「エアコンからカタカタと異音が鳴ってるけど故障かな?」
「エアコンの故障って自分で修理できるの?」
寒い冬や暑い夏に欠かせない家電であるエアコンですが、長期間使用し続けたりメンテナンスをサボったりしてしまうとエアコンから異音が聞こえてくるケースがあります。
エアコンから異音が生じたままで放置してしまうと故障につながる原因になってしまい、エアコンの効き目も弱くなってしまうでしょう。
結論から言うと、エアコンの異音の種類や原因、自分でできる対処法や修理を依頼する方法は以下の通りです。
エアコンから生じる異音の種類
エアコンから異音がするときに自分でできる対処方法
エアコンの修理をプロに頼む方法
エアコンの修理や部品交換費用の目安
修理内容 |
費用相場 |
---|---|
室外機制御基板 |
15,000円〜 |
室外機ファンモーター |
17,000円〜 |
冷媒ガス漏れ |
14,000円〜 |
室内機ファンモーター |
28,000円〜 |
冷媒回路 |
16,000円〜 |
水漏れ |
27,000円〜 |
室内機前面パネル |
9,000円〜 |
本記事では、エアコンから異音が発生する原因や、自分で対処する方法、修理を依頼する場合の方法などを解説します。
この記事を読む事で、エアコンから異音が発生してしまった場合の対処方法や、修理を依頼する方法が分かり、エアコンを安全に長く使用し続けることができるでしょう。
目次
エアコンから異音がしても正常な場合と故障の場合がある
エアコンは室内の温度を調節してくれる非常に便利な家電ですが、空気を送り出すための構造になっていることから、エアコンから音が発生することがしばしばあります。
そういった異音の正体には、どこも故障していなくても発生してしまう場合もあれば、故障しているが故に発生してしまう異音もあり得るのです。
以降でどういった音の場合は正常なのか、故障してしまっている可能性が高いかを解説していきます。
異音の正体を聞き分けて、故障している可能性が高い場合は正しく対処していきましょう。
エアコンが正常な場合に聞こえる異音とは
エアコンから異音が聞こえてくるケースの内、どこも故障しておらず正常な場合に聞こえるケースをご紹介します。
いかに該当する異音の場合、故障かもと思うかもしれませんが、正常な可能性が高いため安心しましょう。
室内機から聞こえる音|シュルシュル・ポコポコ
エアコンの室内機、つまり室内にいて聞こえる異音で「シュルシュル」や「ポコポコ」といった音の場合は、故障ではなく正常なケースが多いでしょう。
これらの音は、室内機のパイプ内を冷媒が流れる時によく発生する音であり、除湿モードで運転している場合は頻繁に冷媒の切り替えが行われるため、聞こえやすくなっています。
上記の音が聞こえた場合は故障ではないため、気にしなくても大丈夫です。
室外機から聞こえる音|プシュプシュ・シュルシュル・ブーン
エアコンの室外機部分、つまり外で発生する異音の内「プシュプシュ」や「シュルシュル」といった音が聞こえる場合は故障ではなく正常な動作音であることが多いでしょう。
「シュルシュル」という音に関しては室内機と同様に、エアコンのパイプ内を冷媒が通る際に発生する音です。
「プシュプシュ」という音は、エアコンの運転が切り替わる際によく発生する機械音であるため、スイッチを入れた際や切る際などの切り替え時によく発生します。
また、「ブーン」という音が聞こえる場合は室外機のファンが回転して聞こえる音であるため、正常な動作音と判断して問題ありません。
エアコンの部品交換が必要な場合に聞こえる異音とは
エアコンから異音が発生するケースの内、エアコンの内部機器に不具合が発生していて部品の交換が必要な可能性が高いケースをご紹介します。
以下で紹介する異音に該当する場合は、内部部品をチェックし部品の交換を検討しましょう。
室内機から聞こえる音|カタカタ・ガタガタ
室内機から「カタカタ」や「ガタガタ」といった音が発生する場合、内部の部品に不具合が発生している可能性が高いです。
エアコンのダストボックスやフィルターが正しく取り付けられていない可能性があるため、一度外して付け直してみましょう。
それでも異音が直らない場合は、部品を交換した方が確実です。
室外機から聞こえる音|キュルキュル
エアコンの室外機から「キュルキュル」という金属音のような異音が発生している場合、室外機内部のファンヒーターに不具合が発生している可能性が高いです。
