このシゲンジャーのイラストがなければ私は見向きもしなかったことでしょう。

ノジマシゲンジャーパーク_シゲンジャー銀河
分別戦隊 シゲンジャー銀河

この第二の一般廃棄物最終処分場の愛称は、役割や重要性を広く伝え、ごみの減量化・資源化を進めるために一般公募され、令和6年3月に決定されました。

現ノジマ メガソーラーパーク「第一期整備地」の埋め立てが完了したあとの平成20年(西暦2008年)より埋め立てが開始されました。
埋め立て期間は令和19年(西暦2037年)までで29年間埋め立てられます。

このシゲンジャーパークの見学会は一般公募でのみ行っているようです。直近の見学会は2025年11月に開催されました。次回の実施時期が未定のようです。ごみの減量化・資源化の重要性を身近に感じたい方は、相模原市ホームページをチェックするとよいでしょう。

もうすぐ西暦2025年です、つまりあと12年しか埋め立て余力は残っていません

令和19年以降の埋め立て地は現在ありません。現在候補を探しているとのことですが、日本国土は狭く土地は限られています。

なるべくごみを出さないよう過剰な包装はやめる、使い捨てレジ袋は使わない、マイボトルを使うなど地域住民の小さな積み重ねがごみの排出量の削減につながります。

相模原市の埋立地は残り12年、延命するには

相模原市の埋立地は残り12年しか残っていません。

第3の候補地を検討中とのことですが、12年はあっという間にきます。購入時からごみに出すときのことを考えて行動する、ゴミの分別でリサイクル資源として提供する、まだ使えるものはリユースに出す、などより一層の努力が必要です。

リサイクルとリユースの違い

リユースとリサイクルの違い
リユースとリサイクルの違い

昔から「リサイクル」という言葉はなじみのある言葉でした。最近になって「リユース」という言葉をよく耳にするようになったのではないでしょうか?

リサイクルとリユースの違いを区別できていますか?
街中でみかける「リサイクルショップ」は、実は、「リユースショップ」です。リユースとは、「もう一度使う」ことを意味します。
例えば、着なくなった衣類を再販売するリサイクルショップやフリマアプリ、古い家電製品を清掃・修理して再販売する家電量販店があります。

一方、リサイクルとはその資源を使い、新たなモノを作ることを指します。
昔はリユースという言葉があまり使われていなかったため「リサイクル」という言葉が広く一般的に使われてきました。
その名残で現在も実態はリユースショップではあるけれども「リサイクルショップ」という名称が広く使用されています。

リサイクルの代表として、家庭ごみで出されている「紙」や「ペットボトル」「プラスチック」などを連想するのではないでしょうか?これらは資源として回収され、一度使われたものを原料として使い、再び新しい形状や製品にしています。

<たまプラーザ ショッピングモール内に設置された衣類回収ボックス>

たまプラーザ ショッピングプラザ 衣服リユースプロジェクト
※2024.10.13撮影 ※リユースプロジェクトが変更されている可能性があります。

近年では、大型ショッピングモールや駅構内、役所などに「衣類の回収ボックス」が多く設置されています。原型をとどめたまま海外へ輸出している企業が大半ですが、中には新しい衣類や布製品に生まれ変わらせている企業もあります。
自分が出した衣類がどこの国へ輸出されているのか、生まれ変わらせているのか調べてみるとよいでしょう。

リサイクルとリユースの大きな違いは、資源の原型をとどめているかいないかの違いです。回収されたものがどのようにリユースされているのか、リサイクルされているのか自分の目で見て確認することが大事です。

リユースもリサイクルもどちらもごみの削減にとって重要な役割を果たしています。これらの活動を通じて、地球温暖化対策として環境保護に貢献していきましょう。

ごみの分別を徹底することの重要性

リサイクルマーク
PETの「1」の意味、ご存じですか?

不要となったものを正しく分別できていますか?
プラスチックとペットボトル、ペットボトルのキャップ、食品トレイ、紙ごみの分別は特に意識されているのではないでしょうか?

なぜここまで分別する必要があるのかを考えたことはありますか?それはそれぞれの製品の材料が異なり、またリサイクル方法が異なることにあります。

燃えるゴミを効率的に燃やすために、プラスチックが燃料材として使われていることをご存じでしょうか?