自分で付け替えることは難しいため、後述するように業者に部品の交換を依頼しましょう。
また、断続的に発生するのではなくたまにだけしか聞こえない場合は、ヒーター周辺にゴミなどが取り付いているために音が発生している可能性もあります。
一度掃除をしてみましょう。
エアコンの故障かもしれない異音とは
エアコンからいかに該当する異音が発生している場合、故障している可能性が非常に高いです。
使用を止めてなるべく早く業者に修理を依頼しましょう。
室内機から聞こえる音|ポコポコ(大きい音)
室内機から「ポコポコ」という音が聞こえる場合、前述のようにパイプ内を冷媒が通る際に発生する音であるため、正常な動作音である可能性が高いのですが、その音が大きくてうるさい場合は注意が必要です。
パイプのどこかが破損していて、水漏れや故障の原因につながってしまう可能性が高いため、業者に点検を依頼して故障している場合は修理してもらいましょう。
室外機から聞こえる音|ガゴンガゴン・ガラガラ
室外機から「ガゴンガゴン」や「ガラガラ」といった異音がなっている場合は故障している可能性が高いため、直ちに使用をやめて修理を依頼しましょう。
大きく「ガゴンガゴン」という音が発生する場合、室外機内部の部品が故障している可能性があります。
また、「ガラガラ」という音が鳴る場合、室外機のコンプレッサーやプロペラが破損している可能性が高く、そのまま使用し続けることは非常に危険です。
エアコンから異音がするときに自分でできる対処方法
エアコンから上記で紹介したような異音が発生したときに、自分でできる対処法は以下の通りです。
- エアコンを掃除する
- 虫が入っていないかチェックする
それぞれ解説します。
エアコンを掃除する
エアコンから「キュルキュル」といった音が鳴っている場合は、フィルターやファンに埃やゴミが蓄積し、空気の通りが悪くなっているときに発生する可能性が高いため、まずは掃除しましょう。
- フィルターやファンを取り外してしっかりと水洗いします。
- その後、完全に乾くまで乾燥させてください。
生乾きのまま取り付けてしまうと、異臭や故障の原因につながってしまいます。
虫が入ってきていないかチェック
エアコン内部に虫が侵入してしまっている場合に「カタカタ」といった音が聞こえるケースもあります。
そういった場合はエアコンパネルを外し目視で確認してみてください。
それでも発見できなかった場合は、内部に潜り込んでいる可能性があるため、新聞紙などを丸めて本体部分を叩いて虫を追い出しましょう。
虫が入り込んでいるのに放置したまま運転を続けると、故障の原因になってしまうためなるべく早く対処する必要があります。
エアコンの修理をプロに頼む方法
エアコンから故障が疑われる異音が発生している場合は、自分で修理をすることが難しいため、プロの業者に修理を依頼しましょう。
その際の方法を解説します。
メーカーの修理対応をチェックする
エアコンが故障した場合、まずは正規メーカーのホームページや説明書を確認し、修理対応がどうなっているか確認してください。
メーカーの保証期間内であれば、無料で修理や部品を交換してくれる可能性があったり、技術力は信頼がおけるため故障を直せる可能性が高かったりというメリットがあります。
一方で、保証期間が過ぎている場合は修理費用が高くなりがちというデメリットもあるでしょう。
代表的なエアコンのメーカーの修理対応は以下のようになっています。
メーカー |
修理対応 |
問い合わせ先 |
---|---|---|
パナソニック |
窓口へ電話で修理を依頼 |
|
三菱 |
電話もしくはインターネットから修理を依頼 |
|
東芝 |
インターネットから修理を依頼 |
|
日立 |
メール、電話、インターネットから修理を依頼 |
ご自宅のエアコンメーカーを確認し、上記の窓口から修理を依頼しましょう。
近くの専門業者に依頼する
エアコンを修理する場合、ご自宅の近くにある専門業者に依頼することで費用を抑えて修理ができるケースもあります。
エアコンの修理を専門としている業者に依頼するため、スピーディーかつ安価に対応してくれるメリットがあります。
メーカーの保証期間が過ぎている場合は、専門業者に依頼した方が費用が抑えられるでしょう。
一方で、メーカーと比較した場合に技術力に不安があるため、故障が完全に修理できる保証がない点がデメリットです。
大掛かりな故障の場合はメーカーに依頼した方が、確実に修理できる可能性が高いでしょう。
エアコン修理や部品交換の相場とは?
エアコンの修理や部品交換を依頼する場合の費用相場をご紹介します。
なお、エアコンからポコポコといった大きな音やガゴンガゴン・ガラガラという異音が発生している場合は、故障している可能性が高いためなるべく早く修理を依頼しましょう。
修理内容 |
費用相場 |
---|---|
室外機制御基板 |
15,000円〜 |
室外機ファンモーター |
17,000円〜 |
冷媒ガス漏れ |
14,000円〜 |
室内機ファンモーター |
28,000円〜 |
冷媒回路 |
16,000円〜 |
水漏れ |
27,000円〜 |
室内機前面パネル |
9,000円〜 |
参考:
賃貸の場合は大家さん・管理会社に一度確認する
賃貸物件に暮らしている場合、エアコンなどの取り付け家電が故障した場合は、大家さんや管理会社に連絡することで対応してくれるケースがあります。
使用年数が古く、前の居住者から続けて使用している場合、大家さんが費用を負担してエアコンを修理・交換してくれる可能性が高いです。
自分で修理を依頼するのではなく、まず一旦大家さんや管理会社にエアコンが故障した旨を連絡しましょう。
そうすることで費用をかけずに故障を直せる可能性があります。
エアコンは故障する前に買い替えを検討しよう
エアコンは耐久年数が5年以上と比較的家電の中では長持ちしますが、寿命がきてからでは下取りができず、処分して新しいエアコンを買う選択しかできなくなってしまいます。
故障していない段階で新しいモデルに買い替えたい場合は、なるべく早いうちから検討しましょう。
ここでおすすめしたいのが「下取りチェッカー」です。
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まとめ
いかがでしたか?
エアコンから異音が生じる原因や対処方法、修理を依頼する方法や修理費用の目安が理解できたのではないでしょうか。
最後にこの記事の内容をまとめてみます。
エアコンから生じる異音の種類
- シュルシュル
- ポコポコ
- プシュプシュ
- シュルシュル
- ブーン
- カタカタ
- ガタガタ
- キュルキュル
エアコンから異音がするときに自分でできる対処方法
- エアコンを掃除する
- 虫が入っていないかチェックする
エアコンの修理をプロに頼む方法
- メーカーの修理対応をチェックする
- 近くの専門業者に依頼する
- エアコン修理や部品交換の相場とは?
- 賃貸の場合は大家さん・管理会社に一度確認する
エアコンの修理や部品交換費用の目安
修理内容 |
費用相場 |
---|---|
室外機制御基板 |
15,000円〜 |
室外機ファンモーター |
17,000円〜 |
冷媒ガス漏れ |
14,000円〜 |
室内機ファンモーター |
28,000円〜 |
冷媒回路 |
16,000円〜 |
水漏れ |
27,000円〜 |
室内機前面パネル |
9,000円〜 |
この記事を読んでエアコンを長く安全に使用し続けられることを願っています。