焼却炉では「生ごみ」を燃やすのに高温が必要です。
生ごみは水を多く含んでいるため、温度が低くなります。プラスチックは石油を原料として作られているため非常に燃えやすく、燃焼しやすい高いエネルギーを持っています。そのため、この低温ごみを燃やすための燃料材として必要としています。少し矛盾を感じるかもしれませんが、燃料材として再利用されているのでれっきとした「リユース」です。

そのため、燃えるゴミとプラスチックごみを分別する必要があります。生ごみ自体を減らす取り組みとして、マンションだけでなく戸建てにも「ディスポーザー」の設置を推奨されてています。

廃プラスチックが有効活用されている内訳
廃プラが有効活用されている内訳

廃プラスチックが有効活用されている割合は日本全体で86%、有効活用されていない割合は14%あります。有効活用されていない廃プラは熱回収しない焼却(※1)や埋立地に埋立てられています。

廃プラスチックが有効活用されている内訳は以下の通りです。

廃プラスチックがゴミ焼却時の燃料材(※2)として使われているのは日本全体で約68%、
再び素材として利用されているマテリアルリサイクルの割合は27%、ほかの材料として生まれ変わっているケミカルリサイクルの割合は約5%です。
本当の意味で、プラスチックが新しい形となってリサイクルされている量は32%です。

※1 熱回収しない焼却とは、単純に廃棄物として処分する方法を指しています。エネルギーの有効活用がされず、大気汚染物質の排出の増加が懸念されています。
※2 ごみ焼却時の燃料材とは、前述したとおりごみ焼却時の燃料材として使われていることを指します。

参考資料:プラスチックの廃棄とリサイクル | 中学生・高校生・市民のための環境リサイクル学習ホームページ

ごみの分別を徹底することで以下のようなメリットがあります。

  • リサイクル可能な資源を再利用することで、新たな資源の採掘や購入を抑えることができます。
  • 適切に分別することで、不適切な廃棄による環境汚染を防ぎます。
  • リサイクルによって新たな製品を作り出すことで、経済活動の活性化につながります。

このように、分別の徹底は私たちの環境と未来を守るために非常に重要です。日常生活の中でごみの分別を心がけることで、持続可能な社会の実現に貢献しましょう。

買い替える際には、リユースを活用しよう

普段、新しいものを買い替える際に古いものはどうしていますか?捨ててしまってはいませんか?

たとえば大型家電の冷蔵庫や洗濯機・テレビの場合は、家電量販店にてリサイクル料金を支払って処分されているのではないでしょうか。

リユースできる家電は処分せずに下取りに出すことをおすすめします。

家電の買い替えを前提に下取りを依頼するなら、「家電専門店ノジマ」を検討してみましょう。事前に下取り価格が分かる「下取りチェッカー」を利用し、「家電専門店ノジマ」または「ノジマオンライン」で買い替えると、リサイクル料金がかからず、下取り値引きが適用されます。

下取りチェッカー ファーストビュー
下取りチェッカー

古い家電は新しい家電製品の納品と引き替えに回収されるので、手間いらずで便利です。ただし、リユースできる製品に限られるため、注意が必要です。万が一、お手持ちの古い家電製品が下取り対象外であれば、リサイクル料金がかかりますのでご注意ください

冷蔵庫・洗濯機(乾燥機)・エアコン・テレビの4品目は粗大ごみとして出せません。この4品目は「家電リサイクル法」によって処分方法が定められています。
この家電リサイクル法で処分されたプラスチックの材料の一部は、物流業界で多く利用されている「業務用パレット」として生まれ変わっています。

新しい家電製品に買い替える際は、高めの購入金額が必要になることがあります。少しでもお得に購入するためにも、下取りチェッカーの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

下取りチェッカー提携店様、募集中!

下取りチェッカーを運営する株式会社アシストは環境問題解決の一環として、二次流通網の構築支援を提案いたします。

【下取り支援ツール】下取りチェッカー

下取り支援 二次流通網 倉庫不要 下取りチェッカー
下取り支援で業務効率を改善

下取りチェッカーは、株式会社アシストが運営している一次流通企業様向けの「下取り支援ツール」です。これまで困難だった二次流通への参入を力強く支援いたします。

下取りチェッカー、または下取りチェッカーPROを活用し、「集客、査定、流通」の側面から御社へ下取りスキームを構築します。

【集客力向上】
下取りチェッカーを利用することで、より多くの顧客との接点を設けられます。

【査定の透明性】
ご要望に応じてお客様が下取りを希望する品物の買取やLINEやWEBフォームを用いた査定ツールを開発します。下取り価格は商品状態や市場価値に基づいています。

【流通の効率化】
御社のオペレーションに則した静脈物流網を構築して、下取り品の二次流通を実現いたします。下取りに出された品物は弊社の物流拠点にて管理いたします。そのため、一次流通企業様は新たな物流拠点や倉庫を必要としません

付加価値の高い下取りで他社と差別化が可能になることに加え、御社の物流拠点や倉庫を不要とすることで、業務効率を大幅に向上させ、コストを削減できます。

下取り支援 導入実績

下取り支援ツール「下取りチェッカー」および「下取りチェッカー Pro」へ導入いただいた企業は100社以上に上ります。家電量販店、携帯代理販売店、自転車販売店に導入いただいております。

詳しい「下取り支援の導入実績」は、こちらを参照ください。

24時間いつでも下取り査定

でかしこく買い替えよう

でかしこく買い替えよう